失敗しない自動車保険の見直しかた
  • ページメニュー一覧
    • 乗り換え(切り替え)・見直しについて
    • 保険のプロ直伝、お得な情報やとっておきの情報
    • 各保険会社・保険業界の研究
    • 年齢・車種別の保険内容を検証
    • 自動車保険の付随知識
    • 自動車保険の基礎知識
  • 運営者について
  • 運営者:河原あたる
    保険代理店に勤める現役の
    保険営業マン。

    代理店に勤める前は
    ペーパードライバー。

    保険業界に入るまで
    自動車保険の知識は全くなかった。

    現在では年間700件以上の
    自動車保険の新規・変更手続き、

    年間300件以上の
    自動車事故の対応を行う。

    自動車事故の場合には
    直接現場に行き、

    契約者と相手との交渉なども行う。

    自動車保険の知識ゼロから様々な経験を重ねることで理解した知識を、

    もっと多くの人に知ってほしいと願い、このサイトを立ち上げる。 Read More…

  • サイト運営情報
    • プライバシーポリシー(個人情報保護方針)
    • 免責事項
    • お問い合わせフォーム
    • サイトマップ

失敗しない自動車保険の見直しかた

補償も料金も安心な自動車保険の見直しかた

トップページ > 各保険会社・保険業界の研究
  • HOME
  • 運営者プロフィール
  • 自動車保険の基礎知識
  • 自動車保険用語解説
トップページ > 各保険会社・保険業界の研究

各保険会社・保険業界の研究

いいね! 0 はてブ 0 ツイート LINE
  • 自動車保険に関するAIG損保の実績・評判を探る
  • あいおいニッセイ同和損保の自動車保険を徹底解説。あいおいニッセイ同和損保の自動車保険の評判はどうなのか?
  • セコム損害保険の自動車保険について徹底調査! 意外と評価の高い会社?
  • 三井ダイレクトは評判良い?〜保険料や事故対応などで他社と比較〜
  • セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」は本当に安いのか?事故対応は?
  • イーデザイン損保の自動車保険の評判・保険料を徹底分析
  • 「アクサダイレクトは評判悪いけど安いから入ろうか悩んでいる」そんなあなたに読んでほしいアクサダイレクトの評価について
  • チューリッヒ自動車保険の保険料や評判を知りたい!〜実際の保険料や評判を徹底調査〜
  • 【口コミから検証】ソニー損保の自動車保険の評価、事故の評判はどう?
  • SBI損保の自動車保険は安心?評判や事故対応について詳しく解説
  • 自動車共済を検討した時に知っておくべき知識
  • 保険のプロがおすすめする評価の高い通販型自動車保険
  • 通販・代理店・共済の3つの保険の仕組みを理解して自分のこだわりを持つ

自動車保険に関するAIG損保の実績・評判を探る

「自動車保険を新たに入りたい、見直したいと考えた時に周りの人から「AIG損保」という会社で入っているという話を聞きました。しかし、AIG損保という会社が具体的にどのような会社なのか良く解らないので詳しく知りたい。」

このような相談を時折いただきます。AIG損保という会社に馴染みのない方は多いです。そこで今回はAIG損保という会社についての解説と自動車保険としてAIG損保の特徴や評判などについて詳しく解説していきます。

この記事を見ることでAIG損保に安心して自動車保険に加入できる。AIG損保の自動車保険の特徴が掴めたので他の保険会社と比較検討ができる。そのような内容になっています。

AIG損保の会社概要を解説

それではAIG損保の会社概要について解説していきます。AIG損保の正式会社名は「AIG損害保険株式会社」になります。以下の文章では「AIG損保」や「AIG」と略称で記載します。AIGはAIU損害保険と富士火災海上保険の2社が合併し2018年1月からAIG損保となりました。AIGの大元はニューヨークに本社を置く多国籍金融サービス企業です。米国、フランス、ドイツ、英国など31カ国に拠点を置いています。AIGは、生命保険、損害保険、商業銀行、資産運用など、幅広いサービスを提供しています。AIGはまた、米国やその他の国々の顧客に様々な自動車保険 を提供しています。

以上のように現在は外資の損害保険となっていますが、合併前の富士火災は日本の損害保険として歴史ある会社だったので外資と日本型の両方の社風が混在している会社となっています。私は普段から損害保険の代理店として様々な保険会社の商品や業界の方と接していますが、AIG損保といったら「法人保険に強い」というイメージがあります。

例えば、法人向けの怪我や労災などの補償をする商品がありますが、他の会社では怪我に特化した商品になりますが、AIGの商品はさらに病気で入院した時にも補償されます。医療保険と同じような補償を受けることができる優れた商品になります。

このようにAIG損保については世界的なAIGグループの一員として日本で大きく展開をしている会社になります。

AIG損保の業績は大丈夫なのか?調査を実施

AIGは、自動車保険の提供において長い歴史と実績があり、その業績は一般的に非常に安全であると考えられています。ムーディーズやスタンダード&プアーズなどの独立系格付け会社から高い評価を受けています。日本法人であるAIG損保の資本金は137億円となっています。

大手損害保険会社の東京海上日動の資本金が1,019億円と比較するとかなり少ないように感じますが、世界全体のAIGグループの株主資本は659億ドルと大きな資本力を持っています。また、AIGは、米国保険協会、米国保険委員会、米国損害保険協会など、権威ある業界団体から数多くの賞や賞賛を受けています。

以上のようにAIG損保は日本法人の資金力は大手損害保険会社に及ばないものの、本家であるAIGグループが巨大な資本力があるため急に倒産するリスクはありません。また、あなた自身の保険が倒産によりなくなってしまうというリスクはないので安心してください。

AIG損保は評判が良いのか?悪いのか?について調査

AIGの評判について調査しました。外部機関の評価をもとにどのような口コミがあるのか調べていきましょう。様々なジャンルの順位をつけているオリコンでの評価は総合点が75点となっています。これは代理店型、ネット型保険両方の保険会社を合わせた全体の中で3位の好成績となっています。

尚、1位はソニー損保、2位がおとなの自動車保険(セゾン自動車火災)といずれもネット型保険となっており、3位のAIGは代理店型の自動車保険としてはトップの順位となっています。

評価の高い理由として、オリコンが実施したアンケートをみると代理店や担当者の信用、信頼が主な理由となります。また、事故対応についても迅速、丁寧と評価されています。顧客満足度の指標で有名なJDパワー社によるランキングは代理店型においてAIGはオリコン同様1位となっています。「契約内容/契約手続き」、「価格」、「顧客対応」、「保険証券」、「事故対応/保険金支払」の全ファクターで最高評価となっています。

しかし、他の口コミサイトなどを調べると事故の対応の遅さ、複数保険使用による契約更新の停止などのコメントも記載されています。真偽については定かではありませんが、格付け会社の評価が高いからといって全ての人に満足のいく結果であるという訳ではないので注意が必要となります。

AIG損保の事故サポート体制について解説

当サイトでは他の保険会社の記事でも記載していますが、口コミなどの評判については主観的な要素が強いため、客観的な指標として各社の事故サポート体制を採用しています。事故をサポートする部署がどのぐらいあるのか。全国のどの地域にあるのかを見ることであなたが事故をしたときに地域の部署が親身に対応できるかで判断します。

事故の専任の担当者により報告の迅速さ、頻度、応対力などは異なりますが、住んでいる地域に事故の部署があればこちらが要望する調査などを事故現場や修理工場などに直接訪問し、対応することが可能です。そういった観点からもサポート体制を見ることは重要になります。

AIGの事故サポート体制

AIG損保は、全国各地に数多くの拠点を持ち、事故サポート体制を整備しています。それぞれの拠点には専門のスタッフが配置され、迅速かつ丁寧な対応が可能です。

まず、本社をはじめとする大都市には、事故対応専門のチームが設置されており、24時間365日対応が可能です。それに加え、全国各地に数多くの支店を持ち、地域密着型のサポートも提供しています。

さらに、AIG損保は、全国の自動車整備工場やガソリンスタンドなどにも事故対応のパートナーとして提携しています。具体的な対応としては事故後の修理対応やどのぐらいの損害額になるかの調査や損害額の算出などを行います。

また、AIG損保は、事故発生後の修理工事や賠償金の支払いなどに関するサポートも提供しています。保険契約者は、AIG損保のホームページから保険に関する情報を確認したり、クレームを提出することができます。

以上のように、AIGはネット型保険とは異なり全国各地に事故サポートの拠点が存在し、各拠点で事故に対しての調査や対応を行なっているため、現場を理解していない、事故内容を理解していないという心配はありません。

あとは担当者による対応によって好感がもてたり反対に不満が募ったりすることはありますが、サポート体制による不満については少ないとみて良いです。

AIG損保の自動車保険の特徴を解説

AIGの自動車保険の特徴について解説します。家庭用の自動車保険商品である「AAP」は多くの保険プランを提供し、カスタマイズ性の高い保険サービスを提供しています。大手損害保険会社の自動車保険と比べても補償内容で見劣りするものはありません。弁護士費用についても自動車だけでなくオプションとして日常の被害事故において賠償請求や相談などを行うものもあります。

人身傷害保険においては自転車などの交通乗用具に乗っている時に転倒し怪我を負った時も補償の対象となります。車両新価特約もついているので新車を買って数年の間は大きい事故で破損した場合は新車相当額を補償することもできます。この辺はネット型では少ない安心した補償となっています。

AIG独自の補償としてはオプションになりますが、「経営者サポート費用補償特約」というものがあります。これは法人契約者が加入する自動車保険商品「AAI」につけれられるサービスですが法人の役員や従業員が死亡や後遺障害を負った場合に事業主が負担する損害に対して保険金を支払うサービスです。

具体的な内容として事故に遭い死亡や後遺障害を負った役員、社員に対してお見舞い金や香典、弔慰金などを遺族に支払った場合、葬儀費用などを負った場合。遠隔地で事故に遭った場合、捜索費用や移送費用などの救援費用。代替で採用しなくてはならない社員の採用費などを補償します。

法人保険に強いAIGならではの補償ですね。

以上のようにAIGの自動車保険は特徴としては大手損害会社と遜色のない補償内容を選択することができ、かつ法人としては役員や従業員に大事があった時に補償される独自のサービスも有しています。

AIG損保のロードサービスの内容について解説

事故や故障で車が動けなくなった時、万が一のトラブルでレッカー業者を手配したい時に自動車保険のサービスとして付いているロードサービスが役に立ちます。ロードサービスは各社によりサービス内容が異なるので比較検討が必要になります。
AIGのロードサービスがどのような内容になっていて他社と比べても遜色がないか見ていきましょう。下のグラフが代理店型、ネット保険型それぞれのロードサービスの内容になっています。

■各社ロードサービス内容一覧(代理店型含む)

保険会社 AIG損保 東京海上  損保ジャパン 三井住友海上 あいおいニッセイ同和 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス  

〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 搬送費用30万円を限度 搬送費用15万円を限度(最大300km) 搬送費用15万円を限度(最大300km) 搬送費用30万円を限度(最大500km) 搬送費用30万円を限度(最大500km) 50km 50km 35km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 100km 搬送費用20万円を限度(最大250km)
ガス欠燃料補給 ○ ○ ○ ○ ○ 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し × × × × × 〇 × 〇 〇 × 〇 〇 ×
宿泊費用 一人一泊10,000円 無し 無し(オプションで追加) 一人一泊15,000円 一人一泊15,000円 一人一泊15,000円 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 一人一泊1万円 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 一人20,000円 一人50,000円ただしタクシーの場合は30,000円 無し(オプション)で追加 一人20,000円 一人20,000円 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 30万円 15万円

提携搬送先は距離無制限

15万円

提携搬送先は距離無制限

30万円 30万円 限度無 限度無 不明 15万円 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・レンタカー費用補償。日額5000円から20,000円の設定金額内で可能。

・事故の場合は30日。故障の場合は15日限度

・レンタカー費用補償。日額5000円15日間まで無料

・修理後車両引き取り費用補償。限度額10万円

・レンタカー補償日額7,000円30日間まで無料

・修理後車両引取、搬送費用補償限度額15万円

・レンタカー補償日額7,000円30日間まで無料

・修理後車両引取、搬送費用補償限度額15万円

・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

〇ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※横にスクロールすると全体が見れます。

AIGのロードサービスは全体として見ると代理店型の保険会社とほぼ同じ内容になっています。反対に一部のネット型で利用が可能な雪道のスタックなどは対象外となります。雪道や泥道のスタックによる引き上げはJAFのサービスが必要になります。JAFの会員になって引き上げてもらうことで心配は無くなります。

以上のようにAIGのロードサービスは良く言えば他社と同じ内容を提供しています。悪く言えば他社より優れたところはあまりなく、雪道などの引き上げは別途JAFの加入などが必要となります。

「まとめ」AIG損保の当サイトとしての評価は?

以上がAIG損保の自動車保険の内容についてでした。結論から言いますと大手損保会社と同様の補償内容やサービスが受けられるため、評価とすると良い保険会社となります。しかし、代理店型の大手損害保険会社よりも支払う保険料が高ければ加入するメリットは無いです。

例えば、AIGの代理店担当者がとても優れた方で自動車保険に対しての面倒みが良いということであれば補償内容で他社より見劣りすることもないので加入するのは問題ありません。しかし、特にAIGに対して思い入れがないようであれば、他社と保険料を比較して安いようなら加入する。高ければ他社で加入する。そのように決めるのが良い選択です。

あいおいニッセイ同和損保の自動車保険を徹底解説。あいおいニッセイ同和損保の自動車保険の評判はどうなのか?

自動車保険に加入するのは大変な作業で、適切な会社にしないとかなり高額になる可能性があります。安心でお得な自動車保険を探しているなら、あいおいニッセイ同和損保はきっと候補のひとつになるはずです。しかし、どうすれば良い選択となるのでしょうか?

今回は、あいおいニッセイ同和損保の自動車保険について、一般の方やプロの方がどのように考えているのかを見ていきます。さらに、口コミやネットの評価も見ていきますので、信頼できる良い自動車保険を探している方は読み進めてみてください。

あいおいニッセイ同和損害保険のご紹介

まずはあいおいニッセイ同和損保の成り立ちなどを紹介します。(以下はあいおいニッセイ同和損保やあいおいニッセイ、あいおいなどの略称で記載します)

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、1907年に火災保険・海上保険会社として設立されました。その後、自動車保険にサービスを拡大し、幅広い補償内容を提供しています。あいおいニッセイ同和損保社では、お客さまのニーズに合わせたさまざまな補償を提供することで、信頼性が高く、手頃な価格の自動車保険会社として高い評価をいただいています。

あいおいは現在、三井住友海上とともに「MS&ADインシュアランスグループホールディンクス」の子会社でもあります。損保ジャパン、東京海上日動と並び、あいおいと三井住友海上は「メガ損保」と呼ばれる大手損害保険会社の一角ではありますが、三井住友とあいおいは実質同グループに属している会社と認識してください。

損保業界に在籍している身として「あいおい」と聞くと「トヨタ」をイメージします。トヨタのさまざまな保険をあいおいが請け負っています。トヨタの業績が順調に成長すれば自ずとあいおいの業績も伸びる傾向にあります。

あいおいニッセイ同和損保に対するお客さまの評価とインターネットでの評判

実際のお客様の評価はどのようになっているか見ていきましょう。まずはオリコンの評価から見ていきます。オリコンの評価は総合点が73.7点。代理店型では6位。ネット型を含めると13位となっています。各項目別で一番順位が高かったのがロードサービス。反対に一番順位が低かったのは商品の中身・充実度です。

第三者機関のウェブサイトにおけるレビューの一部を抜粋しますと、良い評価をされた方は以下のようなコメントが記載されています。

  • スタッフが丁寧。各部門で専門担当者がしっかり対応、説明をしてもらったので最後まで安心してお任せすることができました
  • 補償内容が細かく設定できる。事故などの対応も状況に合わせて、代理店とともにタイムリーにしてくれてたところが良い
  • 他社と違ってアジャスターがこちらの事を第一に考えてくれて丁寧!しかも他社に比べてメチャクチャ強い!!!
  • 故障でレッカー対応だったが、直ぐに連絡がつき、迅速に手配してもらい、タイムロスが少なくて済んだ。

以上のようなコメントが寄せられています。反対に悪い評価・気になる点などのコメントは以下のようになります。

  • その後担当者が変わり経過を報告するとの事で待っていたが中々報告が無くこちらから保険会社へ電話して確認した。相手が迷っているとの事。説明を早く欲しかった。
  • 対応はタイムリーだったと思うが、経過報告の更新はタイムラグのせいかわからないが、少し遅いように思ったので、もう少しタイムリーになってほしい。
  • 相手が修理してないのに、修理代の請求が有り、保険を使うことに成ってしまった。修理済みの確認をしてから手続きをしてほしい。
  • 事故原因より状況で結果ありきの解決だった。保険会社どうしの馴れ合いがあるように思う。責任割合の精細が要るのではないか。

以上のようなコメントがありました。良い評価でタイムリーな対応を評価する反面、経過報告のタイムラグがあったと評価する方もいますので、この点については担当者や代理手などの対応によりばらつきがあると見られます。

あいおい独自の自動車保険サービスはあるのか?

他社には無い、あいおいだけの自動車保険のサービスは調べる限りありません。しかし、ネット型には無い補償があります。主な補償としては以下のものになります。

  • 車両無過失事故特約:追突されるような相手が100%過失を負う事故で車両保険を使う場合、等級に影響のないノーカウント事故として車両保険が利用できる。
  • 新車特約:車が修理できない場合や修理費が設定した車両保険の金額を上回る損害。修理費が新車保険価額の50%以上の場合に新車保険金額を限度に新しい車の購入費用を支払う。
  • 地震・噴火・津波「車両全損時定額払」特約:地震・噴火・津波により全損となった場合に定額で50万円を支払う。
  • 日常生活事故型弁護士費用:自動車事故に加えて日常生活事故によって被害を被りあなたの身体や財物に損害が生じた場合に弁護士に相談や賠償請求などを依頼することができる。

他にもネット型にはない大手損害保険会社ならではのサービスはありますが、目に見えて役立つ補償内容は上記のようなものになります。

自動車事故のサポート体制は万全か?

自動車事故の対応については先ほどのコメントの記載にありましたが、良い評価もあれば悪い評価もあります。私は普段より代理店として事故の対応をさまざまな契約者や保険会社の担当者とやり取りをしているので分かりますが、事故の対応は会社単位、担当者単位で大きく異なります。

そのため誰にとっても事故の対応が良い会社、誰に対しても対応が悪い会社というのはありません。そこで当サイトでは口コミだけのサポート体制で評価するのではなく、事故サポートの拠点数や代理店数など客観的な数字を根拠として検証します。

【あいおいニッセイ同和損保各部署拠点数】

・営業部・支店 94か所
・営業課・支社・室 343か所
・損害サービス部 27か所
・サービスセンター・サービスオフィス・ほか 182か所

【あいおいニッセイ同和損保代理店数】

・全国1136店

以上になります。部署などを見てもどのような組織形態なのかわかりづらいと思いますので解説します。営業部・支店というのは全国の主だった拠点になります。自治体に例えますと都道府県のような組織です。営業部や支店の下に営業課・支社・損害サービス部などが組み込まれます。自治体に例えると市町村のような組織です。

営業部や営業課、支店、支社は自動車保険の契約者に携わる部署ではなく、代理店の指導やサポート、代理店を拡大するための営業などを行う部署です。

事故などで事故の相手や契約者と接するのはサービスセンターになります。サービスセンターが182箇所というのは全国のさまざまな場所までカバーされているということになります。

そして、直接契約の手続きや事故の窓口としての役割を持つ代理店数も1136店全国にあるのでサービスセンター、代理店ともに身近な存在として事故の対応や契約の手続きの説明まで訪問や現場調査などを実施することができます。

以上のように事故の対応について満足できるかどうかは担当者レベルにより異なりますが、事故が発生した後のあなたや相手とのやり取り、事故の調査などについては全国に張り巡らされている各部署が連携しサポートできる体制が整っています。

まとめ。あいおいニッセイ同和損保の自動車保険は良いのか?

以上があいおいについての説明になります。結論としてあいおいが良いかというと、代理店型の保険を選ぶ方にとってみると良い会社となります。理由は自動車保険の補償内容について他社と遜色のない補償内容である点と全国の隅々まで代理店や事故サポートセンターが存在している点です。

ネット型の保険の安さは魅力ですが、自動車保険の補償内容や自分以外の家族も運転する場合に最適なプランになっているか、良い補償はどのようなものか調べるのが苦手という方には代理店型のあいおい損保はおすすめです。

しかし、代理店型の中であいおいがベストかというとそうではありません。自動車保険の保険料や信頼のおける代理店など他の保険会社と比較した上で検討することをお勧めします。

セコム損害保険の自動車保険について徹底調査! 意外と評価の高い会社?

自動車保険 セコム 評判 評価 どんな会社

セコム損保と聞いて警備会社のセコムを思い浮かべると思います。そしてセコムの保険会社というイメージは何となく出ます。

機械警備などでセコムに入っている人は見かけますが、セコム損保で自動車保険に入っている人は周りに見かけないですよね?

一括見積もりでセコムの保険料を見るとそこそこ安いですが、実際にセコム損保はどのような特徴があるのかわかりづらいです。今回はそんなセコム損保を詳しく見ていきます。

セコム損保とはどういう保険なのか?

セコム損保の正式名称はセコム損害保険株式会社です。元々東洋火災海上保険という損害保険会社をセコムが1998年に子会社化したものです。もともとは代理店型の自動車保険会社をセコムが買収した形になります。

代理店型自動車保険の影響は今でもあります。他の通販型保険会社と比べて自動車保険以外の商品を積極的に販売しています。セコムホームセキュリティーの強さをいかして火災保険を積極的に販売しています。

あなたの「大切」を、セコムする。セコム・ホームセキュリティ

インターネットの自動車保険契約以外にも代理店に販売を依頼しています。代理店では主に火災保険や法人向けの賠償責任保険などを販売しています。

他の通販型自動車保険会社は自動車保険をメインで販売していますが、セコム損保は他の通販型保険会社と異なり、火災保険の売り上げが多く、法人向けの保険を代理店を通して販売する保険会社です。

しかし、自動車保険は通販型自動車保険の方式を取っていています。保険料も代理店型自動車保険よりも安いです。

以上のようにセコム損保は代理店制度で保険も販売する会社でありながら自動車保険は通販型で販売している少し特殊な会社です。

警備会社SECOMとの関係

セコム損保は警備会社大手のセコムが99.7%の株を持っている子会社になります。ホームセキュリティの警備と自宅の火災保険や自動車保険と現場急行サービスなどのグループメリットが活かせる分野として参入した経緯があります。

警備会社のネットワークを支えるのは非常に大きいです。例えば、セコム損保の社員数は469名です。全国拠点が44ヶ所になります。

大手の損害保険会社は社員が一万名、通販型でも社員数は数千名なので、そこから見るとセコム損保は非常に少ないです。

しかし、親会社であるセコムの拠点数は全国約2800ヶ所もあります。ここから現場に駆けつけたりできるサービスを持てるのはグループ会社ならではの強みになります。

通販型自動車保険としての売り上げはどのぐらい?

自動車保険を選ぶ上で保険会社の売り上げなどの会社の業績を知ることは重要です。なぜなら万が一事故があった場合に支払うお金の無い会社では不安だからです。

また契約途中に倒産などされても困ります。セコムの売り上げが他の保険会社と比較してどのぐらいなのか見ていきましょう。

損害保険会社の規模を見る方法として正味収入保険料というのがあります。これは契約者からいただく保険料の金額になります。

正味収入保険料(その会社の業績や売上規模を示す指標となるもの)

会社名 正味収入保険料
セコム損保 77億円
ソニー損保 897億円
アクサダイレクト 485億円
三井ダイレクト損保 370億円
セゾン自動車火災 283億円
イーデザイン損保 279億円
SBI損保 232億円
チューリッヒ保険会社 129億円
損保ジャパン日本興亜 10,777億円
東京海上日動火災 10,644億円
あいおいニッセイ同和損保 6,840億円
三井住友海上火災 6,592億円

今回の正味収入保険料からみて、セコム損保は調査した保険会社の中で一番少ない結果となりました。セコム損保は火災保険の割合が大きい会社です。

自動車保険の正味保険料が77億円に対して、約150億円もあります。セコム損保はその他の保険も取り扱っていて会社全体では438億円になります。会社全体の正味収入保険料は決して小さくありません。

また、セコムという大手の警備会社の子会社のため正味保険料が少ないことに大きな心配はありませんが、心配な点は自動車保険の売上規模が少ないため将来セコムが自動車保険事業から撤退する可能性があることです。

一年試しに入って見ると考えればそこまで心配する必要はありませんが、一度入ったら長く契約したいと考えるのであれば少し心配な面もあります。

自動車保険会社としての成績はいいの?

続いて売上に伴う出費や会社の利益を見ていきます。 「収入」に対して、契約者が事故を起こして支払う「保険金」を差し引いた「損害率」がどのぐらいなのか見ていきましょう。

「損害率(正味損害率)」とは保険料収入から事故による保険金、それにかかわる諸経費を差し引いた数値です。先ほども記載しましたが、収入に対して支出である保険金を多く支払っていると会社として不安があるからです。

支出を見るうえで損害率が重要なポイントになります。それでは各保険会社の正味損害率と比較しながら見ていきましょう。

自動車保険 正味損害率 =(正味支払保険金+損害調査費)÷(正味収入保険料)

会社名 正味損害率
セコム損保 48.1%
ソニー損保 55.9%
アクサダイレクト 62.1%
三井ダイレクト損保 75.6%
セゾン自動車火災 67.6%
イーデザイン損保 61.8%
SBI損保 82.9%
チューリッヒ保険会社 120.8%
損保ジャパン日本興亜 60.1%
東京海上日動火災 60.7%
あいおいニッセイ同和損保 58.2%
三井住友海上火災 61.6%

セコム損保は他社と比べて損害率が低いです。他社が60%前後の損害率を出しているのに対して40%代となっています。損害率が低い原因の一つは契約数が少ない点があるかもしれません。

契約が多いとそれだけ事故を起こす可能性が高くなります。契約が増えた時に同じ損害率が維持できるかは不明ですが、現時点で損害率が低いことはいい点です。

また、会社の最終的な利益を示す当期純利益も12億7千万円あります。正味保険料が少なくても損害率が低い点、社員数が少ない点で事業が効率よく回るため利益はしっかり出せる状態になっています。

心配な点としては過去のセコム損保の正味保険料を見るとほぼ横ばいです。そのため契約者の事故が増えてしまうと損害率は悪くなります。その場合には当期純利益も減る可能性が高いです。正味保険料が少ない、契約者が少ない点はセコム損保の不安要素になっています。

セコム損保の特徴

自動車保険を選ぶ上で保険料の安さも大事な点ですが、補償内容も大事な点です。保険の補償を下がれば保険料はやすくなります。しかし、無理に補償を下げるといざ事故になった時に必要な補償をもらうことができず、自己負担が多くなってしまいます。

その結果、安い自動車保険に入ったものの事故で高い出費をすることになってしまいます。補償内容を理解することが自動車保険会社選びに失敗をしない重要な点になります。

セコム損保の自動車保険にはどのような補償の特徴があるのか見ていきましょう。

自社で対応できる現場急行サービス

セコム損保の大きなメリットとしてはやはりセコムの警備員が事故現場に駆けつける「現場急行サービス」になります。

これは事故が起きた後にセコムに連絡をすることで事故現場から最短で行ける警備員が駆けつけてくれます。駆けつけて事故を見て終わりというわけではありません。現場に来た後に以下のサービスを提供してくれます。

・お客様の三角表示板や発炎筒の設置作業をサポート

・障害物除去作業をサポート

・救急車の手配、警察への届出、ロードサービスの手配等のサポート

・目撃者の確認・お客様と同乗者のケガの有無を確認

・追突、出合頭、信号無視等の事故状況を確認

・目撃者の有無と、目撃者の氏名・連絡先を確認

・相手方と同乗者のケガの有無、相手方の氏名・連絡先を確認

・事故現場、事故車両の写真を撮影

・対応結果をセコム損保へ報告

・お客様の要望や質問をセコム損保へ報告

事故現場でこれだけのサービスを実施してくれるのです。ここまで警備会社が実施するというのはプロの目から見ても驚きです。

私は保険代理店に勤務して保険の販売と合わせて契約者への事故対応をサービスで行なっています。連絡が入れば事故現場に駆けつけて契約者と事故相手との対応を行なっています。私自身が行なっている現場に駆けつけるサービスは他の代理店ではあまり行っていないのでとても評価されます。

そして駆けつけるサービスを行うことで自動車保険の契約を伸ばして来た経緯があります。しかし、このセコムの現場急行サービスは私が実施している現場サービスとほぼ同じことをしています。

これは非常にお客様が安心する素晴らしいサービスです。唯一デメリットをあげるとすると、事故の過失割合などの交渉は現場で一切行わない点です。事故の状況は報告してもらえますが、過失内容については一切話をしてくれません。

事故時に相手や契約者に過失割合の理解をしてもらうことは非常に重要なのです。

たとえば、セコム損保の契約者が一時停止を無視して大きな道路に進入しようとして直進車と接触事故を起こしたとします。

この状況で過失割合は原則、相手の直進車9割、一時不停止の契約者が1割となります。しかし、このような事故の場合、直進の運転者は自分に過失はないと思う人が多いです。一時不停止してきた車に一方的にぶつけられたと考えます。

セコムが現場に駆けつけてこの相手に対して過失割合が発生することを一言でも言えばその後の事故対応はスムーズになります。しかし、セコムは過失割合のことは一切口出しはしません。サービス範囲外だからです。

その場で相手から「お前が一時停止しなかったのが悪いんだから全部弁償しろ」と契約者が言われて思わず「わかりました」と言ってしまったらその後の事故対応は非常にもめてしまいます。そういう意味でも過失割合のアドバイスがないのは後々のトラブルになる危険性はあります。

しかし、過失割合の話ができなくても事故現場でここまでの対応をしてもらえるのは非常に安心になります。事故の現場でここまでスムーズに対応できる運転者はいませんからね。

現場急行サービスはセコム損保を選ぶ上で一番のポイントになります。

他社より優れた補償はあるのか?

