保険のプロ直伝、お得な情報やとっておきの情報
- 等級シミュレーションで保険料の目安を把握しましょう
- 東京海上の自動車保険を解約するなら?返戻金の仕組み・受け取り手順を解説します
- 別居していても親の等級を引き継げる?プロが教える「同居扱い」になる可能性とチェックポイント
- 【保存版】自動車保険見直しで迷わない!本当に必要な特約とその選び方
- AIG損保の自動車保険の評判と特徴を徹底解説!選ばれる理由と注意点
- 【保険のプロが教える】20代女子のための自動車保険ガイド♪長期契約vs乗り換り換え、どっちがお得?
- 【専門家がおすすめする特約】車両新価(新車)特約は必要か?内容をわかりやすく解説
- 長期契約の真価とは?自動車保険の長期契約と乗り換えを比較解説
- 自動車保険の中断と再開方法:同じ車での手続きと注意点を徹底解説!
- 自動車保険を見直そう!対物賠償保険と車両保険の違いと選び方
- 【損する前に読んで!】自動車保険料、実はこんなに安くなる!会社負担と節税の全貌
- 不要な補償を省く!自動車保険のスマート選択ガイド
- 自動車保険の更新を忘れたらどうなる?等級リセットや補償なしのリスクを回避する方法
- 自動車保険を一時停止にして取っておく方法とは?
- JAFと自動車保険のロードサービスはどう違うのか?加入しなくても良いの?~徹底検証~
- 交通事故でケガをした場合、慰謝料はいくらもらえるのか?
- 自動車保険の一括見積もりサイトに登録しても電話勧誘されないの?
- 自動車保険にお得に入るための7つのポイントとは?
- 日常・レジャー使用なのに通勤中に事故!~使用目的外の自動車保険の補償について~
東京海上の自動車保険を解約するなら?返戻金の仕組み・受け取り手順を解説します
車の使用状況が変わったり、他社の自動車保険に乗り換えたりするなど、保険を解約する理由はさまざま。
そんなときに気になるのが「東京海上の自動車保険を解約したら返戻金はあるの?」「どんな手続きをすればいいの?」という疑問ではないでしょうか。
結論からいえば、東京海上日動(通称:東京海上)の自動車保険を中途解約すると、条件次第で返戻金が発生することが多いです。しかし、解約の手続きを誤ると損をしてしまうケースもあります。
そこでこの記事では、普段から保険を取り扱っている代理店として、東京海上の自動車保険解約に伴う返戻金の仕組みや、手続きの流れ・注意点をわかりやすく解説します。
解約返戻金とは?まずは基本の仕組みを理解しよう
自動車保険は一般的に、1年契約または長期契約(複数年)で保険料を前払いします。そして、契約途中で解約した場合、残りの期間に応じて保険料が戻ってくる可能性があります。これが「解約返戻金」です。
東京海上日動の自動車保険の場合
- 年間契約が基本で、多くの方は1年単位もしくは3年契約で更新
- 途中解約時、残期間分の保険料が返金されるかどうかは、保険会社の規定によります
- 東京海上日動の場合、「短期率(短期掛け率)」と呼ばれる独自の計算方式を用い、経過期間に応じた保険料を差し引いた金額が返戻金として支払われるケースが多いです
短期率(短期掛け率)とは?
保険会社によって呼び方は多少異なるものの、任意保険では「短期率」という率を用いることが一般的です。
これは、残りの期間を単純な日割りではなく、一定の早期解約に伴う料率で精算する方式です。
たとえば、1年契約の保険に半年だけ加入した場合、ちょうど半分の保険料が返ってくるわけではなく、半年分より若干少ない返戻金になることがあります。こういった独自の計算が「短期率」による返戻金の特徴です。
【具体例】どのくらい返戻金が出るの?
返戻金は、契約内容や契約日数、既に支払った保険料の総額によって変わります。具体的にどれくらい返金されるかは、個別の保険証券や約款、もしくは担当者への確認が必須となります。証券や約款で確認するのは複雑なので、可能な限り担当者へ連絡し確認するのをお勧めします。
ここでは、あくまでイメージとして「短期率」がどのように影響するかを簡単に示します。
- 1年契約・保険料10万円の場合
- 1ヶ月で解約:返戻率は契約期間の1割程度消化でも、短期率を考慮すると「ほぼ8~9万円」が返金される可能性あり
- 6ヶ月で解約:単純計算なら「約5万円返金」と思うかもしれないが、短期率を考慮すると「4万円程度」になってしまう可能性も
実際の計算はもう少し複雑ですので、代理店または東京海上日動の担当者に試算を出してもらうのが確実です。
また、1年契約で年払いではなく、月払いで支払っている場合、後払い方式のケースが多いです。例えば、4月の保険料を5月の引き落とし日に精算するという形です。この場合は返戻ではなくむしろ解約後の翌月まで保険料が引き通しになる場合があります。
解約手続きの流れ:書類と連絡先
では、実際に東京海上の自動車保険を解約する際の手順を見ていきましょう。大まかには以下のステップです。
- 代理店または東京海上日動のカスタマーセンターに連絡
- 解約の意思を伝え、必要書類を確認する
- 乗り換えの場合、新たな保険の開始日との兼ね合いをきちんと調整
- 必要書類の提出
- 保険証券(または保険契約内容がわかる書類)
- 解約請求書や委任状など、保険会社から指定された書類
- 名義変更などがある場合、車検証のコピーや委任状が必要になるケースも
- 返戻金の受け取り方法を確認
- 多くの場合、指定口座への振り込み
- 手続き完了後、1~2週間ほどで振り込まれることが多い
- 証券等の返却・解約日確定
- 解約日以降は保険が無効になるため、新しい保険の開始日と重ならないよう注意
- 車を廃車・譲渡する場合は、廃車証明や譲渡証明書なども必要になる場合がある
解約時の注意点
1. 次の保険開始日との空白を作らない
もし車に乗り続ける場合、古い保険の解約と新しい保険の開始日をしっかり合わせることが大切です。1日でも空白期間があると、万が一事故にあったときに補償が受けられないというリスクがあります。
2. 解約のタイミング次第で「等級」が変わる
自動車保険には「ノンフリート等級」というシステムがあります。
- 中途解約したタイミングによって等級の更新がどう扱われるかが変わることも
- 事故有係数(事故有等級)の引き継ぎにも影響する場合があるため、次の保険との兼ね合いを要確認
3. 事故対応中の解約には注意
すでに事故を起こして保険会社が対応している途中で解約する場合、対応の継続可否や、支払い保険金の扱いなどでトラブルが起きる可能性があります。必ず担当者とよく相談してから解約手続きを進めてください。
こんな疑問もチェック!Q&A
Q1. 「解約返戻金は課税対象になるの?」
返戻金は、もともと自分が支払った保険料の未経過分を受け取るかたちなので、一般的には課税対象にはなりません。心配な方は税理士や税務署にご相談ください。
Q2. 「クレジットカードで年払いにしていたけど、返戻金はどうやって受け取るの?」
カード払いでも、解約時には通常どおり銀行口座への振り込みになる場合が多いです。ただし、クレジットカード会社を通じて支払い調整を行うこともありますので、保険会社や代理店に確認してください。
Q3. 「東京海上以外の保険会社で自分でネット契約した。解約手続きは東京海上に連絡するだけでOK?」
OKです。 ただし、既契約を解約する東京海上日動と、新規で加入する他社の両方にそれぞれ確認をしっかり行いましょう。手続き時に「次の保険はいつ開始になるのか」といった情報が重要になるので、日にちの前後を間違えないようにしましょう。
まとめ:まずは代理店や東京海上日動に相談し、損のない解約を
東京海上の自動車保険を途中解約する場合、短期率の計算により、残りの保険期間分の保険料が返ってくることが多いです。とはいえ、解約タイミングや手続きの進め方によっては、思ったより返戻金が少なくなったり、新しい保険とのあいだに補償の空白期間が生じてしまったりするリスクもあります。
解約前に必ず代理店や東京海上日動の担当者に連絡し、試算や必要書類、手続きの流れを確認しましょう。 事故対応中や、等級・事故有係数などの条件によっては、より慎重に行う必要があります。
- ポイント1:短期率(短期掛け率)の存在を知っておく
- ポイント2:日割り計算ではないため、解約時期で返戻金額は大きく変動
- ポイント3:新しい保険への移行日を合わせ、空白期間を作らない
これらを踏まえて手続きすれば、損なく・安心して次のステップへ進めるでしょう。保険はあくまで「万が一に備える手段」です。上手に使いこなして、あなたのカーライフをより安全・快適なものにしていきましょう。
- 東京海上の自動車保険を解約する場合、返戻金の仕組みはどうなっているかを理解する
- 短期率や手続きの流れを押さえて、損をしない解約方法を把握する
- 解約前には必ず担当者や代理店へ相談し、他社乗り換えのタイミングや等級の影響もチェック
- 万が一にも無保険期間が生じないよう、新保険の開始日との兼ね合いを調整する
解約するからといって“自動車保険はいらない”わけではありません。あなたの生活スタイルにあった保険に、タイミング良く乗り換えることで、おトクかつスムーズに継続的な補償を受けられます。ぜひこの記事を参考に、賢い保険手続きを進めてください。
別居していても親の等級を引き継げる?プロが教える「同居扱い」になる可能性とチェックポイント
初めて車を買うときはワクワクするものです。
「早く納車されないかな」「どこへドライブに行こう」と楽しい計画が頭に浮かぶ一方、意外と見落としがちなのが自動車保険の手続きです。
なかでも多くの人が気にするのは「親の自動車保険の等級を引き継ぎたい」ということ。しかし、一般的には“同居の親族”が対象といわれており、別居している場合はほとんどがNGと案内されるケースが多いのも事実です。
しかし実際は、「別居」か「同居」かの定義があいまいで、一定のケースでは保険会社から“同居扱い”として認められる可能性があります。この記事では、普段から自動車保険を取り扱っている保険代理店の視点から、どういう状況なら同居として見なされるのか、また「別居でも等級をもらえる方法はあるのか」など、具体的な事例を踏まえて解説します。
具体的な対象者に沿って解説
- 対象者事例:佐藤 太一さん(仮名)
- 20代後半の社会人
- 実家を離れて一人暮らしを始めて3年目
- 中古車を購入することになり、はじめて自動車保険を検討中
- 親から「うちの高い等級を使って保険に入れないの?」と言われている
- 住民票や車検証などの手続きがどうなっているのか、いまいちよく分からない
こうした太一さんのように、「自動車保険 親の等級をもらう 別居」と検索している方が、今回の主要ターゲットです。本記事では、代理店で多くの事例を見てきた私が、「こういうケースなら同居扱いになるかも」というプロの視点を含めて解説します。
別居だと親の等級引き継ぎは難しい?基本ルールをおさらい
まずは、基本ルールから確認しましょう。自動車保険のノンフリート等級は、次のようなケースで親子間の承継(引き継ぎ)が可能とされています。
- 被保険者(等級の持ち主)と同居している親族
- 生計を一にしている親族(実家を離れていても扶養下など)
通常、社会人として独立している場合は「別居」と判断されがちで、承継は難しいのが一般的です。しかし、ここでいう「同居」や「生計を一にしている」という定義は、意外と保険会社ごとに解釈が違います。
プロが教える「別居でも同居扱い」になる可能性があるケース
ここからが代理店ならではの視点です。保険会社によっては以下のような状況なら「同居扱い」として等級を引き継げる可能性もあります。もちろん、実際に引き継げるかどうかは最終的に保険会社の判断となりますが、こうした事例があったという意味でぜひ参考にしてみてください。
1. 住民票は実家のままだが、実際は別の住所に住んでいる
ケース例:
- 住民票は実家に置いたまま
- 郵便物などは別居先の住まいに届く
- 実際には別の場所で暮らしているが、公的書類上の住所は変更していない
こうした場合、車検証の住所を実家にしていることがポイントになることがあります。保険会社には「住民票が実家で、実質的にも(書類上)同居家族に該当する」という証憑が示せるため、同居扱いとして等級承継を認めてもらえる可能性が出てくるのです。
- 例として、「新しく購入する車の車検証住所が実家になっている」
- 保険契約者や被保険者の住所も実家で登録
- 保険証券などは実家に届くが、実務上はスマホやメールでやり取りできる
このように、“書類上の住所が親と同一”という形を整えられるかどうかがカギになるわけです。
2. 新しい車の所有者が親(家族)の名義になる
ケース例:
- 新しく買う車の名義を親にしてしまう
- 実際に運転するのは別居している子どもだけど、車検証上は「所有者=親」
- 保険契約は所有者(=親)の住所をメインにして、主に運転する人(被保険者)は子ども
この場合、保険の記名被保険者(主に運転する人)を子どもにして、契約者や車の所有者は親という形をとります。車検証の住所や名義が親と同一になっていれば、**“実家の車扱い”**として等級承継できるケースもあります。
たとえば、地方の地元ディーラーで購入したい場合や、子どもがまだ詳しい手続きをよく分からないので親に一任している、などの状況でこうなることが多いですね。
ただし要注意!「同居扱い」にする際の落とし穴
上記のような手法で「同居扱い」を主張する場合、いくつか注意点があります。
- 保険会社によって判断基準が違う
- ある保険会社ではOKでも、別の保険会社ではNGの場合も少なくありません。
- 実態と書類の乖離が大きいと認められない
- 住民票だけ実家で、完全に生活の本拠が別居先だと疑義が生じることも。
- とはいえグレーゾーンの線引きは会社ごとに異なります。
- 事故発生時にトラブルになる可能性
- 実態が“完全別居”なのに同居扱いで契約した場合、万が一事故時に保険会社が詳細を調べて「虚偽申告」に近い扱いをされるケースがまれにあります。
- そのため、契約前にはしっかり代理店や保険会社に相談し、認められる条件を満たしているか確認を取りましょう。
「やっぱり等級が継げなかった…」そんなときの対処法
実際には、上記のようなケースでも保険会社の判断により「それは同居とはみなしません」となる可能性は否定できません。その場合でも、任意保険には必ず加入しましょう。
1. 新規6等級スタートでも通販型保険を使えば保険料が安くなる場合も
- インターネット申し込み割引や走行距離割引など、保険料を抑える制度が充実しています。
- 自動車保険一括見積サイトなどを使えば、複数社からまとめて比較・検討できます。
2. 車両保険をどうするか検討する
- 自分の車の価値や運転頻度を考え、車両保険の有無を決めると大きく保険料が変わります。
- 車両保険を外して対人・対物を無制限にするだけでも、かなり保険料を安くできることがあります。
3. 「セカンドカー割引」が適用になるか聞いてみる
- 親が1台目を契約していて、あなたが2台目として同じ保険会社で契約すると「セカンドカー割引」が使えるケースがあります。
- ただし、これも同居親族であることが条件になることが多いので、要確認です。
まとめ:まずは保険代理店や保険会社にしっかり相談しよう
別居中の子どもが親の自動車保険の等級を引き継げるかどうかは、書類上・実態上の「同居」の定義がポイントになります。
- 住民票が実家で車検証も実家住所にできる
- 車の所有者を親にして、記名被保険者を子どもにする
こういった方法で「同居扱い」の可能性を探れるかもしれませんが、最終的には保険会社の判断となります。また、実態とかけ離れた契約は後々トラブルになるおそれがあるため、契約前に代理店や保険会社に説明し、しっかり確認することが大切です。
もしどうしても「同居扱い」と認められず、やむなく新規6等級からの契約になる場合でも、通販型保険をはじめとした保険料を抑える工夫は十分にあります。大事なのは、「無保険状態で運転する」というリスクを避けること。万が一事故を起こしてしまったときの高額賠償や、被害者との交渉は想像以上に大変です。
まとめると、まずは保険会社や代理店に率直に相談してみましょう。 「書類上は実家のままだが実態はこう」「車検証はこうなっている」など、具体的に話をすると、思わぬ方法で等級を引き継げる可能性もあります。最終的にNGだったとしても、保険料を安くするプランを提案してもらえるかもしれません。
- 別居であっても、ケースによっては「同居扱い」として等級を引き継げる可能性があることを知る
- 具体的には「住民票や車検証の住所を実家にする」「車の所有者を親にする」などの方法がある
- ただし、保険会社の最終判断によるので、契約前にしっかり相談が必要
- 万一、等級が継承できなくても、通販型保険や補償内容の見直しで保険料は抑えられる
- 「無保険」は絶対にやめて、必ず何らかの任意保険に加入すること
別居か同居かという問題は、一見単純そうでいて、法律上の住民票や保険会社の内規など、いろいろな要素が絡んできます。大切なのは「自分の状況を正しく説明し、プロと一緒に確認する」ことです。保険代理店や保険会社は、あなたが不安に思うポイントをクリアにしてくれる存在でもありますので、ぜひ積極的に活用してみてください。
これからのカーライフを、安心して楽しむためにも。
自動車保険はしっかり確認、しっかり備えて、あなたに合った最適なプランで入りましょう。
【保存版】自動車保険見直しで迷わない!本当に必要な特約とその選び方
自動車保険の見直しを検討中のあなた、保険の特約の数々に圧倒されていませんか?
「本当に必要な特約はどれなのか」「無駄な出費を避けたい」そんな悩みをお持ちの方に向けて、この記事では自動車保険の特約の基本知識から、実際の選び方、そして事例を交えた具体的な解説まで、あらゆる角度から徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたにとって最適な保険プランが見つかるはずです!
1. 自動車保険の特約とは?基本知識の解説
自動車保険は基本の補償に加え、オプションで加入できる「特約」が多数用意されています。ここでは、主要な特約について簡単にご紹介します。
主な特約の種類
・無保険車補償
自分が事故を起こし、相手が無保険の場合に備える補償です。万が一のトラブルに備え、安心感を得られる特約です。
・車両保険
自分の車に対する損害を補償します。盗難や事故による修理費用の負担を軽減できます。
・事故時弁護士費用特約
事故後の法的トラブルに備え、弁護士費用をカバーする特約です。万が一、訴訟に発展した場合にも安心です。
・ロードサービス特約
事故や故障時のレッカー移動、修理の手配、バッテリー上がりなどの緊急トラブルに迅速に対応してくれます。
それぞれの特約は、あなたのライフスタイルや運転状況に合わせて、メリットとデメリットが存在します。次に、どの特約を選ぶべきか、そのポイントについて詳しく解説していきます。
2. 迷いやすい特約の選び方:必要性とコストパフォーマンスのポイント
自動車保険の特約は、安易に追加すればよいというものではありません。自分自身の利用状況やリスクをよく見極め、コストパフォーマンスに優れた選択をすることが大切です。
特約選びのポイント
- 自分の運転状況や利用環境を把握する
例えば、毎日の通勤や遠距離運転が多い場合は、ロードサービス特約が役立ちます。一方、都市部での短距離移動が主な場合、無保険車補償は安心材料となります。 - リスクと費用のバランスを考える
すべての特約を付けると保険料は高くなります。必要な特約とそうでないものを見極め、コストパフォーマンスを重視した選択をしましょう。 - 具体的な補償内容をチェックする
同じ「事故時弁護士費用特約」でも、補償額や適用条件は保険会社によって異なります。各プランの詳細をしっかり確認し、実際に補償される範囲を把握することが重要です。
3. 実例で見る!特約選びの成功・失敗事例
実際の事例を通して、どの特約がどのような場面で役立ったか、または逆に無駄になってしまったかを見ていきましょう。
成功事例:無保険車補償が役立ったケース
ある会社員のAさんは、都市部を毎日運転していました。ある日、無保険のドライバーとの接触事故に遭遇。無保険車補償特約に加入していたおかげで、相手の損害賠償分をしっかりと補償され、自己負担なく解決できました。
失敗事例:不要な特約に加入してコストが増大
一方、Bさんは車両保険と事故時弁護士費用特約の両方に高額な補償を追加しました。しかし、実際には事故歴がなく、万が一のリスクも低かったため、結果的に保険料が大幅に上昇。コストパフォーマンスの面で見直しが必要となりました。
これらの事例から、自分自身の状況に合わせた特約選びがいかに大切かがわかります。自分の生活や運転スタイルをよく分析し、無駄のないプラン作りを心がけましょう。
4.【PR】 保険見直しのタイミングと一括見直しサービスのすすめ
保険見直しのタイミング
自動車保険の見直しは、ライフスタイルの変化や保険更新時期に行うのが最適です。以下のタイミングをチェックしてみてください。
- 契約更新時:
多くの保険は契約更新時に見直しのチャンスがあります。更新前に、今一度特約の必要性や補償内容を確認しましょう。 - ライフイベントの変化時:
引っ越しや結婚、出産など、生活環境が変わるタイミングは、保険の見直しに適しています。 - 運転環境の変化時:
長距離運転が増えたり、通勤経路が変わるなど、運転状況が変わる場合も見直しの好機です。
一括見直しサービスのメリット
保険の特約やプランは、各社で微妙に異なるため、複数の保険会社のプランを一度に比較できる一括見直しサービスを利用することをおすすめします。
主なメリット:
- 時間の節約:複数のサイトを比較する手間が省けます。
- 最適なプラン選択:あなたの条件に合った最適な保険プランが一覧で確認できます。
- コストパフォーマンス向上:無駄な出費を削減し、必要な補償だけを選択できるため、経済的にも有利です。
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(※上記リンクをクリックすると、各社のプラン比較ページに移動します)
5. よくある質問(FAQ)
Q1. 無保険車補償は本当に必要ですか?
A1. 無保険車補償は、相手が無保険の場合にあなたの損害を補償するための特約です。都市部や交通量の多い地域では、万が一のリスクに備えるためにも加入しておくと安心です。
Q2. 事故時弁護士費用特約はどの程度の補償が受けられますか?
A2. 補償内容は保険会社により異なりますが、通常は事故後の法的トラブルに対応するための弁護士費用を一定額までカバーします。契約前に補償額や条件をしっかり確認しましょう。
Q3. どの特約を優先して選ぶべきですか?
A3. 自分の運転状況や生活環境によりますが、まずは無保険車補償やロードサービス特約など、日常のリスクに直結するものから検討するのが無難です。
まとめ
自動車保険の特約選びは、あなたのライフスタイルとリスクに合わせた最適な組み合わせを見つけることが鍵です。
- 自分の運転状況やリスクを正確に把握する
- 各特約の補償内容と費用を比較し、コストパフォーマンスを重視する
- 実際の事例から学び、不要な特約を避ける
これらのポイントを踏まえて、あなたにとって本当に必要な特約だけを選び、保険の見直しを行いましょう。
もし、複数の保険プランを一括で比較できるサービスをまだ利用していないなら、今すぐ下記のリンクからチェックして、最適な保険プランを見つけてください!
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安心・安全なカーライフのために、賢い保険選びを始めましょう。
この記事が、あなたの保険見直しの一助となれば幸いです。
※本記事は、信頼できる情報源と実例に基づいて執筆しておりますが、最終的な保険の選択は各自の判断にお任せいたします。ご不明な点は、問い合わせフォームもしくはお近くの専門家にご相談ください。
AIG損保の自動車保険の評判と特徴を徹底解説!選ばれる理由と注意点
はじめに
自動車保険の選択は、ドライバーにとって重要な決断です。事故やトラブルから自身を守り、経済的な負担を軽減するためには、信頼できる保険会社と適切な補償内容を選ぶことが不可欠です。本記事では、AIG損保の自動車保険に焦点を当て、その特徴や評判、選ばれる理由、そして注意点について詳しく解説していきます。
AIG損保の自動車保険の特徴
1. 補償内容の充実
AIG損保の自動車保険は、基本的な補償内容が充実していることで知られています。
- 賠償責任保険: 事故で他人を傷つけたり、他人の財物に損害を与えた場合の補償
- 人身傷害保険: 自動車事故によるケガや死亡に対する補償
- 車両保険: 自車の損害に対する補償
特筆すべきは、自転車事故や他の交通事故にも対応する幅広い補償範囲です。これにより、自動車の運転中だけでなく、日常生活のさまざまなリスクにも備えることができます。
2. 多彩なオプション
AIG損保は、基本的な補償に加えて、多様なニーズに対応するオプションを用意しています。
- 弁護士費用特約: 事故の際の法的トラブルに備える
- 車両搬送費用特約: 事故や故障時の車両搬送費用をカバー
これらのオプションにより、個々の状況やリスク管理の要望に合わせて保険をカスタマイズできます。
3. パッケージ制度
AIG損保は、顧客のニーズに合わせて2つの主要なパッケージを提供しています。
- AAP(家庭用総合自動車保険): 個人・家庭向けの総合的な保障
- AAI(一般用総合自動車保険): 事業者向けの保障
これらのパッケージにより、個人でも法人でも、それぞれの状況に適した保険を選択できます。
顧客満足度と評判
AIG損保の自動車保険は、顧客満足度の面でも高い評価を得ています。オリコン顧客満足度調査では、特に以下の点が高く評価されています:
- 事故対応の迅速さ
- 顧客サービスの質の高さ
実際の利用者からは、「事故の際の対応が素早く、丁寧だった」「担当者の説明がわかりやすかった」といった声が多く聞かれます。
AIG損保の強み
1. グローバルネットワーク
AIG損保は、世界的に展開するAIGグループの一員です。このグローバルネットワークを活かし、海外での事故やトラブルにも対応できる体制を整えています。旅行好きや海外でのドライブを楽しむ人にとっては、大きな安心材料となるでしょう。
2. 事故対応の迅速さ
24時間365日の事故受付体制と、全国に広がる拠点ネットワークにより、迅速な事故対応を実現しています。これは、事故発生時の不安を軽減し、速やかな解決につながる重要な要素です。
保険料とコストパフォーマンス
AIG損保は代理店型の保険会社であるため、ダイレクト型の保険会社と比較すると保険料が若干高めになる傾向があります。しかし、その分のサービスの質や補償内容の充実度を考慮すると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。
特に、以下のような方々にとっては、AIG損保の自動車保険は魅力的な選択肢となるでしょう:
- きめ細かいサポートを重視する方
- 幅広い補償内容を求める方
- 海外でのドライブも安心したい方
注意点と選び方のポイント
AIG損保の自動車保険を検討する際は、以下の点に注意しましょう:
- 保険料: ダイレクト型と比較して高めになる可能性があります。
- 補償内容: 必要以上の補償を付けていないか確認しましょう。
- 契約手続き: 直接オンラインで完結せず、代理店を通じての手続きが必要な場合があります。
自動車保険を選ぶ際は、以下のポイントを押さえることをおすすめします:
- 自身の運転頻度や用途を考慮する
- 必要な補償内容を明確にする
- 複数の保険会社の見積もりを比較する
- カスタマーサポートの質を重視する
まとめ
AIG損保の自動車保険は、充実した補償内容、多彩なオプション、グローバルなサポート体制を強みとしています。特に、きめ細かいサービスと迅速な事故対応は、多くの顧客から高い評価を得ています。
一方で、保険料がダイレクト型より高めになる可能性があるため、自身のニーズと予算を十分に検討することが重要です。
自動車保険の選択は、単に価格だけでなく、サービスの質や補償内容、そして自身のライフスタイルとのマッチングを総合的に判断する必要があります。AIG損保の自動車保険は、安心と信頼を重視する方々にとって、有力な選択肢の一つとなるでしょう。
最後に、自動車保険の選択は個人の状況によって大きく異なります。この記事を参考にしつつ、必ず複数の保険会社の見積もりを取り、慎重に比較検討することをおすすめします。安全運転と適切な保険選びで、安心なカーライフを楽しみましょう。
【保険のプロが教える】20代女子のための自動車保険ガイド♪長期契約vs乗り換り換え、どっちがお得?
