自動車保険に加入するのは大変な作業で、適切な会社にしないとかなり高額になる可能性があります。安心でお得な自動車保険を探しているなら、あいおいニッセイ同和損保はきっと候補のひとつになるはずです。しかし、どうすれば良い選択となるのでしょうか?
今回は、あいおいニッセイ同和損保の自動車保険について、一般の方やプロの方がどのように考えているのかを見ていきます。さらに、口コミやネットの評価も見ていきますので、信頼できる良い自動車保険を探している方は読み進めてみてください。
Contents
あいおいニッセイ同和損害保険のご紹介
まずはあいおいニッセイ同和損保の成り立ちなどを紹介します。(以下はあいおいニッセイ同和損保やあいおいニッセイ、あいおいなどの略称で記載します)
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、1907年に火災保険・海上保険会社として設立されました。その後、自動車保険にサービスを拡大し、幅広い補償内容を提供しています。あいおいニッセイ同和損保社では、お客さまのニーズに合わせたさまざまな補償を提供することで、信頼性が高く、手頃な価格の自動車保険会社として高い評価をいただいています。
あいおいは現在、三井住友海上とともに「MS&ADインシュアランスグループホールディンクス」の子会社でもあります。損保ジャパン、東京海上日動と並び、あいおいと三井住友海上は「メガ損保」と呼ばれる大手損害保険会社の一角ではありますが、三井住友とあいおいは実質同グループに属している会社と認識してください。
損保業界に在籍している身として「あいおい」と聞くと「トヨタ」をイメージします。トヨタのさまざまな保険をあいおいが請け負っています。トヨタの業績が順調に成長すれば自ずとあいおいの業績も伸びる傾向にあります。
あいおいニッセイ同和損保に対するお客さまの評価とインターネットでの評判
実際のお客様の評価はどのようになっているか見ていきましょう。まずはオリコンの評価から見ていきます。オリコンの評価は総合点が73.7点。代理店型では6位。ネット型を含めると13位となっています。各項目別で一番順位が高かったのがロードサービス。反対に一番順位が低かったのは商品の中身・充実度です。
第三者機関のウェブサイトにおけるレビューの一部を抜粋しますと、良い評価をされた方は以下のようなコメントが記載されています。
- スタッフが丁寧。各部門で専門担当者がしっかり対応、説明をしてもらったので最後まで安心してお任せすることができました
- 補償内容が細かく設定できる。事故などの対応も状況に合わせて、代理店とともにタイムリーにしてくれてたところが良い
- 他社と違ってアジャスターがこちらの事を第一に考えてくれて丁寧!しかも他社に比べてメチャクチャ強い!!!
- 故障でレッカー対応だったが、直ぐに連絡がつき、迅速に手配してもらい、タイムロスが少なくて済んだ。
以上のようなコメントが寄せられています。反対に悪い評価・気になる点などのコメントは以下のようになります。
- その後担当者が変わり経過を報告するとの事で待っていたが中々報告が無くこちらから保険会社へ電話して確認した。相手が迷っているとの事。説明を早く欲しかった。
- 対応はタイムリーだったと思うが、経過報告の更新はタイムラグのせいかわからないが、少し遅いように思ったので、もう少しタイムリーになってほしい。
- 相手が修理してないのに、修理代の請求が有り、保険を使うことに成ってしまった。修理済みの確認をしてから手続きをしてほしい。
- 事故原因より状況で結果ありきの解決だった。保険会社どうしの馴れ合いがあるように思う。責任割合の精細が要るのではないか。
以上のようなコメントがありました。良い評価でタイムリーな対応を評価する反面、経過報告のタイムラグがあったと評価する方もいますので、この点については担当者や代理手などの対応によりばらつきがあると見られます。
あいおい独自の自動車保険サービスはあるのか?
他社には無い、あいおいだけの自動車保険のサービスは調べる限りありません。しかし、ネット型には無い補償があります。主な補償としては以下のものになります。
- 車両無過失事故特約:追突されるような相手が100%過失を負う事故で車両保険を使う場合、等級に影響のないノーカウント事故として車両保険が利用できる。
- 新車特約:車が修理できない場合や修理費が設定した車両保険の金額を上回る損害。修理費が新車保険価額の50%以上の場合に新車保険金額を限度に新しい車の購入費用を支払う。
- 地震・噴火・津波「車両全損時定額払」特約:地震・噴火・津波により全損となった場合に定額で50万円を支払う。
- 日常生活事故型弁護士費用:自動車事故に加えて日常生活事故によって被害を被りあなたの身体や財物に損害が生じた場合に弁護士に相談や賠償請求などを依頼することができる。
他にもネット型にはない大手損害保険会社ならではのサービスはありますが、目に見えて役立つ補償内容は上記のようなものになります。
自動車事故のサポート体制は万全か?
自動車事故の対応については先ほどのコメントの記載にありましたが、良い評価もあれば悪い評価もあります。私は普段より代理店として事故の対応をさまざまな契約者や保険会社の担当者とやり取りをしているので分かりますが、事故の対応は会社単位、担当者単位で大きく異なります。
そのため誰にとっても事故の対応が良い会社、誰に対しても対応が悪い会社というのはありません。そこで当サイトでは口コミだけのサポート体制で評価するのではなく、事故サポートの拠点数や代理店数など客観的な数字を根拠として検証します。
【あいおいニッセイ同和損保各部署拠点数】
・営業部・支店 94か所
・営業課・支社・室 343か所
・損害サービス部 27か所
・サービスセンター・サービスオフィス・ほか 182か所
【あいおいニッセイ同和損保代理店数】
・全国1136店
以上になります。部署などを見てもどのような組織形態なのかわかりづらいと思いますので解説します。営業部・支店というのは全国の主だった拠点になります。自治体に例えますと都道府県のような組織です。営業部や支店の下に営業課・支社・損害サービス部などが組み込まれます。自治体に例えると市町村のような組織です。
営業部や営業課、支店、支社は自動車保険の契約者に携わる部署ではなく、代理店の指導やサポート、代理店を拡大するための営業などを行う部署です。
事故などで事故の相手や契約者と接するのはサービスセンターになります。サービスセンターが182箇所というのは全国のさまざまな場所までカバーされているということになります。
そして、直接契約の手続きや事故の窓口としての役割を持つ代理店数も1136店全国にあるのでサービスセンター、代理店ともに身近な存在として事故の対応や契約の手続きの説明まで訪問や現場調査などを実施することができます。
以上のように事故の対応について満足できるかどうかは担当者レベルにより異なりますが、事故が発生した後のあなたや相手とのやり取り、事故の調査などについては全国に張り巡らされている各部署が連携しサポートできる体制が整っています。
まとめ。あいおいニッセイ同和損保の自動車保険は良いのか?
以上があいおいについての説明になります。結論としてあいおいが良いかというと、代理店型の保険を選ぶ方にとってみると良い会社となります。理由は自動車保険の補償内容について他社と遜色のない補償内容である点と全国の隅々まで代理店や事故サポートセンターが存在している点です。
ネット型の保険の安さは魅力ですが、自動車保険の補償内容や自分以外の家族も運転する場合に最適なプランになっているか、良い補償はどのようなものか調べるのが苦手という方には代理店型のあいおい損保はおすすめです。
しかし、代理店型の中であいおいがベストかというとそうではありません。自動車保険の保険料や信頼のおける代理店など他の保険会社と比較した上で検討することをお勧めします。