現場急行サービス以外にもセコム損保には優れた補償があります。それは無過失事故補償特約になります。この無過失事故補償特約は車両保険につけるオプションの一つです。

補償内容は簡単にいうと100%あなたが無過失の事故で相手が無保険などでお金が支払えないとなった場合にあなたの車の修理代を保険で支払ってくれるサービスです。例えば、あなたが追突事故の被害にあったとします。

通常であれば、ぶつけてきた相手があなたの車の損害を補償します。しかし相手が無保険で修理代を払えないと言われてしまいました。そんな時にこの無過失事故補償特約に入っていれば自分の車両保険を使って修理する事が出来ます。

無過失事故補償が無くても車両保険に入っていれば修理することはできます。しかし、この特約に入ってない場合は自分の保険の等級が3等級下がってしまいます。等級についてよくわからない時はこのページを見てください。

全く過失のない事故で等級が下がり、保険料が3年間高くなるのはとても損をした気持ちになります。そんな時にこの無過失事故補償に入っていれば等級が下がることなく車両保険を使うことができます。

この補償を受ける事が出来るのは通販型では

・セコム損保

・イーデザイン損保

・セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)

この会社に限られます。車両保険も入る予定であればこの無過失補償特約はおすすめします。

現場急行サービスや車両無過失事故などセコム損保独自のサービスがあるのは検討する上で大きなポイントになります。

セコム損保と他社との保険料比較

実際に他社と比べるとどのぐらいセコムの保険料は違うのか。いくつかの保険会社と比較しながら見ていきましょう。各社の保険料を出す上で必要な基本条件は下の表になります。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:26歳

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件26歳以上

運転者限定:家族限定

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

この条件をもとに比較します。また、各保険会社が車種によって順位が変わるかもしれません。そのため、いくつかの車種で保険料を比較していきます。

トヨタ ヴィッツ 自動車保険 比較

会社名 セコム損保 SBI損保 イーデザイン損保 東京海上日動
年間保険料 56,030円 53,690円 53,160円 90,220円

ヴィッツの保険料を比較したところSBI損保、イーデザイン損保よりも少し高い保険料になりました。保険料の差は約3,000円です。最安値ではありませんがセコム損保を検討しているのであれば許せる範囲の保険料の差ではないでしょうか。

次はプリウスで他社と比較してどのぐらい差が出るのか見ていきましょう。

トヨタ プリウス 自動車保険比較

会社名 セコム損保 SBI損保 イーデザイン損保 東京海上日動
保険料 70,810円 66,550円 65,660円 101,110円

ヴィッツと同様、プリウスもSBI損保、イーデザイン損保より保険料が少し高い結果になりました。表の中で一番安いイーデザイン損保と比べると5,000円の差です。イーデザイン損保も現場急行サービスがあるので補償内容でセコム損保と大きな差がありません。

保険料の安さ、現場急行サービスの利用を希望していて今回と同じ内容であればイーデザイン損保を選んだ方が良いのかもしれません。

続いて車両価格の高い車ではどうなのか。ヴェルファイアで検証してみましょう。

ヴェルファイア 自動車保険 比較

会社名 セコム損保 SBI損保 イーデザイン損保 東京海上日動
保険料 77,010円 67,390円 69,850円 103,380円

車の価格が高いと言われるヴェルファイアで比較してみました。保険料はSBI損保、イーデザイン損保よりも高い結果となりました。SBI損保との保険料の差は約10,000円になります。ここまで差が出てくると別の保険会社を検討したくなって来ます。セコム損保は車両価格の高い車に対しては少し高めの保険料を設定しているのかもしれません。

今度は輸入車のアウディで保険料を比較してみましょう。

アウディ A4 自動車保険 比較

会社名 セコム損保 SBI損保 イーデザイン損保 東京海上日動
保険料 車両保険は対象外 94,520円 車両保険は対象外 144,410円

アウディA4 で調べたところ、セコム損保とイーデザイン損保は車両保険が対象外となりました。修理代が高い可能性のある車両についてはリスクを考え厳しい条件なのかもしれません。

以上のように様々な車種で数社の保険会社との保険料を比較してみました。今回のような条件においてはセコム損保はヴィッツなどの比較的小さい車両に対しては保険料を安く設定する会社ということが見積もりを取ってわかりました。

しかし、保険料というのは年齢や運転をする人の範囲、補償内容など様々な条件によって変わります。別の条件ではセコム損保が一番安い可能性もあります。

あなたが希望する条件でセコム損保と他の会社との保険料を比較したいのであれば一括見積もりサイトで条件を提示して依頼することをおすすめします。

ロードサービス、事故対応サービスの比較

今度はセコム損保のロードサービスと事故対応サービスの内容を他社と比較してみていきます。何故ロードサービスや事故対応サービスの比較が必要かというと、各会社によってサービス内容に差があるからです。

たとえば、ロードサービスの中に交通費用や宿泊費用を補償するサービスがあります。遠出をする人が事故や故障でレッカー移動した後にこの交通費用や宿泊費用があると非常に助かります。

いくら保険料が安くても、あなたが普段乗る用途にあてはまらないロードサービスをの会社を選んでしまうと、かえって無駄な保険料を支払うことに繋がります。少し保険料が高くても、あなたが普段車を運転するうえで安心するサービスを提供する保険会社を選んだ方が結果的にお得につながります。

そういう意味でロードサービスや事故対応サービスを比較することは重要なのです。

ロードサービスの比較

それではセコム損保をふくめた各社のロードサービスの内容を比較してみましょう。下の図が各通販型自動車保険のロードサービスの項目になります。

通販型保険会社のロードサービス内容一覧

保険会社 セコム損保 ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 SBI

損保

チューリッヒ保険会社
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 搬送費用20万円を限度(最大250km) 50km 35km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 50km 100km
ガス欠燃料補給 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し × × 〇 〇 × 〇 〇 〇
宿泊費用 無し(オプションで追加) 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 一人一泊1万円 無し 一人一泊15,000円 最寄りのビジネスホテルまで負担
交通費用 無し(オプションで追加) 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 無し(初回レッカー後は自己負担) 限度無 限度無 不明 15万円 不明 10万円 限度無
その他サービス ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

〇ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※見えない部分は横にスライドしてください。

セコム損保のロードサービスの良い点はレッカーけん引の費用が20万円出る点です。図で見ても解るように、他の保険会社のレッカーサービスはけん引距離50キロ、100キロなどのけん引の距離を上限にしています。

しかし、セコムは20万円というレッカー会社に支払う費用をサービスする方法を取っています。このセコム損保が費用負担してくれるメリットは二つあります。

1.他社と比べて長い距離をけん引してもらえる

2.セコム損保から依頼されたレッカー会社で無くても良い

順番に解説します。まず1の他社と比べて長い距離をけん引できるというのは図にも記載していますが、20万円の費用を全てけん引に使った場合、けん引距離は約250キロまで運んでもらえます。

同じサービスを提供しているセコム損保は15万円の費用限度で目安は300キロと会社資料に書いてあったので、レッカー会社のけん引料金によって引っ張ってもらえる距離は変わります。

そのため20万円で300キロ以上けん引してもらえる会社もあるかもしれません。いずれにしても250キロ以上けん引してもらえるという事は旅行先で事故や故障で車が動かなくなった時でも自宅近くまで運んでもらえる距離です。旅先でも安心してレッカー手配をすることができます。

次にメリット2の説明をします。事故や故障で車が動かなくなった時、通常ではセコム損保のロードサービスに連絡をします。しかし、状況によってはセコムに連絡をする前にレッカー会社を手配してしまう場合もあります。

たとえば事故の時に警察がレッカー会社を手配してくれる時があります。すぐに車を移動しないと大渋滞になる場合などです。また、セコムのコールセンターに連絡したくても連絡先がわからない。携帯の電波が通じないなどの理由で連絡が取れない場合でも警察が手配をするケースもあります。

通販型自動車保険会社の多くは保険会社を通じてレッカーを呼ばないといけません。もし警察などが呼んだレッカー会社でけん引した場合は自己負担になってしまいます。セコム損保のようにレッカー費用を負担してくれるサービスはこのような自社で手配をしなくても補償をしてもらえます。

事故や故障時の現場対応は何があるか解らないのこのように費用を負担してもらえることは非常にメリットがあります。

デメリットをあげるならば、雪道などにタイヤがはまって空回りした場合の対応は出来ない点です。雪道やアウトドアで整備されてない山道を運転する機会が多い場合は別の会社を選んだ方が良いかもしれません。

事故対応サービスの比較

つづいて事故対応時にどのようなサービスが受けられるか見ていきます。このサイトでは事故に対する評価は口コミ対応ではなく事故時に提供するサービスで評価をします。なぜなら口コミ評価はその人の主観的な面が強いからです。

たとえば、口コミで「対応が遅い。まったく連絡が来ない」と評価した人がいるとします。対応の遅さというのは人によって異なります。事故が起きてその日に対応をしないと遅いと感じる人もいれば、翌日に対応しても早い対応と感じる人もいます。

連絡が来ないという評価も一日一回連絡が来なければ嫌だという人もいれば、一週間に一回連絡が来ればいいという人もいます。口コミ評価を見ると自分の思い通りの結果になった人は評価が高く、思い通りにならないと評価が低いという場合が多いです。

このような口コミは企業にとっては顧客満足を上げるためにとても重要になります。しかし、あなたが入る保険会社を選ぶ基準にするのはとても危険です。

そこでこのサイトでは客観的に判断できる各保険会社の事故対応項目を比較することで評価をしています。下の図を見ながら各保険会社が事故の時にどのようなサービスを提供しているのか見ていきましょう。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 セコム損保 ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 SBI

損保

チューリッヒ保険会社
専任担当者 △ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
事故現場急行サービス(警備会社) 〇 〇 × × 〇 〇 × ×
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 必要に応じて訪問 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時
弁護士提携数 不明 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 非公表 280人 非公表 全国100ヶ所以上
提携修理工場者数 680ヶ所 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1000ヶ所 1400ヶ所以上
事故後の進捗確認 電話・必要に応じて面談 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認
その他サービス ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※見えない部分は横にスライドしてください。

セコム損保の事故対応は他の通販型自動車保険に比べて少し変わっています。まず事故センターが全国各地にある点です。ソニー損保などは事故センターを札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡など主要都市に集約しています。

離れた地域の事故で調査が必要な場合には現地の調査会社に委託をして対応を行います。その点セコム損保はほぼ各都道府県に事故センターが設置されています。これは買収前の東洋火災海上保険という全国展開をしていた保険会社のなごりかもしれません。

いずれにしても事故が起きた時に必要あれば近くの事故センターが面談をしてくれるのは安心します。

そしてなんといっても現場急行サービスです。グループ会社のセコムより駆けつけてくれるサービスは事故で相手とどう接して良いかわからない人にとっては非常に心強いです。

セコム損保の事故対応は以上の点からも他の通販型自動車保険と比べて安心できる内容です。

まとめ

今回はセコン損保について詳しく解説しました。私はセコム損保を調べる前はあまり良いイメージがありませんでした。きわめて小さい会社で警備会社のセコムが細々やっている。そんなイメージでした。

しかし、今回色々調べてみて非常に面白い会社だと感じました。旧代理店型保険会社の良い点を残しつつ、セコムという警備会社の強みを活かしたとても面白い保険会社だと感じました。

最後にセコム損保をオススメする人、オススメしない人をまとめてみました。

セコムをお勧めする人

・他社よりもセコム損保の保険料が安い人

・現場急行サービスが欲しい人

・旅行に遠出でドライブする人

・セコムという会社に愛着がある人

・安さも大事だがそれよりも顔の見えるサービスを優先する人

セコムをおすすめしない人

・他社よりもかなり値段か高い人

・近場で出かける事がほとんどな人

・加入したらしばらくは同じ会社に入り続けたい人

・雪道や山道を多く運転する人

以上になります。今回紹介したセコム損害保険の内容や保険料の比較はほんの一部です。まだどの会社からも見積もりを取ってないのであればセコム損保を含めた複数の保険会社から一括で見積もりが取れるサイトがあるのでこういうサイトを利用しながら他の会社の事を調べてみてください。

当サイトでも色々な会社の比較、調査をしてます。セコム損害保険に興味のあるあなたは保険会社を良く調べている素晴らしい方です。

色々な会社や補償内容を調べてあなたにあった素晴らしい自動車保険選びをしてください。

三井ダイレクトは評判良い?〜保険料や事故対応などで他社と比較〜

ダイレクト型や通販型と言われるインターネットで加入できる自動車保険は代理店が販売するいわゆる大手損害保険会社の代理店型自動車保険よりも非常に安いです。

しかし、通販型の不安な部分は販売している会社自体が安定した規模の会社なのか。事故対応などはセルフサービスで自分が大変な思いをしないかという点です。

そんな中で大手損害保険会社である三井住友海上が運営している三井ダイレクトは気になる会社です。三井住友グループの強みはどこまであるのか?保険料は他社と比べて安いのか?

グループの強みもあってなおかつ保険料が安ければ言うことないですよね。

今回は三井ダイレクトの強みや保険料が他社と比較して安いのか、補償内容や事故対応などは良いのか調べてみました。

三井ダイレクトはどんな会社なのか?

「三井ダイレクト」と聞くと昔から三井財閥の会社というイメージは付くと思います。大手損害保険会社で三井住友海上との資本関係はどうなっているのか見ていきましょう。

三井ダイレクトは三井住友海上グループ

三井ダイレクトは1999年に設立された会社です。会社を所有している株主の構成をみると約9割の株を「MS&ADインシュアランスホールディングス」が持っています。

この会社は大手損害会社である三井住友海上やあいおいニッセイ同和損保を傘下にするとても大きな会社です。

残りの約1割の株も三井住友グループの銀行や三井物産などが所有しています。

とにかく三井住友グループが全面支援している会社なので、三井ダイレクトに加入すれば倒産などの心配をすることはありません。

大手損害保険のグループ会社である強み

三井住友海上グループである強みは財務の面だけではありません。事故対応や補償内容などにも強みがあります。

例えば、事故対応のサービスです。事故が起きた時に契約者や事故相手とやり取りをする、事故サポートセンターは全国で10ヶ所しかありません。しかも事務所は東京、名古屋、大阪のみです。この数だけで全国の事故を処理するのは不可能です。

ましてや細かい修理内容の確認や事故現場の調査などを三井ダイレクトで行うことはできません。

そこで三井住友海上グループの強みが活かされます。三井住友海上は全国に事故サポートセンターが221ヶ所あります。

※三井住友海上HPより一部抜粋

三井住友海上の事故サポートセンターと協力して契約者の事故の調査や損害の確認などを行うことができます。

このように大手損害保険のグループ会社の強みが三井ダイレクトのメリットになります。

補償内容で他社と異なる良いサービスはあるのか?

三井ダイレクトの自動車保険の補償内容で特徴のあるものをまとめて見ました。

三井ダイレクトと同じような大手損害保険会社系列のイーデザイン損保やセゾン自動車火災には他の通販型保険会社にはない補償があります。

たとえば、車両事故無過失特約や車両進化特約などです。詳しい補償内容はリンクを貼っておきますので興味あれば見てください。

三井ダイレクトにもこの二つの特約はあるのでしょうか?残念ながらありません。私はこの二つの特約は非常に役に立つと感じるのでこれがないのは大きなデメリットです。

三井ダイレクトにはインターネット割引や自動ブレーキ付きの車にASV割引というサービスがあります。しかし、この割引サービスは他社でもやっているサービスです。

「三井ダイレクト独自のサービスを欲しい」と感じている場合には物足りない補償内容となっています。

保険料は他社比べて安いのか?

三井ダイレクトが他の通販型自動車保険とどのぐらい保険料が異なるのか条件を統一して調べてみましょう。

今回設定する条件は以下になります。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:26歳

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件:26歳以上

運転者限定:家族限定

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

この条件をもとに同じ通販型自動車保険であるセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)、イーデザイン損保、SBI損保の保険料と比較してみます。また、車の大きさによって保険会社ごとに保険料が変わるので、いくつかの車種で保険料を見積もりしてみました。

保険会社 三井ダイレクト おとなの自動車保険(セゾン) イーデザイン損保 SBI損保
年間保険料 58,400円 62,440円 53,160円 53,690円

ヴィッツで三井ダイレクト、おとなの自動車保険、イーデザイン損保、SBI損保の4社で見積もりを出してもらいました。その結果、三井ダイレクトは4社のうち3番目の保険料になります。イーデザイン、SBIと比較しても5,000円高いので保険料で見ると大きな魅力はあまりありませんね。

次にプリウスで調べてみました。

保険会社 三井ダイレクト おとなの自動車保険(セゾン) イーデザイン損保 SBI損保
年間保険料 75,250円 72,240円 65,660円 66,550円

プリウスの保険料をまとめました。残念ながら三井ダイレクトが一番高い結果になりました。一番安いイーデザイン損保との差は年間約1万円です。今回の条件の場合では三井ダイレクトは候補から外れてしまいそうです。

次にミニバンのヴェルファイアではどうなるのか見てみましょう。

ヴェルファイア 自動車保険 比較

保険会社 三井ダイレクト おとなの自動車保険(セゾン) イーデザイン損保 SBI損保
年間保険料 79,500円 81,500円 69,850円 67,390円

ここでも一番安いSBI損保との保険料の差は年間で約12,000円の差です。保険料だけでは三井ダイレクトのメリットは薄いですね。

三井ダイレクト同じメガ損害保険会社グループのセゾン、イーデザイン損保と比較しても、保険料でのメリットは薄いです。ヴィッツはそこまで高くはないですが、プリウス、ヴェルファイアではイーデザイン損保に大きな差がありました。

しかし、これはあくまでも今回の条件で出した見積もりの結果です。年齢や運転者の条件、補償内容などで各社の保険料順位は変わります。

あなたの希望する条件で一番安い保険会社や各保険会社の保険料を調べたいのであれば、ぜひ一括見積もりサイトを利用してください。たくさんの保険会社の保険料を短時間で調べることができます。各社の比較検討がしやすくなります。

ロードサービスは他社と比べて良いのか?

三井ダイレクトのロードサービスは他社と比べると優れた点があるのか、強みはどこなのか他社とサービス内容を比較して説明していきます。

下の表は通販型自動車保険会社のロードサービスの内容をまとめたものになります。この表をもとに三井ダイレクトがロードサービスで他社とどのような違いがあるのか見ていきましょう。

通販型保険会社のロードサービス内容一覧

保険会社 三井ダイレクト SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 50km 50km 50km 35km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 100km 100km
ガス欠燃料補給 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

〇 × 〇 × 〇 〇 ×
宿泊費用 無し 一人一泊15,000円 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 一人一泊1万円 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 限度無 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 不明 10万円 限度無 限度無 15万円 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

〇ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※横にスクロールすると全体を見ることができます。

三井ダイレクトのロードサービスの内容は言うならば、「可もなく不可もなく」と言う印象です。これといって魅力的なサービスがあるわけではないですが、かといって物足りないところも少ない内容です。

しかし、気になる点とすればレッカー移動後の交通費と宿泊費用が入ってない点です。三井ダイレクトではレッカー後の交通費、宿泊費用は「車両保険」に加入する人にオプションとして「事故付随費用補償特約」をつけないと補償されません。

車両保険に入る考えはない人にとってみればデメリットです。また、この「事故付随費用補償特約」は事故で車が動かなくなった時にだけ使用できる補償です。車両保険が使用できる事故にのみ補償されるのです。故障で動かなくなった場合は補償されません。

また、車両保険に入っていても自損事故は補償しないタイプの車両保険に入った人が自損事故を起こした場合は補償されません。非常に限定的なサービスです。

自宅周辺のみ運転される人にはたいしたデメリットではないですが、ドライブで遠出をされる人にはおすすめできないロードサービスになっています。

事故対応は他社と比べて良いのか?

自動車保険を決めるときに一番気になるのは事故対応です。いくら保険料が安くても事故対応の評判が悪いと候補から外れます。

しかし、事故対応の口コミを見てしまうとどの保険会社に入って良いのか迷ってしまいます。

どの保険会社も不満足の口コミや評価が多いからです。これだけ見るとどの保険会社にして良いのか解らなくなります。

そこで当社は口コミの判断ではなく事故を起こしたときにどのようなサービスを保険会社が提供するのかを比較するとこで評価することにしています。

各通販型自動車保険がどのような事故対応をされるのか一覧にまとめましたので一緒に見ていきましょう。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) × 〇 × × 〇 〇 × 〇
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数 非公表 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 非公表 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数 1000ヶ所 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※横にスクロールすると全体が見れます。

事故対応もロードサービスと同様「可もなく不可もない」と言う内容です。専任担当者、提携修理工場数など補償内容は問題ないです。また、三井住友海上グループの強みも活かせるので事故対応サービスは一定以上の期待ができます。

一つ気になる点は現場急行サービスです。同じ大手損害保険グループ会社であるイーデザイン損保やおとなの自動車保険は警備会社急行サービスがあるのに三井ダイレクトにはありません。

事故の時に現場で相手とどのようにやり取りをすれば良いのか不安で誰か来て欲しいという人にはイーデザイン損保やおとなの自動車保険の方が良いのかもしれません。

まとめ

今回は三井ダイレクトについて色々と調べてみました。私の結論としてはやはり「可もなく不可もない会社」ということです。

そんななかで三井ダイレクトをおすすめできる人、おすすめできない人をまとめてみました。

◎三井ダイレクトをおすすめする人

・大手損害保険のグループ力を通販型自動車保険にも求める

・見積もりを取ったらイーデザイン損保やおとなの自動車保険よりも保険料が安かった

・三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保から初めて通販型に切り替える

×三井ダイレクトをおすすめできない人

・ドライブや旅行で遠くに行く機会が多い

・一括見積もりの結果、三井ダイレクトが他社と比べても明らかに高い

・事故の時に現場に来て欲しい

以上がおすすめする人、おすすめしない人のまとめになります。今まで大手損害保険の代理店から保険契約をしていた「代理店型」の人にとって通販型に切り替えるのは大きな不安があります。

そんな中で大手損害保険会社のグループ力を利用できる三井ダイレクトは安心できる面はあります。また、今まで三井住友やあいおいで入っていた人も三井ダイレクトは似ている部分があるので切り替えの不安が他社と比べて少なく済みます。

しかし、保険料が高いようであれば通販型に切り替えるメリットは少ないです。特に大手のグループ力に魅力を感じるのであればイーデザイン損保やおとなの自動車保険と比較して一番安い保険会社に入ることをおすすめします。

イーデザイン損保、おとなの自動車保険、それぞれの会社で見積もりを取ることもできますが、入力などが面倒です。2社以上の保険会社から見積もりを取るのであれば一括見積もりサイトをおすすめします。

一度の入力で8社以上の保険会社から見積もりを取ることができます。三井ダイレクト、イーデザイン損保、おとなの自動車保険の見積もりも取れます。

各保険会社の見積もりと今回調べた各社のロードサービスや事故対応内容を十分比較して三井ダイレクトにするのか、他の保険会社にするのか検討して見てください。

セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」は本当に安いのか?事故対応は?

セゾン 大人(おとな)の自動車保険 評判 口コミ

あなたはテレビのCMで「おとなの自動車保険」という言葉を目にして興味をもちませんか?

あなた自身も事故を起こしたことが無く、運転経験も積んでいます。「経験も積んで事故の可能性が低い年齢になっているのであれば、保険料は安くならないのか?」と疑問になります。

しかし、「通販型は周りでも事故やロードサービスの対応で良い評判を聞かない。今の保険会社に不満が大きくあるわけではないので切り替えるのは面倒。」そんな気持ちも出てきます。

今回はおとなの自動車保険がどんな保険内容でどんな保険会社なのか。年代でどのぐらい保険料が他社と比較して本当に安いのか。事故対応やロードサービスはどんなことをしてくれるのか。一緒に見ていきましょう。

大人の自動車保険(セゾン自動車火災保険)はどんな会社なのか?

それではまず大人の自動車保険を販売しているセゾン自動車火災保険とはどのような会社なのか一緒に見ていきましょう。

セゾン自動車火災保険は1982年に設立した会社です。もともとはオールステート自動車・火災保険という会社名でした。アメリカの外資系の会社でした。その後私鉄グループである西武(西武流通グループ)が資本を入れる形で社名を「セゾン自動車火災保険」になりました。

「セゾン」と聞いてクレジットカードのイメージが出てくるかもしれません。セゾン自動車火災保険はセゾンカードでおなじみのクレディセゾンの関連会社でした。

しかし、現在の主要株主は損保ジャパン日本興亜です。99%以上の株式を損保ジャパンが持っています。
つまり、セゾン自動車火災保険は代理店型自動車保険を販売している損保ジャパン日本興亜の子会社になります。

セゾン自動車火災保険は損保ジャパン日本興亜グループであることは様々な良い点があります。例えば事故対応や商品内容などが大手損害保険会社である損保ジャパン日本興亜の自動車保険に近いサービス内容を受けることができます。詳しいサービス内容についてはこの後書きます。

このように「おとなの自動車保険」を販売しているセゾン自動車火災保険は損保ジャパン日本興亜のグループ会社であり、毎月の保険料は通販型のお手頃さでサービスは代理店型に近いサービスを受けることができる会社と覚えてください。

おとなの自動車保険保険の特徴

先ほど、おとなの自動車保険は損保ジャパン日本興亜の自動車保険に近いサービスを受けることができると書きました。

おとなの自動車保険は他の通販型自動車保険にはない良い補償内容があります。

・車両事故無過失特約

・車両新価特約

・無保険者傷害補償無制限

順番に説明していきます。

車両事故無過失特約

この補償はあなたに過失が無い事故でも自分の保険を使うような状況になった場合に補償されるものです。

例えば、あなたが追突事故の被害にあったとします。通常であればぶつけてきた相手があなたの車の損害を補償します。しかし相手が無保険で修理代を払えないと言われてしまいました。

そんな時にこの無過失事故補償特約に入っていれば自分の車両保険を使って修理する事が出来ます。無過失事故補償が無くても車両保険に入っていれば修理することはできます。

しかし、この特約に入ってない場合は自分の保険の等級が3等級下がってしまいます。等級についてよくわからない時はこのページを見てください。

全く過失のない事故で等級が下がり、保険料が3年間高くなるのはとても損をした気持ちになります。そんな時にこの無過失事故補償に入っていれば等級が下がることなく車両保険を使うことができます。

この補償を受ける事が出来るのは通販型では

・セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)

・イーデザイン損保

・セコム損保

この3つの会社に限られています。セゾンは損保ジャパン、イーデザインは東京海上のグループ会社です。車両保険も入る予定であればこの無過失補償特約はおすすめします。

車両新価特約

この補償は簡単に言うと新車を購入後数年間で事故が起きた場合に新車購入価格の半分以上の損害に達すると新車相当額を支払うサービスです。

例えば200万円の新車を購入してこの特約に入ったとします。加入から数か月後に事故にあい110万円の修理代と認定されました。

通常の自動車保険ではこの110万円で修理をします。廃車にして新しい車に買い替えるとしても110万円を契約者に支払います。

しかし、車両新価特約に入っていれば110万円ではなく新車価格の200万円を契約者に支払います。この補償は長く車を乗るために新車を買った人を救済するものです。

新車を購入された方が購入してすぐ事故で大きな損害にあった場合、その後何年も乗ることに不安が残ります。その不安を解消するために新車を再度買ってもらえるお金を支払う特約になります。

新価特約に入るだけで110万円の補償が200万円まで上がるのは大きいです。私も自動車保険を販売するときは新車の方には必ず新価特約をおすすめします。

この新価特約が付けられる通販型の会社は

・セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)

・イーデザイン損保

・ソニー損保

この3つの会社のみになります。それ以外の会社では車両新価特約がありません。新車購入されて車両保険にも入るのであれば検討してください。

ただし一点気を付けることがあります。それは無過失事故保障特約と車両新価特約の両方を使う事は出来ません。

たとえば、200万円の新車を買って1ヶ月の車が追突被害事故にあったとします。相手の保険会社からは120万円の損害と条件を出されました。120万円もの修理をしてまで乗り続けたくないので新価特約を使って200万円もらいたいとなりました。

この時、無過失事故補償特約に入っていれば等級が下がらないと思うかもしれません。しかし、新価特約を使う場合には無過失事故保障特約は使うことが出来ません。3等級下がってしまいます。

3等級下げて新価特約を使うか、無過失事故保障特約を使って120万円の修理をするかのどちらかを選択することになります。

このように車両新価特約と車両無過失事故保障特約は二つ同時に使えないので注意してください。

車両新価特約と無過失事故補償特約は代理店型自動車保険においては多くの人が入っているものです。代理店型の保険会社で補償がないということはありません。

しかし、通販型においては補償自体がない会社もあります。どちらも興味があると思いますがその分保険料が高くなるかもしれません。

一括見積もりなどで他社と保険料を比較して上記の補償がある会社と無い会社の保険料に大きな差が無ければ加入を検討してみてください。

無保険者傷害補償無制限

この補償は任意保険に加入していない車にぶつけられケガを負ってしまった場合に役立つサービスです。
通常ケガを負わされたら相手から治療費や賠償金をもらいます。しかし相手が無保険で支払うお金が無いとしたらどうでしょう。

あなたはケガを負わされたあげく、今後の治療費を自己負担しなければならないかもしれません。
大事な契約者がこのような状況になった時に助けるのがこの補償です。この補償自体はどの保険会社にもあります。

しかし、通販型自動車保険の場合、多くの会社が2億円などの上限があります。ほとんどの場合、2億円もあれば十分に足ります。しかし小さいお子さんがケガを負って重度の後遺障害になると数億円の補償が必要になります。

おとなの自動車保険のターゲットは40代から50代の家族のいる世代です。そのため家族、特に小さいお子さんが車の事故で万が一の事態になってもしっかり補償が出来るようになっています。

おとなの自動車保険は他社と比べて保険料は安いのか?