💖 【保険のプロが教える】20代女子のための自動車保険ガイド♪
長期契約vs乗り換え、どっちがお得? 💖
こんにちは!最近、自動車保険の更新時期が近づいてきて、「長期契約にするべき?それとも他の保険会社に乗り換えた方がいいの?」って悩んでいる20代女子のみなさん。この記事を読めば、あなたにぴったりの選択肢が見つかるはず!💕
🚗 長期契約って何?メリット・デメリットは?
長期契約とは、通常1年ごとの契約を、2年以上の期間でまとめて契約することです。例えば、3年一括で契約するようなイメージです。
長期契約のメリット👍
- 💰 保険料が割引になることが多い
- 😌 毎年の更新手続きが不要で楽ちん
- 🔒 補償内容が変わらないので安心
長期契約のデメリット👎
- 🔗 契約期間中の解約が面倒(解約手数料がかかることも)
- 🔄 他の会社のお得なプランに乗り換えにくい
- 💼 ライフスタイルの変化に柔軟に対応できない
🔄 乗り換えって何?メリット・デメリットは?
乗り換えとは、現在の保険会社から別の保険会社に変更することです。毎年の更新時期に、自分に合った保険を選び直すことができます。
乗り換えのメリット👍
- 💸 より安い保険料のプランを見つけられる可能性大
- 🎯 自分のライフスタイルに合わせて毎年見直せる
- 🆕 新しいサービスや特典を受けられるかも
乗り換えのデメリット👎
- 📝 毎年の更新手続きが必要
- 🕵️♀️ 保険内容をしっかり比較する手間がかかる
- ⚠️ 補償内容が変わる可能性があるので注意が必要
💁♀️ 20代女子におすすめなのは?
正直、一概にどちらがおすすめとは言えません。でも、20代女子の特徴を考えると…
20代女子の特徴
- 👩💼 仕事や結婚でライフスタイルが変化しやすい
- 🏠 引っ越しする可能性が高い
- 💰 節約意識が高い
これらを考慮すると、毎年見直しできる短期契約がおすすめかも。ただし、以下の場合は長期契約も検討の価値アリ!
- 🏡 実家暮らしで、しばらく生活環境が変わらない
- 🚙 お気に入りの保険会社を見つけた
- 😅 毎年の更新を面倒に感じる
🤔 どうやって選べばいいの?
- 自分のライフスタイルをチェック
- 複数の保険会社の見積もりを取る
- 長期契約と1年契約の保険料を比較
- 補償内容をしっかり確認
- 口コミやレビューをチェック
一括見積もりサイトを使えば、簡単に複数の保険会社の見積もりが取れるのでおすすめです!💻✨
💡 まとめ
長期契約vs乗り換え、どちらを選ぶかは本当に人それぞれ。自分のライフスタイルや優先したいポイントをしっかり考えて選んでくださいね。迷ったら、保険のプロに相談するのもアリ!🏆
この記事を読んで、少しでも自動車保険選びの参考になったら嬉しいです。安全運転で、素敵なドライブライフを楽しんでください!🚗💨
【専門家がおすすめする特約】車両新価(新車)特約は必要か?内容をわかりやすく解説
新車を購入、もしくは新古車などで製造から年数の経っていない車を購入するのはワクワクしますよね。「しばらくは傷つけずにきれいな状態を保ちたい」、「できるだけ長く乗りたい」、「せっかくローンで購入したんだからその間は事故を起こしたくない。」新しい車はそんな気持ちで運転をすることになります。
そんな中で自動車保険の内容を見直すと「車両新価特約」もしくは「新車特約」という項目があることを目にします。
しかし、今までこの特約の内容を目にしたことがないと思います。「補償の意味がわからない」「本当に必要なの?」「毎月の保険料が高くなるのならいらない」様々な思惑が頭の中でめぐります。しかし、本当に入るべき補償なのかあなた自身だけで結論を出すのは難しいかもしれません。
そこで、今回はこの新価特約の補償内容の説明をして必要な補償なのか分かりやすく解説していきます。
車両新価特約(新車特約)とは?
まずは車両新価特約(新車特約)とは具体的にどんな補償なのか説明していきます。車両新価特約とは大きな損害を負った場合に新車相当額のお金を保険から支払う特約になります。保険会社によっては車両新車特約という名称で提供しています。この記事では車両新価特約という名称で統一して記載していきます。
なぜこのような補償があるのかというと新しい車を購入した場合、多くの方ができるだけ長く乗りたい。しばらくはきれいな状態で乗りたい。安心・安全を得るために新車を購入したというような想いをいだきます。
しかし、事故で大きな損害を負ってしまうと長く乗ることやきれいな状態、安心・安全な状態を維持することが困難になります。修理をしたとしても主要構造と呼ばれるパーツが損傷してしまうと短期間で不具合が生じる可能性もあります。その結果、せっかく買った新車を不安な気持ちのまま乗り続けなければならなくなります。
そのような状態になるのは嫌だという方のニーズを満たすのが車両新価特約になります。
車両新価特約をつけると新車価格から見て50%以上の損害が出た場合、修理を選択せずにあらかじめ設定した新車価格を上限に保険金が支払われます。
また、通常の車両保険は1年経過ごとに車両保険価格が下がっていきますが、車両新価特約を付けている場合、車両損害額が新車相当額の50%以上という条件を満たしていると新車相当額を満額支払われます。
例えば、新車購入から三年目で車両保険価格が200万円だとします。新車購入時の車両価格は300万円と設定します。この車が事故に遭い210万円の損害と認定されたとします。通常では車両保険の価格である200万円が上限となり、残りの10万円は自己負担、保険会社によっては全損諸費用という補償があるのでそれで賄えるかもしれませんが、それでも210万円が補償の限度となります。
しかし、車両新価特約を付けている場合、150万円以上の損害なので新車相当額の300万円を支払うことになります。本来は200万円しかもらえない車両保険が特約をつけていることで300万円もらえるのは大きいです。
新価特約は新車でなければ付けられないのか?
新価特約を利用するためには、車両の使用年数や走行距離に制限がある場合があります。一般的には、車両の初年度登録から3年以内、走行距離が3万キロメートル以内といった条件が設けられています。
つまり、新車であることが必要条件ではなく、車両の使用状況が一定の範囲内に収まっていることが条件となります。したがって、中古車でも一定の条件を満たしていれば、新価特約を利用することが可能です。
ただし、自動車保険は保険会社によって補償内容や条件が異なるため、詳細については保険会社に直接確認することをおすすめします。
車両新価特約は同じ車を買わないといけないの?
新車特約(車両新価特約)を使って車を買い替える場合、同じ車種でなくても大丈夫です。ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- 買い替える車の価格が、契約時に設定した新車価格相当額の範囲内であること
- 事故日の翌日から一定期間内に買い替えること(期間は保険会社によって異なります)
例えば、ステップワゴンが全損になった場合、新車価格相当額が300万円だとします。この場合、セレナやヴォクシーなど、同じタイプの車両を購入した場合、300万円以下の車種であれば買い替えることができます。ただし、ソニー損保など一部の保険会社によっては事故日の翌日から6ヶ月以内に買い替えなければなりません。買い替えの期限はあるのか?あるとすればいつまでにすれば良いかは保険会社や保険代理店に相談してください。
逆に、ステップワゴンよりも高価なアルファードやエルグランドなどの車種に買い替える場合は、新車価格相当額を超える分は自己負担となります。また、買い替える車が同じステップワゴンでも、グレードやオプションが異なって新車価格相当額を超える場合も同様です。
したがって、新車特約を使って買い替える場合は、自分の購入したい車種やグレードと、契約時に設定した新車価格相当額との差額を考慮する必要があります。
どのような形で車両新価の保険金を受け取るのか
実際に新車相当額のお金が動くことに躊躇(ちゅうちょ)してしまう場合があります。「新車の予約を入れてしまったけど本当にお金が振り込まれるの?」という質問も多く受け取ります。しかし、車両新価の多くの場合は保険金を契約者の口座には入れずに購入するカーディーラーに保険会社から振り込むケースがほとんどです。
車両新価特約の保険金の受け取り方は、以下のようなケースが多いです。
- 事故で車が全損になった場合、または修理費が新車価格相当額の50%以上となった場合、新車特約を使って新車に買い替えることを保険会社に申し出る
- 保険会社から新車特約の適用条件や必要書類などを確認する
- 新車を購入する(購入する車種は同じでなくてもよいが、新車価格相当額を超える場合は差額を自己負担する)
- 新車の購入証明書(注文書等)や登録証明書などを保険会社に提出する
- 保険会社が契約している新車価格相当額を限度額として購入先の販売店へ保険金を振り込む
以上が事故を起こした後の車両新価特約の保険金の流れになります。
新車特約を利用した場合3等級ダウンになるの?
多くのネットの記事などを見ると新車特約を利用した場合、通常1等級ダウンになる事故であっても3等級ダウンになるという内容が多いです。しかし、それは少々古い情報かもしれません。すべての保険会社ではございませんが、新車特約を利用しても1等級ダウン事故や車両無過失特則事故で利用した場合は等級ノーカウント事故になります。
私も日々保険代理店として事故の対応をしていますが、自然災害などによる1等級ダウン事故や追突されて玉突きになる事故の被害者になった場合、以前は3等級ダウンになることをしっかり説明をして了承を得ていました。しかし、新車特約の条件が緩和して通常の車両保険と同じ等級進行になったため、より一層新車特約を勧めるようになりました。
車両新価特約の具体的な支払い事例
「新車を購入してすぐに事故が起きるなんて想像ができない」
「通常は新車購入したら運転が慎重になるから事故が起きてもそんなに大きな損害になるとは思えない」
新価特約の説明をするとこのような意見をもらうことがあります。しかし、数多くの事故を見てきましたが、新車だからと言って事故が起きにくいということはありません。また、自損事故で大きな損害を被る方も見てきましたし、自分が安全運転しても他車の影響で大きな損害を被る方も見てきました。具体的な事例を掲載します。
事例1:自損事故による大損害
契約者が道路を直進中、前方からゴミ収集車がやってきました。道路にセンターラインはなく、減速、徐行をして互いが通りすぎることができる道路幅です。しかし、左に避ける際に契約者が目測を誤り、道路脇にある障害物に車両を擦ってしまいました。ゴミ収集車はその間に通り過ぎましたが、契約者が擦ってしまったことに動揺し、右にハンドルを切った際にアクセルを強く踏んでしまい、先にあった電柱に衝突してしまいました。エアバックも出るほどの衝撃でした。
この車両は新車価格300万円で購入したため、新車相当額300万円の車両新価特約を付帯していました。事故が起きたのは購入から2年後でした。この時の車両保険の車両保険金額は200万円に減少していました。損害額は180万円と認定されたため、新車特約を使って同じ車種の新車を購入し、保険金は300万円(本体価格+付属品の価格+消費税)が支払われました。
自損事故であってもエアバックが出てしまうほどの衝撃になった場合には車両新価の対象となるほどの損害になる可能性が高いです。
事例2:相手が信号無視による損害
契約者が青信号で交差点に進入したところ、左方から赤信号を無視して進入した車両と衝突し、その勢いで道路脇に立っていた電柱にぶつかり大損害になりました。相手は高齢者で信号無視をした認識は無いと主張してましたが、契約車両のドライブレコーダーと目撃者情報があったため信号無視と認定。損害額は250万円。新車購入時の価格は400万円。買ってから4年後の事故でこの時の車両保険の価格は280万円まで減少。
新車特約を利用し400万円まで保険金を受け取ることができました。もし新車特約を付けていない場合、280万円もしくは相手保険会社が提示する時価額までが上限であったため、新車を買うほどの補償を受けるには新車特約以外に方法はありませんでした。100%の被害事故であっても新車特約を利用する事故は発生します。
事例3:雹(ひょう)による損害
ゴルフボール級の雹が車体にあたり、天井、ボンネット、助手席側ドア2枚に無数のへこみが入りました。修理屋さんで損害額を計算したところ300万円の車に対して160万円の損害が認定され新価特約を使うことになりました。
このように自然災害で新車特約を使用する場合もあります。自然災害は多くなっており、想定以上の損害が発生するケースも増えていますのでそのような観点からも新車特約を検討する余地は十分にあります。
必ず押さえておくべき注意点
一見メリットしかないように感じる新車特約ですが、いくつか注意点があります。これを理解した上で新車特約の加入されるか検討してください。
・新車価格の50%以上の損害額(修理代)にならないといけない
新車特約の保険が使えるのは新車価格の50%を超えた損害額が条件となります。例えば、新車で購入した時に200万円の価格だった場合、100万円以上の損害にならないと新車特約で200万円を受け取ることはできません。仮に80万円の損害だった場合は新車特約は使えず80万円が車両保険利用分として保険から支払われます。「新車購入後に傷がついたからまた新車を購入したいために新車特約を使いたい」と思っても損害が50%を超えなければ使えないので注意してください。
・保険金を受け取るためには必ず自動車を購入をしなければならない
新車特約を利用する方で時折、「当分車に乗るのを控えるから新車分のお金だけ受け取りたい」という要望をされますが、お金だけをもらうことはできません。新車特約を利用できるのはあくまでも次の車を購入することが原則になります。なお、現在所有している自動車は新車特約を利用する時には保険会社に所有者を変更します。これは保険会社が新車価格分を保険金として支払う代わりに現在契約している車は保険会社のものにして売却等で支払った保険金の補填をするためです。
新車購入後も現在の車を家族で使いたいという要望も聞きますが、新車特約を使う場合にはこの要望は叶いませんのでご注意してください。
補償対象外となるケース
車両保険の補償範囲の中であっても新車特約を使えない事故もあります。
車両保険の対象外となる事故
- 地震、噴火、津波などの自然災害
- 車両の欠陥や自然消耗による故障
- 無免許運転や飲酒運転などの違法行為
- 故意による事故
- 戦争、テロ、暴動など
以下は事故があっても新車特約は使えず、通常の車両保険の保険価格が上限となります。
- 盗難(車両保険で補償されます)
車種によっては盗難被害の多い車両もあります。盗難対応のために車両保険に加入する方も多いですが、盗難補償については車両新価特約の対象外となります。あくまでも年度ごとに設定される車両価格内の補償のみ受け取ることができます。
以上のような場合には新価特約の補償対象外や車両保険自体が使えない場合もございますのでご注意ください。
車両新価特約を付けることが可能な主だった保険会社
車両新価特約をつけることができる保険会社は限られています。以下の保険会社が新価特約が可能な主要な会社となります。
・東京海上日動
・損保ジャパン
・三井住友海上
・あいおいニッセイ同和損保
・ソニー損保
・イーデザイン損保
・セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)
上記の保険会社であれば車両新価特約(車両新車特約)をつけることができます。
数社から比較するポイントは車両無過失特約が適用されるか否か
新価特約が利用できたとしても上述した車両無過失特約(ノーカウント事故)が使えるかどうかです。当サイトにて調べる限り、主だったノーカウント事故で新価特約が使える保険会社は以下になります。
・東京海上日動
・損保ジャパン
・イーデザイン損保
・セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)
以上になります。東京海上日動とイーデザイン損保は同じグループ会社で2021年からノーカウント事故になりました。損保ジャパンとセゾン自動車火災も同じグループ会社で2022年からノーカウント事故になりました。他の保険会社も他社を追随すべくノーカウント事故につながるかもしれません。
しかし、ノーカウント事故で新価特約の利用者が増えると今度は反対に新価特約をノーカウント事故として扱わず、3等級ダウン事故になる可能性もあります。利用価値の高い特約なのでいつノーカウント事故ではなくなる可能性も十分ありますので、新価特約をつける場合や、新価特約を更新をする際には保険会社にノーカウント事故として扱えるかをしっかり確認の上判断してください。
まとめ
どうでしたでしょうか。以下が今回の記事のまとめになります。
車両新価特約(新車特約)の概要
車両新価特約とは?
・ 新車相当額のお金を保険から受け取ることができる特約。
・大きな損害を受けた場合に新車価格を上限に保険金が支払われる。
・通常の車両保険と異なり、経年による補償額の減少がない。
補償の対象
新車だけでなく中古車も対象
・一定の条件を満たせば中古車にも適用可能。
・保険会社ごとに条件が異なるため、詳細は確認が必要。
新車価格の50%以上の損害が条件
・修理を選択せずに新車価格を上限に保険金が支払われる。
・50%未満の損害の場合は通常の車両保険が適用される。
保険金の受け取り方
保険金の支払い方法
・契約者の口座ではなく、購入するカーディーラーに保険会社から直接支払われるケースが多い。
・買い替える車の条件:同じ車種である必要はなく、価格が新車価格相当額の範囲内であれば別の車種も選択可能。
等級への影響
等級ダウンの有無:新車特約を利用すると原則、事故内容に応じて等級ダウンとなる。ただし、ノーカウント事故に対して新価特約を使用する場合は等級ダウンされる会社とノーカウント事故として扱われる会社が分かれる。
注意点
・新車価格の50%以上の損害が必要:損害が50%未満の場合は新車特約が適用されない。
・必ず車両を購入する必要がある:新車特約の保険金を受け取るためには新たに車を購入することが条件。保険金のみを受け取ることはできない。
補償対象外の事故がある
地震、噴火、津波などの自然災害や、無免許運転、飲酒運転などの違法行為は補償対象外。また、盗難による車両紛失は新価特約の対象外となるため注意が必要。
新車特約を提供する主な保険会社
主要保険会社
東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、ソニー損保、イーデザイン損保、セゾン自動車火災
保険会社の選び方
比較のポイント
・車両無過失特約が適用されるかどうかを確認
・複数の保険会社の条件を比較して選ぶことが重要
結論
新車を長期間安全に使用したい場合、車両新価特約(新車特約)は非常に有用な補償です。特に大きな損害を受けた際の補償が手厚く、新車購入後の安心感が増します。さらに新価特約をつける際にどこの保険会社にするか迷ったときは車両無過失特約を利用できる会社を調べてより利用価値の高い保険会社を選んで加入しましょう。
長期契約の真価とは?自動車保険の長期契約と乗り換えを比較解説
自動車を所有する上で、避けて通れないのが自動車保険の選択です。毎年の更新手続きや保険料の支払いに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。そんな中で、「長期契約を結べば保険料が節約できるのでは?」「他の保険会社に乗り換えた方がもっとお得になるのでは?」といった疑問が浮かぶこともあるでしょう。
実際のところ、長期契約と乗り換えにはそれぞれメリットとデメリットがあります。長期契約は、安定した保険料と手続きの簡略化を提供しますが、一方で契約期間中に条件を変更するのは難しいかもしれません。乗り換えは、より魅力的な保険料や補償内容を提供する可能性がありますが、等級の引き継ぎや解約手数料の問題も考慮する必要があります。
この記事では、自動車保険の長期契約と乗り換えについて徹底解説し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきます。あなたに最適な保険選びのポイントや具体的なシミュレーション方法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。あなたのライフスタイルやニーズに合った賢い選択をサポートします。
自動車保険の長期契約と乗り換えに関する概要説明
自動車保険の選び方は、保険料や補償内容だけでなく、契約期間や乗り換えのタイミングにも大きく影響されます。自動車保険には、一般的に1年単位の契約が主流ですが、3年や5年といった長期契約を選ぶことも可能です。長期契約は、毎年の更新手続きが不要になり、一定の保険料割引が受けられるため、手間を省きながら保険料を節約することができます。
一方で、保険会社の乗り換えは、現在の保険に不満がある場合や、より魅力的な条件を提供する保険会社を見つけた場合に有効です。乗り換えによって保険料が下がったり、より充実した補償を受けられたりする可能性があります。しかし、乗り換えには解約手数料や等級の引き継ぎといった注意点も伴います。
この記事では、自動車保険の長期契約と乗り換えについて、以下のようなポイントを詳しく解説します。
- 長期契約のメリットとデメリット:長期契約の保険料割引や手続きの簡略化といった利点、契約期間中の変更の難しさなどの課題。
- 乗り換えのメリットとデメリット:乗り換えによる保険料の見直しや補償内容の改善と、解約手数料や等級の引き継ぎ問題など。
- 保険料比較シミュレーション:長期契約と乗り換え後の保険料を比較するための具体的な方法。
- 自動車保険会社比較:主要な自動車保険会社の特徴やサービスの違いを比較し、最適な保険会社を選ぶポイント。
これらの情報を基に、あなたに最適な自動車保険の選び方をサポートします。
記事の信頼性、情報源について
本記事の情報は、信頼性の高い情報源から収集しています。具体的には、以下のような方法で情報を収集し、確認しています。
- 保険会社の公式サイト:主要な自動車保険会社(東京海上日動、三井住友海上、AIG損保など)の公式サイトから、最新の保険料や補償内容、契約条件についての情報を収集しています。
- 専門家の意見:自動車保険に関する専門知識を持つ保険代理店やコンサルタントからのアドバイスを取り入れています。これにより、実務的な視点からの情報提供を目指しています。
- 信頼性の高い評価機関のデータ:オリコンやJDパワーなど、保険業界の評価機関が提供するランキングや顧客満足度調査のデータを参考にしています。これにより、客観的な視点から保険会社の評価を行っています。
- ユーザーの口コミやレビュー:インターネット上の口コミサイトやレビューを通じて、実際のユーザーの声を収集し、多角的な視点から情報を提供しています。
以上の情報源を活用し、正確で最新の情報をお届けすることを心掛けています。この記事を通じて、自動車保険の長期契約や乗り換えについて、読者の皆様が安心して判断できるよう努めています。
次に進む前に、この記事の基礎となる情報をしっかりとご理解いただけたでしょうか?次のセクションでは、長期契約と乗り換えの具体的なメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。ぜひ、引き続きご覧ください。
自動車保険の長期契約とは?
自動車保険の長期契約は、通常1年ごとに更新する契約とは異なり、3年や5年といった複数年にわたって契約を結ぶ方法です。この長期契約には、保険料割引や手続きの簡略化といったメリットがあり、安定した保険料と利便性を提供します。一方で、契約期間中の変更が難しいといったデメリットも存在します。ここでは、自動車保険の長期契約について詳しく見ていきましょう。
長期契約の定義、期間
自動車保険の長期契約とは、通常の1年契約に対して、3年、5年、またはそれ以上の期間にわたって契約を結ぶ方法です。保険会社によっては、6年や10年といったより長期の契約を提供している場合もあります。長期契約を選ぶことで、契約期間中の保険料が固定され、毎年の更新手続きを省略できます。
長期契約のメリット
1. 保険料割引
長期契約を選ぶと、保険会社によっては保険料の割引が適用されることがあります。契約期間が長いほど割引率が高くなる場合が多く、トータルで見たときにかなりの節約が期待できます。
2. 更新手続きの簡略化
長期契約を結ぶことで、毎年の更新手続きが不要になります。これにより、契約期間中に再度保険会社に連絡したり、書類を提出したりする手間が省け、時間と労力を節約できます。
3. 保険料の固定
長期契約を選ぶことで、契約期間中の保険料が固定されます。これにより、保険料の変動リスクを回避し、家計の計画を立てやすくなります。
4. 事故あり期間の短縮
長期契約の場合、1年契約と比べて事故により保険を使用したあとの事故あり期間が短縮されることがあります。例えば、自損事故で車両保険を使う場合、1年契約では翌年の等級が3等級ダウンで事故あり期間は3年です。しかし、3年契約の場合、契約更新明けの事故あり等級は2年になります。事故あり期間の保険料は数万円の値上げになるので、1年の短縮でも大きな価値があります。
長期契約のデメリット
1. 契約期間中の契約内容の確認が希薄化
長期契約の場合、期間中に保険会社や代理店から内容の確認の連絡がほとんどないため、自分の補償内容がどのようなものであったか確認する機会が少なくなります。そのため、本人限定にしていたことを忘れて配偶者に運転させて事故を起こし、保険が使えなくなるなどのトラブルも発生します。契約内容は自己責任で定期的に見直す必要があります。
2. 契約期間中にゴールド免許になっても割引が効かない
3年契約締結時にブルー免許で、契約途中に免許更新でゴールドになっても免許割引が効くのは3年契約終了後になります。そのため、本来ゴールド免許割引が効くはずだったのに数年間は割引が適用されないデメリットも発生します。
長期契約に向いている人、向いていない人
向いている人
- 安定した保険料を望む人:保険料が固定されるため、予算管理がしやすくなります。
- 手続きの手間を省きたい人:毎年の更新手続きを省略できるため、忙しい方には便利です。
- 今後数年間、大きなライフスタイルの変化がない人:契約期間中に大きな変更が予想されない場合、長期契約のメリットが最大化されます。
向いていない人
- 頻繁に保険会社を見直す人:他の保険会社に乗り換えを検討することが多い場合、長期契約は不向きです。
- ライフスタイルの変化が予想される人:結婚や転職など、今後数年間で大きな変化が予想される場合、柔軟性のある1年契約の方が適しているでしょう。
長期契約の利点と欠点を理解することで、あなたに最適な自動車保険の選択が可能になります。次のセクションでは、自動車保険の乗り換えについて詳しく解説し、そのメリットとデメリットを見ていきましょう。
自動車保険の乗り換えとは?