おとなの自動車保険は40代から50代の人をターゲットにした保険です。また、走行距離が年間1万キロ以下の人をターゲットに保険が作られています。実際に他社と比較してどのぐらい保険料が安いのか見ていきましょう。

40代を条件にした保険料の比較

それでは40代の人がどのぐらいの保険料になるのか見ていきましょう。基本的な条件は以下になります。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:45歳

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件:26歳以上もしくは30歳、35歳以上(各保険会社の一番高い年齢条件)

運転者限定:家族限定(家族限定がない会社は「限定なし」で計算)

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

この条件で数台の車種と走行距離別で保険料を比較してみます。比較する保険会社はセゾン(おとなの自動車保険)と同じ通販型のSBI損保、ソニー損保、代理店型として東京海上日動の4社で比較します。

まずはヴィッツで保険料を調べて見ました。

45歳 トヨタヴィッツ 保険料 セゾン SBI損保 ソニー 東京海上 

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 44,510円 45,560円 58,030円 71,490円

ヴィッツではおとなの自動車保険がSBI、ソニー、東京海上よりも安い保険料になりました。おとなの自動車保険はメインターゲットを40代、50代と言っているだけあって他の保険会社よりも安い結果になりました。

続いてヴィッツよりも少し大きい車で比較して見ましょう。プリウスで各社の保険料を調べて見ました。

45歳 プリウス 保険料 セゾン SBI損保 ソニー損保 東京海上

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 52,860円 55,650円 73,020円 84,900円

プリウスでセゾン、SBI損保、ソニー損保、東京海上の各保険会社で保険料を比較して見ました。結果はヴィッツと一緒でおとなの自動車保険が一番安い保険料でした。他社よりも安く無過失事故補償のような他社にはない良い補償もついているのであればおとなの自動車保険を最有力候補にしたいと思いますよね。

それではもう少し車体が大きく、車両価格が高い車ではどうなのか調べて見ました。ヴェルファイアで各社の保険料がどうなのか見ていきましょう。

ヴェルファイア 自動車保険 比較 セゾン SBI損保 ソニー損保 東京海上

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 58,420円 56,040円 78,600円 90,620円

ヴェルファイアではおとなの自動車保険よりもSBI損保の方が安いという結果になりました。SBI損保の方がヴェルファイアクラスの車種に力を入れているのかもしれません。

45歳を対象にヴィッツ、プリウス、ヴェルファイアで保険料の比較をしてみました。基本はおとなの自動車保険が安い結果になりましたが、ヴェルファイアはSBI損保に負ける結果になりました。

このように様々な条件の違いで一番安い保険会社というのが変わってきます。あなたの車で希望する条件で一番安い保険会社がどこなのか。一括見積もりサイトで一度調べて見ると面白いですよ。

20代、30代を条件にした保険料の比較

さきほどは40代の保険料を比較しました。しかし、20代や30代が他社とどのぐらい異なるかも見てみたいと思いませんか?

おとなの自動車保険が40代、50代を一番安くしていると言っていますが、もしかしたら20代や30代でも安いかもしれません。

下記の条件で各社の比較をしていきましょう。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:20代(24歳)・30代(32歳)

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件:20代は21歳以上・30代は26歳以上もしくは30歳以上

運転者限定:家族限定(家族限定がない会社は「限定なし」で計算)

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

先ほどの40代で提示した条件と基本的には一緒です。年齢条件だけ変更しました。年齢条件が20代前半は21歳以上、32歳は26歳、もしくは30歳以上にしています。それぞれの年代に応じて年齢条件を変更した形になります。

この条件でヴィッツ、プリウス、ヴェルファイアで各社の保険料を比較して見ましょう。

◉24歳のヴィッツの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 66,260円 67,730円 92,000円 106,780円

◉32歳のヴィッツの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 46,240円 46,950円 58,430円 81,130円

ヴィッツについては20代、30代ともにおとなの自動車保険がSBI損保よりも安い結果になりました。20代、30代はおとなの自動車保険のメインターゲットである40代、50代ではありません。しかし車種や条件によってはSBI損保よりも安い保険料になるという結果になりました。

続いてプリウスの保険料を見てみましょう。


◉24歳のプリウスの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 91,110円 83,990円 116,080円 128,610円

◉32歳のプリウスの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 55,780円 57,300円 73,090円 96,650円

プリウスの保険料はヴィッツと異なる結果になりました。20代、30代ともにおとなの自動車保険よりもSBI損保の方が安い保険料になりました。特に20代はSBI損保とおとなの自動車保険の保険料の差は約7,000円も開きがあります。

最後にヴェルファイアの保険料を見てみましょう。

ヴェルファイア 自動車保険 比較
◉24歳のヴェルファイアの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 92,220円 90,370円 115,150円 137,680円

◉32歳のヴェルファイアの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 60,490円 61,320円 78,600円 103,010円

ヴェルファイアは20代と30代で順位が異なりました。20代はSBI損保が、30代はおとなの自動車保険がそれぞれ安い保険料になりました。

以上のように各年代別に保険料を比較してみました。おとなの自動車保険は保険料が安いと評判のSBI損保と比べてもそんなに差が無い保険料でした。

検証する前のおとなの自動車保険の印象は大手損害保険会社の子会社なのでサービスは良くても保険料はそれなりに高いという印象を持ってました。

しかし、実際には通販型の自動車保険として安い保険料で契約できます。あなたの希望する条件によって異なるかもしれませんが、他社と比べて安いもしくは同じぐらいの保険料であれば前向きに検討出来るのではないでしょうか。

いずれにしても希望条件や車種によって他社とどのぐらい保険料が異なるのか解りませんので、一括見積もりなどで金額を比較してみることをおすすめします。

事故対応について

おとなの自動車保険は他の保険会社と比較しても保険料が安いという事が理解できました。しかし、安いだけでは自動車保険に入る意味はありません。事故対応やロードサービス、その他補償の充実も無ければ意味がありません。

そこで、おとなの自動車保険の事故対応について説明していきます。

おとなの自動車保険の魅力の一つとして挙げられるのは損保ジャパン日本興亜グループの事故対応力です。実際に事故が起きた時、全国の損保ジャパン日本興亜の事故センターを大いに利用できるのは魅力の一つです。

大手損害保険会社の傘下ではない通販型保険会社の場合、自社で全国の契約者に対して事故対応をしなければなりません。全国の拠点を作るのは多くの社員と事務所を確保しなければなりません。

しかし、保険料が魅力の通販型において事故センターをたくさん作るのは困難です。そのため全ての都道府県に設置するのではなく数県を管轄するセンターを作るので精一杯です。

その結果どうしてもきめ細やかな対応は難しくなります。例えば事故の相手があなたや保険会社に不満を持っていてクレームを入れたとします。

直接事故相手に訪問をすることが困難な地域の場合、直接保険会社の事故担当者が訪問することが出来ないのです。出来たとしてもその地域の依頼された提携会社のスタッフが訪問する程度です。この対応をされた場合、納得する人もいるかもしれませんが、誠意が足りないと怒る人も出てきます。

全国の都道府県すべてに事故センターが無い保険会社はこのようなデメリットがあります。

それに対しておとなの自動車保険は同じグループ会社である損保ジャパン日本興亜の事故センターを大いに利用できます。車の損害調査は全国に約250ヶ所ある損保ジャパン日本興亜の事故センターで対応します。事故の対応についての相手とのノウハウも損保ジャパンと共有します。

代理店型の保険料とは大きく異なるのでおとなの自動車保険に入れば損保ジャパンの契約者と同じサービスをすべて受けられる訳ではありません。しかし、グループ会社として様々なところでサポート体制がある点においては他の通販型自動車保険よりも安心感があります。

事故対応の比較

「事故のサービスセンターを損保ジャパングループを活用されることはわかりました。しかし、損保ジャパン自体が事故の対応で良い評判を聞きません。その点はどうなんですか?」

私は普段代理店型自動車保険を販売しています。雑談中にこのような質問をされることがあります。確かに損保ジャパン日本興亜の事故対応の評判は悪いということは聞きます。

~みん評より一部抜粋~

しかし、これはどの保険会社にも言えることです。反対に損保ジャパンに良くされたので別の会社から損保ジャパンに切り替えたという話も聞きます。

各保険会社の事故対応の評価は事故の当事者が満足行く結果を出してくれれば高くなります。反対に納得できる結果にならなければ評価が低くなります。

しかし、自動車事故というのは自分の思い通りにいかないことが多いと思ってください。

例えばあなたが直進道路を法定速度を守ってまっすぐ走っていたとします。そこにいきなり脇道から一時停止もせず車が割り込んできました。避けることができずにぶつかったとします。当然あなたは相手が全面的に悪いと感じるでしょう。

しかし、このような事故の場合、原則あなたにも過失がじゃっかん発生します。安全に運転していても前方の脇道から車が飛び出してくるかもしれないというのを予測して走ってないと見なされるのです。

こういう事故をお互い走行中の事故といいますが、お互いに走行中で過失が100対0になるのは追突事故や信号無視などごく一部です。このようなルールを事故に巻き込まれて初めて知る人が多いです。

ほとんどの人は一時停止を無視してぶつけた人が全部悪いとイメージします。ところが少し過失が自分に発生するので不満が出ます。その不満が保険会社の評判を悪くする原因にもなります。

簡単にいうと口コミや評判だけでは主観の意見が多く、どの保険会社が事故対応がいいのかわからなくなります。

そこで当サイトは各保険会社がどのような事故のサービスを行うかという事故対応のサービス項目で比較することにします。事故が起きた後にどのようなサービスを受けられるかを比較するのが一番客観的に評価できます。

各保険会社の事故対応をまとめたのが以下の図になります。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 セゾン自動車火災 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) 〇 × 〇 × × 〇 × 〇
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 状況に応じて実施 契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数 非公表 非公表 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数 630ヶ所(保証サービスが充実) 1000ヶ所 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※画面を横にスクロールすると全体が見れます。

おとなの自動車保険の事故サービスで一番メリットがあるのはALSOKによる事故現場急行サービスです。24時間365日事故にあった時は呼び出すことが出来ます。

事故が起きた時はどのように相手と対応して良いか解らないものです。警察に連絡する必要があるのか? 相手の住所や連絡先などを聞いた方が良いのか? 事故でぶつけた場所を写真撮っておいた方が良いのか?などなどその場で対応をやらないと保険がおりないのではないか?という不安が出てきます。

代理店型の自動車保険に入っていればそのような時に代理店担当者に連絡すれば色々とアドバイスしてくれます。しかし代理店の営業時間外や担当者と連絡が取れない時もあります。

この警備会社現場急行サービスはそんな不安を持った人にはとてもいいサービスです。

事故現場に来てから事故後の対応をアドバイスしてくれます。また事故現場の写真や相手の情報などを聞いてくれます。過失割合などのアドバイスや交渉は出来ませんが、事故時の必要最低限の情報はALSOKが聞いてくれるので非常に安心です。

このサービスが付いている会社はまだ少ないです。そういった意味でも事故現場での対応に不安がある場合にはおとなの自動車保険をおすすめします。

おとなの自動車保険のロードサービスはどうなのか?

保険会社を決めるうえでロードサービスの充実は大事なポイントです。事故の時の対応も同じぐらいに大事ですが、事故を起こす確率よりもロードサービスを利用する確率の方が高いからです。ロードサービスは事故で動かなくなった時にレッカーで引っ張るだけでなく様々な車のトラブルで役に立ちます。

例えばパンクで動かなくてもレッカーは利用できます。ガス欠により車が止まってもロードサービスで補給をしてくれる会社もあります。

ロードサービスは保険会社各社様々なサービスを提供しています。同じ保険料ならロードサービスが充実している方がお得と言えます。

それでは実際におとなの自動車保険が他社と比べてロードサービスの内容はどうなのか見ていきましょう。

通販型保険会社のロードサービス内容一覧

保険会社 セゾン自動車火災 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 搬送費用15万円を限度(最大300km) 50km 50km 35km 50km 60km 100km 搬送費用20万円を限度(最大250km)
ガス欠燃料補給 〇 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し × 〇 × 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

〇 〇 ×
宿泊費用 一人一泊1万円 一人一泊15,000円 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 一人20,000円 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 15万円 10万円 限度無 限度無 不明 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・つながるボタン

・つながるアプリ

・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

〇ペットホテル費用負担 ・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※横にスクロールすると全体を見ることができます。

おとなの自動車保険のロードサービスにはメリットとデメリットがそれぞれあります。

デメリットは雪道のスタック引き出しが出来ない点です。これは道路が積雪によりタイヤが空回りして抜け出せなくなった場合に行うサービスです。ロードサービスの牽引車などで引っ張ることで抜け出すことが出来ます。

多くの通販型自動車保険会社はこの引き出しは可能になっていますが、おとなの自動車保険はまだできません。雪道のスタックは積雪して渋滞になった時でも起こる可能性があります。しかし、スタックからの引き出しはJAF(日本自動車連盟)に加入していれば引っ張ってもらえます。

おとなの自動車保険に入る場合にはJAFの加入も併せて行えばこのデメリットは解消できます。

そしておとなの自動車保険のロードサービスのメリットはレッカーの搬送距離が長いという事です。通販型のロードサービスは長くても100キロです。それに比べておとなの自動車保険は最大350キロです。

おとなの自動車保険は他の通販型の自動車保険と異なりレッカー移動については異なるサービス方式です。それは搬送距離に上限を決めるのではなく、搬送費用で上限を決めていることです。

搬送費用で上限を決めるメリットは先ほど書いた走行距離が長くなるメリットもありますが、それ以外にも搬送に伴う諸費用も補償されるという点です。

たとえば事故でロードサービスを呼びたい場合にコールセンターの連絡先が解らなかったり、スマホの充電が切れていて自分で連絡が取れない状況だったとします。

そのような状況の時に現場の警察がレッカー会社を要請してくれます。ところが、多くの保険会社の場合、このレッカー会社は警察が呼んだところなので補償はしてくれません。レッカー費用を自己負担で対応しなくてはなりません。

あくまでも自分の保険会社のロードサービスで呼んだ時だけ無料で対応してくれるのです。しかし、おとなの自動車保険は諸費用を補償してくれるため警察が呼んだレッカー会社の費用でも15万円までなら補償してくれます。

これ以外にも自宅から離れたところでロードサービスを呼んだ時に一時預かりでレッカー会社の車庫に待機させる場合にも搬送費用15万円を限度に補償してくれます。

このようにレッカー距離の制限ではなく搬送費用には色々なメリットがあります。他社では自己負担が掛かる可能性のあるものでも15万円以内なら補償してくれるのです。

遠出される場合や事故現場でロードサービスの手配で不安な場合にはおとなの自動車保険のロードサービスはおすすめです。

評判、口コミ

実際のおとなの自動車保険の利用者からの評判はどうなのか気になると思います。いくつかの口コミをみん評さんより抜粋します。

〇いい意見

・セゾンに事故連絡をしてから、すぐ相手へ連絡を入れてもらい、細かく状況報告を受けて安心しました。また、事故による等級ダウンの費用と事故修理費用の比較などの的確なアドバイスをしてもらいました。次年度も引き続きお願いしたいと思います。

・私は万が一事故を起こした時のことを一番に考えて保険を選びました。セゾン自動車では基本保証にALSOKが事故現場をサポートしてくれるサービスが無料でついていて、女性の私にはとても心強く感じました。

・不安な気持ちでの事故の第一報を事故受付デスクの担当者に優しい口調で受けてもらい、まず一旦安心出来た。速やかに事故担当者を決めて、すぐに電話をもらい、優しい口調で親身に対応してくれて、全面的に任せることができる安心感に本当に救われた。

×わるい意見

・保険料が安いだけの会社です。バイクと事故を起こしました。先方が路側帯のすり抜けだったにも関わらず、8対2でこちらの過失ですね、と最初からから決められ、何の連絡も無し。しびれを切らして連絡すると、特約を使って第三者機関に調査依頼しませんか、と。先方が自賠責保険だったこともあり、ではお願いします、と言ったのち連絡無し。

・ 接触事故を起こし、連絡しましたが担当の女の人は本当にコールセンター並みであまり車のことも分からない様子でした。車両保険に入っているにも関わらず、やはり保険料を出したくないようで修理の見積もりで疑わしいところがあると言われました。3か所のキズのうち、2か所は疑わしと言われ、呆れました。あまりの酷い対応に二度とおとなの自動車保険には契約したくないです。

いかがでしょうか。先ほど事故対応の所で書きましたが、口コミや評判はとても主観的な意見が多いです。

例えば保険会社が1週間に1度事故の進捗(しんちょく)について連絡をしたとします。1週間に1度の連絡を「定期的に連絡をしてくれて安心する」という人もいれば、「何で毎日連絡してくれないの?」と不満を持つ人もいます。

また事故の対応についても担当者と契約者の性格の違いによる不満も出てきます。例えば意見や回答をはっきりと言う担当者だったとします。その担当者を「単刀直入に意見を言ってくれるから解りやすい」と評価する人もいれば、「こっちの立場になってくれず冷たい。もっと別の言い方もあるのでは」と評価する人もいます。

私は普段より様々な保険会社の担当者とやり取りをしています。そんな私だから言えることはどの保険会社でも高評価の担当者と低評価の担当者のどちらもいるという事です。

自分に取っての良い保険会社か悪い保険会社かの判断基準は補償内容やロードサービス、事故時の対応サービスで判断しましょう。サービス内容の項目は主観的ではなく客観的に判断することが大切です。

まとめ

今回はセゾン自動車火災が販売する「おとなの自動車保険」について解説しました。40代、50代をターゲットに保険料を安くしていますが、それ以外の20代、30代でも安い保険料で加入することが出来ます。

最後におとなの自動車保険をおすすめする人、おすすめしない人をまとめてみました。

おとなの自動車保険をおすすめする人

・40代、50代でプリウスやヴィッツと同等クラスの車種に乗っている

・保険料の安さだけではなく事故対応やロードサービスも重視している

・大手損害保険会社のグループ力に期待している

・遠出をする機会が多い

・事故時に現場に急行するサービスが欲しい

おとなの自動車保険をおすすめしない人

・20代前半で保険料が一番安い会社を毎年選びたい

・JAFに未加入で冬にスキーやスノーボードを多くやる

・年齢が30代、40代、50代でも一番安い保険会社を毎年選びたい

以上がおすすめする人、おすすめしない人になります。

今回SBI損保やソニー損保で保険料を出しましたが、車種や条件によってはおとなの自動車保険よりも安い通販型自動車保険があるかもしれません。

とにかく毎年一番安い保険会社を選びたいというのであれば一括見積もりサイトで毎年見直しを行ってください。

私としては保険料が他社と比べても安いか同じぐらいであればおとなの自動車保険はおすすめです。ALSOKの現場急行サービスは損保ジャパンの自動車保険でも追加料金が発生するサービスです。それを無料で利用できます。

また、ロードサービスの搬送費用15万円も損保ジャパンの自動車保険と同じサービス内容です。細かいサービスは損保ジャパンに劣るかもしれませんが、補償内容は損保ジャパングループの良さを前面に出しています。損保ジャパングループがセゾン自動車火災にかなり力を入れているのが商品内容からも伝わります。

他社と保険料を比較してみて値段や補償内容で満足できるようでしたら是非ご加入を検討してください。

イーデザイン損保の自動車保険の評判・保険料を徹底分析

イーデザイン損保を評価。口コミや評判を検証

通販型の自動車保険は安さが魅力ですがその反面対応の面で不安を感じます。多くの人が切り替えられない大きな要因です。そんな中で大手損害保険会社が運営する通販型自動車保険に興味を抱か人が増えてきました。

イーデザイン損保も東京海上日動グループの通販型自動車保険です。ほかの通販型の自動車保険とどのように違うのか。また保険料や事故対応などは信用できるものか。

今回はそのような点を踏まえてイーデザイン損保について解説していきます。

イーデザイン損保とは?

まずはイーデザイン損保がどのような会社なのか見ていきましょう。イーデザイン損保は2009年に設立された会社です。通販型自動車保険会社の多くは1990年代後半に誕生しています。

この時期に保険業法という法律が改正されて新規参入しやすくなったためです。そこから見ると、イーデザイン損保は2000年代後半に参入したので他社と比べると少し遅いです。

続いて社員数です。イーデザイン損保の社員数は264名です。同じ通販型自動車保険のSBI損保は社員数約500名、ソニー損保は約1200名です。他社と比べても社員数は少ないです。

社員数が少ない理由は大半の業務を東京海上と連携して行なっているためです。事故が発生した後の担当者は東京海上のサービスセンターに依頼することで少ない社員で効率よく回している可能性があります。

先ほど、イーデザイン損保は東京海上日動火災のグループ会社と書きました。株主は東京海上日動火災とNTTファイナンスとなっています。東京海上日動とNTTグループという日本を代表する大手企業が株主となっています。

社員数は少ないですが、株主は大手企業なので会社の基盤が安定しています。いざとなった時の保険の支払いなどは安心できます。

また、事故などの対応は東京海上グループに依頼しているので、いざの対応の時も大手損害保険レベルの対応が期待できます。

イーデザイン損保の売り上げはどのぐらい?

保険会社を選ぶ上で売り上げを比較するのは大事です。売り上げが少ないと会社に余裕がないことになります。余裕がないと事故が起きた時に支払いができなかったり、最悪の場合会社が倒産したりしてしまいます。

イーデザイン損保は他の通販型の保険会社と比較すると、どのぐらいの売り上げなのか見ていきましょう。

正味収入保険料(その会社の業績や売上規模を示す指標となるもの)

会社名 正味収入保険料
イーデザイン損保 279億円
ソニー損保 897億円
アクサダイレクト 485億円
三井ダイレクト損保 370億円
セゾン自動車火災 283億円
SBI損保 232億円
チューリッヒ保険会社 129億円
そんぽ24 133億円
セコム損保 77億円
損保ジャパン日本興亜 10,777億円
東京海上日動火災 10,644億円
あいおいニッセイ同和損保 6,840億円
三井住友海上火災 6,592億円

イーデザイン損保の売上高(正味収入保険料)は通販型自動車保険の中では真ん中ぐらいです。しかし、多くの通販型保険会社が1990年代後半に設立されたのに対してイーデザイン 損保は2009年の設立です。他社と比べて成長スピードは早いと言えます。

テレビCMも積極的に行なっているので今後もさらなる成長が期待されます。

イーデザイン損保はどのぐらい保険金を支払っているのか?

次にイーデザイン損保が事故などで契約者や事故の相手に支払う保険金(損害率)を見ていきましょう。損害率も会社を比較するうえで大切です。

損害率は契約者からの保険料(売上高)からどのぐらいのお金を保険で支払うかを示す数字です。売り上げがいくらあっても支払いが多過ぎると会社は赤字になります。

赤字の会社は長続きしません。倒産や買収される可能性があります。反対に損害率が低すぎるのも良くないのです。

なぜなら支払う保険金が少ない、つまり出ししぶりしている可能性があるからです。例えば他社と同じ事故件数で事故の内容も一緒なのに損害率が低い場合、出す保険金が少ないことになります。

もらう方にしてみれば同じ事故であれば保険金を多くもらえる方が良いです。そういう意味でも損害率は高すぎも低すぎも良くないのです。それを踏まえてイーデザイン損保の損害率を見ていきましょう。

自動車保険 正味損害率 =(正味支払保険金+損害調査費)÷(正味収入保険料)

会社名 正味損害率
イーデザイン損保 61.8%
ソニー損保 55.9%
アクサダイレクト 62.1%
三井ダイレクト損保 75.6%
セゾン自動車火災 67.6%
SBI損保 82.9%
チューリッヒ保険会社 120.8%
そんぽ24 62.4%
セコム損保 48.1%
損保ジャパン日本興亜 60.1%
東京海上日動火災 60.7%
あいおいニッセイ同和損保 58.2%
三井住友海上火災 61.6%

イーデザイン損保の損害率は他社と比べて平均的な数値です。これは事故が起きた時に適切な保険金を支払っているという状態と言えます。

以上の数値から売上においても損害率においてもイーデザイン損保はバランスの良い会社と言えます。

保険の特徴

イーデザイン損保の特長を見ていきましょう。イーデザインはの特長はやはり東京海上日動火災グループだけあって代理店型と呼ばれる東京海上日動火災と同じような補償内容を付けることが出来ます。

おすすめする補償としては以下の2つがあげられます。

1.車両新価特約

この補償は簡単に言うと新車を購入後数年間で事故が起きた場合に新車購入価格の半分以上の損害に達すると新車相当額を支払うサービスです。

例えば200万円の新車を購入してこの特約に入ったとします。加入から数か月後に事故にあい110万円の修理代と認定されました。

通常の自動車保険ではこの110万円で修理をします。廃車にして新しい車に買い替えるとしても110万円を契約者に支払います。

しかし、車両新価特約に入っていれば110万円ではなく新車価格の200万円を契約者に支払います。この補償は長く車を乗るために新車を買った人を救済するものです。

新車を購入された方が購入してすぐ事故で大きな損害にあった場合、その後何年も乗ることに不安が残ります。その不安を解消するために新車を再度買ってもらえるお金を支払う特約になります。

新価特約に入るだけで110万円の補償が200万円まで上がるのは大きいです。私も自動車保険を販売するときは新車の方には必ず新価特約をおすすめします。

この新価特約が付けられる通販型の会社は

・イーデザイン損保

・セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)

・ソニー損保

この3つの会社のみになります。それ以外の会社は車両新価特約はありません。新車購入されて車両保険にも入るのであれば検討してください。

2.無過失事故補償特約

この補償はあなたに過失が無い事故でも自分の保険を使うような状況になった場合に補償されるものです。

例えば、あなたが追突事故の被害にあったとします。通常であればぶつけてきた相手があなたの車の損害を補償します。しかし相手が無保険で修理代を払えないと言われてしまいました。

そんな時にこの無過失事故補償特約に入っていれば自分の車両保険を使って修理する事が出来ます。無過失事故補償が無くても車両保険に入っていれば修理することはできます。

しかし、この特約に入ってない場合は自分の保険の等級が3等級下がってしまいます。等級についてよくわからない時はこのページを見てください。

全く過失のない事故で等級が下がり、保険料が3年間高くなるのはとても損をした気持ちになります。そんな時にこの無過失事故補償に入っていれば等級が下がることなく車両保険を使うことができます。

この補償を受ける事が出来るのは通販型では

・イーデザイン損保

・セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)

・セコム損保

この会社に限られます。車両保険も入る予定であればこの無過失補償特約はおすすめします。

ただし一点気を付けることがあります。それは無過失事故保障特約と車両新価特約の両方を使う事は出来ません。

たとえば、200万円の新車を買って1ヶ月の車が追突被害事故にあったとします。相手の保険会社からは120万円の損害と条件を出されました。120万円もの修理をしてまで乗り続けたくないので新価特約を使って200万円もらいたいとなりました。

この時、無過失事故補償特約に入っていれば等級が下がらないと思うかもしれません。しかし、新価特約を使う場合には無過失事故保障特約は使うことが出来ません。3等級下がってしまいます。

3等級下げて新価特約を使うか、無過失事故保障特約を使って120万円の修理をするかのどちらかを選択することになります。

このように車両新価特約と車両無過失事故保障特約は二つ同時に使えないので注意してください。

車両新価特約と無過失事故補償特約は代理店型自動車保険においては多くの人が入っているものです。代理店型の保険会社で補償がないということはありません。

しかし、通販型においては補償自体がない会社もあります。どちらも興味があると思いますがその分保険料が高くなるかもしれません。

一括見積もりなどで他社と保険料を比較して上記の補償がある会社と無い会社の保険料に大きな差が無ければ加入を検討してみてください。

イーデザイン損保の保険料はどのぐらい安い?

つづいてはイーデザイン損保の保険料がどのぐらい安いのか見ていきましょう。車の種類によって保険料が大きく異なるかもしれないので、いくつかの車種でどのぐらい異なるのか見ていきます。

保険料を計算するうえでの条件は以下になります。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:26歳

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件26歳以上

運転者限定:家族限定

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

この内容でイーデザイン損保とSBI損保、ソニー損保、代理店型の東京海上日動の保険料を比較してみましょう。

トヨタ ヴィッツ 自動車保険 比較

会社名 イーデザイン損保 SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 53,160円 53,690円 58,030円 90,220円

ヴィッツの保険料を比較したところSBI損保よりも安い結果になりました。東京海上グループなので保険料は少し高めかと思いましたが、意外にも安い結果になりました。

次はプリウスで他社と比較してどのぐらい差が出るのか見ていきましょう。

トヨタ プリウス 自動車保険比較

会社名 イーデザイン損保 SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
保険料 65,660円 66,550円 78,690円 101,110円

ヴィッツと同様、プリウスもSBI損保より保険料が安い結果になりました。

続いて車両価格の高い車ではどうなのか。ヴェルファイアで検証してみましょう。

ヴェルファイア 自動車保険 比較

会社名 イーデザイン損保 SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
保険料 69,850円 67,390円 90,380円 103,380円

車の価格が高いと言われるヴェルファイアで比較してみました。保険料はSBI損保よりも少し高い結果となりました。イーデザイン損保は車両価格の高い車に対しては少し高めの保険料を設定しているのかもしれません。

今度は輸入車のアウディで保険料を比較してみましょう。

アウディ A4 自動車保険 比較

会社名 イーデザイン損保 SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
保険料 車両保険は対象外 94,520円 109,430円 144,410円

アウディA4 で調べたところ、イーデザイン損保は車両保険が対象外となりました。修理代が高い可能性のある車両についてはリスクを考え厳しい条件なのかもしれません。

以上のようにヴィッツやプリウスなどの車両は安いと言われるSBI損保よりも保険料が安い結果になりました。

反対にヴェルファイアは保険料が少し高く、アウディに関しては車両保険が付けられないという結果になりました。車両価格が高い車の場合は他社を検討する方が良いかもしれません。

これはあくまでも今回設定した条件で出てきた保険料です。あなたの希望する条件で一番安い保険料を見つけたいのであれば一括見積もりサイトで調べてみてください。

割引内容

イーデザイン損保に加入する上でおすすめの割引内容を見ていきます。イーデザイン損保は特徴的な割引が2つあります。

・無事故割引

・継続割引

通販型の自動車保険のほとんどは新たに契約をする人に対して優遇する割引が多いです。それに比べてイーデザイン損保は継続するとどんどん割引が増える仕組みになっています。

イーデザイン損保HPより抜粋

このように事故をせず継続してイーデザイン損保に加入すると割引率が高くなる仕組みです。他の通販型自動車保険の会社の中には新規だけ安くして継続する人には割引が低くなるところもあります。

新規で入る人を優遇する形です。イーデザイン損保は逆に継続する人を大切にする形を取っています。
長く加入してほしいという意思が感じます。

毎年一括見積もりで最安の保険会社を決めるのも良い方法ですが、毎年保険会社を比較するのは面倒に感じるのであればイーデザイン損保で長く入るのも良い方法です。

イーデザイン損保の事故対応は大丈夫?

東京海上グループだからイーデザイン損保の事故対応は安心と思うかもしれませんが実際には詳しく見ていかないとわからない点はあります。

同じ東京海上グループだから東京海上の事故担当者が見てくれるかと言うとそういうわけではありません。
もし一緒のサービスなら東京海上で契約している高い保険料を払っている人と不公平になってしまうからです。
イーデザイン損保がどのような事故対応をしているのか見ていきましょう。

事故対応サービスを比較

まずは事故対応のサービス内容を見ていきます。事故が起きた場合、あなたの専任担当者が付いて相手と交渉をするサービスをとっていますが、これは多くの通販型自動車保険会社が導入しています。

また、担当者も人間ですから性格によって契約者と合う合わないなどもあります。当サイトではそういう主観的な担当者の比較はしません。実際に事故が起きた時にどのようなサービスを受けられるかという客観的にわかるサービス内容を比較していきます。

各社の事故サービス内容は以下になります。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 イーデザイン損保 ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 SBI損保 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) 〇 〇 × × 〇 × 〇 × 〇
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数 280人 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 非公表 非公表 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数 1100ヶ所(保証サービスが充実) 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1000ヶ所 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※見えない部分は横にスライドしてください。

イーデザイン損保の事故対応の良い点は警備会社が事故現場へ駆けつけてくれるところです。事故現場では相手との対応や警察を呼ぶかどうかの判断など分からないことが多く不安になります。そんな時に警備会社が駆けつけてくれるとその場で何を行えば良いかをアドバイスしてくれます。

事故で不安な気持ちの所で現場まで来てくれるのは非常に安心感があります。遠くに出かけることが多い場合や事故現場での対応に不安がある場合は現場急行サービスはおすすめです。

事故センター数はどのぐらい?

実際に事故を起こした後保険会社と直接やり取りできるのは重要な点です。大きな事故の時や相手型と交渉の折り合いがつかない時に実際に保険会社の担当者と直接会って事故の相談や質問、要望が言えることができればとても安心できるからです。

イーデザイン損保の事故センターがどのぐらいの数があるのか調べて見ました。イーデザイン損保の会社概要を調べたところ事故のサービスセンターは4つです。東京に3つあり、大阪に1つあります。このサービスセンターで示談交渉などを行なっています。

「え?4つの事故サポートセンターで全国の対応なんてできるの?」と思いませんか。そこは東京海上グループの強みがあります。下の図を見てください。

イーデザイン損保HPより抜粋

ここで注目してほしいのは「損害調査員」です。損害調査についてはグループ会社の東京海上日動調査サービスに依頼をしています。この会社の業務は主に事故の過失調査や壊れた車の損害額の調査などです。

事故の対応というのはどの保険会社も主に二つに分かれます。「示談交渉」と「損害調査」の二つです。「示談交渉」というのはイーデザイン損保の契約者と相手がいる事故の場合は相手の窓口になり対応する人です。「損害調査」はお互いの車の損害額がいくらになるのか金額を出す人です。

東京海上日動調査サービスはこの「損害調査」と過失割合などの調査も行います。この作業は直接壊れた車や事故現場などを見なければなりません。

そのため全国に17ヶ所の拠点があり、それに加えて東京海上日動の事故サービスセンター(全国約200ヶ所)にも社員がいます。社員数は1500名を超えています。

イーデザイン損保の社員数は264名です。この多くの社員が示談交渉を行い、損害調査は1500名を超える東京海上日動調査サービスが行うのです。

結果的に契約者は東京海上グループの全国にある事故サービスセンターの対応を十分に受けられます。

保険料は通販型の安い保険料にもかかわらず事故の対応は代理店型の東京海上日動に負けないサービスを受けられるのです。これは他の通販型自動車保険にない大きな強みになります。

ロードサービス

つづいてイーデザイン損保のロードサービスの内容を比較してみましょう。ロードサービスは事故以外にも故障で車が動かなくなった時も役立ちます。各社のロードサービスの内容が異なります。イーデザイン損保が他社と比較してどのサービスが強く、どのサービスが弱いのか見ていきましょう。

通販型保険会社のロードサービス内容一覧

保険会社 イーデザイン損保 ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 SBI損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 60km 50km 35km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 50km 100km 100km
ガス欠燃料補給 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し 〇 × 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

× 〇 〇 ×
宿泊費用 無し 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 一人一泊1万円 一人一泊15,000円 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 不明 限度無 限度無 不明 15万円 10万円 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

〇ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※見えない部分は横にスライドしてください。

イーデザイン損保のロードサービスの内容はほとんどのサービス内容をカバーしているので安心感があります。

ただし、遠くへ旅行に出かける場合には注意が必要です。レッカー牽引距離は60キロまで引っ張ってくれます。少し遠くに出かけても自宅近くまで来れます。60キロ以内なら安心して利用できます。

しかし、距離が100キロ以上離れたところに車で出かける時には注意が必要です。もし100キロ離れたところで事故や故障で車が動かなくなりイーデザイン損保のロードサービスを呼んだとします。60キロを限度なので自宅の近くの修理工場までは運べないのです。

イーデザイン損保のホームページには最寄りの提携修理工場まで運ぶ場合レッカー距離は無制限と書いてあります。この内容について質問したところ、あくまでも事故や故障で動かなくなった現場の最寄りの工場という回答でした。

つまり自宅近くの修理工場に運べる訳ではないのです。これは大きなデメリットです。

車両保険に加入している人は提携修理工場に運んだ場合、自宅まで無料で車を運んでくれるサービスはあります。事故時代車サービスというオプションもありますが、これも車両保険加入者が対象になります。

いずれにしても車両保険に加入しない人は遠出のレッカー移動には気を付けなければなりません。もし旅行で遠くに出かけることが多い人はイーデザイン損保ではなく、ソニー損保やチューリッヒの方が良いかもしれません。ソニー損保やチューリッヒは自己や故障現場から宿泊費用や交通費も無料で保障されます。

満足度の評価

イーデザイン損保は調査会社より高い評価を得ています。

~イーデザイン損保HPより抜粋~

評価会社の満足度調査などについては本当に確かなのか疑問を持つこともあります。しかし、自動車保険業界にいる私から見てもイーデザイン損保は非常に優秀だと感じます。補償のバランス、事故対応の充実、長期の顧客を大切にする方針などはとても評価できます。

また、以前私が感心した事例として前の保険会社で二事故起こして保険を使用した人を受け入れたことです。その人は別の通販型自動車保険に入っていました。等級は20等級で一番良い等級の人です。

しかし、一年間に二事故起こしたところ更新を拒絶されてしまったのです。20等級の人が2事故起こしても16等級です。

そんな人を拒絶する会社もどうかと感じますが、二事故起こした人は他の通販型の自動車保険会社に入るのは難しいのです。

しかし、そのなかでイーデザイン損保は受け入れをオッケーしてくれました。この時にやはり東京海上グループだけあって事故を起こした人でも柔軟に対応してくれるなと感じました。

まとめ

今回はイーデザイン損保の評価について書いてきました。個人的には高評価の会社です。しかし、保険料の面などでイーデザイン損保よりも安い会社もあります。以下にイーデザイン損保をお勧めする人とお勧めしない人をまとめてみました。

〇おすすめの人

・保険料の安さも大事だが補償内容も大事と考える人

・新車購入して長く乗ることを考えている人

・事故現場に警備会社が来てほしい人

×おすすめしない人

・通販型でも一度入ったら長期間入る予定の人おすすめできない人

・旅行で遠くに(自宅から100キロ以上)車で出かけることが多い人

・つねに保険料の安さを最優先する人

・毎年最安値の保険会社に乗り換える人

・補償は最低限あれば良いと考えている人

「アクサダイレクトは評判悪いけど安いから入ろうか悩んでいる」そんなあなたに読んでほしいアクサダイレクトの評価について

あなたは今まで自動車保険のお金がなんとなく高い気がするなと感じながらも代理店型自動車保険に加入していませんでしたか?

そしてアクサダイレクトが安いと感じて入ろうかと考えたものの周りやネットの評判が悪いので入ることに悩んでいませんか?

代理店型の自動車保険に入っていた人がアクサダイレクトなどのいわゆる通販型自動車保険へ初めて加入する時は誰しも不安があります。保険料は安いけどネットで調べると評判が分かれていて本当に入って大丈夫か不安になるのです。

私は保険代理店で普段から自動車保険の契約や事故対応などを今でも現役で行っています。そんな私から見たアクサダイレクトの会社の業績、自動車保険の制度、損害保険会社という認可企業のルールなどの観点から踏まえてアクサダイレクト、通販型自動車保険に入って良いかどうかを詳しく説明していきます。

アクサダイレクトを売上高などの客観的データから検証

アクサダイレクトの評判だけを見ると感情的なコメントが多いのでこのサイトでは客観的なデータをもとに会社の規模や契約者や被害者に対する支払い実績などを踏まえて判断して行きます。まずアクサダイレクトという会社の概要を見てみましょう。

アクサダイレクトとはどんな会社?

アクサダイレクトという保険会社はもともとフランス発祥の会社です。1817年に創立し、世界67カ国で展開している会社です。日本法人の正式な名称は「アクサ損害保険株式会社」です。

1996年の保険自由化に伴い日本に参入し、1998年に損害保険事業を始めました。また関連会社で「アクサ生命」という生命保険会社もあります。こちらも保険自由化に伴い当時日本の生命保険会社であった「日本団体生命」を買収しアクサ生命として新たに参入しました。

このようにアクサダイレクトは世界規模で展開しているグローバル企業でありながら、日本での活動も保険自由化とともに今日まで続いている会社です。また、アクサ生命は外資系生命保険会社と見られがちですが、実はもともと日本の生命保険会社を買収し展開している会社です。

アクサダイレクトの売上を他社と比較

日本においてアクサダイレクトは他の自動車保険の会社と比較して保険料の売り上げはどうなのか見ていきましょう。

各保険会社は「正味収入保険料」というのを公表しています。これは契約者からどのぐらい保険料を支払ってもらっているかの指標になります。正味収入保険料が各保険会社の純粋な保険としての売上となるのです。それでは各保険会社とアクサダイレクトの正味収入保険料を見ていきましょう。

正味収入保険料(その会社の業績や売上規模を示す指標となるもの)

会社名 正味収入保険料
アクサダイレクト 485億円
ソニー損保 897億円
三井ダイレクト損保 370億円
セゾン自動車火災 283億円
イーデザイン損保 279億円
SBI損保 232億円
チューリッヒ保険会社 129億円
そんぽ24 133億円
セコム損保 77億円
損保ジャパン日本興亜 10,777億円
東京海上日動火災 10,644億円
あいおいニッセイ同和損保 6,840億円
三井住友海上火災 6,592億円

ピンク色の代理店型はメガ損保と呼ばれるぐらい規模が異なるので参考程度に見てください。アクサダイレクトは正味収入保険料において通販型ではソニー損保に続いて2位の規模になります。

三井ダイレクト、イーデザイン、セゾンはそれぞれメガ損保会社の子会社です。日本での認知度が高い大手損害保険会社の子会社3社よりも保険料収入が大きいというのは非常に健闘していると言えるでしょう。

アクサダイレクトは通販型においては売上トップクラスの会社と覚えてください。

アクサダイレクトの損害率を他社と比較

続いてアクサダイレクトと他の損害保険会社の損害率を比較します。なぜ損害率を調べる必要があるかというと、いくらアクサが売上上位と言っても事故を起こした後に支払う損害金が正味収入保険料より大きいと赤字になってしまうからです。

赤字になる会社で保険に入っても不安になってしまいます。また、反対に損害率が低過ぎてもいざ事故が起きた時にお金を補償をしっかりしてくれないという不安にもつながります。バランスの良い損害率なのか見てきましょう。

自動車保険 正味損害率 =(正味支払保険金+損害調査費)÷(正味収入保険料)

会社名 正味損害率
アクサダイレクト 62.1%
ソニー損保 55.9%
三井ダイレクト損保 75.6%
セゾン自動車火災 67.6%
イーデザイン損保 61.8%
SBI損保 82.9%
チューリッヒ保険会社 120.8%
そんぽ24 62.4%
セコム損保 48.1%
損保ジャパン日本興亜 60.1%
東京海上日動火災 60.7%
あいおいニッセイ同和損保 58.2%
三井住友海上火災 61.6%

他社と比較してもアクサダイレクトの損害率は平均的と言って良い数値です。通販型自動車保険は代理店型自動車保険と比べて出し渋りされるというイメージがありますが、損害率を比較してみると代理店型も60%前後の損害率になります。

損害率を比較する上ではアクサダイレクトが出し渋りをしているようには見受けられません。売上も大きい方なのでこの損害率を維持していれば会社自体も安定した経営で、かつ契約者にとっても出し渋りの心配も少ない安定した数値と言えるでしょう。

アクサと他の保険会社どのぐらい違うのか?保険料を実際に比較

アクサダイレクトの保険料は他社と比べてどのぐらい安いのか実例を基に調べてみましょう。

下記のような条件で同じ通販型のチューリッヒとソニー損保、代理店型の保険会社である東京海上日動の3社と比較してみましょう。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:26歳

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件26歳以上

運転者限定:家族限定

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

こちらの条件を基にいくつかの車種でアクサダイレクトと他の保険会社がどのぐらい保険料になるのか見ていきましょう。

トヨタ ヴィッツ 自動車保険 比較

会社名 アクサダイレクト チューリッヒ ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 39,990円 46,110円 58,030円 90,220円

アクサダイレクト、チューリッヒ、ソニー損保、東京海上日動の各保険会社の料金を出しました。チューリッヒの保険料について書いた記事ではチューリッヒはかなり安い保険料と記載していますが、アクサダイレクトはそのチューリッヒよりも安い保険料でした。

続いてプリウスの保険料を同じ4社で見て行きましょう。

トヨタ プリウス 自動車保険比較

会社名 アクサダイレクト チューリッヒ ソニー損保 東京海上日動
保険料 49,990円 57,020円 78,690円 101,110円

プリウスでも同じ結果になりました。アクサダイレクトがチューリッヒ、ソニー損保、東京海上日動よりも安い保険料になっています。チューリッヒよりも7,000円も安い値段です。

つづいては高級車と呼ばれる価格帯の保険料で比較してみます。

ヴェルファイア 自動車保険 比較

会社名 アクサダイレクト チューリッヒ ソニー損保 東京海上日動
保険料 54,400円 57,280円 90,380円 103,380円

トヨタヴェルファイアの各社の保険料を出しました。ここでもアクサダイレクトがチューリッヒ、ソニー損保、東京海上日動よりも安い保険料です。車両価格が高い自動車においてもアクサダイレクトが安い結果になりました。

それでは輸入車においてはどうなのか、見ていきましょう。

会社名 アクサダイレクト チューリッヒ ソニー損保 東京海上日動
保険料 65,210円 66,220円 93,790円 125,750円

BMW3シリーズの各保険会社の保険料を出しました。アクサダイレクトとチューリッヒの保険料は1,000円程度の差ではありますが、アクサダイレクトの方が安い結果になりました。

以上のように今回の26歳以上の条件においてはすべての車において、アクサダイレクトがチューリッヒ、ソニー損保、東京海上日動よりも安い結果になりました。

調べる前の私の印象はチューリッヒが一番安いと感じていましたが、アクサダイレクトが一番安いというのは意外な発見でした。

しかし、この比較はあくまでも今回の条件における各社の保険料になります。あなたの条件ではこの結果と違った結果が出るかもしれません。何社かあなた自身で見積を取ってみて比較してみるのをおすすめします。

数社の見積を自力で取るのが面倒な時は一括見積サイトを使い10社近くの保険会社の見積を一度に入手し、その中から気になる会社に改めて見積もりを依頼するのが一番効率よく保険を検討することができます。

補償内容は大丈夫なのか?

アクサダイレクトが他社と比べて優れた補償があるのか、それとも保険料は安い分補償はされないものがあるのか気になるところです。

アクサダイレクトの各補償を見ても他社と比べて見劣りする補償はありません。その反面他社にはない優れた補償というのもありません。

ネットの評判を見ると例えば人身傷害で補償されなかったなどの口コミを見ます。私はこれについてはアクサだから補償されなかったというものではなく、どの保険会社でも同じ結果になるような補償だったと考えます。

なぜなら同じ補償内容で他社では保険がおりるのにアクサではおりないということは国が認めないからです。

損害保険というのは金融庁の監視下にある認可事業です。金融庁というのはとても厳しい監視を行う機関です。例えば2006年に損害保険数社において保険金未払いという不祥事が発生しました。その時に金融庁が出したペナルティは2週間の営業停止です。

2週間というと短いように感じるかもしれませんが、損害保険会社の1日あたりの売り上げは数億円にも登ります。これが2週間続くとなると相当な売り上げダウンになります。罰則を受けた保険会社はかなりのダメージがありました。

それまでも金融庁に対して厳しいイメージをもっていた損害保険会社はそれまで以上に自社内を厳しく統制することになりました。これ以降契約した補償内容はどんなことがあっても全額支払うということになりました。

もしアクサが他社では支払える補償を支払わないと答えてしまったら金融庁が営業停止処分を出してしまうのです。

アクサも営業停止など絶対したくないですから契約者へ支払える補償はすべて支払うようにします。

補償内容に対して他社と差がないということは保険料は安くても補償はしっかりされるということです。

これはアクサダイレクトや他の通販型自動車保険に加入する上で大きなメリットです。

ロードサービス比較

アクサダイレクトのロードサービスは他社と比べて見劣りするのか、他社のサービス内容と比較してみましょう。

通販型保険会社のロードサービス内容一覧

保険会社 アクサダイレクト ソニー

損保

SBI

損保

三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 35km 50km 50km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 100km 100km
ガス欠燃料補給 △

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し ○ × 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

× 〇 〇 ×
宿泊費用 最寄りのビジネスホテルまで負担 限度無(一泊まで) 一人一泊15,000円 無し 一人一泊1万円 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 限度無 限度無 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 限度無 限度無 10万円 不明 15万円 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス 〇ペットホテル費用負担 ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

各社と比較するとサービス内容でほとんどのものをカバーしていますが、一つ挙げるとするとレッカー走行距離が他社と比べて少ない点です。35キロが限度だと遠くに旅行に行った場合には足りないです。

アクサダイレクトのホームページにはアクサが指定する最寄り修理工場であれば距離の制限はないと書いてありますが、これが35キロ限度の代わりになるサービスとは言えません。

遠出をして事故や故障でレッカーを依頼した場合、事故現場からの最寄りの修理工場に自分の車を預けても不安に感じる人が多いからです。

アクサのサービスでレッカー移動後に修理した車は距離を無制限で自宅まで持ってきてくれるから安心と言いますが、万が一貴重品や大事なものを車に入れたまま運ばれてしまった場合、後で取りに行くのが難しいです。

また、修理後に運転していて修理箇所が再度壊れた場合、またその修理工場まで運ぶことも難しいです。

レッカー移動の距離が短い点とアクサが提携する最寄りの修理工場に持って行く点はデメリットの方が多いです。

それ以外はロードサービスで必要な補償がされています。

なぜアクサダイレクトの事故対応の評価が低いのか

つづいて事故対応について調べてみましょう。多くの人が通販型の自動車保険にも事故対応力を重視します。アクサダイレクトが口コミなどの評価で低い理由のほとんどが事故の担当者の対応についてです。

しかし残念ながら事故対応力は契約者によって評価が分かれます。一人の事故担当者について、「ものすごいよかった」と評価する契約者がいれば、反対に「この担当者が最悪だった」と評価する契約者もいます。その担当者が契約者によって対応を変えたわけではないのです。

ではなぜ評価が分かれるかというと契約者の主観によって担当者の評価が変わるからです。事故後の報告を例にして具体的に解説します。

事故を起こした後の契約者への担当者の報告が月1回だったとします。忙しい個人事業主だったらこの月1回の頻度がありがたいと感じるかもしれません。毎日連絡来られても忙しいのでわずらわしいからです。

逆に心配性な人だったら月1回程度の報告では不安になってしまいます。毎週、できれば毎日でも連絡をもらわないと事故のことが気になって仕方がないからです。

このように同じ月1回の報告でも契約者の主観的なとらえ方によって評価が大きく異なります。

これは何も通販型の自動車保険に限ったことではありません。代理店型の自動車保険でも担当者の性格や契約者の個人的な感情で評価は大きく変わります。

私自身が事故対応を日々やっているなかでこういう経験を多くします。私の事故対応にとても感謝してくれる契約者もいれば不満で他社に変えてしまう契約者もいます。しかし私は誰に対してもほとんど同じように対応するのです。

事故対応の評価というのはあまりあてにならないと思ってください。

大事なのは事故対応サービスの内容を比較すること

先ほど書いたように担当者の事故対応は主観的な判断によって異なります。大事なのは各保険会社が提供する事故対応時のサービス内容という客観的に判断できる内容で比較することが大事です。

下に各保険会社が事故が起きた後にどのようなサービスを提供しているかまとめました。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 アクサダイレクト ソニー

損保

SBI

損保

三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) × 〇 × × 〇 〇 × 〇
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数 全国58事務所 200ヶ所 非公表 全国約160事務所 非公表 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数 1050ヶ所(保証サービスが充実) 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1000ヶ所 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

アクサダイレクトの事故対応について、良い点は提携修理工場社の数が多いところと修理工場のサービス内容が充実していることです。

アクサダイレクトが認定する修理工場に修理を依頼した場合、事故車両の無料引きとり、修理期間中の無料代車の提供、クリーニング清掃実施での引き渡し、修理箇所のワンオーナー永久保証などの特典があります。

車を購入したところに修理を出す場合が多いですが、購入先が遠方であったり、購入先の修理実績がわからなかったりすると、どこに修理を出して良いかわからないこともあります。

その時にこの認定工場に預ければ上記のようなサービスを受けられるのはありがたいです。また、私の地域での認定工場を見る限り信頼できる工場が多いです。当社も事故で修理に困ったらお願いする工場もたくさんあるのでアクサの認定工場はある程度信用できます。

結論「アクサダイレクトは加入しても大丈夫?」

今回はアクサダイレクトの保険料や評判などについて色々と調べてきました。

「アクサダイレクトに加入しても大丈夫なの?」という質問について、私は保険料等であなたにとってメリットが多いのであれば大丈夫と答えます。

会社の評判は気になることはよくわかります。しかし、今回書いたように事故の対応などの評判は人の受け止め方次第で変わります。周りが良いと紹介された保険会社や代理店であっても自分と合わないという人もいます。

評判とは非常に主観的であいまいなものなので私はあなたが自動車保険に入るにあたり何を優先したいかをいくつか絞って決めることをお勧めします。

例えば旅行で遠くまで運転するからロードサービスが充実した保険会社が良いと思えばロードサービスの内容を比較して決めてください。

とにかく保険料を安く済ませたいと思ったら比較サイトなどで調べてあなたの条件で安い保険会社に契約をしてください。

大事なのは主観的な評価よりも客観的なサービスや保険料などで検討するという気持ちになれば通販型の保険への加入は怖いものではありません。

この記事がアクサに加入すべきか、それとも他の会社にすべきか悩んだ時に参考になれればこのうえない幸せです。

チューリッヒ自動車保険の保険料や評判を知りたい!〜実際の保険料や評判を徹底調査〜

チューリッヒ 自動車保険 評判 評価

自動車保険会社でチューリッヒをご存知ですか?ピンとこなくてもテレビCMで「ハロー、チューリッヒ♪」と言うフレーズを一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?

チューリッヒのテレビCMでは車両保険込みでもかなり安い保険料が紹介されています。実際にどのぐらいの保険料なのか。保険料以外にもどのような特徴があるのか。事故対応などは安心なのか。今回はチューリッヒ保険のことについて解説していきます。

チューリッヒはどんな保険会社?

チューリッヒの会社名は「チューリッヒ保険会社」になります。その名の通りスイスのチューリッヒを拠点にする「チューリッヒ・インシュアランス・グループ」の日本法人になります。

世界のグループ会社は合計54000人の社員がいます。210ヶ国以上で展開をしています。

日本法人であるチューリッヒ保険会社の社員数は約1000人です。日本の事業所は全部で5拠点になります。東京、大阪、長崎、札幌、富山の5ヶ所です。

自動車保険の会社でこの規模は小さいと言えます。代理店型と呼ばれる大手の損害保険会社である東京海上日動は社員が17000人以上です。事業所は約120ヶ所です。

チューリッヒと同じ通販型自動車保険であるソニー損保でも社員数1200人、全国26か所の拠点です。同じ通販型の会社と比べても大きな会社ではないです。

チューリッヒは安定経営か?

通販型は保険料が魅力的でも会社の経営が安定してなければいざという時に保険がおりないなどの不安があります。

そこで日本法人としてのチューリッヒは安定経営なのか、売上規模や損害率などを調べてみました。

まずチューリッヒの売上規模になります。各保険会社は「正味収入保険料」というのを公表しています。これは契約者からどのぐらい保険料を支払ってもらっているかの指標になります。正味収入保険料が各保険会社の純粋な保険としての売上となるのです。

チューリッヒの正味収入保険料は129億円になります。これがどのぐらいの売上規模なのか、各保険会社と比較してみましょう。

各保険会社の正味収入保険料(その会社の業績や売上規模を示す指標となるもの)

会社名 正味収入保険料
チューリッヒ保険 129億円
ソニー損保 897億円
アクサダイレクト 485億円
三井ダイレクト損保 370億円
セゾン自動車火災 283億円
イーデザイン損保 279億円
SBI損保 232億円
そんぽ24 133億円
セコム損保 77億円
損保ジャパン日本興亜 10,777億円
東京海上日動火災 10,644億円
あいおいニッセイ同和損保 6,840億円
三井住友海上火災 6,592億円

以上のように、チューリッヒは通販型の保険会社の中でも少ない売上規模になります。私としてはテレビCMで多く流れている印象があるのでこの売上規模なのは驚きました。

続いてチューリッヒの「収入」に対して、契約者が事故を起こして支払う「保険金」を差し引いた「損害率」がどのぐらいなのか見ていきましょう。「損害率(正味損害率)」とは保険料収入から事故による保険金、それにかかわる諸経費を差し引いた数値です。

先ほども記載しましたが、収入に対して支出である保険金を多く支払っていると会社として不安があるからです。支出を見るうえで損害率が重要なポイントになります。それでは各保険会社の正味損害率と比較しながら見ていきましょう。

各保険会社の正味損害率

会社名 正味損害率
チューリッヒ保険 120.8%
ソニー損保 55.9%
アクサダイレクト 62.1%
三井ダイレクト損保 75.6%
セゾン自動車火災 67.6%
イーデザイン損保 61.8%
SBI損保 82.9%
そんぽ24 62.4%
セコム損保 48.1%
損保ジャパン日本興亜 60.1%
東京海上日動火災 60.7%
あいおいニッセイ同和損保 58.2%
三井住友海上火災 61.6%

先ほど記述したように「損害率(正味損害率)」は保険料収入から事故による保険金、それにかかわる諸経費を差し引いた数値です。数値が少ないほどもらった保険料収入に対して損害額が少ないことになります。

チューリッヒの損害率は120%を超えるほど大きな損害になっています。契約者からもらう保険料がよりもチューリッヒが契約者に支払っている保険金の方が多いのです。

これは普通の会社で言えば赤字になります。これは非常に危険な数値です。この状態がずっと続けば会社は撤退や他社に買収されないと会社の存続は難しくなってしまいます。

チューリッヒは世界的で展開している企業のため万が一日本事業の撤退などになっても契約者の事故の補償を辞めてしまう可能性は低いです。そんなことしたら世界で信用がなくなりますからね。

保険料が安いなどの理由でチューリッヒに加入しても長く加入することを前提ではなく、毎年各保険会社の保険料を比較した上で乗り換えを前提に入った方が良いかもしれません。

チューリッヒは保険料が安い!(他社との保険料を比較)

チューリッヒは他社と比べてどのぐらいの保険料なのか気になるところです。いくつかの条件を基に数社の保険会社の比較をしてみましょう。

基本となる条件はこちらになります。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:26歳

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件26歳以上

運転者限定:家族限定

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代日額7千円まで可能)

その他特約:弁護士費用あり

こちらの条件を基にいくつかの車種でチューリッヒと他の保険会社がどのぐらい保険料になるのか見ていきましょう。

トヨタ ヴィッツ 自動車保険 比較

会社名 チューリッヒ SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 46,110円 53,690円 58,030円 90,220円

ヴィッツの保険料を他の通販型2社と代理店型の東京海上1社と比べて見ました。SBI損保やソニー損保、東京海上と比較してもチューリッヒのみが4万円台と4社の中では一番安い保険料になっています。

トヨタ プリウス 自動車保険比較

会社名 チューリッヒ SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
保険料 57,020円 66,550円 78,690円 101,110円

続いてプリウスを先ほど同じ保険会社で調べてみました。ヴィッツと同様プリウスも4社の中ではチューリッヒがSBI損保、ソニー損保、東京海上日動と比較して一番安い保険料になりました。2番目に安いSBI損保と比べても8,500円近く安いです。

ヴェルファイア 自動車保険 比較

会社名 チューリッヒ SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
保険料 57,280円 67,390円 90,380円 103,380円

車両価格が高いヴェルファイアで検証してもSBI損保、ソニー損保、東京海上日動と比べてチューリッヒが一番安いです。26歳以上で車両保険を付けたプランの今回の条件ではチューリッヒが他の保険会社よりも安い結果が出るのかもしれません。

最後に輸入車の場合はどうか調べてみました。

アウディ A4 自動車保険 比較

会社名 チューリッヒ SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
保険料 スマホ見積もり車両無し 94,520円 109,430円 144,410円

チューリッヒはなぜかアウディの車両保険を選択することが出来ませんでした。かならず車両保険「なし」になってしまうのです。ちなみに車両保険の価格は510万円でヴェルファイアとそこまで変わりません。チューリッヒは輸入車の修理費などが高い可能性のある車の契約を敬遠しているのかもしれません。

以上のように様々な車種で比較した結果、チューリッヒは他社と比べても保険料は安い可能性が高いです。保険料の安さを追求したい場合には一括見積サイトなどで他社と比較した上でチューリッヒが一番安いようなら検討する価値があるかもしれません。

チューリッヒの事故対応力を調査

チューリッヒが他社と比べても保険料が安いということがよく分かりました。しかし他社と比べて事故の対応力はどうなのか気になります。

保険料が安いだけで事故対応は悪いとなると、いざ事故が起きた時に不安になります。不安になる保険ではいくら安くても入る気持ちにはなりません。

チューリッヒの事故対応を検証する前に保険会社の事故対応力について知ってほしいことがあります。それは通販型に限らず事故対応は事故の状況や事故を対応する保険会社の担当者によって満足度が全然違うと言うことです。

たとえば、追突事故などの過失割合が100対0の場合は、どの保険会社であっても差がありません。過失の交渉などが無いからです。

しかしこちらが直線の優先道路で脇道から来た車両が一時停止を無視してぶつかったとします。

この場合こちらが避けきれないと主張しても優先道路の通行車両にも過失が発生します。

なんとか過失を軽くするように相手と交渉する保険担当者か、それとも一般的なルールということで過失の減額交渉をしない担当者かで評価は大きく分かれます。

このように担当者の資質ごとに評価が分かれるものを比較することはできません。そこでこのサイトでは各保険会社が事故の時にどのようなサービスを標準で受けることができるかを比較することにしています。

各社の事故対応におけるサービス内容を一覧にまとめました。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 チューリッヒ保険 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) × × 〇 × × 〇 〇 〇
被害事故相談  〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 事故相手が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数  全国100ヶ所以上 非公表 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 非公表 280人 不明
提携修理工場者数 1400ヶ所以上 1000ヶ所 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

※見えない部分は横にスライドしてください。 

チューリッヒの事故対応は他の保険会社と比べても対応が不十分というものはありません。あえて一つマイナスポイントと言えば、警備会社による事故現場急行サービスがありません。ソニー損保やイーデザイン損保などには現場急行サービスが付いています。

これは事故が起きた時に事故現場に警備会社であるALSOKやセコムの担当者が駆けつけ、事故の状況をまとめてくれるというサービスです。示談交渉などは警備会社なので行えませんが、事故の状況や相手の連絡先などの確認をしてくれます。

事故が起きた時に誰か第三者が来てくれると安心という場合には非常に心強いサービスです。

チューリッヒには残念ながらこの現場急行サービスがないので事故が起きたとき、現場での対応は自分が行うことになります。その点はご注意ください。

チューリッヒのロードサービスは他社より優れているのか?