自動車保険の乗り換えは、現在加入している保険会社から他の保険会社に契約を変更することを指します。乗り換えを行うことで、保険料の見直しや補償内容の変更を行うことができ、より自分に合った保険を見つけるチャンスになります。ここでは、乗り換えのタイミングや手続き、メリット・デメリット、そして注意点について詳しく解説します。
乗り換えのタイミング、手続き
乗り換えのタイミング
自動車保険の乗り換えを検討する最適なタイミングは、契約の更新時期が近づいているときです。通常、保険会社からは契約満了日の数か月前に更新通知が届くので、この時期に他の保険会社の見積もりを取り、比較検討するのが良いでしょう。また、車両の変更やライフスタイルの変化に伴って保険内容を見直す必要がある場合も、乗り換えを検討するタイミングと言えます。
乗り換えの手続き
乗り換えの手続きは以下のステップで行います。
- 新しい保険会社の選定:インターネットや保険代理店を利用して、複数の保険会社から見積もりを取り、比較検討します。
- 新規契約の申し込み:新しい保険会社を選定したら、必要書類を準備して新規契約の申し込みを行います。
- 旧保険の解約手続き:新しい保険の契約開始日を確認し、重複期間がないように現行の保険を解約します。
乗り換えのメリット
1. 保険料見直し
乗り換えによって、現在の保険料よりも安いプランを見つけることができる場合があります。新規契約の割引やキャンペーンを利用することで、保険料の節約が期待できます。
2. 補償内容の変更
保険会社を乗り換えることで、自分のニーズにより適した補償内容を選ぶことができます。例えば、より手厚い補償を提供するプランや、特定のリスクに対応した特約を追加することができます。
乗り換えのデメリット
1. 等級の引継ぎ
現在の保険契約の等級は、新しい保険会社にも引き継がれますが、手続きが煩雑になることがあります。特に、事故あり等級の場合、引き継ぎがスムーズにいかず、保険料が高くなるリスクがあります。
2. 解約手数料
ほとんどの保険会社では、契約途中で解約する際に手数料は発生しませんが、保険料の一部が返金されない場合があります。この点は保険会社によって異なるため、事前に確認が必要です。
乗り換え時の注意点
1. 中断証明書
保険を一時的に中断する場合や、長期間乗り換えを行う場合、中断証明書を取得しておくことが重要です。これにより、再契約時に等級を引き継ぐことが可能になります。中断証明書は、現行の保険会社から発行してもらえます。
2. 保険開始日
新しい保険の開始日は、現行の保険が切れる日と重ならないように調整することが重要です。保険の開始日がずれると、無保険期間が生じるリスクがあるため、注意が必要です。
3. 乗り換え先の保険会社の評判
新しい保険会社の評判やサービス内容をしっかりと確認しましょう。顧客満足度の高い保険会社を選ぶことで、安心して契約を続けられます。
乗り換えのメリット・デメリットを理解し、適切なタイミングと手続きで進めることで、より良い保険プランを見つけることができます。次のセクションでは、長期契約から乗り換える場合の注意点について詳しく解説します。
長期契約から乗り換える場合の注意点
自動車保険の長期契約から他の保険会社に乗り換える場合、いくつかの注意点があります。契約を解約する際の手数料や等級の引継ぎ、中断証明書の取得、そして新しい保険会社の選び方について詳しく見ていきましょう。
長期契約の解約、解約手数料
1. 長期契約の解約
長期契約を解約する場合、まず現在加入している保険会社に解約の申し出を行います。解約手続きは保険会社の規定に従い、必要書類を提出することで進められます。解約のタイミングによっては、返金される保険料の計算方法が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
2. 解約手数料
ほとんどの保険会社では、長期契約の途中解約に対して解約手数料を請求しないことが一般的です。しかし、保険料の返金額が契約期間に応じて減額されることがあります。例えば、契約開始から短期間で解約する場合、返金額が少なくなる場合があります。解約手数料や返金額については、保険会社の規定を確認し、不明な点は保険会社に問い合わせるようにしましょう。
等級の引継ぎ、中断証明書
1. 等級の引継ぎ
現在の保険契約の等級は、新しい保険会社にも引き継がれます。しかし、引継ぎには一定の手続きが必要です。保険会社間で等級を正確に引き継ぐためには、現在の保険会社から提供される「等級証明書」を新しい保険会社に提出する必要があります。等級証明書には、契約期間や事故歴などの情報が記載されており、これを基に新しい保険会社が保険料を計算します。
2. 中断証明書
保険契約を一時的に中断する場合や、一定期間車を所有しない場合には、中断証明書を取得しておくことが重要です。中断証明書を取得することで、再契約時に現在の等級をそのまま引き継ぐことが可能になります。中断証明書は、現行の保険会社から発行してもらう必要がありますので、解約手続きの際に忘れずに申し出ましょう。
乗り換え先の保険会社選び
1. 評判と信頼性
新しい保険会社を選ぶ際には、その会社の評判や信頼性を確認することが重要です。顧客満足度の高い保険会社を選ぶことで、契約後のサービスやサポートが充実していることが期待できます。インターネット上の口コミやレビュー、第三者機関の評価を参考にするのが良いでしょう。
2. 補償内容と保険料
乗り換え先の保険会社の補償内容と保険料を比較検討しましょう。自分のニーズに合った補償内容が提供されているか、保険料が適正かどうかを確認します。また、乗り換えに伴う新規契約の割引や特典が適用される場合もあるため、これらの情報もチェックしましょう。
3. カスタマーサポート
保険会社のカスタマーサポートの質も重要な選択基準です。契約後に疑問点やトラブルが発生した際に迅速かつ丁寧に対応してくれるかどうかは、安心して契約を続けるために重要です。問い合わせの対応や事故対応のスピードなども評価のポイントとなります。
長期契約から乗り換える際には、これらの注意点をしっかりと押さえた上で進めることで、スムーズかつ有利に保険の見直しを行うことができます。次のセクションでは、保険料比較シミュレーションについて詳しく解説し、具体的な保険料の差を把握する方法を紹介します。
保険料比較
自動車保険を選ぶ際、保険料の比較は非常に重要なポイントです。長期契約と乗り換え後の保険料をシミュレーションすることで、どちらが自分にとって有利かを見極めることができます。また、一括見積もりサービスを利用することで、複数の保険会社の見積もりを手軽に取得し、最適なプランを選ぶことができます。
長期契約と乗り換え後の保険料シミュレーション
1. 長期契約の保険料シミュレーション
長期契約の保険料は、契約期間中の保険料が固定されるため、年間の保険料を安定させることができます。例えば、3年契約を選択する場合、1年契約を3回更新するよりも割引が適用され、トータルでの保険料が安くなることが多いです。また、長期契約によって事故あり期間が短縮されることもあり、事故後の保険料上昇を抑える効果も期待できます。
シミュレーション例
– 1年契約の場合:年間保険料が5万円の場合、3年間で15万円
– 3年契約の場合:年間保険料が4万5千円の場合、3年間で13万5千円
2. 乗り換え後の保険料シミュレーション
保険会社を乗り換えることで、新規契約割引や特典を利用できることがあり、結果的に保険料を節約できる場合があります。特に、現在の保険に不満がある場合や、他の保険会社がより良い補償内容を提供している場合、乗り換えは有効な選択肢となります。
シミュレーション例
– 現在の保険会社:年間保険料が5万円
– 乗り換え後の保険会社:年間保険料が4万円(新規契約割引適用)
一括見積もりサービスの紹介
保険料を比較する際、一括見積もりサービスを利用することで、複数の保険会社から一度に見積もりを取得し、簡単に比較検討することができます。以下に一括見積もりサービスの利用方法を紹介します。
一括見積もりサービスの利用方法
- 情報入力:車両情報や運転者情報、希望する補償内容を入力します。
- 見積もり取得:入力情報に基づき、複数の保険会社から見積もりを取得します。
- 比較検討:見積もりを比較し、保険料や補償内容、特典などを確認します。
- 選択と契約:最適な保険会社を選び、契約手続きを進めます。
一括見積もりサービスを利用することで、手間をかけずに複数の保険会社の見積もりを比較できるため、最適な保険プランを見つけるための強力なツールとなります。
保険料比較シミュレーションと一括見積もりサービスを活用することで、長期契約と乗り換えのどちらが自分にとって有利かを明確にすることができます。次のセクションでは、主要な自動車保険会社の比較について詳しく解説し、保険会社選びのポイントを紹介します。
自動車保険会社比較
自動車保険を選ぶ際、保険会社ごとの長期契約や乗り換えプランの特徴を理解することは非常に重要です。ここでは、主要な自動車保険会社の長期契約と乗り換えプランを比較し、それぞれの保険料、補償内容、サービスについて詳しく解説します。
主要な自動車保険会社の長期契約、乗り換えプラン比較
1. 東京海上日動
長期契約:東京海上日動は、3年や5年の長期契約を提供しており、契約期間中の保険料割引や手続きの簡略化がメリットです。長期契約割引が適用されるため、総保険料が1年契約を継続するよりも安くなる場合があります。
乗り換えプラン:乗り換え時には、等級の引継ぎや新規契約特典が利用でき、よりお得な保険料で契約できます。
2. 三井住友海上
長期契約:三井住友海上も3年や5年の長期契約を提供しており、契約期間中の保険料固定や手続きの簡略化が特徴です。さらに、長期契約により事故あり期間が短縮されることがあります。
乗り換えプラン:乗り換え時には、新規契約特典やキャンペーンがあり、保険料の節約が可能です。等級の引継ぎもスムーズに行えます。
3. AIG損保
長期契約:AIG損保は、法人向け保険に強いという特徴がありますが、個人向けにも3年や5年の長期契約を提供しています。契約期間中の保険料割引や固定がメリットです。
乗り換えプラン:AIG損保への乗り換えでは、カスタマイズ性の高い補償内容を選べることが魅力です。新規契約特典や割引も充実しています。
4. 損保ジャパン
長期契約:損保ジャパンは、長期契約での保険料割引や手続きの簡略化を提供しています。3年や5年の契約があり、総保険料が安くなる場合があります。
乗り換えプラン:乗り換え時には、等級の引継ぎや新規契約割引が利用でき、保険料を抑えることができます。
保険料、補償内容、サービスなどを比較
1. 保険料
長期契約:長期契約では、年間保険料が固定されるため、1年契約よりも総保険料が安くなることが多いです。各保険会社の長期契約割引を活用することで、保険料の節約が期待できます。
乗り換えプラン:乗り換え時には、新規契約特典や割引が適用されることがあり、保険料を抑えることができます。各保険会社の見積もりを比較し、最もお得なプランを選びましょう。
2. 補償内容
長期契約:長期契約では、契約期間中の補償内容が固定されるため、安心して保険を利用できます。主要な保険会社は、対人・対物賠償、人身傷害、車両保険などの基本補償に加え、特約も充実しています。
乗り換えプラン:乗り換え時には、自分のニーズに合わせて補償内容を見直すことができます。例えば、事故あり割引やロードサービスの充実度などを比較し、最適な補償プランを選びましょう。
3. サービス
長期契約:長期契約では、契約期間中のサービスが安定して提供されます。各保険会社は、事故対応やロードサービス、カスタマーサポートなどのサービスを提供しています。
乗り換えプラン:乗り換え時には、新しい保険会社のサービスを利用することができます。特に、事故対応の迅速さやカスタマーサポートの質は重要なポイントです。口コミや評判を参考にしながら選びましょう。
自動車保険会社の比較を通じて、長期契約と乗り換えのどちらが自分にとって最適かを判断することができます。次のセクションでは、長期契約と乗り換えのどちらが得かについてまとめ、読者へのアドバイスを提供します。
まとめ
長期契約と乗り換えのどちらが得か
1. 長期契約のメリット
- 保険料の固定:契約期間中の保険料が一定で、安定した予算管理が可能。
- 更新手続きの簡略化:毎年の手続きが不要で、時間と労力を節約できる。
- 事故あり期間の短縮:事故後の等級ダウン期間が短くなる場合があり、保険料の上昇を抑えられる。
2. 長期契約のデメリット
- 契約内容の確認が希薄化:契約期間中に補償内容を見直す機会が少なく、トラブルの原因になることがある。
- ゴールド免許割引の適用遅れ:契約途中にゴールド免許になっても、割引が適用されるのは次の契約更新時。
3. 乗り換えのメリット
- 保険料見直し:新規契約特典や割引を活用し、保険料を抑えることができる。
- 補償内容の変更:自分のニーズに合わせて補償内容を見直し、最適なプランを選べる。
4. 乗り換えのデメリット
- 等級の引継ぎ:手続きが煩雑で、事故あり等級の引継ぎがスムーズにいかない場合がある。
- 解約手数料:解約手数料は通常発生しないが、返金額が減額されることがある。
あなたへのアドバイス、具体的な行動方法
1. 自身のニーズを明確にする
- 現在の保険に満足しているか、保険料や補償内容に不満があるかを確認しましょう。
2. 一括見積もりサービスを利用する
- 複数の保険会社の見積もりを取得し、保険料や補償内容を比較検討しましょう。
- 見積もりを取得する際は、車両情報や運転者情報、希望する補償内容を正確に入力することが重要です。
3. 長期契約を選ぶ場合
- 保険料割引や事故あり期間の短縮などのメリットを最大限に活用しましょう。
- 契約内容を定期的に確認し、変更が必要な場合は保険会社に相談しましょう。
4. 乗り換えを検討する場合
- 新規契約特典や割引を活用し、最適な保険プランを選びましょう。
- 等級の引継ぎや解約手数料の確認を忘れずに行い、スムーズな乗り換えを実現しましょう。
5. 保険会社の評判やサービスをチェックする
- 顧客満足度や口コミを参考にし、信頼性の高い保険会社を選びましょう。
- 事故対応の迅速さやカスタマーサポートの質も重要な選択基準です。
自動車保険の選択は、あなたのライフスタイルやニーズに合わせて最適なプランを見つけることが重要です。この記事を参考に、長期契約と乗り換えのメリット・デメリットを比較検討し、賢く保険を選びましょう。
自動車保険の中断と再開方法:同じ車での手続きと注意点を徹底解説!
あなたは最近、車の利用頻度が減り、保険料を節約するために自動車保険を一時中断しようと考えていますか?あるいは、海外赴任や長期出張から戻ってきて、同じ車で自動車保険を再開したいと考えているかもしれません。そんな時、「自動車保険の中断と再開」に関する情報が必要ですよね。しかし、具体的な手続きや注意点、等級への影響について不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自動車保険の中断と再開の手続きについて詳しく解説します。中断手続きに必要な書類や再開時の注意点、等級の引き継ぎ方法など、知っておくべきポイントを網羅しています。同じ車で保険を再開する際の具体的な手続きや、メリット・デメリットも分かりやすく説明しますので、ぜひ最後までお読みください。この記事を読むことで、スムーズに手続きを進め、自動車保険の中断・再開に関する不安を解消することができるでしょう。
1. はじめに
自動車保険の中断と再開の概要説明
自動車保険の中断制度とは、保険契約を一時的に停止し、後日再開することができる制度です。中断することで、保険料の支払いを一時的に止めることができ、再開時には中断前の等級を引き継ぐことができます。たとえば、長期間車を使わない予定がある場合や、車を手放すけれども将来的に再度車を購入する可能性がある場合に、この制度を利用すると非常に便利です。
中断手続きを行うには、保険会社に連絡し、中断証明書を発行してもらう必要があります。この証明書は、再開時に必要となる重要な書類です。また、中断期間中は保険の補償が一切適用されないため、その点には十分な注意が必要です。
同じ車で再開する場合の注意点
同じ車で自動車保険を再開する場合、いくつかの重要な注意点があります。まず、再開手続きを行う際には、中断証明書と車検証が必要です。これらの書類を保険会社に提出することで、スムーズに再開手続きを進めることができます。
次に、保険料が再開時点の条件に基づいて計算されることを理解しておきましょう。再開時には、中断前と異なる保険料が適用される可能性があります。これは、年齢や車の使用状況など、様々な要因が影響するためです。また、再開後の保険期間中に事故が発生した場合、等級が下がる可能性があるため、その点も考慮しておくことが重要です。
最後に、再開する際には、補償内容を見直すことをお勧めします。中断前の補償内容が現在の状況に適していない場合、新たに必要な補償を追加することで、より安心して車を利用することができます。例えば、運転者の年齢条件や走行距離に応じた特約を追加するなど、自身のライフスタイルに合った保険プランを選びましょう。
2. 自動車保険を中断する理由
車の長期保管
車を長期間使用しない予定がある場合、自動車保険を中断することで保険料を節約することができます。例えば、冬季に車を使用しない地域では、数ヶ月間車をガレージに保管しておくことが一般的です。このような場合、保険を中断することで無駄な出費を抑えることができます。
海外赴任・転勤
仕事や学業のために海外赴任や転勤をする場合、長期間日本を離れることになります。このような状況では、車を使用する機会がなくなるため、自動車保険を中断することが合理的です。帰国後に再び同じ車で保険を再開する際には、等級を引き継ぐことができるため、再度新規契約をするよりも経済的です。
車を譲渡または廃車
車を譲渡したり廃車にしたりする場合も、保険を中断することが考えられます。次の車を購入するまでの間に数ヶ月以上の期間が空く場合、中断手続きを行うことで等級を維持し、次の車に引き継ぐことができます。また、新しい車の納車が数ヶ月から1年後になる場合でも、この中断制度を利用することで保険料を節約し、等級を保持することが可能です。
その他の理由
その他にも、自動車保険を中断する理由としては以下のようなものがあります:
- 健康上の理由:運転が難しくなった場合、一時的に車の使用を中断することがあります。
- 経済的理由:保険料の負担が重く、一時的に保険を中断することで家計の負担を軽減したい場合。
これらの理由により、自動車保険を中断することで、保険料の節約や等級の維持が可能になります。具体的な中断手続きや再開手続きについては、次のセクションで詳しく解説していきます。
3. 自動車保険の中断手続き
保険会社への連絡方法
まず、自動車保険を中断するためには、契約している保険会社に連絡を取る必要があります。多くの保険会社は、電話やインターネットを通じて中断手続きを受け付けています。保険会社に中断の意思を伝える際には、以下の情報を提供することが求められます:
- 保険契約者の氏名
- 契約している保険の証券番号
- 中断を希望する理由(例:車検切れ、海外赴任、車の廃車など)
保険会社によっては、専用の中断申請フォームを提供している場合もあります。このフォームに必要事項を記入し、提出することで中断手続きを進めることができます。
必要書類
自動車保険を中断する際には、いくつかの必要書類を準備する必要があります。これらの書類は、保険会社に提出することで中断手続きが正式に進められます。必要書類の例としては以下のものがあります:
- 車検証(車検が満期で切れていることを確認するため)
- 自動車廃車証明書(車を廃車にする場合)
- 自動車譲渡証明書(車を譲渡する場合)
- 海外赴任証明書(海外赴任や転勤の場合)
これらの書類は、中断手続きが適正に行われるために必要不可欠です。特に、車検が切れていることを証明する書類がない場合、保険会社は中断手続きを受け付けないことがあります。
中断手続きの注意点
自動車保険の中断手続きを行う際には、以下の注意点に留意することが重要です。
- 安易な中断は避ける:自動車保険の中断は、簡単に行えるものではありません。特に同じ車で中断を希望する場合、車検が満期で切れていることが必要です。単に車を使用しない期間があるからといって、中断手続きを進めることはできません。
- 中断期間の確認:保険会社によっては、中断期間が限定されている場合があります。多くの保険会社は、中断期間を5年から10年としていますが、具体的な期間については契約内容を確認してください。
- 中断証明書の保管:中断手続きが完了すると、中断証明書が発行されます。この証明書は、再開手続き時に必要となるため、紛失しないように安全な場所に保管しておくことが重要です。
- 再開手続きの準備:中断後に自動車保険を再開する際には、中断証明書や車検証が必要です。再開手続きをスムーズに進めるために、必要書類を事前に準備しておきましょう。
自動車保険の中断手続きは、適切な手順を踏むことでスムーズに行うことができますが、条件を満たさない場合は中断が認められないことがあります。慎重に準備を進め、中断手続きを確実に行うことが重要です。
4. 自動車保険の再開手続き
保険会社への連絡方法
まず、自動車保険を再開するためには、契約していた保険会社に連絡を取る必要があります。保険会社への連絡は、通常、電話やインターネットを通じて行うことができます。再開の意思を伝える際には、以下の情報を提供することが求められます:
- 保険契約者の氏名
- 中断証明書の番号
- 再開を希望する日付
- 再開する車の情報(車検証の内容)
多くの保険会社では、再開専用の申請フォームを提供している場合があります。このフォームに必要事項を記入し、提出することで再開手続きを進めることができます。
必要書類
自動車保険を再開する際には、いくつかの必要書類を準備する必要があります。これらの書類は、保険会社に提出することで再開手続きを正式に進められます。必要書類の例としては以下のものがあります:
- 中断証明書
- 車検証
- 運転免許証(契約者および運転者の確認のため)
これらの書類は、再開手続きを行うために必須です。中断証明書がない場合、保険会社は中断前の等級を認識できないため、新規契約と同じ扱いになる可能性があります。
再開手続きの注意点
自動車保険の再開手続きを行う際には、以下の注意点に留意することが重要です。
- 中断証明書の有効性:中断証明書には有効期限があります。多くの保険会社は、中断期間を5年から10年としていますが、具体的な期間については証明書に記載されています。再開手続きを行う前に、中断証明書が有効であることを確認してください。
- 保険料の変動:再開時には、保険料が中断前と異なる可能性があります。これは、年齢、事故歴、車の使用状況など、さまざまな要因が影響するためです。保険料がどのように変動するかを事前に確認し、予算を計画しておくことが重要です。
- 補償内容の見直し:再開時には、補償内容を見直すことをお勧めします。中断前の補償内容が現在の状況に適していない場合、新たに必要な補償を追加することで、より安心して車を利用することができます。特に、運転者の年齢条件や走行距離に応じた特約を追加するなど、自身のライフスタイルに合った保険プランを選びましょう。
- 再開手続きのスケジュール:再開手続きには時間がかかる場合があります。特に、年度末や月末など、保険会社が忙しい時期には手続きが遅れることがあります。余裕を持って再開手続きを進めることが重要です。
- 等級の引継ぎ:中断前の等級を再開後も引き継ぐことができますが、再開手続きが完了するまでは正式に適用されません。手続きが完了するまでの間は、保険会社の指示に従って一時的な補償内容を確認しておくと安心です。
再開手続きをスムーズに進めるためには、必要書類を事前に準備し、保険会社との連絡を密に行うことが大切です。これらのポイントを押さえておけば、自動車保険の再開もスムーズに進めることができ、安心して車の利用を再開することができます。
5. 中断・再開によって等級はどうなる?