次に事故や故障の時に役に立つロードサービスの内容についてです。安全運転をしていて事故を経験した事がなくても車の調子が悪くレッカー移動を保険会社に頼むケースは多いです。

車はこまめにメンテナンスをしてもある日突然動かなくなる時があります。そういう時のためにもレッカー以外のロードサービスがどれだけ充実しているかは大事です。下に各社のロードサービス内容の一覧をまとめました。

通販型保険会社のロードサービス内容一覧

保険会社 チューリッヒ保険 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 100km 50km 50km 35km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 100km
ガス欠燃料補給  〇 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し 〇 〇 × 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

× 〇 ×
宿泊費用 最寄りのビジネスホテルまで負担 一人一泊15,000円 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 一人一泊1万円 無し 無し(オプションで追加)
交通費用 限度無 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 限度無 10万円 限度無 限度無 不明 15万円 不明 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス 〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

〇ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

※見えない部分は横にスライドしてください。

他社とのロードサービスの内容を比較するとチューリッヒのロードサービスは充実しています。例えば、レッカーで移動された後の帰宅などにともなう移動交通費や宿泊費用の限度額が無しです。他社はサービスそのものがなかったり、あっても料金の上限を設けています。

さらにペットも一緒の場合にはペットの宿泊代まで負担してくれます。旅行、宿泊のキャンセル料まで負担してくれるのは非常にありがたいです。

車で遠くに旅行をする人にとってチューリッヒのロードサービスは非常におすすめです。

チューリッヒの評判・口コミ

チューリッヒを利用したことのある人の評価を見ていきましょう。良い意見、普通の意見、悪い意見を「みん評さん」から抜粋しました。

○良い意見

車に全く詳しくなく、興味もなく、走ればよいという気持ちで、軽自動車に乗っています。修理や点検も専門用語がよくわからないので主人に任せています。先日、1人で運転中に急に車がガタガタいい出して路肩に止めると、後輪がパンクしていました。

田舎道だったので、周囲にガソリンスタンドもなく、聞くような人もおらず、タイヤ交換なんて見たこともやったこともなく、確かスペアのタイヤを積んでいるはずだと思いましたが、どこにあるのかもわかりません。今しかないと、迷わずチューリッヒに連絡して、ロードサービスをお願いしました。

電話口の方はまず怪我などがないかどうか聞いてくれて、ちょっと安心して落ち着くことができました。電話してから20分くらいでかけつけてくれて、あっという間にスペアタイヤへの交換をしていただきました。車に詳しくないので、ロードサービスが良い所を選んで本当に良かったと実感しました。

チューリッヒの保険の良いところはロードサービスは、他社と比べても充実しているということです。現場対応時間にも制限がなく24時間対応してくれます。レッカーけん引は保険会社指定以外でも100kmまで無料だったので凄く助かります。

私は冬に一度エンジントラブルで車が動かなくなり23時を超えていたので厳しいかなと思っていました。しかしチューリッヒ保険に加入していたおかげで30分以内にレッカーが来て助けてくれました。困った時にすぐ対応してくれたのは保険に加入していたからだと思います。保険の加入は本当に大事だと思いました。

現在加入している保険会社の前に加入していました。この保険会社はオペレーターの方がよく教育されているのか,いつも気持ちの良い対応でした。インターネットの見積もり比較サイトでさらに安い保険会社が見つかったため乗り換えることになりましたが,良い印象を持っています。

事故の対応の際,真っ先に私の安全を気にかけてくださり嬉しかったです。事故の相手の誠意のなさ、相手の保険会社の担当との話がなかなか進まず、旦那はとてもイライラしていました。チューリッヒの担当の方の対応で私たちの気持ちはだいぶ救われました。

とても、後味の悪~い事故でしたが、チューリッヒの担当の方に出会えて良かったと、夫婦共々感謝しています。

△まあまあ(かもなく不可もなく)の意見

ネット申し込みできるので、かなり安い部類の保険だと思います。ただ、ロードサービス無料が1回のみだったりするところや、ややオプションの部分で、不測の事態に対する対応力ではもう少し改善点がある感じですね。電話対応などは丁寧でそこは〇。

先日、高速道路を走行中に飛び石でフロントガラスに傷がつきました。修理では無理とのことでフロントガラス全体の取り換えということになり、修理費14万円とのこと。免責1回目は5万円と1等級降下を比べても車両保険を使う方が良いとのことで車両保険を使用しました。

車両保険の使用自体は、スムーズに問題なく終了したのですが。車両保険を使うかどうか検討している際に、保険料がいくら上がるのか問い合わせたところ、概算で現在の保険料との差額が5万円以上と言われました。

1等級降下の割引率が何%下がるのか また保険料率自体をチュウリッヒが値上げしたのか?を電話で聞きましたが、担当者は『そのような具体的な数字が出せません。』のいってんばり。普通は答えられる質問ではないか と言いましたが、『そのような質問にはお答えできません!』とのこと。

割引率の変動等は教えてもらえないものなのでしょうか?こういうところをもっと改善してほしいですね。

事故を起こしてしまったのが休日だったのですが、担当の者が休みという理由で平日まで対応出来ないと言われました。ですが、平日になっても一向に電話が来なかったため、再度電話すると知らなかったと言われました。

その後、取り合ってもらえましたが、終始こちらが悪いという言い方で言われてとても悲しかったです。初めての事故でふあんだったので、もう少し安心させてほしかったです。有名な会社ですが、事故対応は最悪だと思います。残念です。もう二度と利用しません。

×悪い意見

後ろから軽く追突事故を起こしました。物損扱いで処理を開始したのですが、担当者が確定するまでに8人変更されその都度不明確な点を補うはめになりました。途中責任者らしき人からアンケートに対し連絡が来たが特にお詫びも無く事実のみを話して終りました。

こちらから連絡しなければ動かず、原因は被害者にあると言うが翌日には言った点は解決される。結局すべて処理が終るのまでにまるまる1年を費やした。これで「お客様満足度」がトップレベルとは不思議な結果です。二度と加入しません。

加入してから半年ちょっと経ったところで飛び石に遇い、フロントが結構盛大に割れてリペアでは効かないとの事で悩んだ末に車両保険を使うことに。電話すると『契約の書類に不備があるため保険料は出せません』『契約不備のメールを送った』と。

パソコン確認しましたが何処にもメールは見当たらず、電話すると『メールで送った』の一点張り。次の日書留で『契約内容に不備があるため保険は使えません』と文章が届いた。

え、書留送れるなら不備が見つかった時点で書留で送ればよかったし、そんな大事な話をメールで送りその後何の返事もないのに放置した時点で企業として終わってます。

保険料ももちろん契約時に一括で払っていますし、ひどい対応だなと思いました。

結局保険料は返金してもらい契約は無かったことに。契約して時間がたっていたので等級が下がりました。手続きをすれば等級は引き継げたみたいですが、毎日乗っているのですぐに保険契約の必要があり等級は下がったまま他の保険屋と契約しました。

本当に最悪でした。飛び石程度でほんとに良かったと思います。人身だったらと思うと寒気がします。チューリッヒ本当にやめておいた方がいいです。

追突事故の時、ろくに調査もせず適当な事故の過失割合を決める。この保険会社の言い分は「車が動いてたから追突された側の過失も20%」のみ。被害者への事故対応も最初に電話1本だけ。あとは知らん顔。法律とかド素人の私に論破された挙句、過失割合も0%になりました(笑)

そもそもこの会社の事故担当者はアルバイトか何かでしょうか?。無責任そのもの。顧客満足度95%?さすがです。全く使えません。

※みんひょうより一部抜粋、修正

以上が評判や口コミなります。

良い意見としてはレッカーサービスの対応が多かったです。事故の対応も一部の人には満足のいくものでした。評価が普通の人や悪い人の意見の多くはやはり事故の対応でした。

先ほども書きましたが、事故の対応は担当者の力量や言葉遣いにより満足度は大きく異なります。

例えばお互い走行中の事故の場合、契約者がいくら過失が無いと主張しても裁判事例でお互いに過失が出る事例では契約者の意見は通せません。

それを保険会社が最初から「過失は〇%です。裁判事例を覆せません」と言うだけなのか、「相手や相手の保険会社と様々な方法で交渉をしましたが残念ながらこちらの主張は通せず過失が〇%になってしまいます。」と言われるのでは契約者の印象は全く違います。

私が代理店として事故の対応する時に、相手の保険会社が通販型の場合もあります。多くの場合、通販型の担当社員が契約者のために過失交渉を一生懸命するというケースは少ないです。

これには大きな理由があります。それは通販型は保険料が安い分、仕事の効率を求めるからです。

代理店型と比べて圧倒的に保険料が安いという事は仕事を効率的に進めなければなりません。

その中で事故による過失交渉で契約者の意向を反映するのはある面では非効率な仕事になります。

当然契約者はこの時のために保険に加入しているので交渉をお願いするのは当然の権利です。しかし、効率を考えすぎてしまう担当者の場合、最初から過失交渉は難しい、出来ないという事を契約者に言ってしまいます。その結果、契約者から悪い評価を受けてしまいます。

以上のことからも、担当者により事故の対応についての満足度が変わりやすい通販型自動車保険は最初から事故の対応を期待しない方が気持ちが楽になります。

チューリッヒをおすすめする人

先ほどの評価などをもとにどのような心がまえの人にチューリッヒに加入することをお勧めするかをまとめてみました。

・チューリッヒが他社と比べて一番安い保険料になる

・事故はセルフサービスと割り切れる

・旅行で遠くに行く時にもマイカーを利用する人

・ロードサービスの内容を重視する人

・毎年保険料を見直して最安の保険会社に変える人

チューリッヒをおすすめしない人

反対にチューリッヒに入ることはあまりお勧めできない人はこちらになります。

・免許を取り立てで初めて保険に入る一人暮らしの人

・事故対応を保険会社に任せたい人

・良い保険の内容の提案を望む人

以上になります。

チューリッヒは他の通販型の保険会社と比較しても保険料が安い会社です。保険料を重視する人、保険料に加えてロードサービスを充実したい人にはおすすめです。

しかし、保険会社としては損失の多い状況が心配なので、一度チューリッヒの入ったからずっと変えずに更新するというのは少し危険です。

更新時期の2ヶ月前から毎年一括見積サイトなどであなたの車の保険の最安値を調べてみて他の保険会社に乗り換えることもマイカーを安心して乗る上で大切なメンテナンスになります。是非活用してください。

【口コミから検証】ソニー損保の自動車保険の評価、事故の評判はどう?

ソニー損保自動車保険口コミ・評価・評判

あなたは代理店型の保険に加入していて他の人から通販型の自動車保険を勧められたことはありませんか?

その中でソニー損保に加入しているという話を聞くことが多いかもしれません。

テレビCMなどでソニー損保は露出しているので気になる存在ではあります。しかし、実際に今の自動車保険からソニー損保に乗り換えるには勇気がいります。

ソニー損保を知るうえで大切なのは契約者の入った理由、口コミです。今回は当社からソニー損保に乗り換えた人の理由や、口コミサイトからソニー損保の評価を調べて、それを基にソニー損保についてまとめてみました。

ソニー損保の特徴

「ネット型の保険は初めてなのでどこにすれば良いか迷いましたが、ソニーというなじみのある会社だったので決めました。」

ソニー損保は「ソニー」という名前の通りハイテク機器メーカーであるソニーの子会社です。東京海上日動や損保ジャパン日本興亜などの代理店が販売をする「代理店型」と異なり、インターネットやコールセンターなどで契約者自らが手続きをする「通販型」の自動車保険です。

かつてウォークマンなどハイテク機器で時代をけん引していたソニーらしく、自動車保険のサービスにおいても、それまで日本になかったサービスを提供してきました。例えば現在通販型自動車保険会社の多くが導入している「走行距離で保険料を変える仕組み」はソニーが普及させました。

現在ではスマートフォンアプリサービス「トラブルナビ」など、画期的なサービスを展開しています。

ソニー損保は「“Feel the Difference” ~この違いが、保険を変えていく~」という理念を持っています。これは、ダイレクト(通販型)ならではの、圧倒的な「違い」。他の保険会社にはない、先進的な「違い」。お客様とともに歩むという、本質的な「違い」。このスローガンを掲げてサービスを提供しています。

今後も他社とは異なる、違いのあるサービスを契約者に提供する姿勢が見られます。

ソニー損保の自動車保険の特徴

続いては商品の特徴についてです。先ほどの会社スローガンである「違い」について、他社とはどのようなサービスが違うのか見ていきましょう。

スマホアプリ「トラブルナビ」

「決め手はスマホアプリの『トラブルナビ』です。事故の時やロードサービスを利用したいときに現場がソニーと繋がるので安心です。」

トラブルナビはソニー損保の契約者向けのアプリサービスです。事故や故障などのトラブルが発生した時に利用するアプリです。主な利用な方法を説明します。

・事故対応マニュアル

事故が起きた時にどのように対応をして良いか解る人は少ないです。また、何となく解っていたとしても冷静に対処するのは難しいです。例えば人にぶつけてしまった場合とガードレールなどにぶつけた場合では事故後の対応は異なります。

そんな時に事故対応マニュアルを見ることで、今回のような事故の場合は次にどのような行動をすれば良いか見ることが出来ます。

事故対応マニュアルは事故の時に落ち着いて対応をするための重要なツールになります。

・事故メモ

相手のいる事故場合は相手からの情報を保険会社に伝える必要があります。その場で何を聴けば良いか解る人は少ないです。また、事故現場で警察から「お互いに連絡先を交換してください」と言われますが、その時にメモ帳やペンが無いと混乱してしまいます。

メモ帳が無い場合に紙切れなどで代用して書く人もいますが、書いた後に紛失してしまう恐れもあります。

そんな時トラブルナビの事故メモを使えば相手からどのような情報を聞けばいいのか項目が書いてあります。そしてその項目をスマホで入力すればいいのです。メモ帳やペンを用意する必要もないうえに、紛失する恐れもないので安心です。

・故障、トラブルナビゲーション

出先などで自動車が故障してしまい、どうして良いのか解らない状況が発生したとします。そんな時に故障トラブルナビゲーションが役に立ちます。

万が一動かないような状況の場合にはすぐにソニー損保のロードサービスへ連絡をすることが出来ます。

・今どこレーダー、今ここGPS

事故や故障で車が動かなくなり、ロードサービスを手配するときに困ることは自分が現在地がどこなのかを説明することです。

自分の近所や知っている場所ならすぐに答えられますが、知らない場所では説明することが出来ません。また、知っている場所だとしてもコールセンターは自分の地域担当者ではないので細かく説明しなければ通じません。

そんな時にスマートフォンのGPS機能を使って自分がどの位置にいるのかソニー損保に伝えることが出来ます。

私は普段から保険代理店として事故現場の対応をしています。事故現場でロードサービスを手配するときにこの機能があれば良いのにと感じます。そのぐらいGPSでの現在地情報を送信できることは便利です。

またレッカー搬送車を手配してからあとどのぐらいで付くのかも今どこレーダーで見ることが出来ます。これも非常に便利な機能です。私が事故現場で経験した例で言うと横転するような事故現場の場合、事故現場検証が終わっても車を移動することが出来ないのでレッカー搬送車が来るまで警察に交通誘導をしてもらう事になります。

その際にあとどのぐらいでレッカー搬送車が来るのか解ると事故した当事者も安心します。警察もあとどのぐらいで到着するか解れば誘導の対応もスムーズに出来ます。

以上のようにトラブルナビには事故や故障などで混乱してしまいがちな現場担当を大きくサポートするサービスが充実しています。

このサービスを利用出来るだけでも大きな価値があります。

走行距離による保険料

「年間走る予定の距離を3,000km~無制限まで7区分から選択でき、無駄な保険料を支払わなくて済むのが良いと思いました。」

通販型の多くの保険会社が走行距離に応じて保険料を変動するシステムを導入しております。しかし、走行距離に応じた保険料を世に広めたのはソニー損保です。

走行距離で保険料が変わるシステムは合理的で不公平の少ない仕組みになっています。

なぜなら、代理店型が導入している使用目的に応じて保険料が変わる仕組みでは不公平が生じる恐れがあるからです。

まず、代理店型の使用目的は「日常・レジャー」「通勤・通学」「業務」の3つしかありません。

例をあげると、通勤で片道4キロを週5回程度利用人がいるとします。この人の一ヶ月の走行距離は約80キロになります。反対に土日のみ車を利用するドライブ好きな人がいるとします。運転が好きなので休みの日には毎週往復で50キロ運転します。そうすると一ヶ月の走行距離は200キロになります。

この例からすると、走行距離は明らかに通勤のみに利用する人の方が少ないです。しかし、使用目的は通勤・通学使用なので、200キロをレジャーで運転する人と比べると保険料が高いのです。

このように使用目的で判断した場合、不公平が生じてしまうのです。

その点、走行距離で保険料が変わる仕組みの場合、使用目的にかかわらず年間の走行距離で保険料が変わるので不公平が無いのです。

また、他の通販型の自動車保険と比べてもソニー損保は走行距離の区分けが細かく設定してます。

保険会社名 各社走行距離区分
ソニー損保

・3,000km以下

・5,000km以下

・7,000km以下

・9,000km以下

・11,000km以下

・16,000km以下

・16,001km以上(無制限)

SBI損保

・5,000km以下

・5,000km超~10,000km以下

・10,000km超~15,000km以下

・15,000km超

イーデザイン損保

・3,000km以下

・3,000km超~5,000km以下

・5,000km超~10,000km以下

・10,000km超

セゾン自動車火災

(おとなの自動車保険)

おとなの自動車保険は、過去1年間の走行距離に応じた走行距離区分で保険料を算出。
特に前年走行距離が10,000km以下の人にはおすすめ。
アクサダイレクト

・5,000km未満

・10,000km未満

・10,000km以上

チューリッヒ保険

・3,000km以下

・3,000km超~5,000km以下

・5,000km超~10,000km以下

・10,000km超~15,000km以下

・15,000km超~

そんぽ24

・4,000km未満

・4,000km以上8,000km未満

・8,000km以上12,000km未満

・12,000km以上16,000km未満

・16,000km以上

区分けが細かいという事は不公平感が少ないという事になります。ソニー損保はここまで走行距離について細かく見てもらえる会社なのです。

ソニー損保と他の通販型自動車保険の違いについて

「他社と比べてもロードサービスや事故の時のサポートが充実しているのでソニー損保に決めました」

代理店型のようなマンツーマン対応が出来ない通販型自動車保険の中でもソニー損保のサービス内容は充実しています。しかし、通販型自動車保険に求める保険料については他社と比べて安いのか、調べてみましょう。

他社との保険料比較

いくつかの条件からソニー損保と他社の保険料を比較しました。条件は下記になります。

見積条件一覧

年齢条件:35歳以上(各社により異なる)

運転者条件:本人・配偶者限定

等級:15等級  免許の色:ゴールド

車両:スズキ スイフト  型式:ZC72S

【補償内容】

対人賠償:無制限  対物賠償:無制限

人身傷害:5000万円  搭乗者傷害:1000万円

車両保険:一般条件(フルカバータイプ)

車両保険免責:1回目5万円 2回目10万円(免責0円特約希望)

この条件を基に一括見積もりサイトで各社の保険料の比較表を出しました。それがこちらの表になります。

他の車種でも見てみましょう。今度はプリウスで比較した保険料を算出します。条件はこちらになります。

〇見積もり条件例
保険契約者(記名被保険者)

・27歳男性・独身
・免許の色:ブルー
・等級料率:16等級・車名:トヨタ・プリウス(型式:DAA-ZVW30)
・初度登録:平成26年5月
補償内容
【年齢条件】:26歳以上
【運転者限定】:本人・配偶者限定
【対人賠償】:無制限
【対物賠償】:無制限
(対物全損時修理差額費用特約付き)
【人身傷害】:5000万円(乗車中のみ)
【車両保険】:一般条件
(自損事故まで補償するタイプ)
車両価格145万円 自己負担0円・2回目以降10万円
【その他特約】:弁護士費用特約(自動車事故のみ)

この条件の見積もりが下記になります。

2つの車種で保険料を出してみましたが、ソニー損保は通販型自動車保険の中では高い保険料になってしまいました。

ソニー損保が高い理由

先ほどの各保険会社の保険料の一覧表で解るように、ソニー損保は通販型自動車保険としては少し保険料が高いです。

しかし、高いのにはそれなりに理由があります。多く分けて3つの理由になります。

①サービスの充実

通販型自動車保険の中で安いと言われるSBI損保などは良くも悪くもサービス内容は普通です。しかし、ソニー損保は少し保険料が高くても納得できるサービス内容になっております。

例えば先述したトラブルナビや事故時の警備会社の駆けつけ。事故後の即時対応など他社にはないサービスを導入しています。

サービスが増えればおのずと費用が掛かります。その費用分が保険料に反映されてしまいます。

②事故後の対応について

ソニー損保は事故後に相手に対して即時対応をしています。これは24時間365日契約者が事故を起こしてしまった場合、相手方への連絡などを契約者からの事故届け出後、1時間以内に実施するものです。

ほとんどの保険会社は事故が起きても相手への連絡などはよほどのことが無ければ実施しません。翌日の営業時間に連絡を掛ける形になります。その点ソニー損保は翌日を待たずに連絡をしてくれます。

この即時連絡の一番のメリットは契約者が事故後の安心感を得ることが出来る点です。事故の後に相手から保険会社から連絡ないけど修理どうすればいいとか、病院行きたいけどいっていいのかなどの問い合わせが契約者へ来る場合があります。

契約者も事故に慣れていないので連絡が来てもどう対処して良いかわかりません。そんな時に相手への対応をスムーズに行うソニー損保であれば修理先の案内や病院への取次などをしてくれます。いざの事故の場合でも保険会社がすぐ間に入ってくれるのは非常に助かるものです。

しかし、即時で対応できるスキルを持った人を24時間配置する関係上人件費が掛かるので保険料に反映されてしまいます。

③連続事故でも保険の更新が出来る

これはあまり知られていない話ですが、通販型自動車保険の大きなデメリットの一つとして事故で数回保険を使用すると保険会社から更新を拒絶される場合があります。私の経験上、通販型に加入していて1年に2回事故で使用して更新拒絶された人がいました。

更新を拒絶されると自分で新たな保険会社を調べなければなりません。ほとんどの通販型は1回でも事故があると契約を拒否されてしまいます。結果、保険料が高いと言われる代理店型の自動車保険に加入しなければなりません。

いくら保険料が安い所には入れても、事故によって保険が更新出来ないのであれば、長い目で見ると高い保険料に繋がってしまいます。

ソニー損保に以前事故による更新拒絶は無いか質問した時がありました。

別の記事で他社の回答も載せてますので参考にしてください。

ソニーとしては保険使用で更新を拒絶することはないという回答でした。事故で保険を使用する人がある程度存在しても大丈夫なように保険料に反映されています。

補償内容について

「大手の保険会社と補助内容の差を感じなかったので安心しました」

ソニー損保と大手保険会社や通販型との補償の違いはあるのか、各会社の補償内容を一括サイトの表で比較します。

一覧では解りづらいかもしれませんが、自動車保険の必要最低限と言われる対人賠償、対物賠償、人身傷害は問題なく補償されます。

この表に載っている以外にも事故でケガをした場合にお見舞金として支払われる「傷害一時金」や事故の後レンタカーを30日限度で借りることが出来る「事故代車費用」もつけることが出来ます。

他の会社でまだ導入してないソニー損保独自のサービスもあります。それは弁護士費用の日常事故の対応です。

通常の弁護士費用は自動車乗車中の被害事故において弁護士を依頼することが出来る補償です。ソニー損保はそれに加えて日常生活で被害に遭った場合の補償までオプションで付けることが出来ます。

例えば、歩行中に犬にかまれてケガを負ったとします。飼い主から治療費などを賠償として請求することが出来ますが、飼い主が治療費の支払いに応じない場合もあります。

通常であれば当事者同士で話し合う事が唯一の解決策ですが、日常弁護まで補償される場合、弁護士に相手との交渉を依頼し、賠償金を請求することが出来ます。

飼い主と直接交渉する必要が無くなるのでストレスが軽減されます。

このようにソニー損保の補償内容は必要不可欠な補償はしっかり加入することができ、なおかつ日常弁護という他社にはまだないサービスも選択することが出来ます。

ロードサービス

ソニー損保が他社と比べてロードサービス内容がどのぐらい異なるのか一覧にまとめました。

保険会社 ソニー

損保

SBI

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 50km 50km 35km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 100km 100km
ガス欠燃料補給 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 △

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し × 〇 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

× 〇 〇 ×
宿泊費用 限度無(一泊まで) 一人一泊15,000円 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 一人一泊1万円 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 限度無 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 限度無 10万円 限度無 不明 15万円 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

・ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

・ペットホテル費用負

・旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※見えない部分は横にスライドしてください。

他社のロードサービスと比較すると唯一のデメリットは雪道のスタックによる引き出しです。これは雪道でタイヤが空回りした状態のことです。普段から雪道を多く利用する場合には必要になりますが、雪道を普段通らない場合には大きなデメリットになりません。

それ以外の補償については他社と比べてもサービス内容が充実しています。特に宿泊費用や移動費用、レッカー走行距離が限度無しなのはありがたいです。遠くに出かけて故障などで動かなくなった場合、大きな効果を発揮します。レッカーで運ばれた後に目的地や帰宅するときに移動費用や宿泊費用が補償されないと多額の出費になる可能性があります。

この出費がロードサービスの費用でまかなえるのは大きなメリットです。

以上のようにソニー損保のロードサービスは他社よりも優れたサービス内容も多いので評価できます。

事故現場・事故後の対応(口コミ評価)

自動車保険会社を選ぶにあたって事故を起こしたときの対応を一番に考える人は多いです。
口コミなどでも事故の時によって評価が大きく分かれます。

対応が良かった

居眠り運転で事故。 乗車していた娘は骨折で入院。 事故後すぐに電話があり担当者の対応も良かった。 休業補償も振り込み前に必ず電話がありました。

あせあせだった時

車にあてられた。えー どうしたらいいのとア然。電話して聞いたら、分かりやすい対応で、その通り対応しました。全額保障でなおしてもらった。いざと言うとき電話で助けられる事に安心感 ありがとうございました。

事故対応は大変満足です

ドアを開閉する際、隣の車とドアが接触し、相手の車の修理代金を保険で出してもらいました。このときは、私が起した事故でした。焦って保険会社に電話したのですが、窓口の女性は優しく、落ち着かせるように話してくださり、とても安心しました。

事故後は、相手と保険会社が連絡をとり、スムーズに修理が進みました。また、事故対応の進捗状況の報告も細かく教えてくれました。

交渉能力皆無

車同士の交通事故で、こちらが優先道路走行中の被害者にも関わらず、相手の保険会社の言いなりのような比率を、提示され納得いかず、頸椎症の治療の最中にも、関わらずもう治療費は払えない。と連絡がありました。損害賠償の比率も、未だに揉めているのに治療終わらせろってふざけるな。

事故対応が最悪でした

こちらが完璧に被害者側なのに、対応が遅く、担当者も適当な感じで人ごとの様な対応だったので、担当者を変更させました。その後も長期間経っても、進展せず、解決せず、3か月以上かかりました。今後は絶対に契約しません。

ちょっとした接触事故で

普通に終わるはずが、ソニー損保の担当者の対応がいい加減だったためにもめにもめました。まずちゃんと一般的に収めようという気が有りません。事務所に文句を言っても それがなにか? という感じで会社自体もそんなものなのかもしれません。何のための保険会社か解りません。

参考:みん評より一部抜粋

https://minhyo.jp/sony-sonpo?sort=vote#review-pre-area

このように同じソニー損保の口コミでも、事故の時の評価が大きく分かれています。しかし、事故対応の評価において、各保険会社の担当者を評価しても意味がありません。

事故現場・事故後の対応(各通販型保険会社との対応比較)

私は普段から保険代理店で事故対応を行っています。

日々色んな保険会社の担当者と対応することで良く解るのは、「担当者によって事故対応が全く異なる」という点です。本当に親身になって事故の関係者すべてにメリットがあるように全力で対応する人もいます。

反対に自社都合、担当者都合の態度で交渉がこじれ、その結果、被害者も加害者も感情的になり、解決するまで長引くこともあります。

通販型自動車保険において、事故を起こしたときに自分の担当者が誰になるのかは運任せです。契約者が選ぶ権利はありません。

以上のことから、運任せの事故担当者を各社の評価にしてもあまり意味がありません。大事なのは各保険会社の標準的なサービスを比較することです。
下記に各社の事故時や事故対応におけるサービス内容をまとめました。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 ソニー

損保

SBI

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇  〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) 〇  × × × 〇 〇 × 〇
被害事故相談 〇  〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問  契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数  200ヶ所 非公表 全国58事務所 全国約160事務所 非公表 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数  420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1000ヶ所 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・面談・マイページ  電話・マイページにて確認 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス  ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※見えない部分は横にスライドしてください。

各社の優れた点については青字で強調してます。ソニー損保が他社と比較して優れている点は事故時に警備会社が現場急行する点、提携弁護士数が多い点、事故後の進捗を面談で来る点です。

この中で一番メリットが大きいのは警備会社の現場急行サービスです。事故が起きた時、落ち着いて相手との対応が出来る人はいません。相手とどのように接すれば良いのか、警察を呼ぶ必要があるのか、事故状況を写真などに収めた方が良いのか、色々と現場で判断に迷うことがあります。

そんな時に警備会社が駆けつけて相手との対応、現場写真、事故状況の確認などをします。どちらがどのぐらい過失が発生するかなどの専門的な判断は警備会社には出来ませんが、これだけ対応してもらうだけでも気持ちが落ち着きます。あ

各社の事故対応サービスを客観的に見た場合、ソニー損保のサービスはトップレベルの事故対応サービスとなっています。

ソニー損保のデメリット

ソニー損保のデメリットで一番に挙げられるのは通販型の自動車保険においては保険料が他社と比べて高い点です。一括見積もりサイトを利用される人が多いのは通販型自動車保険において保険料の安さを重視している人が多いからです。

ソニー損保は他の通販型自動車保険と比べてサービス内容は充実していますが、その充実さが保険料に反映されてます。サービス内容よりも保険料をとにかく安くしたいという場合には一括見積もりサイトなどで色んな保険会社の保険料を比較して決めてください。

ソニー損保の選ばれる理由

ソニー損保は他の通販型自動車保険会社と売上規模を比較すると上位になります。それだけソニー損保で契約をしている人が多いのです。

会社名 正味収入保険料
ソニー損保 897億円
アクサダイレクト 485億円
三井ダイレクト損保 370億円
セゾン自動車火災 283億円
イーデザイン損保 279億円
SBI損保 232億円
チューリッヒ保険会社 129億円
そんぽ24 133億円
セコム損保 77億円
損保ジャパン日本興亜 10,777億円
東京海上日動火災 10,644億円
あいおいニッセイ同和損保 6,840億円
三井住友海上火災 6,592億円

先ほど記載した通り、ソニー損保は他の通販型自動車保険と比べて保険料が一番安いというわけではありません。

それではなぜソニー損保を選ぶ人が多いのか、実際にソニーを選んだ人から理由を聞くのが一番です。

保険の内容について質問があったときフリーコールに電話したらすぐつながり対応がよかったため。もし電話してすぐつながらなかったらもしものときに困るから。(26歳 女性 会社員)

事故対応の満足度が高かった。ネットの評判もよかった。(29歳 男性 会社員)

ネット見積もりに誤って入力した項目があったが、これの修正方が分からず困っていたが、封書で送られまた電話の対応で修正できたのが理由の一つです。また走行距離で保険料が変わるのは適当と思ったからです。(33歳 女性 会社員)

走行距離区分が細かく、自分にはぴったりの区分があった。(38歳 男性 会社員)

金額より補償と対応を重視して安心して任せられるところにした。(39歳 男性 会社員)

保険料だけでみると他社の方が安価な見積額のところもあった。ただ、保険はいざという時の為のもの。事故対応の評判やランキングを調べてみると、見積額が安かった会社は評判が悪かった。ソニー損保は値段と事故対応能力、ロードサービス等のバランスが取れていたので、今回初めて契約してみた。(45歳 女性 主婦)

保険窓口インズウェブより引用
https://www.insweb.co.jp/user-voice/sonysonpo/

上記のような契約をした人の理由を見ますと、ソニー損保を選ぶ人は保険料と同じ位サービスを重視している傾向がみられます。自動車保険の補償は大事にしているものの、代理店型の自動車保険では高久て入りたくないという人が契約する傾向にあります。

他社と比べておすすめか

今回はソニー損保について見てきました。それではズバリ、ソニー損保はおすすめでしょうか?
私は以下のようなポイントを抑えたい人にはおすすめする会社です。

・代理店型よりも保険料は安く抑えたい

・サービス内容も保険料と同じ位重要だと思う(ただ安ければ良い訳ではない)

・一年間の走行距離が短い

・スマホをうまく利用できる(トラブルナビをしっかり使いこなせる)

このようなポイントを考えたうえでソニー損保を検討してください。

SBI損保の自動車保険は安心?評判や事故対応について詳しく解説

SBI損保の自動車保険は安心か 不安はないのか

あなたは自動車保険の見直しを検討していて、色々調べた結果「SBI損保は安くて魅力的だな」と思ってませんか?

しかし同時に「安いだけあってサービスは大丈夫なのか? 」

「いざとなったらお金を出さないのでは? 」

「潰れるような会社じゃないよね?」など、魅力の反面不安も感じてしまいます。

私は普段から保険を販売、事故対応をしている保険のプロです。今回はそんな私が直接当社の契約者の事故相手やSBI損保から当社の保険に切り替わった契約者から聞いた経験を基に、SBI損保の評価をしていきます。

SBI損保ってどんな会社?

まずはSBI損保がどのような会社なのか理解する事が大切です。なぜなら会社の事が解らなければ、いざの時にあなたが損をしてしまうからです。

極端な例で言えば、保険料が一番安いから加入したものの、その保険会社には1000万円しか無いとします。

もし2000万円の事故が発生したら、保険会社は支払えません。事故の相手からクレームが来てもどうする事も出来ません。

そうならないように、保険料だけではなく、保険会社の事も理解する事が大事になります。

SBI損保のあらまし

まずはSBI損保がどのような会社なのか見ていきましょう。SBI損保は「SBIホールディングス」の関連会社になります。

SBIホールディングスのもとをたどると、孫正義氏率いるソフトバンクグループの証券会社部門でした。「ソフトバンクインベストメント」の頭文字を取って「SBI」となりました。現在はソフトバンクとの資本関係はありません。

SBI損保の収入はどれぐらいか?

つぎにSBI損保の収入についてです。SBI損保が自動車保険の契約者からどのぐらいの保険料をもらっているか調べていきましょう。

SBI損保の株主向けに公表しているIR情報を見ますと、自動車保険の収入(正味収入保険料)は232億円となっています。「232億円」と言ってもどのぐらいの規模なのか解りづらいと思います。そこで、主要な自動車保険会社の収入一覧を載せます。

各保険会社の正味収入保険料(その会社の業績や売上規模を示す指標となるもの)

会社名 正味収入保険料
SBI損保 232億円
ソニー損保 897億円
アクサダイレクト 485億円
三井ダイレクト損保 370億円
セゾン自動車火災 283億円
イーデザイン損保 279億円
チューリッヒ保険会社 129億円
そんぽ24 133億円
セコム損保 77億円
損保ジャパン日本興亜 10,777億円
東京海上日動火災 10,644億円
あいおいニッセイ同和損保 6,840億円
三井住友海上火災 6,592億円

「代理店型自動車保険」である、損保ジャパン日本興亜や東京海上日動などは保険料も保険契約者も大幅に違います。(「メガ損保会社」とも呼ばれます。)参考程度に見てください。

ソニー損保以下の緑色の会社がSBI損保と同じ「通販型自動車保険会社」になります。通販型自動車保険においてはSBI損保は中間からやや小さい規模になります。通販型の中でもセゾンや三井ダイレクト、イーデザイン損保などは上記のメガ損害保険会社の関連会社になります。テレビCMなども大きくやっています。

それに比べてSBI損保は大手ではない、「独立型」の損害保険会社です。テレビCMで認知をする形ではなく、インターネット広告や口コミなどでこコマで売り上げをあげています。それを考えると健闘していると見て良いでしょう。

SBI損保の損害率はどのぐらいか?

SBI損保の「収入」に対して、契約者が事故を起こして支払う「保険金」を差し引いた「損害率」がどのぐらいなのか見ていきましょう。「損害率(正味損害率)」とは保険料収入から事故による保険金、それにかかわる諸経費を差し引いた数値です。

先ほども記載しましたが、収入に対して支出である保険金を多く支払っていると会社として不安があるからです。支出を見るうえで損害率が重要なポイントになります。それでは各保険会社の正味損害率と比較しながら見ていきましょう。

各保険会社の正味損害率

会社名 正味損害率
SBI損保 82.9%
ソニー損保 55.9%
アクサダイレクト 62.1%
三井ダイレクト損保 75.6%
セゾン自動車火災 67.6%
イーデザイン損保 61.8%
チューリッヒ保険会社 120.8%
そんぽ24 62.4%
セコム損保 48.1%
損保ジャパン日本興亜 60.1%
東京海上日動火災 60.7%
あいおいニッセイ同和損保 58.2%
三井住友海上火災 61.6%

図の通り、SBI損保の正味損害率は82.9%です。代理店型も通販型も基準となるのは60%前後です。それと比べるとSBI損保の損害率は高いです。損害率の高い要因は恐らく他の会社に比べて保険料が安い事などがあげられます。

契約者にとって損害率が高い事はデメリットになります。なぜなら、SBI損保は損害率の改善をするうえで保険料の値上げや損害の支払いの縮小などを行う可能性が出てくるからです。

このままの損害率が続くと、SBI損保の契約者は次の年の更新で値上げになる可能性もあります。事故を起こしたときに契約者の要望よりもSBI損保の支出を抑える方を優先される可能性もあります。また、一度保険を使用した人は次年度の更新を拒絶することも想定されます。

いずれにしても損害率が高い事は加入する人にとって見ればデメリットになります。

結論自動車保険会社として信用できるか?

SBI損保の正味保険料は通販型の他社と比べるても健闘していると言えます。数年間のIR情報を見ても毎年着実に増えています。損害率の改善が見られれば更に信用できる会社になりますが、今のところ加入することに大きな問題は無いと考えられます。

SBIのメリットは保険料の安さ

次にSBI損保のメリットについて解説していきます。SBI損保の最大の魅力は保険料の安さです。色んな車や条件で一括見積もりをしていますが、SBI損保は必ず上位3番に入る安さです。

なぜSBI損保は保険料が安いのか?それは他の通販型保険会社と異なり独自の戦略を行っているからです。先ほどSBI損保は他社と異なり、テレビCMであまり見たことが無いと言いました。

SBI損保の広告戦略はネットで認知をしてもらうことにあると考えられます。その大きな要因の一つに自社(グループ会社)で保険料比較サイトを運営していることです。

自動車保険の一括見積もりサイトである、「保険の窓口インズウェブ」はSBIホールディングスの運営しているサイトです。他の保険会社と比較してSBI損保が安いと感じてもらうことで加入してもらう流れが出来ていると考えられます。

他社と比べた保険料の安さ

実際に他社と比べてどのぐらい安いのか、見ていきましょう。下記の条件で一括見積もりサイトから保険料を出しました。

見積条件一覧

年齢条件:35歳以上(各社により異なる)

運転者条件:本人・配偶者限定

等級:15等級  免許の色:ゴールド

車両:スズキ スイフト  型式:ZC72S

【補償内容】

対人賠償:無制限  対物賠償:無制限

人身傷害:5000万円  搭乗者傷害:1000万円

車両保険:一般条件(フルカバータイプ)

車両保険免責:1回目5万円 2回目10万円(免責0円特約希望)

一括見積もりサイトにて算出した各社の保険料一覧

使用見積もりサイト「保険スクエアBang」

このように、SBI損保の保険料が一番安くなりました。車種や条件などにより各社の保険料は異なるので、常にSBI損保が一番安いというわけではありません。しかし、多くの条件でSBI損保は常に保険料の安い保険会社としてランクインをしています。

わからない事はチャットですぐ答えてくれる

SBI損保のメリットの一つにチャット機能があります。質問や相談をチャットですぐに回答がもらえます。ネット型保険をためらう人の理由で、内容をよく理解せず入らなければならないから不安という意見が多いです。

細かい補償内容について質問をしたくても、コールセンターに電話しても待たされるだけです。メールの回答も返答に時間がかかります。疑問や不安に思ったことをすぐに質問したくても、コールセンターやメールでは返答が遅く、面倒になってしまいます。その結果、通販型の保険に入ることを辞めてしまう人は多いです。

その点、チャットはコールセンターやメールのデメリットを解決してくれます。見積もりの画面からチャット希望のボタンを押すと担当者チャットで繋がります。質問を投げればすぐに返答が返って来ます。

このように自分が疑問に思ったことをチャットで質問をすればすぐに返答してもらえます。質問や相談をすぐに返してくれるのは本当に便利です。

肝心な補償内容はどうか?

保険料が安くても補償がしっかりしてなければ保険に入る意味がありません。補償において安かろう悪かろうでは取り返しのつかないことになります。

SBI損保の補償はどのようなものなのか? 他社と比べて補償に欠点は無いのか調べてみました。

主な補償内容について

まず先ほどあげた一括見積もりで、他社との補償内容の比較も出来るので、それを見ながら説明していきます。

自動車保険の基本的な補償である、対人賠償、対物賠償、人身傷害、車両保険は全て加入できます。
各補償の詳しい説明はそれぞれ別の記事に書いてありますので参考にしてください。

他社と比べて補償が足りないのは「搭乗者傷害」と車両保険の「免ゼロ特約」です。

「搭乗者傷害」とは、自分の車でケガを負った場合に治療日とは別に支払われるお見舞金のような補償です。

例えば、あなたが運転していて事故にあい、ケガを負ったとします。治療日については人身傷害で補償されます。治療にあたり5回以上通院をした場合に、搭乗者傷害に加入している場合は10万円を支給されます。

もらい事故で相手の保険会社が全額補償する場合でもあなたが搭乗者傷害加入していた場合は10万円支給されます。

これを付ける場合、保険料として約2,000円プラスになります。お見舞金が欲しい場合は検討してください。

他社と比べて唯一欠点と言えるのは、「免ゼロ特約」が付けられない点です。免ゼロ特約とは、車両保険の免責金額(自己負担額)をなしにする事ができるものです。

これはあなたの車が事故で修理をする場合に、修理金額の一部が自己負担になるという事です。例えば事故により、修理代が15万円かかったとします。免責金額5万円に設定している場合には、15万円から5万円を差し引いた10万円が保険から支払われます。5万円は自己負担になります。

このように設定する免責金額(自己負担額)によって修理代から差し引かれます。全額修理代が保険で支払われないのでご注意ください。

しかし、それ以外の対人賠償、対物賠償、人身傷害などの主な補償は通販のみならず、代理店型の保険会社と大きな差はありません。

保険料が安くても補償はしっかりしていますのでご安心ください。

ロードサービスの内容について

次にロードサービスについてです。ロードサービスとは車が事故や故障で動かなくなった時にレッカー移動や応急処置をしてもらえるサービスのことです。各保険会社のロードサービスを一覧にまとめたものがあります。

各社のロードサービス内容一覧

保険会社 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 50km 50km 35km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 100km 100km
ガス欠燃料補給 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し 〇 × 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

× 〇 〇 ×
宿泊費用 一人一泊15,000円 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 一人一泊1万円 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 10万円 限度無 限度無 不明 15万円 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

・ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

・ペットホテル費用負

・旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※見えない部分は横にスライドしてください。

この一覧表を見ますと、SBI損保は他社と比べて魅力的な特徴はないですが、サービス内容はそん色ないです。ロードサービスは無料で使えるので他社と比べて保険料が安い分、お得と言えます。

事故対応について

事故対応について、交渉などは保険会社の担当者によって変わります。均一なサービスではありません。ここでは契約者が平等に受けることのできる事故後のサービス内容について書きます。

各保険会社ごとにどのような事故後のサービスを受けられるのか一覧にまとめました。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) × 〇 × × 〇 〇 × 〇
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数 非公表 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 非公表 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数 1000ヶ所 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※見えない部分は横にスライドしてください。

SBI損保の事故後のサービス内容は「良くも悪くも普通」と言ったところです。専任担当者制は事故にあってからSBI損保のだれ宛に連絡をすれば良いかという不安を解消できます。事故後の進捗を確認したい場合にはスマホやパソコンからマイページに入れば履歴を見ることが出来ます。

事故後に自分の車の修理金額や相手がどのようなことを言っているのか気になります。その都度連絡をしたくても仕事の帰りが遅いとSBI損保と連絡が取れないかもしれません。そのような場合にもマイページから履歴を見れるのはありがたいサービスです。

しかし、ソニー損保やイーデザイン損保などで実施している警備会社の事故現場駆けつけサービスは入っていません。事故が起きてどのように対応して良いか戸惑う人には警備会社の駆けつけは安心します。

今まで事故をほとんど起こしたことが無い、遠方にドライブに行くのが好きな場合は、警備会社のサービスを検討した方が良いかもしれません。事故時の対処方法などをある程度知っている場合には、SBI損保のような事故サービスでも十分です。

いざの時はしっかりお金を支払ってくれますか?

保険料が安くても、実際に事故が起きた時にお金を支払ってもらえなければ意味がありません。SBI損保は実際に事故が起きた時に支払ってもらえるか、不安に思うかもしれません。

しかし、結論から言うと事故が起きた時は契約の補償の範囲内のお金は支払ってもらえます。なぜなら、SBI損保が金融庁から損害保険業の免許を取っている会社だからです。

金融庁という国の機関から認可を取る事業というのは、国のルールに基づいて対応しないと免許取り消しなどの処分が出されます。実際に2001年頃から数年間に起きた保険金不払いによる行政処分というものがありました。

I .金融庁は、全ての損害保険会社(48社)に対し、保険業法第128条等に基づき平成18年7月14日付で第三分野商品に係る過去5年間(13年7月~18年6月)の保険金の不払事案について報告徴求を実施した。これを受け、18年10月末に損保各社から報告書が提出された。
当局において各社の報告書を検証したところ、そのうち21社において不適切な保険金の不払いが認められた。うち10社には共通して第三分野商品の保険金支払管理態勢に重大な問題が認められ、保険金の不適切な不払いも多数に上った(10社計で3,585件、10.7億円)。
https://www.fsa.go.jp/news/18/hoken/20070314-2.html
金融庁HPより一部抜粋

上記のように不払いにより行政処分に課せられた損害保険会社が多く出ました。このように、保険料が安いから他社で支払えるものを支払わないという理屈は金融庁が許さないのです。

そのため、契約を結んだ補償については厳正なルールのもと保険金が支払われる仕組みが出来ています。保険料が安くても補償はされるので安心してください。

SBI損保のデメリット

SBI損保に入るうえでのデメリットはほとんどがセルフサービスの保険ということです。これはSBI損保だけの話ではなく、通販型自動車保険全体に言えるデメリットになります。

たとえば自動車保険の契約を補償内容から見直してSBI損保に入りたいと考えたとします。その場合、直接補償内容を担当者から聴いたうえで契約をしたくても出来ません。SBI損保の社員(または代理店)があなたの所へ訪問をすることはありません。SBI損保への来店による契約も出来ません。

コールセンターで補償内容などの質問や相談は出来ます。しかし、一から補償内容を確認して自分の条件に合うプランを作ることはできません。その点は代理店型の方が有利です。

複数回の保険使用で更新できない

SBI損保は一年間に事故を2回以上起こし、保険対応をした場合、次年度の更新をしてもらえない可能性があります。

これは実際に私が体験した事案になります。現在は当社で契約をしているお客様ですが、それまではSBI損保で数年間契約をしていた人の話です。その契約者のお子様も車を運転するようになったところ、一年間で2回事故を起こしてしまい、保険を使用しました。

その結果、契約満了2ヶ月前に更新をしない申し出がSBI損保から送られてきたのです。今までほとんど事故をしない方なので等級は20等級。つまり一番割引の利く等級まで行っている人です。

2回事故が起きても14等級なので代理店型の保険会社などでは契約を拒否することは考えられないような人です。それでもSBI損保は色々な状況を考慮し、更新を拒絶しました。

保険料が安いというメリットがある以上、SBI損保も無駄なコストはかけられません。何度も事故を起こす人に対して更新するよりも、新しい契約者を入れる方が会社に取って得と判断する場合もあります。

しかし、それはSBI損保側の理由です。契約者にとってみれば急に更新できないと見放されても次にどの会社で契約すれば良いのか混乱してしまいます。

また、一度事故で保険を使用した場合、三年間は通販型の保険会社へ乗り換えるのは厳しくなります。詳しくはこの記事をご参照ください。

このように複数回の事故が起きた時には更新できない点をしっかり理解してください。

実際に聞いたSBI損保の口コミ、評判

ここでは私が実際に経験した事例を紹介します。実際に聞いたSBIの評判の悪い評価、普通の評価、良い評価を書きます。

×悪い評価

先ほど紹介しましたが、2回の事故で更新を拒否されたことです。以前の記事で書きましたが、安さが魅力でSBI損保に入ったのに、更新を拒否されてしまうと結果3年間などの合計で他社と比べても高い出費になってしまう可能性があります。

次に事故現場での体験です。当社の事故した相手がSBI損保に加入してました。帰宅時間の事故だったこともありますが、当社のロードサービスはすぐつながったのに、SBI損保のコールセンターが全然つながらず相手の人が事故現場で混乱してました。

「こんな事なら入らなければよかった」とその場で言っていました。

△普通の評価

当社で1台、SBI損保で1台自動車保険に加入している人の話です。SBI損保に加入している車で事故を起こしたことがありましたが、対応はいたって普通という事でした。連絡が少ないなと感じることはありましたが、最終的には無事解決をしました。

◎良いところ

仕事で知り合った人の話です。全部の自動車をSBI損保で契約をされています。保険料が他社と比べて安いのが契約をしている理由と言ってました。事故の対応や契約していて困ったことは無いか聞いてみました。「今まで事故を起こしてないから事故対応は解らないが、ロードサービスは数回頼んだ。特に問題なく対応してくれたよ」と回答が来ました。

まとめ「SBI損保がオススメか?」

今回はSBI損保について細かく説明してきました。

それではズバリ「SBI損保はおすすめですか?」と聞かれると、私は「おすすめします!」と回答します。

やはり自動車保険において保険料の安さは重要なポイントの一つです。

しかし、全ての人にお勧めできるわけではありません。例えば免許取りたてで全くの新規(6S等級)からSBI損保に入るという選択肢は考え直してください。なぜなら1度でも事故で保険を使ってしまうと翌年の更新が出来ない可能性が高いからです。

SBI損保をおすすめするのは以下のポイントを満たす場合です。

・自動車保険の補償内容をしっかり理解できている

・事故の時に自分で現場の対応をできる

・事故の相手との交渉を自力でできる

・今まで事故を起こしたことが無い。もしくは6~7年に1度くらい起こしただけ。

以上の場合にはおすすめできます。

自分自身で補償内容を見直し、自力で事故対応することを苦にならなければ、SBIの保険料はとても魅力的です。是非参考にしてください。

自動車共済を検討した時に知っておくべき知識

新しく車を買い、自動車保険をどうしようかと考えた時に、親から「一緒の共済に加入させるから」と言われませんでしたか? しかし、自動車共済を深く理解をしないで加入すると、かえって損をする場合があります。

そもそも、自動車保険と自動車共済は組織の仕組みが異なります。まず、共済で加入するものは自動車保険ではなく、自動車共済になります。「保険」ではなく、「共済」なのです。

このようにあまり知られていない共済について、共済を良く知ったうえで加入するかどうかを検討してからでも遅くはありません。今回は自動車保険と自動車共済の違いについて詳しく説明いたします。

共済組織の仕組み

そもそも、自動車保険と自動車共済は仕組みが異なります。自動車保険は聞いたことがあっても、「自動車共済」を聞いたことが無い人は多いです。

自動車共済を扱っている代表的な共済は、JA共済や全労済です。この二つの共済はテレビCMをしているので、聞いたことがあるのではないでしょうか?

自動車共済と言うのは厳密にいうと自動車保険とは異なります。 その違いについてまずは説明いたします。

共済と保険会社の違い

保険会社と共済は運営方法が異なります。細かい説明は省きますが、簡単に申しますと、保険会社は営利企業です。一方共済を取り扱っている組織は「組合」と呼ばれ、その組合に属している組合員同士が相互に助け合う仕組みのため、営利目的ではありません。

自動車共済と自動車保険の運営の違い

自動車共済 自動車保険
主な組織名

(会社名)

・全国共済農協協同組合連合会(JA共済)

・全国労働者共済生活協同組合連合会(全労災)     など

・東京海上日動火災保険株式会社

・三井住友海上火災保険株式会社

など

根拠法

農協協同組合法(JA共済)

消費生活協同組合法(全労済)

保険業法・保険法
所官庁

農林水産省(JA共済)

厚生労働省(全労済)など

金融庁
運営母体 組合・協同組合・連合会など 株式会社・相互会社
運営方針 相互扶助 営利目的

加入(契約)

対象者

原則は組合員とその家族 原則は不特定多数

※スマートフォン方は画面を横向きでご覧になると表が見やすくなります。

保険はサービスをより強化するために収益をあげ、それを株主や契約者に還元します。対して共済は、組合員同士の相互扶助のもとお互いが助け合う形で共済組織を運営します。

以上のように収益を上げる保険と組織の組合員同士の相互扶助でまかなう共済は運営の方針が異なるのです。

共済の加入方法

自動車保険は保険会社と契約者との契約により加入することが出来ます。それに対して自動車共済に加入するためには組合に属する形、すなわち共済の「組合員」になることで加入することができます。

なぜ自動車保険と異なり組合員になるのか。それは共済が「相互扶助」のもと運営しているためです。

組合員同士で自動車共済などの掛け金(契約者が支払う保険料のようなもの)を出し合って共同の資金を形成します。そして、事故が起きた時に共同の資金から共済金を支払います。組合員の誰かが困った時にお互いに助け合う。それが「相互扶助」になります。

共済に加入するという事は、お互いに助け合う組合に入ることで運営組織の一員となることです。具体的な加入方法として主要共済である全労済とJA共済の加入方法を説明します。

自動車共済と自動車保険の契約方法

JA共済 全労災 自動車保険
加入者条件

〇農家組合員(正会員)・准会員

〇員外利用(組合にならず利用)

組合員 不特定多数
※但し過去の事故歴などから契約できない場合もあり
出資金 〇各地域の農業協同組合により異なる
〇目安として正会員3万円・准会員1万円(一口1,000円)
〇員外利用は出資金なし
1000円以上(一口100円) なし
契約方法 JA職員による契約手続き 〇WEB加入手続き
〇全労済窓口手続き
〇WEB手続き(通販型)
〇窓口・契約者対面手続き(代理店型)

※スマートフォン方は画面を横向きでご覧になると表が見やすくなります。

以上のように全労済やJA共済で組合員となった場合、出資金を支払いますが、共済加入中は年1回配当があったりその他のサービスを受けたりすることが出来ます。ただし、自動車共済のみ加入している人は配当金がほとんど出ません。

共済商品について

自動車共済の補償内容は自動車保険とどのように異なるのか。また。異なる場合にはどのように補償内容が異なるのか。この章で説明します。

補償内容の違い

JA共済や全労済など、全国的な大規模な共済と自動車保険の補償内容の違いはほとんどありません。しかし、公務員が加入する共済や教職者が加入する共済などは補償内容で異なる点があります。違いを図にまとめましたのでご参照ください。

各共済と自動車保険の主な補償内容の違い

JA共済 全労災 都市共済及び全国町村職員協同組合 教職員共済 自動車保険
人身傷害 あり あり なし あり あり
対物全損時修理差額 あり あり なし あり あり
弁護士費用 あり あり なし あり あり
車両共済 あり あり なし(民間損保会社経由で可) なし(民間損保会社経由で可) あり
ロードサービス あり あり なし あり あり
ロードサービス走行距離 30km 30km なし 10万円を限度(130キロ程度) あり
ロードサービス自ら(警察含む)手配した場合の費用負担 加入者負担 加入者負担 なし 10万円限度で共済負担 一部の保険会社で15万円まで保険会社が負担
代車費用 あり あり なし なし あり
レッカー後移動宿泊費用 あり あり なし なし あり

※スマートフォン方は画面を横向きでご覧になると表が見やすくなります。

一番補償内容が異なるのは、全国区市町村の役所職員などが加入できる「都市共済及び全国町村職員協同組合」の自動車共済になります。以後は略して「都市共済」と記述します。

都市共済の自動車共済は、ぶつけてしまった場合の相手方の賠償(対人賠償・対物賠償)は補償されますが、それ以外の他の共済や自動車保険で付けることが出来る多くの補償を選ぶことが出来ません。後述しますが、都市共済のメリットは等級の無い点や年齢によって掛け金が代わることが無い点ですが、補償が薄いので事故発生後トラブルになる可能性があります。