等級の引継ぎ
自動車保険を中断する際、中断証明書が発行されます。この証明書を再開手続き時に保険会社に提出することで、中断前の等級をそのまま引き継ぐことができます。中断期間中の等級は維持されるため、再開時に新たな契約を結ぶよりも有利な条件で保険を再開することができます。
例えば、中断前に20等級であった場合、中断期間が5年以内であれば、再開時にも20等級として保険契約を結ぶことが可能です。これは、中断前の無事故の努力を無駄にせず、継続的に保険料の割引を受けられるため、大きなメリットとなります。
ただし、中断期間には有効期限があり、多くの保険会社では最長で10年間とされています。この期間を過ぎると等級の引継ぎができなくなるため、中断証明書の有効期限には注意が必要です。
等級ダウンの可能性
中断・再開に伴う等級の引継ぎにはメリットが多い一方で、再開後に等級がダウンする可能性もあります。以下のケースで等級がダウンすることがあります。
- 再開後の事故:再開後に事故を起こし、保険を使用した場合、その事故の内容に応じて等級がダウンする可能性があります。たとえば、対人賠償や対物賠償で保険を使用すると、等級が3等級下がる場合があります。
- 事故あり等級の引継ぎ:中断前に事故を起こし、事故あり等級で中断した場合、その等級も引き継がれます。事故あり等級は通常の等級に比べて割引率が低いため、再開後の保険料が高くなる可能性があります。
- 長期中断後の再開:中断期間が長期にわたると、再開後の保険料が再評価されることがあります。この場合、年齢や使用状況の変化により等級が影響を受けることがあります。
等級ダウンを防ぐためには、再開後の安全運転を心がけることが重要です。また、再開時に保険会社とよく相談し、最適な補償内容を選ぶことでリスクを最小限に抑えることができます。
自動車保険の等級は、保険料に直接影響を与える重要な要素です。中断・再開による等級の変動を正しく理解し、適切に対処することで、経済的な負担を軽減しつつ、安心して車を利用することができます。
6. 同じ車で再開する場合の注意点
保険料の変化
自動車保険を再開する際には、保険料が中断前と異なる可能性があります。保険料は、再開時点の条件に基づいて計算されるため、いくつかの要因が影響します。
- 年齢:契約者や被保険者の年齢が上がると、保険料が変動することがあります。特に若年層や高齢者の場合、リスクが高いと見なされるため、保険料が増加する可能性があります。
- 使用状況:車の使用目的や年間走行距離などの使用状況が変わった場合、それに応じて保険料も変動します。例えば、以前よりも通勤や業務での使用頻度が増えた場合、保険料が上がることがあります。
- 事故歴:中断前の事故歴も保険料に影響します。事故あり等級を引き継ぐ場合、通常の等級に比べて割引率が低くなるため、保険料が高くなることがあります。
再開手続きの際には、保険会社から見積もりを取り、具体的な保険料を確認することが重要です。複数の保険会社から見積もりを取り比較することで、最適な保険料を選ぶことができます。
補償内容の見直し
自動車保険を再開する際には、補償内容を見直すことをお勧めします。中断前の補償内容が現在の状況に適していない場合、必要な補償を追加することで、より安心して車を利用することができます。
- 運転者の年齢条件:中断前に設定していた年齢条件が現在の状況に合っているか確認しましょう。例えば、新たに運転する家族が増えた場合、その年齢に合わせて条件を変更する必要があります。
- 特約の追加:再開時には、新しい特約を追加することを検討してください。例えば、ドライバーのライフスタイルが変わった場合や、新しいリスクが発生した場合には、特定の特約が有効です。運転者限定特約や無保険車傷害特約など、必要に応じた補償を追加することで、より充実した保険内容にすることができます。
- 補償金額の調整:車両保険の補償金額や対人・対物賠償の限度額を見直すことも重要です。車の価値が変動した場合や、事故のリスクが変わった場合には、適切な補償金額に調整することが必要です。
- 保険会社の変更:保険を再開する際には、他の保険会社のプランも比較検討することが有効です。特に中断期間が長かった場合、新しい保険会社の方がより良い条件を提供している場合があります。中断証明書を利用することで、他社でも中断前の等級を引き継ぐことができます。
再開手続きを行う際には、これらのポイントを考慮し、現在の状況に最も適した保険内容を選ぶことが重要です。適切な補償内容を選ぶことで、経済的な負担を軽減しつつ、安心して車を利用することができます。
7. 中断・再開に関するよくある質問
中断期間中に事故を起こした場合
質問:中断期間中に事故を起こした場合、保険は適用されるのでしょうか?
回答:中断期間中は、保険の補償が一切適用されません。つまり、中断期間中に事故を起こした場合、自動車保険からの補償は受けられないため、全ての損害費用を自己負担する必要があります。これは、車を使わない期間中に保険料を節約するための措置であるため、やむを得ないリスクです。したがって、中断期間中に車を使用する可能性がある場合は、中断手続きを避け、最低限の補償を維持することを検討することが重要です。
再開時に等級が下がった場合
質問:再開時に等級が下がることはありますか?
回答:再開時には、中断前の等級を引き継ぐことが基本となります。しかし、以下のような場合に等級が下がることがあります:
- 中断前に事故を起こしていた場合:中断前に事故を起こし、事故あり等級で中断した場合、その等級を引き継ぐことになります。この場合、割引率が通常の等級よりも低くなるため、保険料が高くなることがあります。
- 再開後に事故を起こした場合:再開後に事故を起こし、保険を使用すると、次回更新時に等級が下がります。これは通常の保険契約と同様のルールです。
再開時に等級が下がらないようにするためには、再開後も安全運転を心がけることが大切です。
他社で保険を再開する場合
質問:他社で保険を再開することはできますか?
回答:はい、他社で保険を再開することは可能です。中断証明書を新しい保険会社に提出することで、前回の等級を引き継いで再開することができます。他社で保険を再開する場合の手続きは以下の通りです:
- 新しい保険会社に連絡:再開を希望する旨を伝え、必要書類を準備します。
- 中断証明書の提出:中断証明書を新しい保険会社に提出し、等級の引継ぎを依頼します。
- 見積もりの取得:新しい保険会社から見積もりを取得し、条件を確認します。
- 契約の締結:納得できる条件であれば、新しい保険会社と契約を結びます。
このプロセスを通じて、最適な条件で保険を再開することができます。他社での再開を検討する際には、複数の保険会社から見積もりを取得し、比較検討することをお勧めします。
- 長期中断後の再開:中断期間が長期にわたると、再開後の保険料が再評価されることがあります。この場合、年齢や使用状況の変化により等級が影響を受けることがあります。
等級ダウンを防ぐためには、再開後の安全運転を心がけることが重要です。また、再開時に保険会社とよく相談し、最適な補償内容を選ぶことでリスクを最小限に抑えることができます。
自動車保険の等級は、保険料に直接影響を与える重要な要素です。中断・再開による等級の変動を正しく理解し、適切に対処することで、経済的な負担を軽減しつつ、安心して車を利用することができます。
6. 同じ車で再開する場合の注意点
保険料の変化
自動車保険を再開する際には、保険料が中断前と異なる可能性があります。保険料は、再開時点の条件に基づいて計算されるため、いくつかの要因が影響します。
- 年齢:契約者や被保険者の年齢が上がると、保険料が変動することがあります。特に若年層や高齢者の場合、リスクが高いと見なされるため、保険料が増加する可能性があります。
- 使用状況:車の使用目的や年間走行距離などの使用状況が変わった場合、それに応じて保険料も変動します。例えば、以前よりも通勤や業務での使用頻度が増えた場合、保険料が上がることがあります。
- 事故歴:中断前の事故歴も保険料に影響します。事故あり等級を引き継ぐ場合、通常の等級に比べて割引率が低くなるため、保険料が高くなることがあります。
再開手続きの際には、保険会社から見積もりを取り、具体的な保険料を確認することが重要です。複数の保険会社から見積もりを取り比較することで、最適な保険料を選ぶことができます。
補償内容の見直し
自動車保険を再開する際には、補償内容を見直すことをお勧めします。中断前の補償内容が現在の状況に適していない場合、必要な補償を追加することで、より安心して車を利用することができます。
- 運転者の年齢条件:中断前に設定していた年齢条件が現在の状況に合っているか確認しましょう。例えば、新たに運転する家族が増えた場合、その年齢に合わせて条件を変更する必要があります。
- 特約の追加:再開時には、新しい特約を追加することを検討してください。例えば、ドライバーのライフスタイルが変わった場合や、新しいリスクが発生した場合には、特定の特約が有効です。運転者限定特約や無保険車傷害特約など、必要に応じた補償を追加することで、より充実した保険内容にすることができます。
- 補償金額の調整:車両保険の補償金額や対人・対物賠償の限度額を見直すことも重要です。車の価値が変動した場合や、事故のリスクが変わった場合には、適切な補償金額に調整することが必要です。
- 保険会社の変更:保険を再開する際には、他の保険会社のプランも比較検討することが有効です。特に中断期間が長かった場合、新しい保険会社の方がより良い条件を提供している場合があります。中断証明書を利用することで、他社でも中断前の等級を引き継ぐことができます。
再開手続きを行う際には、これらのポイントを考慮し、現在の状況に最も適した保険内容を選ぶことが重要です。適切な補償内容を選ぶことで、経済的な負担を軽減しつつ、安心して車を利用することができます。
7. 中断・再開に関するよくある質問
中断期間中に事故を起こした場合
質問:中断期間中に事故を起こした場合、保険は適用されるのでしょうか?
回答:中断期間中は、保険の補償が一切適用されません。つまり、中断期間中に事故を起こした場合、自動車保険からの補償は受けられないため、全ての損害費用を自己負担する必要があります。これは、車を使わない期間中に保険料を節約するための措置であるため、やむを得ないリスクです。したがって、中断期間中に車を使用する可能性がある場合は、中断手続きを避け、最低限の補償を維持することを検討することが重要です。
再開時に等級が下がった場合
質問:再開時に等級が下がることはありますか?
回答:再開時には、中断前の等級を引き継ぐことが基本となります。しかし、以下のような場合に等級が下がることがあります:
- 中断前に事故を起こしていた場合:中断前に事故を起こし、事故あり等級で中断した場合、その等級を引き継ぐことになります。この場合、割引率が通常の等級よりも低くなるため、保険料が高くなることがあります。
- 再開後に事故を起こした場合:再開後に事故を起こし、保険を使用すると、次回更新時に等級が下がります。これは通常の保険契約と同様のルールです。
再開時に等級が下がらないようにするためには、再開後も安全運転を心がけることが大切です。
他社で保険を再開する場合
質問:他社で保険を再開することはできますか?
回答:はい、他社で保険を再開することは可能です。中断証明書を新しい保険会社に提出することで、前回の等級を引き継いで再開することができます。他社で保険を再開する場合の手続きは以下の通りです:
- 新しい保険会社に連絡:再開を希望する旨を伝え、必要書類を準備します。
- 中断証明書の提出:中断証明書を新しい保険会社に提出し、等級の引継ぎを依頼します。
- 見積もりの取得:新しい保険会社から見積もりを取得し、条件を確認します。
- 契約の締結:納得できる条件であれば、新しい保険会社と契約を結びます。
このプロセスを通じて、最適な条件で保険を再開することができます。他社での再開を検討する際には、複数の保険会社から見積もりを取得し、比較検討することをお勧めします。
- 長期中断後の再開:中断期間が長期にわたると、再開後の保険料が再評価されることがあります。この場合、年齢や使用状況の変化により等級が影響を受けることがあります。
等級ダウンを防ぐためには、再開後の安全運転を心がけることが重要です。また、再開時に保険会社とよく相談し、最適な補償内容を選ぶことでリスクを最小限に抑えることができます。
自動車保険の等級は、保険料に直接影響を与える重要な要素です。中断・再開による等級の変動を正しく理解し、適切に対処することで、経済的な負担を軽減しつつ、安心して車を利用することができます。
6. 同じ車で再開する場合の注意点
保険料の変化
自動車保険を再開する際には、保険料が中断前と異なる可能性があります。保険料は、再開時点の条件に基づいて計算されるため、いくつかの要因が影響します。
- 年齢:契約者や被保険者の年齢が上がると、保険料が変動することがあります。特に若年層や高齢者の場合、リスクが高いと見なされるため、保険料が増加する可能性があります。
- 使用状況:車の使用目的や年間走行距離などの使用状況が変わった場合、それに応じて保険料も変動します。例えば、以前よりも通勤や業務での使用頻度が増えた場合、保険料が上がることがあります。
- 事故歴:中断前の事故歴も保険料に影響します。事故あり等級を引き継ぐ場合、通常の等級に比べて割引率が低くなるため、保険料が高くなることがあります。
再開手続きの際には、保険会社から見積もりを取り、具体的な保険料を確認することが重要です。複数の保険会社から見積もりを取り比較することで、最適な保険料を選ぶことができます。
補償内容の見直し
自動車保険を再開する際には、補償内容を見直すことをお勧めします。中断前の補償内容が現在の状況に適していない場合、必要な補償を追加することで、より安心して車を利用することができます。
- 運転者の年齢条件:中断前に設定していた年齢条件が現在の状況に合っているか確認しましょう。例えば、新たに運転する家族が増えた場合、その年齢に合わせて条件を変更する必要があります。
- 特約の追加:再開時には、新しい特約を追加することを検討してください。例えば、ドライバーのライフスタイルが変わった場合や、新しいリスクが発生した場合には、特定の特約が有効です。運転者限定特約や無保険車傷害特約など、必要に応じた補償を追加することで、より充実した保険内容にすることができます。
- 補償金額の調整:車両保険の補償金額や対人・対物賠償の限度額を見直すことも重要です。車の価値が変動した場合や、事故のリスクが変わった場合には、適切な補償金額に調整することが必要です。
- 保険会社の変更:保険を再開する際には、他の保険会社のプランも比較検討することが有効です。特に中断期間が長かった場合、新しい保険会社の方がより良い条件を提供している場合があります。中断証明書を利用することで、他社でも中断前の等級を引き継ぐことができます。
再開手続きを行う際には、これらのポイントを考慮し、現在の状況に最も適した保険内容を選ぶことが重要です。適切な補償内容を選ぶことで、経済的な負担を軽減しつつ、安心して車を利用することができます。
7. 中断・再開に関するよくある質問
中断期間中に事故を起こした場合
質問:中断期間中に事故を起こした場合、保険は適用されるのでしょうか?
回答:中断期間中は、保険の補償が一切適用されません。つまり、中断期間中に事故を起こした場合、自動車保険からの補償は受けられないため、全ての損害費用を自己負担する必要があります。これは、車を使わない期間中に保険料を節約するための措置であるため、やむを得ないリスクです。したがって、中断期間中に車を使用する可能性がある場合は、中断手続きを避け、最低限の補償を維持することを検討することが重要です。
再開時に等級が下がった場合
質問:再開時に等級が下がることはありますか?
回答:再開時には、中断前の等級を引き継ぐことが基本となります。しかし、以下のような場合に等級が下がることがあります:
- 中断前に事故を起こしていた場合:中断前に事故を起こし、事故あり等級で中断した場合、その等級を引き継ぐことになります。この場合、割引率が通常の等級よりも低くなるため、保険料が高くなることがあります。
- 再開後に事故を起こした場合:再開後に事故を起こし、保険を使用すると、次回更新時に等級が下がります。これは通常の保険契約と同様のルールです。
再開時に等級が下がらないようにするためには、再開後も安全運転を心がけることが大切です。
他社で保険を再開する場合
質問:他社で保険を再開することはできますか?
回答:はい、他社で保険を再開することは可能です。中断証明書を新しい保険会社に提出することで、前回の等級を引き継いで再開することができます。他社で保険を再開する場合の手続きは以下の通りです:
- 新しい保険会社に連絡:再開を希望する旨を伝え、必要書類を準備します。
- 中断証明書の提出:中断証明書を新しい保険会社に提出し、等級の引継ぎを依頼します。
- 見積もりの取得:新しい保険会社から見積もりを取得し、条件を確認します。
- 契約の締結:納得できる条件であれば、新しい保険会社と契約を結びます。
このプロセスを通じて、最適な条件で保険を再開することができます。他社での再開を検討する際には、複数の保険会社から見積もりを取得し、比較検討することをお勧めします。
中断証明書を紛失してしまった場合
質問:中断証明書を紛失してしまいました。その場合はどのような手続きをすれば良いですか?中断前と同じ保険会社で再開する場合と別の保険会社で中断を再開する場合をそれぞれ教えてください。
回答:中断証明書を紛失してしまった場合、再発行の手続きを行う必要があります。中断前と同じ保険会社で再開する場合と、別の保険会社で再開する場合、それぞれの手続きは以下の通りです:
同じ保険会社で再開する場合
- 保険会社に連絡:まず、中断証明書を発行した保険会社に連絡し、証明書を紛失した旨を伝えます。
- 必要情報の提供:保険会社から再発行に必要な情報を求められるので、中断時の契約者名、証券番号、車両ナンバーなどを提供します。
- 再発行申請:保険会社が指示する手続きに従い、再発行申請を行います。
- 再発行書類の受領:再発行された中断証明書を受け取り、再開手続きを進めます。
別の保険会社で再開する場合
- 再発行手続き:中断証明書を発行した保険会社に連絡し、紛失した旨を伝え、再発行手続きを行います。再発行手続きは、同じ保険会社で再開する場合と同様に進めます。
- 新しい保険会社に連絡:再発行された中断証明書を受け取った後、新しい保険会社に連絡し、再開手続きを開始します。
- 必要情報の提供:新しい保険会社に中断証明書を提出し、再開手続きを進めます。見積もりを取得し、条件を確認します。
- 契約の締結:納得できる条件であれば、新しい保険会社と契約を結びます。
中断証明書を紛失しても、再発行手続きを適切に行えば、再開手続きは問題なく進められます。証明書の再発行には時間がかかる場合があるため、早めに手続きを開始することをお勧めします。
中断・再開に関する疑問は、手続きを進める上で非常に重要です。これらの質問に対する理解を深めることで、安心して自動車保険を中断・再開することができるでしょう。
8. まとめ
自動車保険の中断と再開のポイント
自動車保険の中断と再開は、ライフスタイルや状況の変化に応じて保険料を節約し、無駄な支出を避けるために非常に有効な手段です。しかし、その手続きを正確に理解し、適切に進めることが重要です。ここまでのセクションで解説したポイントを再度確認しましょう。
- 中断手続きの重要性:自動車保険を中断する際には、車検が満期で切れているなどの条件を満たす必要があります。安易に中断することはできないため、手続きを始める前に必ず条件を確認しましょう。
- 再開手続きの注意点:中断証明書と車検証を保険会社に提出し、再開手続きを行います。再開時の保険料は年齢や使用状況により変動するため、見積もりを取得し、最適なプランを選ぶことが重要です。
- 等級の引継ぎ:中断前の等級は中断証明書を提出することで引き継ぐことができます。ただし、事故あり等級の場合や再開後の事故により等級が下がる可能性もあります。
- 同じ車で再開する場合の注意点:保険料の変化や補償内容の見直しを行い、現在の状況に合った最適な保険プランを選ぶことが大切です。
- よくある質問への対応:中断期間中の事故の対応、再開時の等級変動、他社での再開手続き、中断証明書の紛失に対する対処法を理解することで、スムーズに手続きを進めることができます。
専門家への相談のすすめ
自動車保険の中断や再開に関する手続きは、専門知識が必要な場合が多いため、専門家への相談を強くお勧めします。以下のような方法で専門家からアドバイスを受けることができます:
- 保険代理店の専門家:私のような保険代理店の専門家は、個別の状況に応じた最適なアドバイスを提供します。中断や再開手続きの詳細な説明や、補償内容の見直しについてのサポートを受けることができます。直接相談することで、細かな疑問点も解消できるでしょう。
- 一括見積もりサイト:複数の保険会社の見積もりを一度に取得できる一括見積もりサイトを利用することで、各社の保険プランを比較検討することができます。見積もりを受け取った後、それぞれの保険会社の専門家と話し合い、自分に最適なプランを見つけることができます。
- オンライン相談:多くの保険会社や代理店では、オンラインでの相談サービスを提供しています。自宅にいながら専門家のアドバイスを受けることができるため、忙しい方にも便利です。
自動車保険の中断と再開は、適切に行えば大きな節約効果をもたらしますが、手続きのミスや不適切な選択によってトラブルが発生するリスクもあります。専門家の助けを借りることで、より安心して手続きを進めることができるでしょう。
今回の記事を参考に、自動車保険の中断と再開に関する手続きをスムーズに進め、最適な保険プランを選択してください。何か不明点や相談が必要な場合は、ぜひ専門家に相談することをお勧めします。これからの安全なドライブライフに向けて、適切な保険選びを行いましょう。
自動車保険を見直そう!対物賠償保険と車両保険の違いと選び方
自動車を持っていると、事故やトラブルに備えるために「自動車保険」が必要です。でも、自動車保険には色々な種類があって、何が何だか分かりにくいですよね。特に「対物賠償保険」と「車両保険」の違いは、初めて保険を選ぶ人にとって難しく感じることもあると思います。
この記事では、そんな自動車保険の中でも重要な「対物賠償保険」と「車両保険」について、わかりやすく説明します。それぞれの保険の特徴や必要性、保険料の仕組み、免責金額などを詳しく解説していきます。これを読めば、自分にぴったりの保険を選べるようになり、安心して運転できるようになります。
対物賠償保険と車両保険の概要
自動車保険にはいくつかの種類がありますが、中でも「対物賠償保険」と「車両保険」は特に重要です。対物賠償保険は、他人の財物(例えば他人の車や建物)に損害を与えたときに補償してくれる保険です。一方、車両保険は自分の車に対する損害を補償する保険で、事故や盗難、自然災害などによる損害をカバーしてくれます。
この記事を通して、対物賠償保険と車両保険の違いや、それぞれの保険がどのような状況で必要になるのか、保険料を節約する方法などを一緒に学んでいきましょう。
対物賠償保険とは
対物賠償保険は、他人の財物に損害を与えたときに補償してくれる保険です。例えば、あなたの車が他人の車にぶつかって壊してしまった場合や、フェンスや建物にダメージを与えてしまった場合、この保険が損害をカバーしてくれます。
補償範囲と対象
この保険は、他人の車や建物、フェンス、ガードレールなど、あなたが事故で壊してしまった物を補償します。対象となるのは他人の所有物で、自分の車や財物は含まれません。
任意保険であること
対物賠償保険は法律で加入が義務付けられているものではなく、任意保険です。しかし、事故が起こったときのリスクを考えると、多くの人が加入することを選びます。
対物賠償保険が必要な理由
高額賠償のリスク
事故で他人の財物に損害を与えた場合、その賠償額は非常に高額になることがあります。例えば、高級車にぶつかって大きな損傷を与えた場合、修理費が数百万円にもなることがあります。対物賠償保険に加入していれば、こうした高額の賠償もカバーされるので安心です。
事故例
具体的な事故例として、駐車場で他人の車にぶつかってしまったケースや、狭い道路でフェンスに接触してしまったケースなどがあります。どちらも修理費用は高額になりがちで、対物賠償保険がないと自分で全額負担することになってしまいます。
対物賠償保険の保険料
保険料の仕組み
対物賠償保険の保険料は、いくつかの要素で決まります。主な要素としては、運転者の年齢、等級(無事故の年数によって変わるランク)、車種などがあります。若年層の運転者はリスクが高いとみなされるため、保険料が高くなることが多いです。
保険料を安くする方法
無事故割引:無事故の年数が増えると、等級が上がり、保険料が割引されます。
複数車両割引:家族で複数の車を保有している場合、一括で保険に加入すると割引されることがあります。
特約の利用:運転者の年齢を限定する特約や、走行距離を限定する特約を付けることで保険料を抑えることができます。
対物賠償保険の免責金額
免責金額とは
免責金額とは、事故が起きたときに自分で負担する部分の金額です。例えば、免責金額が5万円と設定されている場合、事故で10万円の損害が出たら、最初の5万円は自己負担となり、残りの5万円を保険がカバーします。
免責金額を設定するメリット・デメリット
メリット:免責金額を設定すると、保険料が安くなります。保険会社は、自己負担が増える分、リスクが減るためです。
デメリット:事故が起こったときに自己負担額が増えるので、少額の損害でも自分で支払う必要があります。
対物賠償保険に加入することで、他人の財物に損害を与えたときの高額な賠償リスクを軽減でき、安心して車を運転することができます。保険料や免責金額についても、自分の状況に合わせて適切に設定することが重要です。
車両保険
車両保険とは
車両保険は、自分の車に対する損害を補償する保険です。事故や自然災害、盗難などで車に損害が発生した場合、この保険が修理費用や補償金を支払ってくれます。
補償範囲と対象
車両保険は、交通事故による損害だけでなく、火災や台風、洪水などの自然災害による損害、さらには盗難やいたずらによる損害まで幅広くカバーします。
任意保険であること
車両保険も対物賠償保険と同様に、法律で加入が義務付けられているものではありません。しかし、自分の車をしっかり守るために、多くの人が加入しています。
車両保険が必要な理由
車両価値の維持
新車や高価な車を所有している場合、事故や災害で損害を受けたときの修理費用は非常に高額になることがあります。車両保険に加入していれば、こうした高額な修理費用をカバーできるため、車の価値を維持することができます。
事故例
例えば、駐車中に当て逃げされて車が大破した場合や、台風で車が水没してしまった場合など、修理費が数十万円から場合によってはそれ以上かかることがあります。車両保険があれば、これらの費用を保険でまかなうことができます。
車両保険の種類
一般車両保険
一般車両保険は、事故、盗難、自然災害、いたずらなど、ほとんどのリスクをカバーする保険です。補償範囲が広い分、保険料は高めですが、安心感があります。
エコノミー車両保険
エコノミー車両保険は、補償範囲が限定されているため保険料が安くなります。例えば、当て逃げや自然災害による損害は補償されないことがありますが、自己負担を抑えたい方には適しています。
車両保険の保険料
保険料の仕組み
車両保険の保険料は、車の価値、運転者の年齢、車の使用状況、事故歴などによって決まります。新車や高級車、若年層の運転者はリスクが高いとみなされるため、保険料が高くなる傾向があります。
保険料を安くする方法
特約の利用:例えば、運転者の年齢を限定する特約や、走行距離を限定する特約を付けることで保険料を抑えることができます。
車両価値の評価:保険会社が提示する車両価値に納得できない場合、自分で評価額を見直し、交渉することも可能です。
年齢割引:一定年齢以上の運転者には割引が適用されることがあります。
車両保険の免責金額
免責金額とは
免責金額とは、事故や損害が発生したときに自己負担する金額のことです。例えば、免責金額を5万円と設定した場合、修理費が10万円なら最初の5万円は自己負担となり、残りの5万円を保険がカバーします。
メリット・デメリット
メリット:免責金額を設定すると、保険料が安くなります。保険会社は、自己負担が増える分、リスクが減るためです。
デメリット:事故が起きたときに自己負担額が増えるので、少額の損害でも自分で支払う必要があります。
車両保険に加入することで、自分の車に対する損害をしっかり補償し、安心して運転することができます。保険料や免責金額についても、自分の状況に合わせて適切に設定することが重要です。
対物賠償保険と車両保険の違い
補償対象の違いを比較表で解説
まず、対物賠償保険と車両保険の違いを理解するために、補償対象を比較してみましょう。
項目 | 対物賠償保険 | 車両保険 |
---|---|---|
補償対象 | 他人の財物(車、建物、フェンスなど) | 自分の車 |
補償範囲 | 他人の財物に損害を与えた場合 | 事故、盗難、自然災害、いたずらなどで自分の車に損害が生じた場合 |
必要性 | 他人の財物への高額賠償リスクを軽減 | 自分の車の価値を維持し、高額な修理費をカバー |
任意保険かどうか | 任意保険 | 任意保険 |
免責金額設定の可否 | あり | あり |
どちらの保険が必要か
対物賠償保険と車両保険のどちらが必要かは、あなたの運転状況や車の状態、経済状況によって異なります。
車両の状況
新車や高価な車を所有している場合:車両保険の加入を強くおすすめします。事故や盗難による損害をしっかり補償してくれます。
中古車や低価格の車の場合:対物賠償保険のみに加入し、車両保険を省略する選択肢もあります。
運転頻度
毎日運転する場合:両方の保険に加入するのが安全です。リスクが高いため、対物賠償保険と車両保険の両方で万全を期すのが良いでしょう。
たまにしか運転しない場合:対物賠償保険のみでも十分かもしれません。ただし、事故が起きた際のリスクを考慮すると、車両保険も検討する価値があります。
経済状況
保険料を抑えたい場合:対物賠償保険のみを選び、免責金額を高めに設定すると保険料を安くできます。車両保険を省略するか、エコノミータイプを選ぶことでさらに節約できます。
経済的に余裕がある場合:安心のために両方の保険に加入するのがベストです。リスクに備えるための投資と考えられます。
よくある疑問
対人賠償保険との違い
対人賠償保険は、事故で他人の身体に損害を与えた場合に補償する保険です。対物賠償保険が他人の財物に対する補償であるのに対し、対人賠償保険は人に対する補償です。両方とも重要な保険であり、特に対人賠償保険は法的に義務付けられています。