私が経験したトラブルとして、当社契約者が都市共済加入者に追突され、修理代を請求した時に、車両価値(時価額)よりも修理代の方が高い場合です。

この場合、通常の保険会社であれば、時価額を超えた修理代を最大50万円まで補償する「対物全損時修理差額費用」を利用して修理を進めることができます。しかし、都市共済にはその対物全損時修理差額費用の補償はありません。これで当社の契約者が納得できずトラブルになる場合は良くあります。

また、JAと全労済はレッカーサービスを自ら手配した場合は補償対象外になります。一部の保険会社は自ら手配しても保険会社の規定する限度額内であれば補償されます。

それ以外にも、自動車保険では補償されるサービスが無い項目があります。これから共済に切り替えようと考えた人は表を参考に補償の有無について十分に気を付けてください。

共済特有のサービス

自動車保険にはない、共済独自のサービスや仕組みもあります。共済の異なるサービスや仕組みとして以下の内容があります。

特色として強みがあるのは都市共済と、教職者が加盟できる教職員共済です。

都市共済は他の自動車保険や自動車共済と異なり等級や年齢条件というものがありません。細かく補償内容などを選択する一般的な自動車保険と異なり、パック商品のような単一の補償サービスの共済です。そのため、補償内容で他の共済や保険と比べると薄い補償もありますが、一番メリットがあるのは20歳以下の若い方でも同じ共済掛金と言う点です。

この記事でも書きましたが、通常20歳以下の保険料は数十万円になる場合もあります。しかし、都市共済は都市共済の年齢に関係なく掛け金が一律です。20歳以下でも1台3万円以下で加入できます。この金額の差はとても大きいです。

教職員組合は公務中の事故による等級ダウンがありません。一般的な自動車保険や共済は勤務中であっても事故を起こして保険や共済を使用した場合、3等級ダウンになります。また、教職員組合は事故で補償を受けた後、JA共済や自動車保険では3等級ダウン及び事故あり期間が発生しますが、教職員組合は等級ダウンがあっても事故あり期間は無いのです。

・一般的な等級制度

・教職員組合の等級制度

~教職員共済HPより一部抜粋~

通常の保険では14等級から事故により3等級ダウンすると11等級になり、事故ありの割引率が25%になります。それに対して教職員組合は同じように事故で保険を使用し、11等級に下がっても事故ありの割引制度は無いため、45%の割引率になり、2割も差が出ます。2割も差があると、一年で数万円の差になります。この差は大きいです。

JA共済と全労済の特色として現場直行サービスがあります。これはソニー損保やイーデザイン損保、セゾン自動車保険と同様に警備会社が現場に向かいます。

ただし、JA共済の場合は24時間対応ではありません。平日は営業時間外の17時から23時までの間であれば警備会社が駆けつけます。土日休日は8時から23時までになります。全労済やその他の警備会社急行サービスのある保険会社は24時間365日利用可能です。この点についてはJA共済が劣っています。

また、JA共済には土日に事故を起こしてJA共済の事故センターに連絡をした場合、休日面談サービスと言うのを利用することが出来ます。このサービスは休日でも事故後の共済手続きを担当者が加入者宅に訪問し説明をするサービスです。共済請求に慣れてない人にはありがたいサービスです。

共済独自のサービスに魅力を感じる人は前向きに加入を検討してください。

自動車共済のメリット・デメリット

今までは共済独自のサービスを記載しました。しかし、共済の良いところだけで判断してはいけません。デメリットの部分を理解しなければ加入した後に「こんなはずではなかった」と後悔します。共済に加入するうえでのメリット、デメリットを説明します。

自動車共済に加入するメリット

共済加入に一番恩恵を受けるのは、都市共済や教職員共済に加入することが出来る人です。全労済やJA共済は加入金や特定の条件をクリアすればだれでも加入できます。しかし、都市共済や教職員共済などは各組合が規定する職業に就いてないと加入できません。

都市共済は以前説明しました高い保険料を支払う必要がある20歳以下の運転手にも年齢条件は関係ないので、安い掛け金で加入することが出来ます。これはとても魅力的です。また、教職員共済の事故で保険を使用して等級が下がっても事故あり料率にならないのも魅力的です。

ただし、後述しますが、都市共済と教職員共済は他の共済や保険会社に乗り換える場合は等級が新規格になってしまいます。また、車両保険は付けることはできません。付ける場合には民間の損害保険会社の料率で加入することになるので割高になるかもしれません。その点を理解したうえで加入を検討してください。

JA共済や全労済の掛け金は安い方ですが、通販型の保険料と比べると少し高いです。そのため共済で一番メリットの高い人は都市共済の家族で20歳以下の人になります。

自動車共済に加入するデメリット

反対にデメリットは以下の内容です。

  1. 掛け金が通販型と比べると少し高い
  2. 事故時は事故専門の職員と直接やり取りをするので知識が無いと交渉が出来ない
  3. セーフティネットが無い
  4. 等級が引き継げない共済もある

順番に説明していきます。

①地方共済の20歳以下のように他と比べて安いプランもありますが、JA共済や全労済は通販型と比べると少し高いです。

②事故の対応についても通販型と同じです。自分自身で共済の担当者と直接やり取りしなければなりません。直接やり取りすることがなぜデメリットかと言うと、代理店型のようにお客の立場でやり取りを出来る人がいないからです。共済の担当者や相手の保険会社などの提示してきた損害金や事故の過失割合などが本当に正しいのか相談できる人がいないのです。

代理店型であれば代理店の担当者は契約者の立場になって考えるので自分の共済が相手方に自分の意見を反映してもらえているのか、最終的に出てきた条件が自分の考え通りになっているのか、異なっているのかの確認が取れます。通販型も共済型も契約者が事故の経験が少ない中で交渉するため、本当に正しい事なのか解らないので結局言われるがまま話が進んでしまう場合があります。

③「セーフティネット」とは、共済を運営する組合が倒産した場合に自身の契約を引き継いでもらえる会社や組織のことを指します。通販型や代理店型の保険契約は 原則としてすべての契約が「損害保険契約者保護機構」の補償の対象となります。これは保険会社が倒産した場合に、損害保険契約者保険機構が自動車保険の契約を引き継ぎます。

それに対して共済はセーフティネットと呼べるものはありません。例えばJA共済のように自分の地域のJAが仮に破綻した場合、近隣のJAに属する形になり今まで通りの補償を受けられるものもありますが、自動車保険のような機構が無いため、小さい共済などは破綻した場合は補償が受けられない可能性があります。

④共済の中には他の共済や自動車保険に引き継げないものもあります。詳しくは後述します。

このように共済にはデメリットも数多くあります。デメリット以上にメリットを感じる人であれば共済を検討してください。

自動車共済の等級制度について

次に自動車保険と自動車共済の等級制度の違いについて説明いたします。等級制度の詳しい説明はこちらを参照してください。自動車共済も基本は同じ等級制度になりますが、組合によって異なる等級制度を設けているところもあります。代表的な共済として全労済の等級制度があります。

等級が独特な全労済

全労済は通常20等級が最大のところ22等級まであります。22等級の割引率は他の会社の20等級と比べて1%割引率が多いです。また、22等級にすることでもう一つメリットがあります。

例えば全労済は上限の23等級、自動車保険も上限の20等級で比較します。3等級ダウンの事故で保険を使用する際に自動車保険の等級と比べた場合、自動車保険の等級は17等級事故あり3年となります。

しかし、全労済22等級の場合、19等級事故あり3年となります。全労済と自動車保険の事故あり期間の割引率を比較しても全労済の方が事故ありでも割引率が高いです。

このように22等級には通常の等級よりもメリットがあります。

引き継げない共済もあるので注意

独自の等級制度や共済加入者全員が同じ加入料の場合、他の共済や自動車保険に切り替えたい場合でも等級は引き継げません。切り替える場合は新規の6等級からスタートとなります。

先程よりあげている都市共済のように、等級制度を使わずそこだけの独自の制度を設けている組合は若い人にはとてもメリットがあります。しかし、親が教職員の子供が同居の家族として教職員共済に加入している場合、子供が一人暮らしや結婚で実家を離れてしまうと教職員共済に加入できなくなります。

その場合は新規の等級(6S等級)で他の共済や自動車保険に入ることになり、保険料が高くなります。

ちなみに、全労済は独自の等級として22等級までありますが、通常の等級制度で運営している保険会社などに引き継ぐ事はできます。しかし、全労済で20等級以上の場合は引き継ぎ先では20等級になります。

例えば全労済で21等級で東京海上日動火災に乗り換える場合、東京海上日動火災の保険は20等級になります。

等級を引き継ぐことが出来る共済は下記になります。

1.農協(JA)共済

 

2.全労済
<1>全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)
<2>電通共済生協(電気通信産業労働者共済生活協同組合)
<3>JP共済生協(日本郵政グループ労働者共済生活協同組合)
(注)旧全逓共済(全逓信労働者共済生活協同組合)の平成20年3月31日以前始期のご契約を含みます。
<4>全国交運共済生協(全国交通運輸産業労働者共済生活協同組合)
<5>森林労連共済(全国森林関連産業労働者共済生活協同組合)
<6>全たばこ生協(全日本たばこ産業労働者共済生活協同組合)
<7>全水道共済(全日本水道労働者共済生活協同組合)

 

3.全自共(全国自動車共済協同組合連合会)会員の下記5組合
<1>北海道自動車共済協同組合
<2>東北自動車共済協同組合
<3>関東自動車共済協同組合
<4>中部自動車共済協同組合
<5>西日本自動車共済協同組合

 

4.日火連(全日本火災共済協同組合連合会)(※)

(※)中小企業共済(全国中小企業共済協同組合)の平成26年9月30日以前始期のご契約および
全済団(全国商工共済振興事業団)の平成20年3月31日以前始期のご契約を含みます。

 

※その他の共済(教職員共済・町村職員共済・都市職員共済・自治労共済・トラック共済など)からは、等級継承できません。
※事故有係数適用期間につきましては、取扱いが異なる場合があります。

 

~損保ジャパン日本興亜ホームページより抜粋~

上記の1から4の共済に加入している人は等級を引き継ぎ、乗り換えることが出来ますが、それ以外の共済加入者が別の保険会社に乗り換える場合には新規等級からスタートになるので注意してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。共済に入るメリットが最も大きい人は、20歳以下の運転者がいる全国町村職員協同組合や都市共済などに加入できる人です。

それ以外の人、例えばJAや全労済にこれから入る人に対してはあまりメリットはありません。理由は事故の場合には自分で直接組合職員と交渉をするからです。セルフで事故対応をするようなものです。セルフで直接共済と交渉するのであれば通販型と一緒です。

それであれば、同じような直接交渉をする通販型の方が保険料は安いです。

今自動車共済に加入しているのであれば、一度一括見積もりサイトで他社と比較することをおすすめします。一括見積もりサイトでは全労災の見積もりが取れます。共済と通販型がどのぐらい保険料が異なるのか一度見くらべると各社の自動車保険の値段が良く解るようになります。

先ほどメリットがあると言いました。しかし、都市共済や全国町村職員協同組合に加入を検討していても一括見積もりサイトを利用することをおすすめします。都市共済などは人身傷害などの補償が薄いので乗っている人のケガが大きい場合にトラブルになる可能性があります。

例えば万が一契約車両で自損事故を起こし、同乗の家族が大けがをした場合、人身傷害に加入していれば数千万円の補償を受けることが出来ます。寝たきりになるような重度の後遺障害の場合にはその倍額まで補償されます。

しかし、都市共済には人身傷害がありません。自損事故による死亡、後遺障害の限度額は1500万円です。これでは補償が全然足りません。詳しくはこちらのページを参考にしてください。都市共済は掛け金が年齢関係なく一律というメリットはありますが、それ以上に補償が少ないというデメリットの方が大きいです。

通販型では新規の6等級でも保険料が3万円代の会社もあります。ぜひ試しに一括見積もりサイトで保険料を見てください。翌年になるとさらに保険料は安くなるので長い目で見れば共済よりも安い掛け金になります。そのうえで補償も都市共済よりも充実にする事が出来ます。

保険料を比較したうえで共済に入り続けるのか、それとも通販型自動車保険に切り替えるのか、しっかり検討することをおすすめします。

保険のプロがおすすめする評価の高い通販型自動車保険

自動車保険の会社を選ぶ理由について様々あると思いますが、特に理由はなく、車を買った自動車販売会社で保険を進められたので何となく入ったという人も多いのではないでしょうか?

そのような人でも「テレビCMや周りでインターネット型(通販型)の自動車保険に入ると安くなる」と聞いたことがあると思います。

「安くなるならインターネットの自動車保険も良いかな」と感じても、他の人からは「インターネットの保険は対応が悪いから止めた方が良い」と聞くこともあります。実際のところ、調べようとネットで各保険会社の評判を検索しても、どの会社にも良い評価もあれば悪い評価も出てきます。

そんな評判を見ると自分がどの会社を選んで良いかわからず、結局いままで通りの保険会社で更新したままになるという人は多いです。

私は保険の仕事を通して何が評価に値して、何が悪い評価になるのかを肌で感じてきました。その経験から、保険代理店の立場から見ても評価の高い通販型保険を紹介します。

保険料でも事故対応でも満足したい

通販型自動車保険の評判をインターネットで調べると、二つの点で評価が分かれます。一つは契約者が保険会社に支払う保険料に対する評価です。もう一つは保険会社の事故対応の評価です。

通販型自動車保険に乗り換える一番の目的は保険料の安さです。代理店型と呼ばれる東京海上日動や三井住友海上などの保険料と比べると明らかに安いです。

保険料だけで満足するのであれば、一括見積もりサイトで一番安い保険会社を調べることで、保険会社選びは完結です。しかし、保険料が一番安いと言われる会社でも評価が低い場合があります。

それは事故対応の評判が悪い場合です。結局のところ保険を選ぶ上で、保険料だけでなく、事故対応の評判も重要視されるのです。

保険商品の評価の基準

自動車保険を購入するとき、3つの評価から通販型保険会社を決定するといいです。

①保険料

②事故対応の評判

③保険を使った後、翌年度の更新がしやすいか

以上の3つの基準からおすすめの保険会社を選んでいきます。③の「翌年度の更新のしやすさ」を入れた理由は後述します。まず、当サイトのおすすめする保険会社を発表します。その後、なぜこの会社を選んだのかを順序立てて説明します。

当サイトのおすすめ通販型保険会社ベスト3は以下になります。

1位イーデザイン損保

2位ソニー損保

3位チューリッヒ保険

この三つの保険会社を選んだ理由を①保険料、②事故対応の評判、③保険を使った後に翌年度の更新がしやすいか、それぞれの評価を踏まえて説明していきます。

保険料に対する評価

まずは通販型保険会社を選ぶ大きな理由である保険料に対して評価をしていきます。これは、私が実際に比較サイトで一括見積もりを使ってみたときの価格です。

比較サイトを利用しての保険料一覧

【保険料算出条件】

30歳 男性ブルー免許

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:通勤使用

車種:プリウス(初度登録平成22年1月)型番:NHW20

保険料等級:12等級(事故期間なし)

※等級とはその人の事故状況によって保険料を決める、ランクのようなものです。最初は6等級から始まり、無事故であれば毎年1等級ずつあがり、最大20等級まであがります。

年齢条件:30歳以上

運転者限定:限定条件なし

※運転者限定とは、この保険を使用できる人の範囲を示すものです。本人・配偶者限定、家族限定、限定条件なしとあり、限定条件なしでは一番保険料が高くなります。

 

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:車対車A(自損事故の修理代は補償しないプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

※保険会社によっては1回目5万円(免責なし)が最低条件になっています。

その他特約:弁護士費用あり

以上の条件で各保険会社より保険料を見積もりしてもらいました。保険料の安い順は次のようになります。

1位 チューリッヒ保険:45,410円(ただし、車両保険1回目から5万円負担)

2位 SBI損保:48,190円(ただし、車両保険1回目から5万円負担(車対車の場合は免責0))

3位 イーデザイン損保:49,540円

4位 アクサダイレクト:52,000円

5位 ソニー損保:53,670円

6位 三井ダイレクト:57,280円

7位 セゾン自動車火災:59,720円

※補足:チューリッヒとSBI損保の免責5万円というのは、例えば修理30万円を保険で支払う場合に、5万円差し引いた25万円を支払うことになります。ただし、SBI損保は車と車の接触事故の場合はこの自己負担は0円になります。

 

この通り、保険料は各社により異なります。多少条件の違いはありますが、それでもチューリッヒとセゾン損保(おとなの自動車保険)の保険料を見比べるとチューリッヒに魅力を感じてしまいます。

ただし、掲載している保険料はあくまで特定の年齢、車種条件により算出されたものであり、条件が異なると保険料の変動、保険会社の順位も変動します。

保険料の比較は一括見積サイトに登録すれば簡単にできますので、あなたの車の保険料がいくらになるか知りたい場合には一度比較してみてください。

事故対応に対する評価

保険料においてはチューリッヒやSBI損保などがとても魅力的に感じました。これで事故対応の評価も高ければ保険会社選びの最有力候補になります。ここからは事故対応についての評価を見ていきます。

事故対応というのは保険料と異なり明確な数値はありません。事故した契約者が主観的に対応について評価するものなので、数値化などの誰から見ても明確な評価を出すのは難しいです。

そこで当サイトでは客観的な評価として、外部機関が行った事故対応評価を基にします。また、事故対応というのは事故を扱う保険会社の担当者によって大きく異なります。口コミサイトで同じ保険会社なのに評価が分かれるのはそのためです。しかし、事故の担当者を契約者が指名することはできません。運任せということになります。

それでは事故対応の評価が公平ではなくなるので、事故対応評価に加えて、通販型の保険会社がロードサービスの内容や現場対応などの各社のサービス内容を比較することで評価していきます。

第3者機関の客観的評価

第3者機関の評価としてJDパワー、オリコン、価格.comの3つを引用します。この3つを選ぶ理由は以下の項目です。

1.回答者の多さ

2.事故対応満足の指標として担当者から顧客への連絡回数など具体的な事例をもとに作っている

3.保険会社も自社広告の「顧客満足第○位」という宣伝の根拠としてこの3社から引用されることが多い

以上の理由で、客観的根拠として利用する価値があると判断しました。なお、3社のランキングにおいて、代理店型保険会社もランクインされてますが、今回は通販型保険会社のみ抜粋していますのでご了承ください。

各社のランキングは以下の通りになります。

JDパワー

1位チューリッヒ保険

3位ソニー損保

5位イーデザイン損保

7位セゾン自動車火災

9位アクサダイレクト

10位三井ダイレクト

12位SBI損保

 

オリコン

1位イーデザイン損保

2位ソニー損保

4位チューリッヒ保険

8位セゾン保険

10位アクサ損保

 

価格.com 

4位ソニー損保

8位チューリッヒ保険

10位アクサ損保

実際の事故の時に役に立つサービスの評価

先ほどの事故対応満足度だけでは各保険会社の事故対応の評価はできません。満足度の通り各保険会社の事故担当者が均一な対応を取れれば問題ないですが、私の経験上、保険会社の担当者も一人の人間なので、同じ保険会社でも担当者の性格により対応にばらつきがあります。

そこで事故対応において均一な差別化をはかれるものとして以下の項目でも評価の基準にすることにしました。

1.ロードサービス

2.現場急行サービス

これを順に見ていきましょう。

ロードサービスの対応について

ロードサービスはどの保険会社もやってますが、サービス内容には異なる点があります。例えば事故や故障で車を引っ張るレッカーの走行距離です。

自宅の近所を運転するだけであれば走行距離を気にする必要はないですが、旅行でトラブルになった場合、レッカーが自宅付近の修理工場まで無料で運べるのか、運べないのかでは大きな違いです。

そこで、ロードサービスの各社のポイントをまとめました。

ロードサービス比較表

 

あなたが何を優先するかによりますが、私が日々お客様からロードサービス手配を受ける多くの項目として、レッカー移動が圧倒的に多いです。例えばパンク修理でロードサービスを手配しても、その場で修理できない場合はレッカー車で引き上げます。

またパンクやガス欠などでロードサービスを呼んだとしても、実際に現場に来るのはレッカー車に乗った業者が多いです。

保険選びで迷った場合はレッカーの走行距離で選ぶ事をおすすめします。また、レッカー移動については搬送距離だけを見るのではなく、修理後の搬送距離も見てください。

遠方での事故や故障で搬送された場合、修理後搬送が限度無の会社であれば、仮に自宅から500キロ離れたところであっても、無料で自宅まで搬送してもらえます。

現場急行サービスの対応について

私のような代理店型保険を売るものとして、差別化にあげていたのが現場急行サービスです。なぜ現場急行が重要かというと、契約者が事故現場でとまどうからです。

ほとんどの人は何年、何十年かに一度事故を起こすだけです。事故に慣れてないので、いざ事故が起きた場合、事故現場でどのような対応をして良いかわかりません。

そんなとき、代理店の担当者が現場に来て警察への連絡や修理先の手配、事故状況の確認、事故相手との交渉を全てその場でやることができれば、契約者はとても安心します。

通販型はレッカー車が来るだけで担当者が来ることはありません。しかし、代理店型の担当者のサービスまでは行かなくても現場に駆けつけて初期対応をしてくれる会社が出てきました。セコムやアルソックに依頼し警備担当者が駆けつけるという方法です。

代理店型担当者は営業時間外、定休日、他の用事があれば駆けつけられませんが、セコムやアルソックならその欠点も補えます。

セコム現場急行サービス内容

~イーデザイン損保HPより抜粋~

ALSOK現場急行サービス

~セゾン自動車火災HPより抜粋~

相手との交渉まではできませんが、警察の連絡補助や事故現場の状況を保険会社に報告など、契約者が事故現場で戸惑うような対応は一通りしてもらえて安心です。

しかもいまでは、代理店型の保険のオプションとしても警備会社の現場急行サービスを付けるようになりました。こうなると担当者が現場に駆けつける代理店でなければ無駄に保険料を支払うだけになります。

それだけこの現場急行サービスはメリットがあります。現場急行サービスがあるのは以下の会社になります。

  • セゾン自動車保険サービス ALSOK現場急行サービス
  • ソニー損保 セコム現場急行サービス
  • イーデザイン損保 セコム現場急行サービス

事故対応でのベスト5

以上の項目を踏まえて、当サイトで事故対応の評価が高い会社を記します。

1位ソニー損保

理由:ロードサービスの内容のバランスが良いです。遠方で事故、故障があっても実費のかかる可能性は極めて低い点が高評価です。加えて事故の時はセコム急行サービスがあるので、事故現場でも安心感があります。

2位チューリッヒ

理由:事故の時に現場急行サービスが無い点がマイナスですが、ロードサービスは充実しており、遠方のロードサービス利用時でも自己負担が掛かる可能性が低い点を評価しました。

3位イーデザイン損保・セゾン自動車火災

理由:イーデザインはロードサービス利用時の移動・宿泊費用が無い点がマイナスです。セゾン自動車火災は雪のスタック引き出しが出来ない点がマイナスです。どちらにもロードサービスにおいてマイナスポイントはありますが、事故の時の現場急行サービスがある点を評価しました。

5位アクサダイレクト

理由:レッカー搬送距離が他社と比べて30キロと少ない点でマイナスです。しかし、修理後搬送距離は限度無という点、それ以外のロードサービスの内容も充実している点を評価しました。

これが当サイトで選ぶ事故対応のベスト5になります。

あまり知られていない保険使用後の更新について

今回の評価に保険の更新を評価に入れた理由として、いくら保険料、事故対応が良くても保険を使用後、翌年度の更新を拒絶される保険会社があるからです。前年に複数回保険を使用してしまうと、一部の通販型保険会社は更新を拒絶します。

そうなると事故後も引き受けてもらえるのは代理店型の保険会社のみになります。代理店型の保険は高く、事故後の保険料は通常の保険料より高くなります。数年単位で考えると他の保険会社に入っていた方が安くなる場合があります。

 

自動車保険は事故が無ければ毎年1等級上がり、上がれば上がるほど保険料の割引率が高くなり、保険料が安くなります。しかし1回事故で保険を使用すると保険料の等級が3等級下がります。そして事故有期間というより「割高な保険料が発生する期間」が保険を1回使用するにあたり3年発生します。

今回の例では年2回事故で保険を使用したので等級は6等級(3×2回) 下がり、事故有期間が6年になります。

この図のように最初の保険料が安くても複数回の保険使用で保険会社から更新を拒絶されてしまうと、代理店型の保険以外に入る手段がなくなり、数年単位でみるとかえって高い保険料になってしまいます。そのため、複数回の保険使用で更新できるかできないかは大事なのです。

しかし、どの保険会社が更新できるのかは各社のホームページには具体的な記載がないです。そこで、今回の更新できるかどうかを実際に各社へ質問をしてみました。

チャットで質問できる保険会社にはチャットで。メールで問い合わせできる会社にはメールで同じ質問内容を投げかけました。

それに対して回答をもらった会社を記載します。なお、回答もらえない会社は更新できないものとみなします。本当に更新できないかはわかりませんが、保険会社を検討している人に対して回答もできない会社は、はっきり言って自社の顧客への連絡もたいしてできないと思うからです。

更新可能会社

ソニー損保

 

イーデザイン損保

 

 

セゾン損保

三井ダイレクト

 

以上の会社は年に3回保険を使用すると更新拒絶される可能性もありますが、年に2回程度や等級が1等級まで下がらない場合には拒絶されない可能性が高いです。ちなみに、代理店型自動車保険は1等級になっても更新は可能です。そのぐらい更新に対しては柔軟な対応をします。しかし1等級まで下がった場合は補償内容に制限が掛かります。

例えば「対物賠償補償」と呼ばれる、「事故で相手の車や物を壊してしまった場合の損害を保険で支払う補償」で通常は保険で損害額の全額を支払い、契約者の自己負担は0円で契約します。しかし、1等級の場合、保険会社が更新を認める条件として、自己負担10万円を付けるなどの制限が掛かります。

ソニー損保やセゾン自動車火災の回答に「契約条件に制限がかかる場合があります」という記載があります。これは先ほど記載した代理店型保険会社でも設けている制限と同じものになります。

つまり、上記の通販型保険会社は代理店型と同じような制限はかかりますが、更新がしやすいといわれる代理店型保険会社と同じぐらい更新しやすいということになります。

反対に、複数回の事故をすると更新が難しい会社は以下になります。

SBI損保

チューリッヒ

更新可能な会社が明確な回答を出してきたのに対し、非常にあいまいな返答が来ました。年2回の保険使用でも更新拒絶する可能性があるとにおわせる内容です。また、口コミサイトなどでも年2回の保険使用で更新拒絶されたという内容もあったため、更新は難しいと評価します。

アクサダイレクト

未回答

正確には回答が無かったわけではないです。しかし、平日の昼間に電話が来ました。当然仕事中なので出なかったところ、メールではなく電話で直接話したいので電話をくださいという返答が来ました。

メールや文章で回答するのが難しいルールなのか、勧誘なのか解りませんが、他の会社はメールもしくはチャットで返答頂いたのと比べて利用者に大して不親切だと評価します。

以上が更新しやすい会社、難しい会社になります。しかし、更新できますと言っている会社であっても、場合によっては更新できないと言われる可能性もあります。

例えば、新規で加入した年に数百万円の損害の事故を2回起こしたら断られるかもしれません。通販型自動車保険は安い保険料で運営しているので多くの損害を出す人は会社に取ってマイナスになります。今回の回答が全てではないことを理解してください。

まとめ 当サイトでのおすすめ通販型保険3選

このように総合的に判断して当サイトがおすすめする通販型保険会社を決めました。

第1位イーデザイン損保

保険料は他社と比べてもお手頃な価格です。事故対応はセコムの現場急行サービスがあり事故現場でも安心できます。オリコンの事故対応満足度でも首位になるなど、事故後の対応にも評価をしました。

また、私が事故相談を受けた人で他の通販型で更新拒絶された年二回保険使用者に対して、その他の通販型保険会社は契約拒否したにもかかわらず、イーデザイン損保は保険の契約を受け入れる対応をした経緯もあり、複数回の保険使用でも安心できる点を評価しました。

第2位ソニー損保

保険料はチューリッヒなどと比べて見劣りしますが、ロードサービスの充実、セコムの現場急行サービスなど事故や故障で利用する時に安心感があります。保険使用後の更新のしやすさも評価しました。

第3位チューリッヒ保険

保険料が他社と比べて安い点が高評価です。事故対応においてロードサービスは充実しており、JDパワーの事故対応ランキングで1位になるなど保険料の安さと対応のバランスは非常にいいです。

しかし、事故の時の現場急行サービスが無い点、保険使用後の更新が難しい点を考慮すると上位2社と比べて不安があります。

以上が当サイトにおけるおすすめ通販型保険会社になります。保険料については車の車種や契約者の年齢などの条件により変動をしますので、あくまでも参考としてみてください。

このランキングをもとにどの会社にすべきか検討してもらえば幸いです。

通販・代理店・共済の3つの保険の仕組みを理解して自分のこだわりを持つ

 

自動車保険の会社を選ぶ理由について様々あると思いますが、特に理由はなく、車を買った自動車販売会社で保険を進められたので何となく入ったという人も多いのではないでしょうか?そのような人でもテレビCMや自分の周りからインターネット型の自動車保険に入ると保険料が安くなる。という話を聞いたことがあると思います。

「安くなるならインターネットの自動車保険も良いな」と感じても、他の人からは「インターネットの保険は対応が悪いから止めた方が良い」と聞くこともあります。実際の所調べようとネットで各保険会社の評判を検索しても、どの会社にも良い評価もあれば悪い評価も出てきます。

そんな評判を見ると自分がどの会社を選んで良いか解らず、結局今まで通りの保険会社で更新したままになるという人も多いのではないでしょうか?私は保険の仕事を通して何が評価に値して、何が悪い評価になるのかを肌で感じてきました。その経験を踏まえ、今回はネットに出ている評判をどのぐらい参考にすべきか、自分に合った保険会社を見つけるためにネットの評価を参考にすべきかを解説します。