事故時の対応
事故が起きたときの対応は、対物賠償保険と車両保険で少し異なります。
対物賠償保険:事故で他人の財物に損害を与えた場合、まず警察に連絡し、保険会社にも速やかに報告します。保険会社が相手方と交渉し、補償金を支払います。
車両保険:自分の車に損害が発生した場合も、まず警察に連絡し、その後保険会社に報告します。保険会社が修理業者と連携して車の修理費用をカバーします。
対物賠償保険と車両保険は、それぞれ異なるリスクに対応するための保険です。対物賠償保険は他人の財物に対する損害を補償し、車両保険は自分の車に対する損害を補償します。あなたの運転状況や車の状態、経済状況に合わせて、最適な保険を選ぶことが重要です。しっかりと理解して、自分に合った保険を選びましょう。
自動車保険選びのポイント
自動車保険を選ぶ際には、単に保険料の安さだけでなく、補償内容や保険会社の信頼性、サービスの質など、さまざまな要素を考慮することが重要です。ここでは、自動車保険を選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく説明します。
保険料だけでなく補償内容も比較
保険料の比較
保険料はもちろん重要な要素ですが、それだけで判断するのは避けましょう。保険料が安いからといって、必要な補償が十分にカバーされていない場合、事故やトラブルが発生したときに困ることになります。
補償内容の比較
保険料と同時に、補償内容もしっかり比較しましょう。各保険会社が提供する補償範囲や特約、免責金額などを確認し、自分のニーズに合った保険を選ぶことが大切です。
補償の充実度
保険料が少し高くても、補償が充実している保険を選ぶことで、万が一の際の安心感が得られます。例えば、ロードサービス特約や代車特約など、事故後のサポートが手厚い保険を選ぶと良いでしょう。
一括見積もりサービスの利用
複数の保険会社から見積もりを取得
一括見積もりサービス一括見積もりサービスを利用することで、複数の保険会社から同時に見積もりを取得できます。これにより、各社の保険料や補償内容を比較しやすくなります。
手間を省ける
一括見積もりサービスを利用すると、一度に複数の見積もりを取得できるため、個別に保険会社とやり取りする手間を省けます。忙しい人でも簡単に比較検討ができます。
保険会社の信頼性、サービス内容も確認
口コミや評判をチェック
保険会社の信頼性を確認するためには、口コミや評判をチェックするのが有効です。インターネットで他の加入者の体験談を調べたり、友人や家族に意見を聞いたりすると良いでしょう。
事故対応の迅速さ
事故が発生した際の対応の速さや、保険金の支払い手続きがスムーズかどうかも重要なポイントです。口コミや評判で、事故対応の評価が高い保険会社を選ぶと安心です。
サービス内容の充実度
保険会社が提供するサービス内容も確認しましょう。例えば、24時間対応のコールセンター、専用アプリでの手続き、ロードサービスの内容など、事故時に役立つサービスが充実している保険会社を選ぶと安心です。
自動車保険を選ぶ際には、保険料だけでなく、補償内容や保険会社の信頼性、サービスの質など、さまざまな要素を総合的に考慮することが重要です。保険料と補償内容のバランスを取りながら、自分に最適な保険を選びましょう。
また、一括見積もりサービス一括見積もりサービスを活用し、複数の保険会社の情報を比較することで、最適な保険を見つけやすくなります。最後に、口コミや評判をチェックし、信頼できる保険会社を選ぶことで、安心して運転を楽しむことができるでしょう。
まとめ
自動車保険は、事故やトラブルに備えるために欠かせない存在です。しかし、その仕組みや種類は複雑で、特に対物賠償保険と車両保険の違いを理解するのは初めての人にとって難しいことがあります。この記事では、それぞれの保険の特徴や必要性、保険料の仕組み、免責金額について詳しく解説しました。
対物賠償保険
対物賠償保険は、他人の財物に損害を与えたときに補償してくれる保険です。例えば、他人の車や建物に損害を与えた場合、高額な賠償額が発生することがありますが、この保険がその負担を軽減してくれます。保険料の仕組みや節約方法、免責金額の設定についても詳しく説明しました。
車両保険
車両保険は、自分の車に対する損害を補償する保険です。交通事故だけでなく、盗難や自然災害による損害もカバーします。新車や高価な車を所有している場合や、事故リスクが高い場合に特に重要です。保険料の仕組みや節約方法、免責金額の設定についても詳しく解説しました。
対物賠償保険と車両保険の違い
対物賠償保険と車両保険の違いを明確に理解するために、補償対象や必要性、免責金額の設定などを比較しました。あなたの運転状況や車の状態、経済状況に応じて、どちらの保険が必要かを判断する際の参考にしてください。
自動車保険選びのポイント
自動車保険を選ぶ際には、保険料だけでなく、補償内容や保険会社の信頼性、サービスの質など、さまざまな要素を総合的に考慮することが重要です。一括見積もりサービスを利用して複数の保険会社の情報を比較し、最適な保険を見つける方法や、口コミや評判をチェックして信頼できる保険会社を選ぶことの重要性についても説明しました。
最後に
対物賠償保険と車両保険の両方を理解し、自分に最適な保険を選ぶことで、万が一の事故やトラブルに備えることができます。この記事を参考に、保険選びに役立ててください。適切な保険に加入することで、安心して車を運転し、快適なカーライフを楽しんでください。
【損する前に読んで!】自動車保険料、実はこんなに安くなる!会社負担と節税の全貌
「自動車保険、高いな…」
そう感じていませんか?
日本の自動車保険料は、車種や年齢、等級などによって大きく異なりますが、年間で5万円以上支払っている方も多いのではないでしょうか?毎月コツコツ貯金しているつもりでも、保険料の支払いで家計が圧迫されてしまう…そんな悩みを抱えている方もいるかもしれません。
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しかし、この記事を最後まで読めば、きっとあなたの考え方も変わるはずです。保険料の支払いで憂鬱な日々を送るあなたも、この記事を読めば、保険料の悩みから解放され、もっと自由に使えるお金が増えるかもしれません。
それでは、一緒に自動車保険料のカラクリを解き明かしていきましょう!
会社員必見!社用車の保険料は会社負担になるって知ってた?
会社に勤めている方で自家用車で営業活動や業務に使用されている方も多くいます。その場合、自分自身の自動車保険で活動をしている方も多く見られます。それを会社の負担にしてもらうように依頼をする方法です。
「え、自動車保険料って会社が負担してくれるの!?」
そうなんです。実は、会社員の場合、社用車の保険料は会社が負担してくれることが多いんです。これは、毎月のスマホ代を会社が負担してくれるようなもの。保険料の心配から解放されて、安心して運転できますよね。
しかも、保険料を支払わなくて済むということは、実質給料が上がったのと同じこと!
なんだか、ちょっぴり嬉しい気持ちになりませんか?
会社負担の仕組みは、会社によって異なりますが、基本的には、会社が保険契約者となり、保険料を支払います。
あなた(被保険者)は、保険の補償を受けることができますが、保険料を支払う必要はありません。
会社負担にするための手続きは、会社によって異なりますが、基本的には、会社に申請書を提出するだけでOK!
もし、あなたが社用車を運転する機会が多いのであれば、会社負担が可能かどうか、一度会社に確認してみることをおすすめします。
「でも、事故を起こしたらどうなるの?」
「どんな車種でも会社負担になるの?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。
会社負担に関するよくある疑問については、後ほど詳しく解説しますので、ご安心ください。
個人事業主・経営者必見!自動車保険料は経費で落とせる!
個人事業主や経営者の皆さん、自動車保険料を経費で落とせることをご存知ですか?
これは、節税の大きなチャンス!
賢く自動車保険を活用すれば、手元に残るお金をグッと増やすことができます。
「でも、自動車保険っていろんな種類があるけど、どれを選べばいいの?」
「そもそも、経費で落とすってどういうこと?」
そんな疑問にお答えします。
まず、自動車保険には、
- 自賠責保険: 法律で加入が義務付けられている保険
- 任意保険: 自賠責保険ではカバーできない部分を補償する保険
の2種類があります。
このうち、経費として計上できるのは任意保険です。
任意保険の中でも、
など、さまざまな種類があります。
これらの保険の中から、あなたの事業内容や車の使用状況に合わせて必要な補償を選ぶことが大切です。
例えば、
- 顧客を乗せることが多い場合は、対人賠償保険を無制限にする
- 高価な機材を運ぶことが多い場合は、対物賠償保険を無制限にする
- 自分自身のケガに備えたい場合は、人身傷害保険に加入する
- 新車や高価な車に乗っている場合は、車両保険に加入する
といった選び方が考えられます。
ただし、注意が必要なのは「家事按分」です。
これは、仕事で使う割合とプライベートで使う割合に応じて、経費算入できる保険料を計算するというルール。
例えば、年間走行距離10,000kmのうち、仕事での使用が6,000kmであれば、保険料の60%を経費として計上できます。
家事按分の計算は少し複雑なので、税理士さんに相談することをおすすめします。
会社員が気になるギモンQ&A
Q. 事故を起こした場合、会社負担だとどうなるの?
A. 基本的に、会社負担の場合でも、あなたが事故を起こした場合は、保険を使った場合と同様に等級が下がります。
ただし、保険料の負担は会社が行いますので、あなた自身の保険料が上がることはありません。
Q. どんな車種でも会社負担になるの?
A. 必ずしもそうとは限りません。会社によっては、会社負担の対象となる車種を限定している場合があります。
例えば、軽自動車やコンパクトカーのみを対象としている会社もあれば、すべての車種を対象としている会社もあります。
Q. プライベートで社用車を使っても会社負担になる?
A. いいえ、なりません。会社負担になるのは、あくまで業務で使用した分の保険料のみです。
プライベートでの使用分は、基本的に自己負担となります。
Q. 会社負担にすることで、保険の補償内容が悪くなることはない?
A. いいえ、ありません。会社負担だからといって、保険の補償内容が悪くなることはありません。
むしろ、会社が一括で保険契約を行うことで、より良い補償内容で契約できる可能性もあります。
Q. 会社負担をやめたい場合はどうすればいいの?
A. 会社負担をやめたい場合は、会社に相談しましょう。
会社によっては、一定の手続きが必要になる場合があります。
Q. 他の保険会社に変えたい場合はどうすればいいの?
A. 会社負担の場合、保険会社を変更するには、会社に相談する必要があります。
会社が許可すれば、他の保険会社に変更することができます。
Q. 保険料の会社負担は、税金面で何かメリットがあるの?
A. 会社員の場合、保険料の会社負担は、給与として扱われません。
そのため、所得税や社会保険料の対象にならず、実質的な手取り額が増えるというメリットがあります。
Q. 会社負担と個人契約の保険のどちらがお得?
A. どちらがお得かは、あなたの状況によって異なります。
会社負担の場合は、保険料の負担がなくなるという大きなメリットがありますが、補償内容や保険会社を自由に選ぶことができません。
一方、個人契約の場合は、保険料は自己負担になりますが、補償内容や保険会社を自由に選ぶことができます。
あなたのニーズや予算に合わせて、どちらが最適か検討しましょう。
個人事業主・経営者が気になるギモンQ&A
Q. 経費で落とせるのは任意保険だけ?
A. はい、その通りです。自賠責保険は、法律で加入が義務付けられているため、経費として認められません。経費として計上できるのは、任意保険のみです。
Q. 経費で落とせるのは全額?
A. 必ずしもそうとは限りません。仕事で車を使う割合に応じて、経費算入できる金額が変わってきます。
例えば、年間走行距離10,000kmのうち、仕事での使用が6,000kmであれば、保険料の60%が経費として認められます。
Q. 車両保険は経費で落とせる?
A. はい、車両保険も経費として計上できます。ただし、保険金額が車の時価額を超えている場合は、超過分が経費として認められない場合があります。
Q. 事故を起こしたら、経費で落とせなくなる?
A. いいえ、事故を起こしても、保険料は経費として計上できます。
ただし、保険を使った場合は、等級が下がり、翌年以降の保険料が上がってしまう可能性があります。
Q. 経費で落とす手続きは複雑?
A. 確定申告の際に、保険証券や領収書、家事按分の計算根拠などを提出する必要があります。
慣れないうちは少し複雑に感じるかもしれませんが、税理士に相談すれば、スムーズに進めることができます。
Q. 税理士に相談した方がいいの?
A. はい、相談することをおすすめします。
税理士は、自動車保険の経費計上に関する専門知識を持っています。
あなたの事業内容や車の使用状況に合わせて、最適な保険の選び方や経費計上の方法をアドバイスしてくれます。
Q. 経費で落とすことで、どれくらい節税できるの?
A. 節税効果は、あなたの所得や保険料によって異なります。
しかし、一般的には、数万円~数十万円の節税効果が見込めます。
Q. 経費で落とすのは難しい?
A. 確かに、経費で落とすためには、正しい知識と手続きが必要です。
しかし、この記事で紹介したポイントを押さえ、必要に応じて税理士に相談すれば、決して難しいことではありません。
Q. 経費で落とすメリットは節税だけ?
A. いいえ、それだけではありません。
保険料を経費として計上することで、会社の財務状況を改善し、資金繰りを楽にすることもできます。
また、万が一の事故に備えて、十分な補償を確保できるという安心感も得られます。
まとめ:保険料を賢く節約して、快適なカーライフを!
今回は、自動車保険料を安くするための2つの方法、「会社負担」と「節税」について解説しました。
この記事を参考に、あなたも自動車保険を見直して、保険料を賢く節約しませんか?
自動車保険の一括見積もりは、あなたの保険料を賢く節約するための強力なツールです。
面倒な手続きや難しい知識は一切不要。
たった一度の情報入力で、複数の保険会社を比較し、あなたにぴったりの保険を見つけることができます。
「保険料、もう少し安くならないかな?」
そう思っている方は、ぜひ一度、一括見積もりを試してみてください。
きっと、あなたにとって最適な保険が見つかるはずです。
浮いたお金で、美味しいものを食べに行ったり、旅行に行ったり、あなたのカーライフをもっと楽しんでください!
もし、自動車保険についてわからないことや不安なことがあれば、お気軽に保険会社や税理士に相談してくださいね。
不要な補償を省く!自動車保険のスマート選択ガイド
自動車保険は、車を所有するすべての人にとって不可欠なものです。しかし、多くの人がその重要性を見落としがちです。自動車保険は、交通事故やその他の予期せぬ事態に備えるための安全網であり、適切な保険を選ぶことは、財政的なリスクを最小限に抑える上で非常に重要です。適切な保険を選ぶことは、万が一の事故やトラブルが発生した際、あなた自身やあなたの愛する人々を守るための鍵となります。
この記事を通じて、自動車保険の基本的な知識を深め、自分や家族にとって最適な保険選択ができるようになることを目指しています。保険料を無駄に支払うことなく、必要な保障をしっかりと確保することが、あなたの安心と家計の安定につながります。
自動車保険の基本
自動車保険の基本的な仕組み
自動車保険は、万が一の事故やトラブルに備えて、経済的な保護を提供するためのものです。保険料は、様々な要因に基づいて計算されます。これには、車種、使用目的、運転手の年齢や性別、運転歴、事故歴などが含まれます。また、保険会社によってリスク評価の方法が異なるため、同じ条件でも保険料には幅があります。
主要な補償内容には、以下のようなものがあります:
対人補償:他人に損害を与えた場合にカバーします。
対物補償:他人の財物に損害を与えた場合に適用されます。
車両補償:自分の車の損害をカバーします。
人身傷害補償:事故による自身や同乗者の怪我に対応します。
必要な補償と不要な補償の見分け方
自動車保険には多くのオプションがあり、どの補償を選ぶかは個々の状況によります。例えば、新車の場合は車両補償が重要ですが、古い車であれば省略することも考えられます。また、通勤に車を使用しない場合、通勤時の保険料を削減することが可能です。
補償を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう:
ライフスタイル:日常の運転習慣や車の使用頻度を考慮します。
車の価値:車両の年式や状態によって、車両補償の必要性が変わります。
個人のリスク許容度:自分がどれだけのリスクを負いたいかを考えます。リスクを少なくしたい場合は、幅広い補償を選ぶことになります。
このセクションでは、自動車保険の基本と、どのようにして個々のニーズに合った補償を選ぶかについての知識を提供しました。次のセクションでは、保険料の節約方法と、より効果的な保険選びのテクニックについて詳しく解説していきます。
保険料の節約方法
不要な補償のカット方法
保険料を節約する一番の方法は、不要な補償を削減することです。しかし、どの補償が不要かを判断するには、自分のライフスタイルとリスクを正確に理解する必要があります。例えば、通勤や通学では利用せず、自宅近くでのみ運転する場合には、通勤・通学使用の補償を必要としないかもしれません。また、古い車を所有している場合、高額な車両補償は必要ない場合もあります。
不要な補償を見極めるためには以下のステップを踏むと良いでしょう:
現在のライフスタイルを評価する:自分の運転習慣や車の使用目的を考慮します。
車の価値を考慮する:車の年式や現在の市場価値を基に、必要な補償レベルを判断します。
リスク許容度を確認する:どれだけのリスクを自分で負担できるかを考え、それに応じて補償を調整します。
保険料削減のテクニック
保険料を削減するためには、以下のようなテクニックを活用できます:
複数の保険会社を比較する:保険料は保険会社によって異なるため、複数の見積もりを取ることが重要です。
割引オプションを利用する:無事故割引や複数のポリシー割引など、保険会社が提供する割引プランを活用します。
年間一括払いを検討する:分割払いよりも年間一括払いの方が、長期的に見て節約になる場合があります。
自己負担額を見直す:自己負担額(免責)を高く設定することで、保険料を低く抑えることができます。
このセクションでは、保険料を賢く節約するための具体的な方法をご紹介しました。次のセクションでは、自分に合った保険を選ぶためのさらなるテクニックをご案内します。
正しい保険の選び方
自分に合った保険の選び方
自動車保険を選ぶ際には、個人のライフスタイルや車の使用状況を考慮することが重要です。例えば、毎日の通勤や長距離のドライブが多い方は、より広範な補償を持つ保険を選ぶことが望ましいかもしれません。一方で、週末のみの使用や市内での短距離運転が主なら、異なるタイプの保険が適しているでしょう。
自分に合った保険を選ぶポイントは以下の通りです:
- 運転頻度と距離を考慮する:日常の運転のパターンに基づいて適切な補償を選択します。
- 車のタイプと用途を評価する:車の種類や主な使用目的(通勤、ビジネス、レジャーなど)に応じて保険を選びます。
- 将来の計画を考える:近い将来の車の買い替えやライフスタイルの変化を予測し、柔軟性のある保険プランを選ぶことも重要です。
保険会社の選び方
保険会社を選ぶ際には、評判やサービスの質を比較することが重要です。最適な保険会社を見つけるためには、以下のステップを踏むことをお勧めします:
- 顧客レビューを確認する:既存の顧客からの評判やレビューを読むことで、保険会社のサービスの質を知ることができます。
- クレーム処理の評価を検討する:事故発生時のクレーム処理の速さや対応の質は、保険会社選びの重要な要素です。
- サービスの範囲を比較する:保険会社によって提供されるサービス範囲は異なるため、自分のニーズに合ったサービスが提供されているかを確認します。
このセクションでは、個々の状況に合わせた最適な保険の選び方と、保険会社の選定方法について詳しく解説しました。次のセクションでは、リスク管理と意思決定において重要なポイントをご紹介します。
リスク管理と意思決定
リスク管理の重要性
リスク管理は、自動車保険選びの最も重要な要素の一つです。適切な保険を選択することで、万が一の事故やトラブルが発生した際に、財政的なダメージを最小限に抑えることができます。保険は、予期せぬ事態に備えることで、あなたとあなたの家族を守るための安全網として機能します。
リスク管理を行うためには以下のポイントを考慮することが重要です:
- 事故の可能性を理解する:自分の運転習慣や運転環境を考え、事故のリスクを評価します。
- 財政的な影響を考慮する:事故がもたらす可能性のある経済的な影響を予測し、それに対応できる補償を選ぶことが重要です。
- 将来の変化に備える:ライフスタイルの変化や、将来的な計画(例えば家族の増加)を考慮し、それに合った保険を選ぶことが必要です。
意思決定の自信を高める方法
保険選びにおいて自信を持つためには、適切な情報と戦略が必要です。自信を持って保険を選ぶための方法は以下の通りです:
- 情報を集める:保険に関する十分な情報を集めることが、適切な選択をするための第一歩です。
- オプションを比較する:異なる保険オプションや保険会社のプランを比較し、最も適切なものを選ぶことが重要です。
- 専門家の意見を参考にする:必要に応じて、保険の専門家やアドバイザーの意見を求めることも有効な戦略です。
このセクションでは、自動車保険の選択においてリスク管理の重要性と、意思決定の自信を高める方法について解説しました。最後のセクションでは、この記事の要点をまとめ、読者が得られるゴールを再確認します。
まとめ
この記事では、「自動車保険 いらない補償」というテーマを通じて、自動車保険の重要性、適切な補償の選び方、保険料の節約方法、さらには保険選択時のリスク管理と意思決定のポイントについて詳しく説明しました。
主要なポイントの再確認:
- 自動車保険の選択は、ライフスタイルや個人のリスク許容度に基づいて行うべきです。
- 保険料の節約は、不要な補償を削減し、割引オプションや適切な保険会社を選ぶことで可能です。
- 自信を持った保険選びには、十分な情報収集とオプションの比較が不可欠です。
この記事を読むことで、読者の皆様は自動車保険に関する基本的な知識を深め、自身や家族に適した保険を選ぶためのガイドラインを得られたはずです。経済的な負担を軽減しつつ、必要な保障を確保するための一助となれば幸いです。
- この記事がお役に立ちましたら、ぜひご意見や体験談をコメント欄で共有してください。
- 自動車保険に関するさらなる情報や、個別の相談が必要な場合は、お問い合わせフォームをご利用ください。
- 家族や友人が自動車保険の見直しを考えている場合は、この記事を共有して彼らの保険選択をサポートしてあげてください。
最後に、皆様が適切な自動車保険を通じて、安心で充実したカーライフを送れることを願っています。
自動車保険の更新を忘れたらどうなる?等級リセットや補償なしのリスクを回避する方法
自動車保険の更新は多くの方が毎年更新の手続きが必要です。しかし、忙しくて手続きを忘れてしまったり、更新の案内が届かなかったりすることもありますよね。でも、自動車保険の更新を忘れると、大きなデメリットがあります。それは、等級がリセットされて保険料が上がることと、補償が受けられなくなることです。
この記事では、自動車保険の更新を忘れた場合に起こるリスクと、それを回避する方法について解説します。
自動車保険の更新を忘れると等級がリセットされる
自動車保険には、事故がなければ毎年割引率が上がっていく等級制度があります。等級は1から20まであり、20等級が最高で63%の割引になります。逆に事故を起こすと等級が下がって割引率も減ります。
例えば、実際の保険料が10万円だった場合、20等級だと47,000円、6等級だと81,000円になります。つまり、等級が高ければ高いほど保険料は安くなります。
もし、あなたが自動車保険の更新を忘れてしまい、満期日から7日以内に手続きをしないと、せっかく上がった等級が消滅し、6等級にリセットされてしまいます。これは新規契約と同じ扱いになってしまいます。その結果、保険料は大幅に上昇します。
自動車保険の更新を忘れると補償が受けられなくなる
自動車保険の更新を忘れると、もう一つ大きなデメリットがあります。それは、補償が受けられなくなることです。
自動車保険の補償は、契約期間中に限られます。つまり、満期日を過ぎると補償対象外になります。もし満期日以降に事故を起こしてしまったら、保険の対象外となり、自己責任、自己負担で対処しなければなりません。
事故の相手方から損害賠償を請求された場合や、自分の車両や人身に被害があった場合も、自分で負担しなければなりません。これは非常に重大なリスクです。
自動車保険の更新を忘れた場合の救済策
しかし、もし自動車保険の更新を忘れてしまった場合でも、あきらめる必要はありません。一定の条件下で救済策があります。
保険会社によっては満期日から一定期間内に更新すれば等級が継続できる
自動車保険の更新を忘れてしまった場合でも、保険会社によっては満期日から一定期間内に更新の連絡や手続きをすれば、等級が継続できる猶予期間があります。
この猶予期間は保険会社によって異なりますが、一般的には満期日の翌日から6日間というケースもあれば、1ヶ月というケースもあります。この期間内に更新手続きをすれば、等級がリセットされずに済みます。
ただし、この猶予期間は等級をリセットされないためのものであり、補償を受けられるという意味ではありません。つまり、満期日以降に事故を起こした場合は補償されません。その点は注意が必要です。
保険会社によっては自動更新手続きサービスを実施している
あなたから保険会社に連絡をしなくても自動で自動車保険の契約が更新されている場合もあります。これは満期までに契約者と保険会社もしくは代理店との間で連絡のやり取りができなかった場合に前回の契約と同条件で自動更新するという特約になります。
自動更新を実施している保険会社
自動車保険の自動更新特約をつけることができる保険会社は以下の通りです。
・東京海上日動
・損保ジャパン
・三井住友海上
・あいおいニッセイ同和損保
・チューリッヒ保険
・アクサ損害保険(アクサダイレクト)
ただし、気をつけるべき点として、自動継続特約は必ず付いているわけではありません。自動付帯の会社もありますが、オプションとして自動継続を選択する会社もあります。また、3年契約や2台以上のまとめた契約をしている方は自動継続特約が対象外になる場合もあります。いずれにしても気になるようでしたら現在の保険内容を確認することをお勧めします。
猶予期間中に事故が起きた場合の補償の有無や条件
猶予期間中に事故が起きた場合の補償の有無や条件は、保険会社によって異なります。
一部の保険会社では、猶予期間中に事故が起きても、その後に更新手続きをすれば、満期日にさかのぼって補償してくれる場合があります。これは「継続うっかり特約」と呼ばれるもので、ほとんどの自動車保険に自動的に付いています。
しかし、この特約を使うと、次回の更新時には適用されません。また、補償内容や金額に制限がある場合もあります。そのため、事故が起きた場合は必ず保険会社に確認してください。
いずれにしても継続うっかり特約があるから安心と油断をしてしまい、更新をおこたってしまうと事故を起こして保険が使えないという可能性も出てきます。そのため、慢心しないで必ず更新の手続きは注意して行ってください。
猶予期間を超えても特例で等級を継承できる場合や必要な書類
猶予期間を超えてしまった場合でも、特例で等級を継承できる場合があります。これは「等級継承期間延長に関する特例」と呼ばれるもので、主に代理店型自動車保険が対象です。
この特例では、満期日から180日以内であれば、やむを得ない理由があれば等級を引き継ぐことができます。やむを得ない理由としては、以下のようなものがあります。
- 契約者または代理店が長期入院していた場合
- 契約者または代理店が法定伝染病などで身柄を拘束されていた場合
- 契約者が緊急の国内出張・転勤などがあって更新手続きできなかった場合
- 契約者や代理店が火災などの災害に罹災していた場合
- 加入していた代理店が廃業した場合
この特例を受けるためには、証明書や確認書などの書類を提出する必要があります。また、この特例でも補償は受けられません。
自動更新にするメリットや注意点
自動車保険の更新を忘れないためには、自動更新にするのが一番簡単です。自動更新とは、口座引き落としやクレジットカード払いにしておけば、期日が来れば自動的に保険料が引き落とされて契約が更新される仕組みです。
自動更新にするメリットは、以下の通りです。
- 更新手続きを忘れる心配がない
- 等級がリセットされるリスクがない
- 補償が途切れることがない
自動更新にする注意点は、以下の通りです。
- 口座に残高がなかったり、クレジットカードの限度額がオーバーしたりすると、更新されない場合がある
- 自動更新だと保険内容や保険料を見直す機会が減る
- 他の保険会社に乗り換えたい場合は、事前に解約手続きをしなければならない
更新時期には保険内容や保険料を見直すことの重要性
自動車保険は毎年更新する必要がありますが、その際には保険内容や保険料を見直すことも大切です。なぜなら、以下のような理由があるからです。
- 自分の年齢や運転者の範囲、免許証の色などが変わって割引率が変わる場合がある
- 自分の車の使用目的や走行距離が変わって補償内容を変えた方がいい場合がある
- 保険会社によって保険料やサービスが異なるため、他の保険会社に乗り換えた方がお得な場合がある
保険内容や保険料を見直す方法は、以下の通りです。
- 保険会社から届く更新案内をよく確認する
- 保険会社や代理店に相談して最適なプランを提案してもらう
- ダイレクト型自動車保険の一括見積もりサイトで比較検討する
まとめ
自動車保険の更新を忘れると、等級がリセットされて保険料が上がったり、補償が受けられなくなったりするリスクがあります。そのため、更新手続きを忘れないようにしましょう。また、更新時期には保険内容や保険料を見直すことも大切です。自分に最適でお得な自動車保険を選ぶためにも、様々な情報を参考にしてください。
自動車保険を一時停止にして取っておく方法とは?
住む場所が変わったり生活環境が変わったりして今まで乗っていた自動車に乗る機会が減ることがあります。そのような状況になると今までと同じように自動車保険を払っているのがもったいなく感じます。
そんなときに利用が可能になる制度として自動車保険の一時停止機能である「自動車保険等級中断制度」というのがあります。今回は自動車保険を一時停止することができる等級の中断方法について解説していきます。
自動車保険を一時停止することはできるの?
「私も自動車保険を一時停止することはできるの?」
「そもそも自動車保険を一時停止することができるの?」
はじめてこの言葉を聞いたときにはこんな疑問が生まれてきます。自動車保険を普段から気にされない方にとっては等級制度という仕組み自体がわかりにくいものです。
等級制度の仕組みについて解説したページがありますのでこちらもぜひ参考にしてください。
結論から言うと自動車保険の一時停止、つまり等級の中断をすることは可能です。具体的な仕組みをこれから詳しく解説します。
自動車保険の等級中断のしくみ
自動車保険の等級制度については先程紹介したページで理解してもらえたと思います。等級は事故がなければ毎年1等級ずつ積み上がります。そして、積み上がるごとにあなたの支払う保険料の割引が増えていきます。なので10年以上コツコツためて初めて最高等級の20等級に達します。
この長年無事故で増やした等級を様々な理由で解約し、しばらく使わない契約者へ等級が消滅すること無いように、等級を取っておくことができるのが等級中断制度になります。中断できる期間は各保険会社により異なりますが、5年屋10年の期間で保有していることができます。
しかも、この中断制度は有料ではなく無料で手続きすることができます。なので、やむなく自動車を一時手放すときには絶対に行ったほうが良いです。
自動車保険一時停止(等級中断)ができる条件
この等級の中断は誰でもできるものではありません。誰でも中断ができるようになってしまうと保険会社にとって事務手続きが増えたり保険料の減収につながってしまうからです。
例えば、通勤は電車で車を乗るのが遠出をするぐらいだとすると、再来週まで車に乗らないから2週間の保険料を払うのがもったいないので中断しようと思うかもしれません。このような少し乗らない期間があるだけでは中断をすることはできません。
具体的に中断が可能な条件は以下のような形になります。
・契約自動車を手放す場合(売却・廃車等で)
・契約自動車の車検を通さない場合(車検切れ)
・契約自動車が盗難されてしまった場合
・新しい車に乗り換えるまで1ヶ月以上期間が空く場合
このような条件に合致する場合には等級を中断する事ができます。具体的な手続き方法については契約する保険会社により異なるので確認をしてください。
中断した等級を自分以外に譲ることはできるの?
中断した等級は同居の親族のみに譲ることができます。同居以外の家族には譲ることができません。
そのため、もし実家から引っ越して一人暮らしや新たな世帯を築く家族に中断した等級を渡したい場合には中断前に対象となる家族を記名被保険者という立場に変更して中断の手続きをしてください。
自動車保険を中断するメリットとデメリット
自動車保険を中断することは必ずしもメリットだけではありません。場合によってはデメリットになる場合もあります。その点について詳しく解説していきます。
等級中断のメリット
等級中断のメリットは再び自動車保険を契約するときに新規契約よりも安く入れる点です。通常、新規契約の場合、6等級、場合によっては7等級からのスタートとなりますが、等級の中断を使用することで中断した等級を使用することができ、新規契約するよりも安い保険料にすることが出来ます。
等級中断のデメリット
反対にデメリットとしては以下のようなものがあります。
①事故あり等級の場合、短期間の中断はかえって保険料が高くなる
事故あり等級というのは事故で保険を使用した場合、等級は3等級下がります。さらに「事故あり係数」という通常の等級よりも低い割引率になります。
例えば、20等級の車が接触事故で保険を使用した場合、次回の等級は17等級事故あり3年となります。この場合、16等級の方が無事故で17等級に上がった場合と比べると割引率が25%低くなります。
そして、20等級の方が事故をした契約途中に中断すると、中断後の等級は17等級の事故あり3年となります。
例えば、保険の満期まで残り5か月の車が接触事故を起こし、事故による損傷が激しく、その車を廃車にして一旦中断し、新しい車が納車した時に中断を復活させようと考えたとします。この場合、本来であれば5ヶ月後に事故あり等級になるのに対して中断をしてしまうと復活した時から事故あり等級となってしまいます。
中断してから1ヶ月後に新車が来て復活手続きをした場合は通常より4ケ月前倒しで事故あり等級の高い保険料になってしまいます。
このように契約期間中に事故で保険を使用し、短期で中断を復活する方には通常よりも早く事故あり期間が発生してしまいます。
②中断期間中が長期に渡ると証明書を紛失してしまう
等級の中断は保険会社によっては最長10年間等級を中断することが出来ます。中断の手続きをする時に中断証明書という書類をもらいます。そして復活するときの手続きとして中断証明書を保険会社に提出することで可能になります。
しっかり管理をしていれば中断証明書を紛失することはありませんが、人間だれしも10年前の記憶をはっきり覚えている人はいません。そのため、自身が保管したと思っていたところに証明書が無かった場合、たいてい見つからないことがほとんどです。その時にはもう一度保険会社に依頼をして中断証明書を再発行しなければなりません。
大手の損害保険会社は再発行に際して比較的簡易に作成できますが、通販型などは契約内容などの整合性が取れないと発行手続きが難しい場合もあります。当時の証券番号や車両ナンバー、車台番号などを保険会社側に伝えないと検索されず発行できないという場合もあります。なので10年間しっかりと証明書を補完しないとトラブルになる可能性があります。
③等級の進行は再開してから1年後になる
これは①の内容に近いですが、一度中断し、再度中断から復活する場合、20等級未満の等級については復活後1年経過して等級が1等級上がります。例えば、現在19等級で4月1日から1年契約で中断したタイミングが翌年の2月1日だったとします。20等級になるまで後2ヶ月でしたが、車を売却し中断をしました。
そして数年経過し再度車を購入したので中断した保険を復活します。納車日が7月1日だったのでその日から1年契約をしました。この時、保険の等級は19等級になります。20等級になるには翌年7月1日にならないといけません。
上記の事例は数年後なのであまりデメリットに感じませんが、例えば、車を売却し、2ヶ月後に新車が納車するのでそれまで中断をかけたいとなった時に、2ヶ月間中断し再度復活した場合はそこから1年後にならないと20等級にならないので19等級の期間を22ヶ月間過ごさなければならなくなります。
そのため、数ヶ月間の中断の場合は保険の開始から何ヶ月経過したか、中断することで割引率が上がらないために不利益にならないか考えた上で中断の手続きを検討した方が良いです。
以上が等級中断のデメリットになります。
中断証明書の再開方法と紛失時の対応
先ほども少し記載をしましたが、実際に中断の手続きを取る時はどのようにすれば良いのかを解説します。
中断した等級の再開方法について
等級の中断をして実際に再開する方法は以下の流れになります。
①保険会社(または代理店)に等級中断を使用したい申し出をする
その際に中断証明書を手元に証券番号、中断前の等級などを伝えます。
②復活した中断の等級による新規の自動車保険の見積もりを作成してもらう
③自動車保険の契約を締結する。その際に所有している中断証明書を保険会社に返却する。
以上が流れになります。中断証明書が手元にあれば復活する手続きは簡単に済みます。
中断証明書を紛失したときの対応
中断証明書を紛失してしまった時には以下の流れで再発行の手続きを行います。
①中断発行の手続きをした保険会社(または代理店)に連絡をして再発行の申し出をする
※この際に中断手続き当時の契約者名、証券番号、車両ナンバーなどを聞かれます。これに応えられないと再発行が困難になります。
②郵送された再発行の手続書類に必要事項を記入し提出
③中断証明書再発行の書類が届く
④中断している等級で新規の契約を行う(再発行した中断証明書を返却)
以上になります。中断証明書を紛失してしまった場合、対応が楽なのは代理店型の自動車保険です。
当社は保険代理店なのですが、仮に契約者が中断証明書を紛失していても普段から接触のある契約者なので当時の証券番号など、細かい事を聞かなくても簡単に中断内容を検索することが出来ます。
また、中断証明書再発行についてもこちらで再発行の署名書を印刷することが出来るのでお客様に持参して頂かなくても手続きすることが出来ます。
こういう柔軟さは代理店型のメリットになります。
反対に通販型は同姓同名などの中断等級の誤使用などを避けるため当時の契約者名、契約住所、証券番号などを聞かれます。覚えていればいいですが、最長で10年前の契約内容になるので確実に覚えておけるメモ帳やスマホなどで情報を入れておくことでデメリットを防ぐことができます。
一時停止後(等級中断後)保険会社を変更することは可能か?
等級を中断している10年の間には様々な事情で中断手続きをした保険会社、代理店で保険に加入できない、したくない場合もあります。しかし、多くの方が中断をした保険会社で再度契約をしないと等級は無くなってしまうと認識をされています。そこは安心してください。中断した等級は他社でも引き継いで使用することができます。
保険会社変更時に必要な手続き
中断手続きを行った保険会社とは異なる保険会社や代理店で新しい契約を行う場合、手続きはほとんど変更がありません。
中断証明書を新しい保険会社や代理店に提示することで、スムーズに中断を解消することができます。つまり、中断証明書がある限り、他社での保険契約復帰は容易です。
一方、中断証明書を紛失してしまった場合は、前の保険会社や代理店に連絡し、中断証明書の再発行を依頼する必要があります。ただし、別の会社への乗り換えに伴い、旧保険会社に再度連絡することは好ましくないため、中断証明書は大切に保管するようにしましょう。
保険会社や代理店によっては、トラブルがないように協力する姿勢を取っています。他社に移ることでトラブルが発生した場合でも、親身になって対応してくれる保険会社や代理店を選ぶことが大切です。
まとめ
今回は自動車保険の等級の一時停止。すなわち等級の中断について解説しました。
まとめると以下のようなポイントになります。
・自動車保険の等級は条件を満たせば一時停止(中断)することができる
・中断の条件は自動車を廃車または譲渡、車検切れ、盗難、次の納車まで1ヶ月以上空く場合に可能
・等級の中断は保険会社によって異なるが5年から10年間無料で中断することができる
・中断のメリットは新規の自動車契約に比べて安く入ることができる
・中断のデメリットは復活後事故有等級になる場合、短期の中断で損をする可能性がある
・中断証明書は10年間の間に紛失するリスクが有るので覚えやすい場所に保管、もしくはスマホやPCのデータに入れておく
・中断後に別の保険会社、代理店に行って保険を復活することもできる
以上になります。
中断証明は10年間という長い期間取っておける素晴らしい制度です。その反面、証明書をどこに保管したのか解らなくなる方もたくさんいるのであなたもわかりやすい方法で保管をしてください。
JAFと自動車保険のロードサービスはどう違うのか?加入しなくても良いの?~徹底検証~
普段はあまり気にする事はありませんがJAFの申込書や自動車保険のロードサービスの内容を見ていると、
「JAFと自動車保険のロードサービスってサービス内容一緒じゃない?」
「JAFと自動車保険のロードサービスの違いって何?」
「自動車保険のロードサービスあればJAFに入る必要ないんじゃない」
そういう疑問が生まれてきます。
どちらも同じようなレッカー車を使っているイメージがあるので両方入る意味がないように感じます。しかし、JAFと自動車保険のロードサービスにはサービス内容に一部違いがあります。そして、その違いはいくつかの場面でJAFにしか出来ないサービスもあります。
今回は自動車保険のロードサービスとJAFのサービスの違いについて詳しく解説していきます。
自動車保険のロードサービスの特徴
まずは自動車保険ロードサービスの詳しい仕組みについて解説していきます。
そもそもロードサービスとは自動車に乗っている時に万が一事故や故障などのトラブルが発生した場合に対応してもらえるサービスです。
自動車保険に契約している場合には自動でロードサービスが付いてきます。
ロードサービスと言うとレッカーけん引と言うイメージを持つ方も多いですが、それ以外にも色々なサービスがあります。
詳しいサービス内容は後ほど解説します。
ロードサービスは車の保険についているので使用すると保険料が上がると思うかもしれません。しかし、そこは安心してください。ロードサービスを使っても保険料は上がりません。保険会社の規定で限度などはありますがそれ以内であれば無料で使うことが出来ます。
ロードサービスを使うのはどんな場面なのか?
私は普段から保険代理店として保険の契約や事故などの対応を行っています。契約者から良く「ロードサービスは事故の時だけ使えるの?」と質問されます。
確かにテレビのCMで事故で車が動かなくなった時にロードサービスを呼ぶシーンが出るので、ロードサービス=レッカー手配と思われがちです。
しかし、ロードサービスは事故で車が動かなくなった時だけではありません。故障などで動かなくなった場合にも利用できます。また、レッカーけん引だけではなく他にもいろいろなサービスがあります。
各保険会社によってサービス内容は異なりますが、主なロードサービスの項目になります。パンクで呼ぶことも出来ますしガス欠やバッテリーが上がった時にも呼ぶことが出来ます。
また、ロードサービスとはあまり関係ないように思える交通費やホテル代までサービスされます。
ロードサービスは保険契約をすれば無料でこれだけのサービスをしてくれます。
各保険会社のロードサービス一覧
先ほど主なロードサービスの項目を出しましたが、各保険会社によってロードサービスのサービスは異なります。
多くの方から「代理店型の保険会社よりも通販型の方が保険料安いからロードサービスも大したこと無いんでしょ?」と質問を受けます。
そこで、大手損害保険(代理店型)と通販型の保険会社のロードサービスの各項目を比較した表を作りました。
■通販型保険会社のロードサービス内容一覧
保険会社 | 東京海上 | 損保ジャパン | 三井住友海上 | あいおいニッセイ同和 | SBI
損保 |
ソニー
損保 |
アクサダイレクト | 三井ダイレクト | セゾン自動車火災 | イーデザイン損保 | チューリッヒ保険会社 | セコム損保 |
全社共通対応サービス | 〇バッテリー上がり 〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み
〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ |
|||||||||||
レッカー走行距離 | 搬送費用15万円を限度(最大300km) | 搬送費用15万円を限度(最大300km) | 搬送費用30万円を限度(最大500km) | 搬送費用30万円を限度(最大500km) | 50km | 50km | 35km | 50km | 搬送費用15万円を限度(最大300km) | 60km | 100km | 搬送費用20万円を限度(最大250km) |
ガス欠燃料補給 | ○ | ○ | ○ | ○ | 〇 | △
※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料 |
△
※契約2年目からサービス可能 |
△
※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
雪道のスタック引き出し | × | × | × | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
宿泊費用 | 無し | 無し(オプションで追加) | 一人一泊15,000円 | 一人一泊15,000円 | 一人一泊15,000円 | 限度無(一泊まで) | 最寄りのビジネスホテルまで負担 | 無し | 一人一泊1万円 | 無し | 最寄りのビジネスホテルまで負担 | 無し(オプションで追加) |
交通費用 | 一人50,000円ただしタクシーの場合は30,000円 | 無し(オプション)で追加 | 一人20,000円 | 一人20,000円 | 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 | 限度無 | 限度無 | 無し(二年目からレンタカー12時間無料) | 一人20,000円 | 無し(提携工場搬送時無料代車) | 限度無 | 無し(オプションで追加) |
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) | 15万円
提携搬送先は距離無制限 |
15万円
提携搬送先は距離無制限 |
30万円 | 30万円 | 限度無 | 限度無 | 不明 | 15万円 | 不明 | 限度無 | 無し(初回レッカー後は自己負担) | |
その他サービス | ・レンタカー費用補償。日額5000円15日間まで無料
・修理後車両引き取り費用補償。限度額10万円 |
・レンタカー補償日額7,000円30日間まで無料
・修理後車両引取、搬送費用補償限度額15万円 |
・レンタカー補償日額7,000円30日間まで無料
・修理後車両引取、搬送費用補償限度額15万円 |
・スマホアプリサービス「トラブルナビ」
・チャイルドシートレンタル割引 |
〇ペットホテル費用負担 | ・つながるボタン
・つながるアプリ |
・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス
・メディカルサポート |
〇ペットホテル費用負担 〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度) |
※横にスクロールすると全体が見れます。
青い色の保険会社は代理店型です。ピンクの保険会社は通販型になります。代理店型はレッカー搬送費用が通販型と比べると充実しています。搬送距離50キロが多い通販型に比べて200キロ以上搬送してくれます。提携先では無制限でけん引してくれる会社もあります。
それ以外の保障内容では通販型にも同じサービスをしている会社もあります。ソニー損保は宿泊費や交通費もしっかり出します。
また、代理店型の保険会社は雪道などのスタックに対してのサービスはしていません。それに対してアクサダイレクトなどの一部の通販型は雪道のスタックの対応をしています。その点は通販型の方が優れいています。
代理店型も通販型もロードサービスの補償内容は一長一短です。あなたがどのような状況で車の運転をするかを想定してその用途に応じてどの保険会社のロードサービスが合っているか探すのが良いです。
ロードサービスだけで良いのでは?
ここまでのロードサービスの内容を見てどう感じますか?
「ここまでサービスがあればJAFに入らずロードサービスだけあれば良いんじゃない。」と思うかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは限りません。実はロードサービスに出来ないことがJAFにはできることもあります。また、それ以外にもJAFならではのサービスと言うのもあります。
JAFとロードサービスの明確な違いを知りたい
JAFもレッカーけん引などのロードサービスを行う組織です。入会費2,000円、年会費4,000円で加入することが出来ます。
JAFの会員にならなくても出動依頼をすることが出来ますが、全て有償です。会員になればほとんどのサービスが無料になります。
JAFは保険会社のロードサービスと同じに見られがちですが、JAFのサービスの内、保険会社のロードサービスには出来ないものがあります。主な項目として下記の3つがあります。
・雪道などのスタック(空回り)の引き上げ
・パンクしたタイヤの応急処置
・地震、津波などの自然災害による走行不能
パンクの応急処置や地震などの自然災害はあまり利用する可能性は低いかもしれません。私が一番契約者にJAFに加入する判断で使うのが雪道や泥道などのスタックです。スタックとはタイヤが回っても空回りし、前後に進めず身動きが取れない状態の事を言います。
先ほどの図で見ると一部の保険会社のロードサービスでスタックによる引き上げが可能なところもあります。しかし、保険会社が提携しているレッカー業者で山間部に対応していない場合もあります。対応しているとしても現場到着までに相当な時間がかかる場合もあります。
あなたが寒冷地に住む方やウィンタースポーツに行ったり、もしくはマリンスポーツやアウトドアで悪路を運転したりする場合にはJAFに入っておいた方が安心して運転が出来ます。
それ以外にもあるJAFに加入することの特典
緊急時の対応などのサービス以外にもJAFに加入すると様々な特典があります。
・自分の車以外にも呼ぶことが出来る
たとえばレンタカーを借りて乗っていたり、友人の車の助手席に乗っていたりして道中でトラブルが発生した場合、あなたがJAFに加入していれば呼んで緊急対応をしてもらうことが出来ます。自動車保険のロードサービスはあくまでも契約している車だけのサービスです。
それに対してJAFはあなたと言う会員向けのサービスです。会員であるあなたが乗っている車でトラブルがあった時に駆けつけてくれます。
・作業費の無料枠が大きい
事故や故障でレッカーを呼んだ場合、その場でかかる作業費と言うのが発生することがあります。例えば事故でガラスやランプなどの車の一部が破損して道路に飛び散った場合、清掃作業が必要になります。
少しの清掃作業なら大した金額にはなりませんが、大規模になった場合、自動車保険のロードサービスでは対象外の費用とみなされ契約者に請求されます。その点、JAFは4,000円までの作業費は無料となります。
・レッカー移動距離がプラス15キロ増える
JAFのレッカー移動は会員であれば15キロまで無料です。これにあなたが契約している自動車保険のロードサービスの無料分を追加することが出来ます。手続きは簡単です。JAFを呼ぶ時に契約している保険会社を伝えれば大丈夫です。遠方でレッカーを呼ぶときにも安心して使えます。
・JAF会員優待サービス
車のトラブル以外にもJAF会員証などを提示すると割引になるサービスがあります。ファミリーレストランやカフェなどのいつも利用するお店や宿泊施設などで利用できます。提携店舗・施設は全国に47000箇所あります。上手く利用すれば割引だけでも年会費のもとを取れるという方もいます。
以上がJAFならではの特典です。雪道などで運転することが無くても上記のような特典にメリットを感じるのであれば入会することをおすすめします。
まとめ
今回はJAFと自動車保険のロードサービスの違いについて解説してきました。今回の内容をまとめると以下のようになります。
・ロードサービスはレッカーけん引以外にも事故故障において役に立つ
・自動車保険のロードサービスには交通費などのサービスまで含まれている
・自動車保険のロードサービスは各保険会社によりサービス内容が異なる
・JAFは年会費を払う代わりに保険会社には出来ないサービスも行っている
・雪道、泥道、砂浜などの悪路を運転する場合にはJAFを利用した方が良い
・JAFにはロードサービス以外にも割引クーポンなどのメリットがある
以上になります。ちなみに私はJAFに入会しています。あまり雪道などに行くわけではないのですが、JAFの方が事故などの対応が慣れているので呼んだ時に安心だからです。
しかし、今回説明した内容を見て必要ないなと感じたら無理に入会することはありません。JAFと保険会社のロードサービスの違いを理解して必要と感じた時に入会すれば良いです。
交通事故でケガをした場合、慰謝料はいくらもらえるのか?