評判だけ見ると余計に解らなくなる自動車保険

インターネットで自動車保険のことを調べる人の多くは保険料の「安さ」を比較するために検索します。その次に保険会社の「対応力」、「信用力」の順に調べて、どこの保険会社が良いかを選定します。しかし、口コミサイトなどを見てもどの保険が安いか、対応はどこが良いかをある程度決めることが出来たとしても、実際の「対応力」、「信用力」をはっきり選ぶことはできません。

なぜなら同じ保険会社でも「とても良かった」と言う人もいれば、「対応が悪かった」、「とても不親切で信頼できない会社」となどと書かれているからです。口コミサイトを見るとどの保険会社を選べばいいか余計解らなくなります。保険料だけではなく、事故や故障の対応で評価が分かれるとは想定していなかったからです。

どの保険会社にすべきか余計にわかりづらくなることは自動車保険に対して今まで深く考えたことなかった人であれば当然です。但し、このままでは今の保険を変えるべきか、そのままにすべきか考えがまとまりません。

この場合、自分の中でこれだけは譲れない、というようなこだわりを見つけることが重要になります。車を買う時も同じだったと思います。ただ「安くて良い車」と自分が要望してもすぐに見つかることはありません。安いだけで選べば見た目は要望通りになりません。良い車で選べば値段はある程度高いものになります。

その中で自分が何を重視するのかを一生懸命調べて検討し、車を購入したと思います。自動車保険も同じです。自分の中でこれは譲れないという明確なこだわりを見つけなければいつまでたっても決められません。

そうは言っても、いきなりこだわりを見つけることはできません。それでは自分の中でどのようなこだわりを探せばいいのでしょうか?それは正しい仕組みを理解することで自分に取ってどの部分を優先したいかというこだわりが見つかるようになります。

正しい保険会社の属性を理解することが選別できる第一歩

自動車保険に今まで入っている人でも保険会社の「属性」を理解している人は少ないです。属性を理解することで保険会社を決めるうえで簡略化することが出来ます。ここでいう「属性」とは保険会社ごとの販売形態や組織団体の形態を分けたものになります。自動車保険の会社・団体は30社以上あります。一社ずつやみくもに各保険会社の違いを調べるのはとても困難で解りづらいです。

属性を理解すれば、自分がどの属性を選ぶかを決めればいいのです。そうすることで一社ごとに自動車保険を調べる必要はなく、自分の属性の中の保険会社を選ぶだけでよくなります。


それぞれの属性の特徴を知る(3つの属性の概要)

保険会社の属性は大きく分けて3つになります。3つの属性とは、代理店を介して契約を行う「代理店型」、インターネットや電話、郵送で契約を行う「通販型」、相互扶助の精神で運営をする「共済型」になります。正直、この属性の分け方は細かい事を気にする保険業界の人からは「それは違う」と言われるような分け方です。何故かと申しますと、「共済型」は自動車保険ではなく、「自動車共済」という異なる商品になるからです。

しかし、自動車保険の特徴を抑えるうえで解りやすくするため、私はあえてこの3つの属性に分けて説明します。それぞれの特徴を簡単にまとめました。

この表をもとに一つずつ特徴を説明していきます。


通販型保険の概要

通販型保険はインターネットや電話から契約が出来る保険です。インターネットを良く利用する人は多くの機会で目にしたことがあると思います。また、テレビCMなどでも頻繁にやっているのがこの通販型の保険会社になります。通販型と言われる他に、インターネット損保、ダイレクト損保などと言われることもあります。通販型の保険会社のメリットは以下の項目になります。

  1. 何と言っても保険料が安い。
  2. 各社が通販型保険会社同士の競争も激しいので各社の特色を出している(保険料の差別化やロードビスの充実など)。
  3. しつこい勧誘がない。
  4. 自分でインターネットで調べて納得のいく形で契約が出来る。

通販型の一番の魅力は保険料の安さです。他の2つの属性と比べても、ほとんどの通販型保険会社は保険料が安くなります。理由は代理店などの販売形態ではなく、保険会社が直接販売している点、コールセンターや事故サポートセンターを一か所に集中させることで、人件費や固定費を極力抑えている点にあります。

しかし、その反面デメリットもあります。デメリットは以下の項目です。

  1. 保険にかかわる様々な対応は全て契約者自身で行わなければいけない。
  2. 契約するときに補償内容などを良く理解しないで手続きすると後で保険が使えないなどのトラブルになる。
  3. 全ての問い合わせ先がコールセンターに連絡するため繋がりにくく連絡が面倒になる。
  4. 事故後の対応をある程度契約者が行わなければならない。
  5. 社員が事故現場に駆けつけてくれない。社員が事故現場を見ることもない(ロードサービス、警備会社は別)。
  6. 保険会社の社員と会うことがないのでいざという時に頼りになる人がいない。

1について通販型は契約者がインターネットや電話などで契約を行います。契約以外にも補償内容の変更や車を買い替えた時の変更手続きなどを全て自分で届け出手続きをしなければなりません。2に関しては契約するときに自分がどのような補償内容になっているかを理解しないまま契約をしてしまうと、自分が考えていた補償内容と異なる場合があり、いざ事故で保険を利用する際に補償対象外と言われる場合があります。契約はすべて自己責任のため、慎重に契約内容を確認しなければなりません。

3と4については保険料の安さを追求するうえでの弊害と言えるかもしれません。人件費を極力抑えるため、この点は承知したうえで契約する必要があります。また事故後の対応などについても効率重視になります。判例と言われる過去の事故事例、裁判事例を基に保険会社がある程度決めた過失割合で事故の相手と交渉を行います。契約者の意向は反映しづらいです。

以上のことから通販型は良くセルフサービスの自動車保険と言われます。ガソリンスタンドのセルフサービスを想像してください。ガソリンスタンドのセルフサービスもガソリン代は安いですが、自分で給油口を開け、自分の車の油種を選び、給油をします。自分の車がハイオク車という事を知らずに軽油を入れてしまうと車が動かなくなってしまいます。それと同じことが自動車保険にも言えます。

セルフサービスである以上、自分の車の保険を正しく理解し契約を間違いないように手続きしてください。車を買い替えるときや年齢などの条件を変えるときも十分理解したうえで変更手続きを行ってください。事故の時には過失内容をある程度理解し、根拠をしっかりと説明できるようにして、保険会社と交渉をしてください。事故の知識が無い場合、通販型の保険会社の言われるがままで過失交渉が進んでしまいます。

保険料の安さという魅力、その反面のセルフサービスであるが故の保険への理解。これが通販型の保険で考えるべき点です。


代理店型保険の概要

代理店型の保険は保険会社から委託された代理店と呼ばれる会社や販売員が契約手続きやその他の対応を行います。代理店は保険会社から契約の委任を受けて契約手続きを行います。代理店型のメリットは以下の項目になります。

  1. 自動車保険に熟知した専門家が契約者の要望に応じたプランを提案してくれる。
  2. 自動車保険の身近な相談相手として簡単に連絡できる
  3. 車の入れ替えの際や条件変更など電話をすれば手続きを行ってくれる。
  4. 事故の時に親身に相談に乗り、過失の交渉などを保険会社としてくれる。
  5. 場合によっては事故の現場に駆けつけて相手と直接話をしてくれる。
  6. 代理店が取り扱う保険会社も大手の保険会社がメインなのでバックアップ体制が充実。

以上が代理店型のメリットになります。代理店型の魅力は何と言っても専門家がお客様の要望を聞きながら最適なプランを一緒に見つけてくれることです。自動車保険のことを全く知らなくても、一から保険の仕組みや補償内容を説明します。そして万が一の事故が起きても、保険が効かないということが無いようにプランを作ってくれます。また、気軽に連絡が取れやすいので自動車保険やそれ以外の保険の相談、ふとした疑問などにも答えらえます。

反対にデメリットは以下の項目になります。

  1. 保険料が2つの属性と比べて高い。
  2. 自分に取って良い代理店を探さなければならない。
  3. 勧誘がしつこい場合もある。
  4. 自動車保険や事故に詳しくない人もいる。
  5. 通販型と違い営業時間が限られている。

一番のデメリットは保険料が高いという点です。保険会社が代理店を介して販売する分、手数料などが上乗せされます。また、保険会社は代理店をサポートする社員や事故の対応を行う社員を全国に配属してます。その社員の人件費、事務所を構える固定費が掛かる分、通販型、共済型と比較すると保険料が高くなります。

また、保険代理店のすべての人が自動車保険にくわしい訳ではありません。私は代理店業界にいるので良くわかりますが、自動車保険に強い代理店もあれば弱い代理店もあります。しかし、どの保険代理店でも自動車保険は取り扱えるので契約したいと言う要望があれば喜んで契約します。

例えば、自動車を販売している会社や修理をしている会社でも自動車保険は入れます。しかし、どちらも本業は車の販売、車の修理になります。車に詳しいからと言って自動車保険に詳しいとはまた別になります。

この場合、実際に事故をしたときに代理店(販売店や修理工場)がまったく対応をせず、保険会社の事故担当社員に丸投げするという話はよくあります。また、代理店が誤った認識を持っていて、本来かけなくても良い補償を掛けたり、必要な補償を掛けなかったりすることもあります。どの保険代理店でも自動車保険は万全というわけではないことを認識してください。


自動車共済の概要

自動車共済と聞いてイメージが浮かばない人も多いと思います。代表的な共済は、JA共済や全労済などがあります。この二つはCMなどもしているので聞いたことあるのではないでしょうか?しかし、自動車共済は厳密にいうと自動車保険とは異なります。

細かい説明は省きますが、簡単に申しますと、保険会社は営利企業であるのに対し、共済を取り扱っている組織は組合と呼ばれ、その組合に属している組合員同士が相互に助け合う仕組みのため、営利目的ではありません。

組合員と言うと簡単に加入できないイメージを持ってしまいますが、JAや全労済などは自動車共済に入りたければ簡単に加入できます。

共済のメリットは以下になります。

  1. 営利目的ではないため保険料にあたる掛け金は比較的安い。
  2. 公務員や業界組織などで自動車共済がある場合、掛け金がネットよりも安い場合もある。

以上がメリットになります。

やはり掛け金が安いという事は魅力になります。

反対にデメリットはこちらになります。

  1. 組合の母体が解散もしくは自動車共済を解消した場合、補償が効かなくなる。
  2. 組合の職員が手続き、事故対応などを行うため代理店型と比べると親密度は低い。
  3. 営業時間外に事故が起きた場合、小さい組合ではコールセンターが無く現場で混乱してしまう。
  4. 事故の過失交渉は加入者が組合の職員と直接交渉しなければならない。
  5. 組織母体が小さいところでは保険会社に切り替える際、等級の継続が出来ない場合がある。

以上がデメリットになります。

自動車共済は前にあげた二つの属性の中間と言う立ち位置とイメージしてもらうと解りやすいです。保険料は比較的安価だけど契約手続きや事故対応などは共済の職員が行います。そして職員はある程度の期間で部署を異動してしまいます。そのため自分の担当者とどんなに仲良くなっても異動後はその担当者は対応できません。新しい担当者が対応します。そして事故が起きた場合は組合と直接加入者が交渉する形になります。これは通販型と同じです。

以上が3つの属性のそれぞれの特徴になります。

公務員の方や勤務先に共済がある方は保険料が通販型と比べても安い場合があるため、共済型を選択肢に入れても良いですが、それ以外の方は代理店型か通販型のどちらかに絞る事をお勧めします。共済型は厳しい言い方をすると自分の属する組合が通販型と比べて安くなければ、加入するメリットは低いです。なぜなら掛け金は通販型と比べると高い場合もある反面、事故時の対応は通販型と同じ、場合によっては通販型より対応が困難な場合もあります。

そのため、これよりは通販型と代理店型この二つに絞って説明していきます。

なぜ評価にばらつきがあるのか

通販型と代理店型のメリットデメリットを説明しましたが、こういった疑問が浮かぶのではないでしょうか?「そうは言っても口コミサイトで通販型でも事故の対応は良かった。ロードサービスもすぐ来たという評価もありましたよ」

「代理店型でも口コミサイトで対応が悪い。代理店に連絡しても対応を忘れていたというような書き込みもありましたよ」

このように私が説明したものとは真逆な評価も見られます。そしてこの真逆な評価があるがゆえに、どの保険会社にして良いかわからなくなります。なぜこのように評価が人それぞれ異なるのでしょうか?
答えは、人それぞれ保険会社に対する期待しているものが違うからです。


事例で見てみる評判の本音

それではなぜ人それぞれ保険会社に対する期待しているものが違うのか、具体的な事例を用いながら説明します。

事例1:通販型からの口コミ「3年で2回車両保険を使用したところ次の更新の時期に一方的に更新を断られた。理由を聞いたところ明確に答えてくれなかった。」
(https://kuchiran.jp/ より一部抜粋)

同じような状況で通販型の契約の更新を拒絶され、当社に相談に来て契約をしたこともあります。「車両保険」とは自分の車が事故で損傷した場合にその損害額を補償する保険です。この口コミで見えるのは「通販型の保険は事故で保険を使用しても問題なく更新してもらえる」と期待していたのに対し、実際は短期間に数回保険を使用すると更新してもらえない。この期待と現実の対応の差で裏切られたという認識を持ちました。

しかし、通販型の収益モデルを理解できれば、このような結果になるのも納得できます。通販型のメリットは安さと言いました。その反面、通販型の保険会社も利益を追求する会社です。そうすると保険料を安くする分出費を抑えなければ採算が合いません。

先ほどコールセンターを集中したり代理店を作ら無いことで費用を抑えると書きました。しかし、一番保険会社として抑えるべきものは何かというと、実際に保険会社が支払うお金、「保険金」を抑えることが一番収益に貢献します。保険を多く使用されてしまうと保険会社に入る保険料(収入)より契約者に支払う保険金(支出)が多くなってしまい赤字の原因になります。そのため、ある程度数年で数回利用した顧客は赤字を作る原因と捉えて保険の更新をしないという決断をします。

ちなみに代理店型の場合このように数回使用してもよほどのことが無い限り更新を拒絶しません。よほどの例とすると新規で6等級から加入した場合、一年で2回事故をして多額の保険を使用した場合になります。それでもその顧客から他に自動車契約をもらっている場合には補償内容を制限することを条件に更新を許可したりします。

なぜ通販型と代理店型でこのような差があるのかと言うと、代理店型は事故を起こしても採算が合うような保険料を設定しています。この評判で解る事は、通販型は何回も保険を使用すると更新を断られる可能性もあるという事を想定したうえで選ぶという事です。

事例2:「示談交渉」は、顧客を無視、状況確認もせず社内で決まった割合で交渉を済ませ、嫌なら自分で裁判しろと言ってくる。苦情には対応した素振りだけして時間稼ぎ。 質問してもロクな回答がない。対応が不誠実で信頼できない。
(https://minhyo.jp/ より一部抜粋)

こちらも通販型の保険の口コミになります。私は当社の契約者の事故対応で、通販型の保険会社の事故担当者と話をする機会が良くあります。私が実際に通販型の事故担当者と接することで思う印象は、「良くも悪くも事務的」というものです。理由はこちら(代理店型保険の契約者)の主張も、自分(通販型)の契約者の主張も聞かない。あくまでも過去の事故事例、判決事例を基に事故対応を行います。

代理店型の保険会社同士の事故の場合であっても過去の事故や裁判の事例を前提に過失の交渉を進めます。しかし、それでもお互いの会社が契約者の主張、意思を理解したうえで過失の修正などの交渉をする場合が多いです。しかし、契約者の主張や意思を反映するというのは、事故当時者の感情がかなり入っているので、お互いに納得してもらうことに時間が掛かり、その結果、効率が悪くなってしまいます。

通販型は安い保険料で会社全体を運営するために効率重視を優先します。そのため、一つの事故に感情を入れてしまうと効率が悪くなるので、お互いの感情は極力省き、事故事例、裁判事例を基に進めます。クチコミで記載されている「嫌なら自分で裁判しろ」という言葉は、過去の事故事例、裁判事例をもとに事故の対応をしているため、いざ裁判になってもこちらは根拠が十分にあるという自信の現れです。

また、裁判に進むと弁護士が契約者の代理となるので、感情的に話す契約者よりも判例を十分理解している弁護士と話し合いをする方が効率が良いという事情もあります。

この評判で解ることは、通販型は事故の交渉において事故・裁判事例をもとに進めるため、期待するほどこちらの要望は受け入れてもらえないという事です。

事例3:自宅の駐車場に駐車していたところ、他の車にぶつけられため、保険会社の担当者に連絡を取りました。担当者は物凄く横柄な態度で、あたかも私が加害者と言わんばかりの対応に驚きました。

新車が急に事故車となって、それなりの保証は出来るのですか?と尋ねると、逆ギレの様な態度で迫って来た為、話にならないと思いその場は電話を切りました。
後日、父の知り合いでその保険会社の上層部の方に相談した所、その直後に 担当者は態度を急変させて 謝りの電話をしてきました。

相手によって態度を変えるのはオカシイですが、これは担当者レベルの問題だと思い、その場は冷静に解決しました。
今もその保険会社で加入していますが、どこの保険会社も担当者レベルで対応に大きな差が出ることは確実なので、加入する保険会社には本当に迷います。
(https://minhyo.jp より一部抜粋、修正)

こちらは代理店型保険会社の口コミになります。事例2で代理店型の保険会社は契約者の意向をふまえて対応すると記載しました。今回の口コミはそうではなく、最初の担当者が契約者の意向をまったく配慮してないことに契約者が不信感を抱いてます。

「事例2と言っていることが違うじゃないか!」と思われるかもしれませんが、今回の口コミの大きな欠点は代理店型にもかかわらず、契約者が保険会社の担当者と直接やり取りした点になります。これは通販型、代理店型、共済型すべてに言えることですが、保険会社の担当者も一人の人間です。一人一人の性格が違うので、穏やかな担当者もいれば、感情的な担当者もいます。

私も日々の事故対応において、相手の保険会社の担当者とのやり取りで非常にスムーズに終わることもあれば、折り合いが付かず長期化することもあります。中には本当に感覚、考え方や性格が合わず、二度と話をしたくない担当者もいます。そのようになった場合、担当者を変えてもらうかその担当者の責任者に代わってもらうこともあります。

代理店として日々保険会社の担当者と接している私ですら担当者によってここまで変わります。そのため、保険会社と直接接する機会が少ない契約者が、実際に保険会社の担当者と接するとき、担当者の対応は保険会社のイメージとして捉えてしまいます。自分に合わない担当者と捉えた場合、その印象が保険会社の印象として捉え、保険会社が信用できなくなってしまいます。これが今回の口コミに繋がった理由です。

それでは、どこで契約者にとって担当者の合うか合わないが解るかと言うと、契約者が事故に対して担当者に要望を言った時です。通常、契約者は保険会社の担当者に対して自分の要望を伝えます。保険会社の担当者は過去の事例や経験を踏まえて対応するので、要望が過去に対応したものであれば問題なく対応してくれます。しかし要望が今まで経験してない場合、担当者がどう受け止めるかによります。

何とか要望に応えようと必死で応える担当者もいれば、手間を掛けたくない、失敗した時が怖いなどの理由で、その要望を拒否する担当者もいます。これが評価の分かれ目になります。

この評価で解ることは、どんなタイプの保険会社であっても担当者によって対応は全く異なるという事です。代理店型であれば保険会社と直接やり取りせず、代理店に任せるのも一つの方法です。

通販型、共済型であれば、直接保険会社とやり取りする必要があるので、担当者が自分の意見や対応と合わない場合には自分の要望や理屈が間違っていないか、インターネットなどで調べ、もしわからないようであれば、近くの保険代理店などに聞いて検証するのが良いです。


ネットに出ているランキングは信ぴょう性があるのか?

先ほど記述した口コミ評価も含めインターネットで調べると色んな保険ランキングが存在します。大手の格付けサイトのものもあれば、個人の方が記載したものもあります。ここまで読んでもらうと解ると思いますが、口コミサイトで100%良い評価をもらっている保険会社は存在しません。

そうすると、本当にこのランキングと言うのも信ぴょう性があるか疑問に感じると思います。結論を申しますと、このネットで出ているランキングのほとんどは信ぴょう性の低いものです。中には本当に親切心で公平なランキングを付けているものもあるのかもしれません。

しかし、大多数のサイトは保険会社から紹介料をもらいランキングを付けています。大手のサイトは保険会社から直接紹介料を取り掲載するのはイメージ湧くと思いますが、個人のサイトの人がどのように紹介料をもらうのか?

これはランキングの下に保険会社のホームページに入れるボタンを付け、そこから見積もり申請や契約に至ったら報酬をもらう形になっています。この場合、個人のランキングサイトは報酬の多い会社をランキングの上位にします。ランキングが高いから、評価が高いからその保険会社が安心というものではありません。それでは口コミも、ランキングも信ぴょう性が低いとなるとどのようにして保険会社を決めればいいのでしょうか?

答えは「自分のなかでこだわりを見つける」ことです。

自分の中での優先順位を決める

こだわりを見つけるために必要なことは「サービスの優先順位を決める」ことです。サービスの優先順位を決めるうえで大事なのは、「自分が保険や事故に対してどこまで知識、経験があるか、」を理解しておくことです。

例えば今まで事故を起こしたことが無い人は事故をした場合にその場でどのような対応をすれば良いかわからないと思います。また、知識や経験だけではなく、自分が保険に興味をもっているのか、持ってないのか、それによってサービスの優先順位は変わります。そこで、まず自分自身が通販型を選ぶべきなのか、代理店型を選ぶべきなのか一つの目安となる質問項目を考えました。

※この質問票はこちらよりダウンロードできます。ぜひお使いください。

この質問で6個以上チェックが付いている方は通販型にすることをお勧めします。車に乗るひん度や知識、対応において心配ありません。但し、この質問項目はあくまで目安になります。絶対にこっちにすべきというものではありません。

自分自身が何となく通販型、代理店型のどちらを選んだ方が良いのかを判断してもらうためのものです。また、通販型、代理店型のどちらかを選んだとしてもサービスの優先順位を決められたわけではありません。

通販型・代理店型の強みと弱みの優先順位を決める

下の表は先ほど記載した通販型と代理店型の強みと弱みをまとめたものです。これから述べることを自分の中で「絶対に必要」「あれば良いが絶対ではない」「あまり必要としない」と順位を付けて考えてみてください。

◎通販型のメリット

  • 保険料の安さ
  • ロードサービスなど各社がサービスの特色を出している
  • しつこい勧誘がない。
  • 自分でインターネットなどでしっかり他社と比較できる。

◎通販型のデメリット

  • 保険にかかわる様々な対応は全てセルフサービス。契約者自身で行わなければいけない
  • 保険の知識が少ない状態で契約すると最低限の補償も省いてしまい後で保険が使えないなどのトラブルになる
  • 問い合わせをコールセンターに連絡するため繋がりにくい。連絡するのが面倒。
  • 事故後の対応も多くのことを契約者が行わなければならない。
  • 社員は事故現場に駆けつけてくれない。社員が事故現場を見ることもない(ロードサービス・警備会社は別)
  • 保険会社の社員と会うことがないのでいざという時に頼りになる人がいない。

◎代理店型のメリット

  • 保険の専門家による要望に応じたプランを提案してくれる。
  • 自動車保険の身近な相談相手として気軽に連絡できる
  • 車の買替えや条件変更など電話をすればすぐに手続きを行ってくれる。
  • 事故の時に契約者の立場で過失の交渉などを保険会社としてくれる。
  • 場合によっては事故の現場に駆けつけて相手と直接話をしてくれる。
  • 代理店が取り扱う保険会社も大手の保険会社がメインなのでバックアップ体制が充実。

◎代理店型のデメリット

  • 保険料が2つの属性と比べて高い
  • 自分に取って良い代理店を探さなければならない。
  • 勧誘がしつこい場合もある。
  • 自動車保険や事故に詳しくない人もいる。
  • 通販型と違い営業時間が限られている。

この項目をもとに優先順位を決めてください。優先順位の高い項目の数で通販型、代理店型を決めてもいいかもしれません。もしくは、絶対に譲れない項目があれば、それを優先して決めるのも良いです。自分自身の優先順位、こだわりを決めてください。


対応第一なら代理店型、値段で選ぶなら通販型

通販型、代理店型でまだ迷っている場合には、対応第一なら代理店型、値段第一なら通販型と割り切るのも一つの方法です。このぐらい割り切った方が良い場合があります。それは優先する項目が一つに絞られるので保険会社や代理店選びが楽になります。

例えば対応第一と絞った場合、候補にあげた代理店が顧客にたいしてどのような対応をしているのか聞くことでその代理店で入るかどうかの判断が出来ます。 自分自身が要望する対応に応えてもらえる代理店を見つければ良いのです。

また、値段第一と絞った場合には、比較サイトを利用してどの保険会社が一番保険料が安いか判断すれば良いのです。色々とこだわりが増えてしまうとかえって保険会社選びに迷ってしまいます。それよりも一つに絞ることで判断しやすくなります。


通販型を安さだけで選ぶのか・それ以外のサービスで選ぶのか

「私は値段を最優先にしたいので通販型に決めた」という方でも、やみくもに値段で比較するだけでなく、サービスで比較するのも一つの手です。なぜなら通販型を安さだけで選ぶにはもったいないようなサービスもあるからです。

例えばロードサービスについては各社それぞれ異なります。

※保険の窓口インズウェブより一部抜粋加筆修正

レッカーサービスの走行距離については、提携する整備工場に運んだ場合に走行距離無制限という会社もありますので、上記の距離はあくまで目安として捉えてください。ロードサービスの内容だけでもこれだけ各社の違いがあります。遠出をする機会が多い人などはレッカーサービスの距離数や、レッカー後の宿泊・帰宅費用などを重視して見つけるのも良いです。

ロードサービス以外にも各社の特徴あるサービスをまとめました。

イーデザイン損保・・・無事故割引
セコム損保・・・セコム現場急行サービス
セゾン自動車保険サービス・・・ALSOK現場急行サービス
ソニー損保・・・セコム現場急行サービス・契約者優待サービス(提携施設などをサービス価格で利用可能)

セコムやALSOKなどの警備会社が現場に駆けつけてくれるサービスが増えてきました。事故をしてその場で何をして良いか戸惑う人にとって心強いサービスです。しかし、注意しなければならないのは、あくまで警備会社の担当者が駆け付けてくれるだけであり、示談交渉などを行ってくれるわけではありません。行ってもらえるサービスとしては現場の写真、保険会社への報告、警察への届け出補助などです。その点を十分注意してください。

このようなサービスの中で自分に取って興味あるものがあれば各会社のホームページを見てください。事故を起こす可能性が低い人や事故を起こしたことが無い人でもロードサービスや他のサービスを利用する場面があるかもしれません。自分自身が車に乗るときにどんなサービスが欲しいかを良く比較してください。

代理店型はコンサルタントと捉えるべき

私は通販型と代理店型の保険料の差額は契約者自身が代理店とコンサルタント契約を結ぶための費用と捉えています。代理店の担当者から色々な情報を取り入れたり、条件の変更の相談や事故の対応、最適なプランの提案など、自分で調べてもなかなかわからない知識と経験を教えてもらえるのは代理店型の魅力です。

反対に代理店型で加入しても代理店に知識や経験が少ない場合、担当者となかなか連絡が取れない場合など契約者にメリットの少ない代理店にはコンサル料金を払うのはもったいないです。その場合には遠慮なく他の保険会社に切り替えることをお勧めします。代理店を自分のコンサルタントとして接すれば保険料分のサービスを受けているのかわかりやすくなります。

まとめ  自分の中での優先順位・こだわりを見つけて保険会社を選ぶ

自動車保険を加入することにこだわりを持って入る人は少ないです。多くの人は何となく親が入っている保険をそのまま入ったり、車を買ったお店で勧められて入ったり、安いというイメージだけで通販型に入ったりしてます。

そのため、保険会社の本質、自動車保険の本質が解らず、事故が起きた時に「こんなはずじゃなかった」と認識違いが生じ、保険会社とトラブルが起きるのです。自動車保険のサービスの優先順位、これだけは譲れないこだわりを見つけることで、保険会社選びに迷わなくなります。

保険会社に何を求めるか。それを自分の中でしっかり決めて納得のいく保険会社選びをしてください。

自動車保険に迷ったら一括サイトを利用

 

あなたは今「どの保険会社に入って良いか迷っている」「一番安い保険会社を知りたい」と思ってませんか?

そんな時には一括見積サイトを利用してください。

私がおすすめするのは「保険スクエアbang!」です。

その理由は、最大19社の保険会社の見積もりが一回の手続きで取り寄せることが出来るからです。車検証や保険証券を用意すれば3分以内で手続きできます。

もう一つ大きな理由があります。それは、しつこい電話勧誘が無いので安心だからです。各社の見積もりがメールと郵送で来るだけです。

「一括見積もりに興味はあるけど後から電話や訪問で勧誘されるのがイヤ」と、ためらっていた人も安心して利用できます。

一括見積もりサイトを利用すると「今の保険料とこんなに変わるんだ」と実感できます。気になった保険会社にはメールやチャットで直接質問も出来ます。

じっくり比較検討してから保険会社を選べるから安心です。

知らないと損する自動車保険の知識

  • 乗り換え(切り替え)・見直しについて
  • 保険のプロ直伝、お得な情報やとっておきの情報
  • 各保険会社・保険業界の研究
  • 年齢・車種別の保険内容を検証
  • 自動車保険の付随知識
  • 自動車保険の基礎知識

運営者について

運営者:河原あたる
保険代理店に勤める現役の

保険営業マン。

 

代理店に勤める前は

ペーパードライバー。

 

保険業界に入るまで自動車保険の知識は

全くなかった。

 

現在では年間700件以上の自動車保険の新規・変更手続き、

 

年間300件以上の自動車事故の対応を行う。

 

自動車事故の場合には直接現場に行き、

契約者と相手との交渉なども行う。

 

自動車保険の知識ゼロから様々な経験を重ねることで理解した知識を、

 

もっと多くの人に知ってほしいと願い、このサイトを立ち上げる。

サイト運営情報

  • プライバシーポリシー(個人情報保護方針)
  • 免責事項
  • お問い合わせフォーム
  • サイトマップ

Copyright(c) 2023 失敗しない自動車保険の見直しかた All Right Reserved.

©失敗しない自動車保険の見直しかた