交通事故で怪我を負うと色々な不安が付きまといます。怪我で普段どおりの生活が出来ないのもありますが、怪我の治療費や仕事を休んだ時の補償など金銭的な不安もあります。
自分で起こした事故による怪我ならまだ割り切れますが、もらい事故などで被害者となった時には割り切れません。「何でこんな目に合わなければ行けないのか」と誰しも思います。
そんな被害者のために自動車事故の場合は治療費以外に慰謝料を加害者に請求することが出来ます。しかし、保険会社の言われるがままにしていても満足のいく結果になるとは限りません。
かと言って保険会社に自分の主張を言い続けてもそれが認められるわけでもありません。
まずは自動車事故における慰謝料の仕組みを知ることが大事です。慰謝料の仕組みを知ったうえでどのように交渉、対応をすれば満足のいく結果に近づきます。
今回は交通事故、自動車事故でいくら慰謝料がもらえるかの仕組みと対応方法について説明します。
交通事故における慰謝料の基準
交通事故による「慰謝料」と言う言葉を聞くとあまり良い気持ちがしないかもしれません。
確かに事故でケガを負わされたから迷惑は掛かったけど、慰謝料が欲しいとは思っていない、もしくは相手に言いづらいという声もたくさん聞きます。
慰謝料と言う言葉はものすごく悪い事をした人が相手に支払うイメージがあります。そしてそれを受け取る方も良いイメージが無いようです。
交通事故における慰謝料はそういったイメージとは異なります。交通事故の慰謝料とは「事故によって被害者が精神的に苦痛を負ったことに対する補償料」という事になります。
そして、交通事故の慰謝料はしっかりと法律にもとづいた基準の中で被害者に支払う仕組みになっています。
慰謝料と損害賠償の違い
私は日々自動車保険を販売し、契約者の事故の対応などをしています。その中でお客様から「損害賠償と慰謝料の違いって何?」と質問をされます。
損害賠償と慰謝料の違いは事故に遭った被害全部の補償が損害賠償でその中の精神的な苦痛の補償を慰謝料と言います。慰謝料は損害賠償の一部と考えてください。
具体的に言うと交通事故における損害と言うのは目に見える損害と目に見えない損害があります。目に見える損害と言うのは以下のようなものがあります。
・自分の車の修理代(その他壊されたものの損害)
・ケガの治療費(入院や通院)
・病院までの交通費(ガソリン代やタクシー代など)
・ケガの箇所を固定するための器具(ギブスなど)
・仕事を休んだ場合の日当の給料
これに対して目に見えない損害と言うのが以下のようなものがあります。
・ケガによる日常生活の困難
・通院を続けることのストレス
・事故にあった時の辛い想いが頭から離れない
このような他人からは解らない精神的な損害と言うのもあります。そういう苦痛に対して何の補償もされないというのは被害者にとって不利益になります。そこでこの不利益を補償するために慰謝料を支払う事になります。
慰謝料以外にもらえるお金はあるのか?
先ほどの目に見える損害も当然事故を起こした加害者から補償されます。車をぶつけられたのであれば修理費、ケガの治療費、交通費、働けなくなった場合の給料の補償などもあります。
被害者に不利益にならないように法律に基づいてしっかりと補償する仕組みが出来ています。
慰謝料の支払い基準
それでは具体的に慰謝料がどのような基準で支払われるのか見ていきましょう。自動車事故における慰謝料の基準は大きく3つあります。
1,自動車賠償責任保険(自賠責保険)基準
2.任意保険基準
3.弁護士基準
以上の3つの基準です。
それぞれが異なる基準で慰謝料の金額を算定します。最初にも書きましたが、この3つの基準をしっかり理解する事で同じ事故でも慰謝料の金額が大きく異なります。
順番に説明します。
自賠責保険基準
まず自動車賠償責任保険、いわゆる自賠責保険の基準から説明します。どの保険会社も自動車事故の怪我の慰謝料の計算はまずこの基準から始めます。
自賠責保険基準は慰謝料の基礎となる計算基準です。
自賠責保険とは自動車の車検を取る時に必ず必要となる保険です。俗に強制保険と言います。その名の通りこの保険に加入していないと車検が通らず、一般の道は運転出来なくなります。
自賠責保険は国の法律で支払う保険料が決められています。そのためどこの保険会社で入っても保険料は一緒です。
自賠責保険の細かい仕組みは今回のテーマと異なるので省略しますが慰謝料の自賠責基準は以下の計算方式になります。
通院回数×8,400円
治療期間(全日数)×4,200円
※上記のいずれか少ない額が基準となる
具体的な事例を基に見ていきましょう。
計算例1
事故日:2月1日
完治日:4月1日(治療期間:60日)
通院回数:20回
通院回数(20)×8,400=168,000円
治療期間(60)×4,200=252,000円
通院回数の方が少ない額なので、慰謝料は168,000円となる。
計算例2
事故日:1月1日
完治日:4月30日(治療期間:120日)
通院回数:65回
通院回数(65)×8,400=546,000円
治療期間(120日)×4,200=504,000円
治療期間の方が少ない額なので、慰謝料は504,000円となる。
上記の事例のように通院回数と治療期間のうち、少ない方が慰謝料となります。あなたがケガをした時に周りの方から「たくさん通院した方が良いよ」と言われることがあるかもしれません。
これは半分あっていて半分間違っています。
通院回数が多くなると治療期間の方が額が少なくなります。そうすると通院回数の意味がなくなります。
例えば、1ヶ月の治療期間で毎日通院して30回通ったとします。
通院回数の計算方法だと30回×8,400円=252,000円となります。
治療期間の計算方法だと30日×4,200円=126,000円となります。
治療期間の方が少ない額となりますので126,000円が慰謝料となります。
このように頑張って通院をたくさんしても無駄になる可能性もあるので、無理して通院をせずにゆっくりじっくりケガを治してください。
自賠責保険基準の注意点は怪我の賠償額の上限が120万円と決められています。賠償額の中には治療費や交通費、休業損害なども含まれるので慰謝料を含めた賠償額が120万円を超えることもあります。
120万円を超えた場合、超過分は次に説明する任意保険の基準で計算されます。
任意保険基準
任意保険とはあなたが現在加入している自動車保険の事です。自賠責保険は車の購入先や車検をしてくれる車屋さんが自動的に入れてくれます。
それに対してあなたが毎年契約や更新をしている自動車保険は「任意保険」と呼ばれます。
自賠責保険の賠償額の限度である120万を超えた分がこの任意保険基準で計算された慰謝料を支払います。
任意保険の基準は各保険会社によって異なります。しかし、異なるとは言えA社とB社の基準が2倍異なるというものはありません。異なるといっても大した差ではありません。
保険会社の慰謝料の具体的な基準は一般に公表されていません。なので自賠責保険基準のようにどのぐらいもらえるかがすぐ計算出来ません。
仕組みだけ説明します。任意保険基準は通院期間に応じて慰謝料を決めますが、月当たりの通院回数が少ないと減額されます。
なぜなら、通院期間だけを考慮してしまうといたずらに治療を長引かせる人に有利になるからです。
たとえば、治療を開始してから5ヶ月を経過した方で一方はまだ週に4回は通院していてもう一方は月に2回しか通院していないとします。
どちらが日常生活に支障をきたしているか、どちらが通院によるストレスを抱えているかは一目瞭然です。
任意保険の基準はこのような不公平さを無くすような仕組みになっています。
弁護士基準
弁護士に依頼して慰謝料の請求をする方法もあります。弁護士に依頼する点で一番のプラスは慰謝料が弁護士基準になる事です。
弁護士基準とは過去の交通事故による裁判の事例から慰謝料を決める方式です。過去の同じような裁判例をもとに慰謝料を交渉してくれます。
ポイントは弁護士に依頼すれば必ず慰謝料が上がるとは限らない点です。弁護士の裁判基準も通院期間や症状などを考慮して似たような事例を根拠に交渉してくれます。
弁護士に慰謝料を請求してもらう目安は二つあります。一つは治療期間が長い(おおよそ3ヶ月以上)場合。もう一つは後遺障害といってケガを負った部分が治療をしても治らないと医師が診断した場合に認定される診断になった場合です。
後ほど詳しく説明しますが、弁護士に依頼するかどうか判断に迷うようであれば、とりあえず弁護士に相談をして見解を聞くのが良いです。迷った時は一度弁護士に相談をしてから決めるようにしてください。
慰謝料の具体的な請求方法について
それでは実際に慰謝料をどのように請求すれば良いのかを解説していきます。
自賠責保険・任意保険の慰謝料請求の場合
自賠責保険と任意保険の慰謝料請求はとても簡単です。自賠責保険の慰謝料の請求については相手の保険会社があなたや加害者に代わり自賠責保険機構に請求を行います。
あなたが手続きするとすれば保険請求書というものにご署名や振込先口座を記載するぐらいで済みます。
任意保険基準についても自賠責保険と基本は変わりません。相手の保険会社が自賠責保険と併せて対応します。
もし、相手が無保険であった場合にはあなたの自動車保険の補償である人身傷害保険を使えます。手続は基本一緒です。あなたは保険会社から送られてきた保険請求書などにご署名や必要事項を記載すれば大丈夫です。
この保険だけを使っても等級に影響はないので保険料が大きく上がるような心配はありません。
弁護士基準で慰謝料を請求したい場合、どのタイミングで弁護士に相談すれば良いのか?
慰謝料を計算する3つの基準のうち、条件が合えば弁護士に依頼して慰謝料を請求してもらうことが一番多く取れることになります。
しかし、弁護士に依頼すれば多く慰謝料がもらえると簡単に言われても「それで実際にどうやって弁護士に頼めば良いの?」と疑問に思うかもしれません。
弁護士に何か依頼するという事は今までの人生であまりない事だと思います。そこでどのタイミングでどのような方法で弁護士に依頼すれば良いか解説します。
まず弁護士に依頼するにあたって確認して頂きたいのがあなたの自動車保険に「弁護士費用特約」と言うものに入っているかです。
この弁護士費用特約と言うのは被害事故にあった時に弁護士へ交渉の依頼をすることが出来るオプションです。
弁護士費用特約について詳しい内容を記載したページがありますのでそちらも参考にしてください。
この特約に加入されているのであればどのタイミングで依頼をしても良いです。しかし、私がおすすめするのはケガを負ってからすぐに依頼することです。
なぜかと言うと、弁護士に慰謝料含めた交渉を依頼した場合、弁護士から具体的どのように治療の通院をすれば良いか直接相談できるからです。
私の契約者の中にも治療が終わって慰謝料を見て不服で弁護士を依頼する方もいますが、治療が終わった後よりも治療開始直後や治療中に弁護士に頼む方がどのような形で通院すると慰謝料請求に良いというアドバイスをもらえます。
弁護士費用があれば最初からじっくり弁護士と打ち合わせをしてそのあとの対応もしてもらえます。とても楽に、そして確実に慰謝料を多くもらうことが出来ます。
弁護士費用特約に加入していない場合
もしあなたが弁護士費用に入っていないという場合でも弁護士にお願いすることは出来ます。デメリットとしては弁護士にお願いする費用は実費となってしまいます。
もし、慰謝料が依頼前よりも多くなるのであればお願いする価値はあります。ただし、弁護士事務所の中には初回から相談費用を取られる場合もあります。
そんな時は無料で事故の慰謝料の相談が出来る機関があります。日本弁護士連合会(日弁連)交通事故紛争センターと言う機関があります。こちらに相談をして具体的にどのぐらい慰謝料が取れるかの見解を聞いたうえでお願いするのが良いです。
直接聞きに行く時間がない。または最初は電話やメールで相談したいという場合は交通事故に精通した法律事務所があります。
ホームページなどで交通事故のページが記載されている法律事務所にメールや電話で連絡して見解や依頼費用を聞いて良いと感じたら委任を頼むという流れでも良いです。
以上のように、弁護士に慰謝料請求をお願いする場合、弁護士費用特約に入っているのであればすぐにでも。
入ってなければ無料で対応している機関や法律事務所に相談の上、慰謝料が自賠責基準よりも高く取れる見込みがあれば依頼をしてください。
まとめ
今回は交通事故の慰謝料がいくらもらえるのか、具体的な計算基準などをもとに解説してきました。
まとめると以下のポイントになります。
・自動車事故における慰謝料の計算基準は3つ(自賠責・任意・弁護士)
・自賠責基準が慰謝料を決める最初の基準。自賠責の上限を超えると任意保険基準
・弁護士基準とは裁判例を基にした基準。治療期間や後遺認定などの条件が満たせば一番多くもらえる
・弁護士に依頼するときに役立つのは自動車保険の弁護士費用特約
・弁護士費用特約があればケガを負ってすぐにでも相談するのが良い
・弁護士費用に入っていない場合は無料で対応してくれる法律機関や法律事務所にまず相談する
以上になります。ケガを負って日常生活に支障が出て自分ばかり損をした気持ちになります。そんな気持ちに対して慰謝料は支払われます。
辛い気持ちがお金で解決するわけではありませんが、少しでも多く慰謝料をもらうことで気持ちを切り替え、前向きに生活してほしいと願います。
自動車保険の一括見積もりサイトに登録しても電話勧誘されないの?
「自動車保険を少しでも安くしたい」そう思っている方にとって保険料の最安値を調べることができる一括見積もりサイトは非常に助かる手段です。
しかし、一括見積サイトを使う上で一番気になるのが、「しつこく電話などで営業や勧誘されるんじゃないの?」ということです。
結論から申しますとサイトに登録しても保険会社から電話連絡が来ることはございません。
電話以外にもあなたの個人情報を一括見積もりサイトへ登録することに不安を感じるかもしれません。今回は私が実際に試してみて分かった一括見積もりサイトを利用した後の保険会社の反応などについて解説していきます。
自動車保険一括見積もりは電話勧誘されるのか?
先ほども書きましたが、自動車保険の一括見積もりサイトに登録しても電話勧誘などは一切ございませんでした。私は自宅の車2台を登録しても一回も電話がかかってきたことはございませんでした。
自動車保険とは別に引っ越し見積もりサイトや住宅メーカーの資料を一括請求するサイトを利用された方はこのような不安を感じます。引越し会社や住宅メーカーは直接サイト登録者に連絡をすることが多いからです。
なぜ自動車保険の一括見積もりサイトは電話勧誘が無いのか。明確な理由は不明ですが、考えられるのは通販型自動車保険はネットで全ての手続きができるのに対して引越しや住宅は対面で打ち合わせをしないと正確な金額が出ないからです。ここに大きな違いがあると考えられます。
電話番号を入力する必要があるのか?
自動車保険の一括見積もりサイトには電話番号を入力する項目があります。電話番号は必須項目なのでかならず入力をしなければなりません。
電話番号を入力しなければ次のページに進めません。
自分の電話番号をどうしても入れたくない場合
電話勧誘が無いと解っていても電話番号を入力したくない時もあります。たとえば仕事専門で携帯を使う方もいますし、自分の知っている人以外に携帯を教えたくない方もいます。
そんな時に自分の携帯を入力しないで済む方法を教えます。
タブレットなどの端末の番号を入力する
まず一つ目はipadなどのタブレット端末を利用しているのであれば、その番号を入力する方法です。
タブレットや持ち運びできるWi-fiなどはデータ専用通信が入っていてこの通信回線にも電話番号が記載されています。
ipadの場合には設定アプリか「一般」と言う項目をタッチします。次に「情報」と言う項目をタッチします。下の方に進むと「データ通信契約番号」と記載されている箇所があります。そこの番号がデータ専用の番号となります。
IP電話のアプリをダウンロードして番号を取得する
ipadなどのデータ専用通信が無い場合にはIP電話のアプリを取得する方法があります。これはIP電話と呼ばれるデータ回線を利用した電話を行う方法です。
自宅にインターネット回線がある場合に固定電話のように使用する場合もありますが、スマートフォンでもアプリをダウンロードすることでスマートフォンからIP電話として別番号を利用して使用することが出来ます。
私はSMARTalkというアプリを利用しています。このアプリは基本料金は0円で自分から掛けない限りは料金が発生しません。
https://ip-phone-smart.jp/smart/smartalk/
アプリをダウンロードし、必要な手続きをするとこのようにIP電話の番号が取得できます。
この「050…」の番号を一括見積もりサイトの登録時に必要な電話番号として登録すればあなたの携帯番号を入力する必要がなくなります。
一括見積もりサイトに携帯番号を登録しても勧誘の電話は来ませんが、どうしても携帯番号を記載したくない時にはこのような方法で別の番号で登録してください。
電話勧誘が無い代わりに各社からメールが来る
「電話勧誘が無いのであれば、一括見積もりサイトから他の方法で勧誘はないの?」と疑問に思うかもしれません。
電話勧誘がない代わりに登録したメールアドレスに見積もりを出す保険会社からメールが来ます。これがある意味勧誘のようなものになります。
一括見積もりサイトへの登録が終了すると早速数社から見積もり結果のメールが来ます。
各保険会社から見積もりについてのメールと申し込みをする場合についてのマイページ登録についての内容が届きます。
その後保険の満期が近づくまで定期的にメールが届きます。満期を経過した後も定期的にメールを送る保険会社もあります。翌年の満期になると再度数社の保険会社からメールが届きます。
一括見積もりサイトの運営会社と見積もりを依頼された保険会社以外のメールは届きませんので安心してください。
フリーメールを利用して大事なメールと混同させないようにする
あなたが持っているメールアドレスが会社のアドレスだったり、親しい間柄の方たちだけに教えているアドレスだったりするとこのようなメールが来ることが不快に感じるかもしれません。
そこで今持っているアドレスとは別に無料で作成できるメールアドレス、「フリーメール」を取得する方法をおすすめします。
代表的なフリーメールはグーグルが提供している「Gmail」です。
https://www.google.com/intl/ja/gmail/about/
こちらに必要な情報を登録するとあなただけのメールアドレスを取得できます。これを一括見積もりサイトのメールアドレスの欄に登録すれば自動車保険のメールはすべてこちらのアドレスに送られてきます。
フリーメールは自動車保険の一括見積もりサイトだけでなく、他のサービスなどを利用するときにも役に立ちます。メールアドレスを登録させることで無料のサービスを受けられるものは多いのでこの機会にフリーメールのアドレスを作成してみてください。
住所を入力しても訪問などされないの?
一括見積もりサイトにはあなたの住所を入力する必要があります。
住所はメールアドレスや電話番号よりも教えたくない情報かもしれません。私も実際に登録するときに迷いました。私にも家族がいますので訪問などされたら迷惑をかけてしまいます。しかし、住所を登録しても訪問されるようなことはありませんでした。
代理店型の保険会社は来るかもしれないと思っていましたが、一切訪問はありませんでした。冷静に考えれば解る事でした。通販型は様々な作業を効率的に行うことで自動車保険料を安くしています。
一括見積もりサイトに登録しただけで加入するか解らない人の家に時間をかけて訪問することほど効率の悪い事はありません。
住所を入力させる理由は訪問のためではなく見積もりを依頼された保険会社がダイレクトメールなどの郵送物を送るためです。私も実際に登録した後に各社の見積もりが記載された郵送物が届きました。
郵送物が来るのはメールだけの対応だと見ない方も多いからだと考えられます。郵送で来るのは一括見積もりサイトに登録した後と、翌年以降の更新時期に送られてきます。
住所入力は正しく
「郵送も来てほしくないから適当な住所を入力しちゃえ」と考える気持ちもあるかもしれません。しかし、これはおすすめできません。先ほど書いたように住所は各保険会社があなたの自動車保険の見積もりを送るためにあります。
もし違う住所を書いてしまい、万が一その住所の自宅に見積もりが届いてしまうと、あなたの車のナンバーや車体番号などの大事な個人情報の一部が全くの他人に漏れてしまいます。個人情報を隠そうとするあまり他人に大事な情報が漏れてしまうのは本末転倒です。
また、誤って送られた方にも迷惑がかかります。保険会社としても無駄なコストを掛けるだけです。
そういう点からも住所は正しく記載してください。
個人情報は厳重に管理されている
一括見積もりサイトでは電話番号や住所などの大切な個人情報を悪用することはありません。保険スクエアBangのサイトにもプライバシーポリシーと言われる個人情報の取り扱いについても明記されています。
http://www.webcrew.co.jp/info/privacy_pop.html
保険会社などの必要なところには最低限の情報を提供しますが第三者には許可なく開示をしないと記載されてます。
実際に私も数年間利用していますがサービス利用以外の物が届いた事はありません。たまに来るとしたら保険会社から更新時期に見積もりが来る程度です。
一括見積もりサイトもこの事業で収益を上げなければいけませんから、わざわざ自社の信頼や利益を失うような個人情報の流用はしません。個人情報を入力するのが心配な気持ちもわかりますがその点は安心してください。
気になる会社が出てきたらメールやチャットで質問をするのが良い
勧誘の電話が無いとデメリットな点もあります。それはあなたが自動車保険のことで知りたいことを質問する機会が無いという点です。
勧誘の電話があればその時に心配な点や質問、相談など出来ます。しかし、連絡が来ないので質問や相談をしたい時に困ってしまいます。
そんな時は見積もりを送ってくれる保険会社に直接問い合わせる事が出来ます。しかもチャットやメールなどで質問出来るのであなたの好きなタイミングで気軽に問い合わせることができます。
問い合わせフォームから質問する会社
質問したい時の手段は各社により異なります。電話での問い合わせは各社対応しています。電話だと質問しづらい。営業時間内に連絡出来ないという場合には問い合わせフォームから質問することもできます。
保険会社の問い合わせフォームやメールから質問したい内容を書いて送ると返答が来ます。
これは以前、1年間で2回事故を起こした後に契約更新が出来るのかチューリッヒに質問した時の回答です。
このようにあなたが契約や補償内容などで質問や相談が出てきましたら、保険会社の問い合わせホームに質問するとしっかりとした回答を送ってくれます。
チャットから質問をする会社
問い合わせフォームやメールよりも素早く回答をもらう方法としてチャットで相談ができる会社もあります。
チャットが出来る会社はソニー損保、SBI損保、イーデザイン損保などです。
チャットのやり方は簡単です。チャットのページを開くと担当者から連絡が来ます。その後質問や相談したい事を入力すると返答が来ます。
こちらはSBI損保に弁護士費用の件で質問をしたときのチャットの内容になります。この後に別の質問にも答えてもらいました。
納得いくまで質問や相談ができ、しかも素早く返答がもらえるのがメリットです。
デメリットは営業時間があるので時間外に質問したい時は問い合わせフォームやメールでの対応になってしまいます。
このように自動車保険のことで質問や相談をしたい時は各社しっかりと出来ますので納得のいく形で契約をすることができます。
まとめ
自動車保険の一括見積もりは保険料を安くする上で一番簡単な比較方法ですが、登録などであなたの大切な情報を入力することにためらうこともあるかもしれません。
しかし、登録した情報を基に電話の勧誘などもなく、その後も不審な電話が来ることもありませんでした。
今回紹介した方法を実践して頂ければ安心して情報を登録してもらえます。また、解らないことや相談したいことは各保険会社に問い合わせることで解決が出来ます。
是非一括見積もりサイトを利用して自動車保険の見直しをしてみてください。
自動車保険にお得に入るための7つのポイントとは?
あなたは「自動車保険でお得に入る方法はないのかな?」と思ったことはありますか。わたしが初めて会う人に保険代理店をしていると自己紹介をすると、「自動車保険をお得に入るにはどうしたら良いでしょうか」と相談されることがあります。
「お得」という言葉は、人それぞれの解釈があるので難しい相談です。しかし詳しく話を聞くと、多くの人は自動車保険の「お得」とは「無駄なく保険料が抑えられて、いざという時の補償も申し分ない」「賢く入りたい、上手く入りたい」という解釈が多いです。
スーパーの野菜などのように値引きが出来れば「お得」と感じやすいですが、保険は値引きが出来ません。補償内容を外したり、補償額を少なくする以外に契約者が支払う保険料を抑える方法がありません。
そこで自分に合った条件や補償を見つけ、そのうえ保険料も抑えられ、いかに「お得な自動車保険に入れた」と感じられるか。この点に注目して自動車保険のお得な入り方を説明します。
1.保険内容を見直す事でお得に感じる
先述の通り「お得に入りたい」と思っている人は、「無駄な保険に入りたくない」と言う気持ちの裏返しである事が多いです。まずは今加入している保険の見直すポイントを説明します。見直した結果、保険料が安くなる可能性もあり、お得に感じるかもしれません。
自動車保険を見直す方法は4つになります。
①条件を見直す
②補償を見直す
③記名被保険者を見直す
④保険会社を見直す
これらを見直すことであなたの保険で必要か不必要か判断でき、無駄な補償、条件で加入ることがなくなります。その結果、今の保険料よりお得になる可能性もあります。4つの方法のそれぞれの説明を順にしていきます。
2.「条件を見直す」ことで得をする
ここでいう条件とは以下の項目のことです。
・年齢条件
・運転者限定
・使用目的
それぞれ順に説明していきます。
【年齢条件】
年齢条件の設定を勘違いして通常よりも高い保険料支払っている場合があります。年齢条件は対象の車を運転する人の年齢により保険料が変わります。
契約する人も主に運転する人も同じであれば、自分自身の年齢に合わせた条件をすぐ決めることが出来ます。しかし、自分以外の配偶者や家族・他人の人が運転する場合、年齢条件が判りにくくなります。
例えば、契約者(記名被保険者)の年齢が30歳の場合、本人以外に乗ることが無ければ「26歳以上」や「30歳以上」という自分の年齢に応じた条件を当てはめれば済みます。
しかし、配偶者や同居の家族も運転するときは、配偶者や同居の家族のなかで一番若い人を年齢条件の基準にしなければなりません。例えば22歳の弟が乗る場合、契約者は30歳ですが、弟を年齢条件の基準にしなければなりません。つまり、年齢条件は「21歳以上」にしなければなりません。
しかし、通販型の保険に入っている人で、年齢条件を別居の未婚の子供や離れて暮らす結婚して別の所に住んでいる娘の年齢に合わせて年齢条件を設定している人がいます。
実は年齢条件の対象者は同居の親族なので、別に住んでいる家族の年齢は関係無いのです。
このように、35歳以上の年齢条件でも別居の未婚の子や、それ以外の人は35歳以下でも保険の対象になります。詳しい説明はこの記事でも書いていますので参考にしてください。
以上のように、間違った解釈で年齢条件を設定しているかもしれないので、上の図を参考に年齢条件を見直してください。
【運転者条件】
運転者条件も契約をするときに迷う人が多い条件の一つです。自分以外にほとんど運転をする人がいない場合でも「家族がたまに運転するかも」「旅行の時友達が運転するかも」など色々想像してしまいます。
その結果、頻度が極めて少ない人まで含めた条件にしてしまいます。運転者条件で「本人・配偶者限定」と「運転者限定無し」の保険料の差が下記になります。
友達や他の人が頻繁に運転する人であれば、限定無の保険料は安いと感じるかもしれません。しかし年に2、3回他人が運転する人には高いと感じるかもしれません。そのため私は、年に2、3回のみ運転する人を運転者条件に入れないように勧めます。
しかし、自分が設定した運転者条件以外の人が、どうしても運転せざるをえない場合があるかもしれません。その時は保険会社へ条件の変更手続きをすれば、即日で運転者条件を変えることができます。
変更手続きについては後ほど詳しく説明します。
【使用目的】
別の記事でも詳しく書いていますが、使用目的をあなたの生活用途に合わせて設定することも保険料を抑えられる一つの方法です。
例えば「もしかしたら通勤で利用するかもしれないから、とりあえず通勤使用にしておこう」と契約をしたものの、一年を通して通勤で利用するのは10回程度だったとします。
多くの保険会社が、使用目的を「日常・レジャー使用」にしても月14回程度であれば通勤で利用しても補償されます。先ほど紹介した記事では、「日常・レジャー」と「通勤・通学」使用の保険料の差額が年間で6,420円になります。これだけでも年間の保険料がお得になります。
使用目的を決めるときには、普段何の目的で、どのぐらいの頻度で運転しているかを良く考えてください。場合によっては日常レジャー使用で大丈夫かもしれません。
3.補償を見直すことで得するか?
別の記事でどのような補償に入るのが良いのか、詳しく解説しました。補償について見直すことで保険料を抑えることは出来ます。しかし、補償をむやみに外すと事故の時に多額の自己負担が発生する恐れがあります。
今回は絶対外してはいけない補償内容、見直す余地のある補償をポイントとしてまとめました。
・対人賠償、対物賠償は無制限にしなければならない(他人の命、他人の物の価値は自分では決められない)
・家族が一緒に車に同乗する場合、人身傷害は5000万円以上(医療費は予想以上にかかります)
・車両保険は保険料の変動が一番大きい補償。慎重に見直してみる
それぞれの項目を詳しく解説した記事を参考にしてください。それぞれの項目に注目しながら補償内容の見直しをしてください。
4.契約途中での条件や補償の変更をすることで賢く、お得に見直しできる
今までの章で契約をする時や、更新をする時に見直す方法を説明しました。しかし慎重に検討して契約した後に「やっぱりこうしておけば良かった」と思う場面も出て来るかもしれません。
そのような場合でも大丈夫です。各種の条件や補償は契約途中で変更が可能だからです。
例えば「本人・配偶者限定」の契約者が友達同士で旅行に行くことになりました。そして契約者の車を利用する事になったとします。旅行中に友達と交代して運転する事になった場合、今の運転者条件では友達が運転中に事故をしてしまうと補償されません。
そこで友達が運転することが可能にするための条件に変更する必要があります。そのような場合でも、ほとんどの補償内容や条件は契約途中から変更することは可能です。しかもパソコンの手続きや保険会社、代理店に連絡することで、その日から補償や条件を変更することができます。
変更はいつでも出来るので、契約開始時にとりあえず決めた内容も状況を見て変更する事で無駄なく保険に加入できます。
当社にも運転者条件をこまめに変更手続きする契約者がいます。普段は夫婦二人暮らしなので「本人・配偶者限定」ですが、時折一人暮らしの息子さんが帰ってきて運転します。その時は息子さんが戻ってくる前日に、当社へ「家族限定」に変更を申し出されます。
たまに乗るからといって契約開始から家族限定にするのではなく、年に数回息子さんが乗るために運転者条件を変更することで、年間を通して保険料が安く抑えられます。保険を賢く運用している良い例です。
以上のように契約の締結の時だけでなく契約後にも補償を見直すことで、年間を通して無駄な保険料をお得に抑えることが出来ます。
保険の入り方だけでなく、自動車保険をお得に運用するおすすめの方法です。
5.記名被保険者を見直してみることで得するケース
同居の家族や配偶者でゴールド免許の人がいるのであれば、その人を記名被保険者にするのも保険料を抑える方法です。
記名被保険者は「主に契約自動車を運転する人」として登録する決まりになっています。多くの人が「記名被保険者=メインで車を運転する人」ということで、あまり深く考えずに契約をします。しかし、記名被保険者がブルー免許かゴールド免許で保険料は変わります。
例えば、下記のように家族間でゴールド免許保有者がいる場合、記名被保険者を契約開始時に変更することで保険料が抑えられます。
「家族限定」の人が子供や親、配偶者に記名被保険者を変えても保険が効く人に変わりはありません。これが記名被保険者をゴールド免許取得者に変えることで得するケースです。
但し気を付けて欲しい事が三点あります。
①親に記名被保険者を変更する場合、親が60歳以降になると保険会社によっては保険料が今までより高くなる場合があります。そのため、親に変える場合には自分が記名被保険者の場合と親が記名被保険者の場合と二つ見積もりを作って比較することをおすすめします。
②記名被保険者を変えることで運転者条件に誤りが出てこないか確認してください。上図の場合、契約者が記名被保険者の時に本人・配偶者限定にしていたとします。
本人・配偶者限定のまま記名被保険者を父親に変えてしまうと運転できるのは父親と母親だけになってしまい、契約者が運転すると保険が効かなくなります。この場合には本人・配偶者限定から家族限定に条件を変更する必要があります。
このように記名被保険者を変更するときは運転者条件にも注意をしてください。
③記名被保険者=主に運転する人という規定がある以上、保険会社によってはその点を厳しく指摘する場合があります。
例えば記名被保険者をゴールド免許の配偶者にしていて、自分が数回事故で保険を使用する場合です。
この時保険会社から「普段この車を運転しているのは配偶者の方ではなくあなたですか?」と聞かれるかもしれません。
代理店型の保険会社であれば指摘される場合は少ないですが、通販型はルールに厳しい会社が多いのでこういう場合があります。
その場合には契約途中でも記名被保険者の変更は出来ますので速やかに記名被保険者を変更すれば大丈夫です。翌年以降はゴールド免許割引にならないかもしれませんが、保険が効かないという心配は無くなります。
また気を付けて頂きたいのは契約途中でゴールド免許割引に変更することはできません。必ず契約開始の時にゴールド免許割引を使える形で契約をしてください。
6.保険代理店が感じるお得な補償
ここでは私が普段自動車保険に接していて「この補償はいざという時に役に立つな、お得だな」と感じる補償を一つ紹介します。
傷害一時費用保険金を上手に活用する
普段から自動車保険に接していて、「この補償はお得だな」と感じるのは「傷害一時費用保険金」です。
これは保険会社ごとに補償名称が異なります。「入通院定額給付金」や「搭乗者傷害特約」などと呼んでいる会社もあります。
この補償は人身傷害補償に加えて付けるオプション補償のようなものです。具体的には自動車事故でけがを負った場合に通院や入院で5日以上病院に行った場合、保険金が支払われるというものです。
この補償は保険会社によって保険金が異なりますが、多くの保険会社で10万円の保険金をもらえます。また、この補償に倍額補償のオプションを付けると20万円の保険金になります。なお、倍額補償のオプションは付けられない保険会社もあります。
この補償の良い点は二点あります。
①過失ゼロのもらい事故でも受け取れる
②様々な損失に補てんできる
①のもらい事故でも受け取れる点について説明します。例えば後ろから追突された事故で相手が全額こちらの修理代やけがの治療費を支払う場合でも、この傷害一時金は自分の保険会社から受け取ることが出来ます。
「自分の保険会社から保険金を受け取ったら来年の保険料上がるんじゃないの?」と不安に思うかもしれませんが、大丈夫です。この補償を受けるだけでは保険料を決める「等級」に影響はされないので、安心して受け取ってください。
②自動車事故では様々な損失が生じます。例えば保険を使用することによる保険料の値上げなどがあります。事故によって自分に過失が発生した場合、損害が高額になると自分の自動車保険を使って相手に対してや自分の車についての補償を行います。
自分の保険を使用した場合、翌年の保険料が高くなります。保険を使用するとこのぐらい保険料が上がります。
ー | 次契約 | 2年目 | 3年目 | 累計 |
等級 | 18 | 19 | 20 | ー |
事故あり係数適用期間 | 0 | 0 | 0 | ー |
年間保険料 | 113,000円 | 111,000円 | 91,000円 | 315,000円 |
B:保険を使った場合(概算)
ー | 次契約 | 2年目 | 3年目 | 累計 |
等級 | 14 | 15 | 16 | ー |
事故あり係数適用期間 | 3 | 2 | 1 | ー |
年間保険料 | 170,000円 | 165,000円 | 158,000円 | 493,000円 |
年間保険料 | 57,000円 | 54,000円 | 67,000円 | 178,000円 |
この保険料の値上げは損害額に関係なく一律です。例えば、自分の負担分が100万円の場合であっても、負担分が15万円の場合であっても保険を使った後の保険料の値上げはどちらも同じ178,000円になります。
自分が相手に追突して自分の損害と相手の損害が合わせて数百万円にもなった場合は上記の保険料の値上げも仕方がないと納得いきます。
しかし、お互いに過失が伴うような事故で自分の負担分が20万円以下の場合、保険料の値上げを考えると、保険を使っても自己負担でもあまり変わりません。保険を使うにせよ自己負担にせよ、どちらも大きな出費と感じてしまいます。
そのような時にこの傷害一時金があれば、保険料の値上げ分をある程度補てんできます。
それ以外にも車両保険に加入していない場合には修理代の補てんにもなります。このように傷害一時金があると事故で損失した場合でも少しは気持ちが楽になります。
この傷害一時費用保険金は多くの契約者から、「お得だった」と感想をもらっている補償です。
一点、気を付けて欲しい点があります。「傷害一時費用保険金」はケガで通院、入院をしたときに保険金をもらえるため、ケガをしていない場合には補償されません。その点は十分気を付けてください。
7.保険会社を見直す
もしあなたが今加入中の保険会社やこれから加入を検討している保険会社に愛着やこだわる理由が無いのであれば、保険会社を見直すのも一つの方法です。
同じ補償内容でも保険会社でそれぞれ保険料が異なります。同じ補償内容で一番安い保険会社で加入すれば「お得に入ることが出来た」と実感できます。
これは一括見積サイトで同じ補償内容で見積りを取った保険料の比較です。
保険契約者(記名被保険者)
・27歳男性・独身
・免許の色:ブルー
・等級料率:16等級・車名:トヨタ・プリウス(型式:DAA-ZVW30)
・初度登録:平成26年5月【年齢条件】:26歳以上
【運転者限定】:本人・配偶者限定補償内容
【対人賠償】:無制限
【対物賠償】:無制限
(対物全損時修理差額費用特約付き)
【人身傷害】:5000万円(乗車中のみ)
【車両保険】:一般条件
(自損事故まで補償するタイプ)
車両価格145万円 自己負担0円・2回目以降10万円【その他特約】:弁護士費用特約(自動車事故のみ)
保険会社 | 年間保険料 |
アクサダイレクト | 92,920円 |
チューリッヒ | 101,070円 |
イーデザイン損保 | 100,340円 |
おとなの自動車保険 | 135,990円 |
ソニー損保 | 82,120円 |
SBI損保 | 87,830円 |
まとめ
今回はお得な自動車保険の入り方について解説しました。保険に入るとき、更新するとき、しっかりと自分の必要な補償や条件を見直してください。
そして契約途中でも見直しできるものがあれば変更手続きをしてください。
この記事を参考にして、一年を通して少しでも自動車保険をお得にしてください。
日常・レジャー使用なのに通勤中に事故!~使用目的外の自動車保険の補償について~
あなたは、保険契約の時に決めた使用目的以外で事故が起きた場合、保険は適用されると思いますか?
これは実際に私の所へ事故相談として入ってきた事例です。相談者は普段、電車通勤でマイカーを利用するのは休日ぐらいでした。自動車保険の契約で「使用目的」は「日常・レジャー使用」でした。ここまでは何の問題もありません。
相談者が転勤を機にマイカー通勤になりました。相談者は通勤も「日常」だと思い、そのままの「日常・レジャー使用」でマイカー通勤をするようになりました。そんなある日、通勤中に事故を起こしてしまいました。保険会社に連絡をしたところ「契約者様の使用目的は日常・レジャー使用のため、通勤中の事故は補償されません」と言われてしまいました。
この相談者のように今まで休日以外にマイカーを利用する人が「使用目的」について深く理解しようと思う機会は少ないです。
しかし、実際に事故が起きた場合に「使用目的を理解していませんでした」と言っても、保険会社は補償しないかもしれません。使用目的を理解することはとても重要なことです。このページを読んで、ぜひ使用目的を理解してください。
自動車保険の使用目的とは何か?
「使用目的」と聞いても、良く解らない人もいるのではないでしょうか。まずは自動車保険における「使用目的」の定義、仕組みについて説明します。
使用目的の仕組みについて
「使用目的」とは、契約者が自動車を普段どのような目的で運転するかを区別するための仕組みです。主な使用目的は、「日常・レジャー使用」「通勤・通学使用」「業務使用」の3つです。それぞれの使用目的の説明をまとめました。
このように、「日常・レジャー使用」が一番運転する機会が少ない人になります。反対に「業務使用」の人は自分の車を運転する機会が一番多い人です。仕事中でも休日のドライブ中でも事故の場合は保険で補償されます。
なぜ使用目的を細かく分けるかというと、使用目的ごとに事故率が変わるからです。当サイトの別記事で走行距離と事故率が比例すると記載しましたが、それと理屈は同じです。
自動車の運転を休日に利用する人と、通勤で利用する人では運転する頻度も距離も違います。
国土交通省の「現状の交通等の分析」という統計によると、「日常・レジャー使用」の人の走行距離は約35キロになります。 「通勤・通学使用」の人の一日の平均走行距離は約10キロです。それを一週間のうち5日間通勤と計算しますと、1週間の走行距離は約50キロになります。
業務で利用する人の走行距離は一日約14キロになります。通勤と含めますと一日24キロになります。業務使用の一週間の走行距離は約120キロになります。日常レジャー使用の一週間の走行距離は一週間で約35キロなので、業務使用と日常レジャー使用の一週間走行距離の差は85キロになります。これだけ使用目的の違いで、一週間の走行距離は変わります。
このように、使用目的と走行距離には因果関係があることが判ります。おのずと走行距離の多い使用目的の場合、事故率も上がるのです。
走行距離で保険料を変えるのと同様で、それぞれの目的ごとに異なる事故率に対して保険料の不公平感をなくすために使用目的を設けています。
使用目的ごとの保険料について
先述のように使用目的ごとに保険料は変わります。それでは実際に、使用目的ごとにどのぐらい保険料が変わるのでしょうか。ここでは使用目的ごとにどのぐらい保険料が変化していくのか見ていきます。
具体的な対象車両と補償内容は以下の設定になります。
【対象条件】
保険契約者(記名被保険者)
・37歳男性
・免許の色:ゴールド
・等級:16等級
※等級とはその人の事故状況によって保険料を決める、ランクのようなものです。最初は6等級から始まり、無事故であれば毎年1等級ずつあがり、最大20等級まであがります。
対象自動車:トヨタ・プリウス(型式:DAA-ZVW30)
初度登録:平成26年5月
【年齢条件】:35歳以上
【運転者限定】:本人・配偶者限定
〇補償内容
【対人賠償】:無制限
【対物賠償】:無制限
(対物全損時修理差額費用特約付き)
【人身傷害】:5000万円(乗車中のみ)
【車両保険】:一般条件
(自損事故まで補償するタイプ)
車両価格145万円 自己負担0円・2回目以降10万円
【その他特約】:弁護士費用特約(自動車事故のみ)
上記の条件を基に、それぞれの使用目的の保険料を下記にまとめました。
使用目的ごとの保険料比較
使用目的 | 日常・レジャー使用 | 通勤・通学使用 | 業務使用 |
保険料 | 84,520円 | 90,940円 | 98,120円 |
~代理店型損害保険会社にて見積もり~
日常・レジャー使用と業務使用では保険料の差額が13,600円になります。かなりの差額が発生します。
正しく決めなければならない使用目的
先ほどの図からもわかるように、使用目的ごとの保険料に差額が出ます。しかし、使用目的で保険料の差額があることを知らない人も多いです。
「そこまで徹底して使用目的を明確にしなければならないの?」「使用目的が変わっても保険会社に連絡する必要あるの?」と質問をされることもあります。しかし、使用目的は自分の運転する目的に合わせて正確に設定しなければなりません。その理由をこれから説明していきます。
使用目的の告知義務
自動車保険を契約するにあたり、保険会社は契約者に対して使用目的を告知義務としています。
~損保ジャパン日本興亜㈱重要事項説明書より一部抜粋~
なぜ契約者が保険会社に告知義務をするのかというと、告知義務の該当項目には保険料の変動が生じるためです。
例えば告知義務に「記名被保険者の生年月日の告知」があります。「記名被保険者」とは契約自動車を主に運転する人の事です。年齢条件について詳しく書いた記事がありますが、記名被保険者の年齢によって保険料は大きく変わります。
使用目的もこれとおなじです。保険料に反映される項目である以上、使用目的は正しく正確に告知する義務があるのです。
使用目的に対する告知義務違反
使用目的を告知するときに嘘をついた場合は、告知義務違反として補償されない可能性があります。先ほど記載した通り、告知義務の項目は保険料に反映されます。
記名被保険者の生年月日を例にすると解りやすくなります。例えば年齢条件で21歳以上の条件に当てはまる人が、高い保険料になるのを避けるため、記名被保険者の生年月日を35歳以上に設定できるように嘘の告知をしたとします。
その結果、保険料は安くなります。しかし、実際に事故が起きた時に記名被保険者の生年月日は保険会社にばれてしまいます。なぜなら、警察に届け出る事故証明で免許提出の義務があるからです。
保険会社は事故証明書を取り付けた結果、告知義務違反と判断し、保険は効かない(補償されない)ことになります。
このように、告知義務違反というのは保険の補償を受けられない可能性があります。
使用目的以外で運転中に事故を起こしてしまった場合
使用目的について契約者は正確に告知する義務があることは理解できたと思います。しかし、月に数回程度通勤で使う人は「通勤・通学使用」にしなければならないかというと、必ずしもそうではありません。
保険会社によっては使用目的の境目があいまいな場合があるからです。例えば、東京海上日動火災の使用目的ごとの目安がこちらになります。
業務使用:契約の自動車を年間を通じて平均月15日以上仕事(通勤を除きます。)に使用する場合
通勤・通学使用:契約の自動車を年間通じ平均15日以上運転者自らの通勤・通学に使用する場合
このように、日常・レジャー使用の契約者が月平均で14回程度の通勤使用や業務使用した場合でも補償されることがあります。使用目的以外の使用でも、上記の条件を満たせば補償される可能性があるのです。しかし、「使用目的外で事故をした場合でも本当に補償されるの?」という疑問が出てきます。
そこで、私の経験も踏まえながらどのような場合には目的以外の利用でも補償されるのか。反対に補償されないのか。説明いたします。
使用目的外の事故で保険が支払われる事例【代理店型】
東京海上日動、三井住友海上などの大手損害保険会社の自動車保険。いわゆる「代理店型」の使用目的外の事故については、補償される可能性が高いです。
代理店型の自動車保険は通販型自動車保険と異なり、「走行距離」の告知はありません。そのため、使用目的外で事故をした場合にどのぐらいの頻度で目的外の利用をしたか確認をされることはありますが、走行距離を調べるなどの細かい調査は入りません。
当社で実際にあった使用目的外の事故を例にします。当社の契約者が日常・レジャー使用目的であったにもかかわらず、職場の駐車場で事故を起こしたときがありました。
当然職場の駐車場の事故では日常・レジャー使用とは言えません。完全な通勤使用になります。保険会社から使用目的外の指摘を受けました。
しかし、普段は自転車通勤でその日はたまたま自動車通勤という話をしたところ、細かい調査は無しで保険使用を認められました。
この経験から、使用目的外でも初回の事故については比較的簡単に補償されると言えます。
使用目的以外の事故で保険が支払われる事例【通販型】
通販型の保険会社も日常レジャー使用と通勤使用の境目はあいまいです。上記の図と同じような規定の保険会社が多いです。
ただし、代理店型と異なるのは「走行距離」で保険料が変動する会社の場合です。
先ほどと同じ状況を踏まえて説明します。「日常・レジャー使用」の契約者が勤務先で事故をしてしまった場合、代理店型の会社は先述の通り通勤で使用する場合の頻度をヒアリングされたのみでした。しかし、走行距離で保険料が変わる通販型の会社では頻度以外に「走行距離」の調査やヒアリングを実施されるかもしれません。
「通勤使用は週1回程度です」と主張しても、調査により走行距離が契約当初に申告していた走行距離を超えていた場合、ほぼ毎日通勤で使用していると判断されます。この結果、保険の使用が認められない可能性もあります。
走行距離を申告する通販型保険会社の場合、使用目的については代理店型よりも慎重に選択する必要があります。
使用目的以外の事故で保険が支払われない事例【代理店型】
代理店型で保険金が支払われない事例もあります。私の経験としてあるのは、数回使用目的外の事故で保険金を支払った場合です。
これは少し特殊な例なので今回の内容に該当するか難しいですが、使用目的外により補償できないという判断だったので紹介します。
それは当社に予約なしで来店してきた人の話です。その人は自動車保険の新規契約を希望してきました。新規契約は今まで自動車保険に加入したことがないということです。しかし見た目は40代前半ぐらいの人なので、今まで自動車保険に未加入なのは怪しいと判断しました。そこで、とりあえず契約手続きをして、その人の過去の保険契約した履歴があるか保険会社に依頼しました。
その結果、保険会社よりこの人が別の保険会社で以前トラブルがあったことが発覚しました。以前の保険会社で使用目的外の複数使用で最終的に保険の使用を認めないことが判明しました。
恐らくその人は別の保険会社ならバレないだろうと当社に予約なしに来店し契約を希望したのだと思います。
具体的な規定は無いので何回というのは難しいですが、保険会社は一度目の目的外使用の際に使用目的の変更を促します。そのまま変更せずまた使用目的外で事故をした場合に、細かい調査が入るかもしれません。
そのため今後も目的外使用が続くようであれば、使用目的の変更をお勧めします。
使用目的以外の事故で保険が支払われない事例【通販型】
通販型の場合は代理店型よりも使用外目的で補償が支払われない可能性が高いです。代理店型よりも通販型の方が支払いに厳しい理由は、契約者からの保険料の安さで差別化を図っているからです。無駄な出費を抑えなければ保険料の安さを維持できないため、事故の保険金の支払いに厳しくなるのです。
通販型の保険会社に使用目的外利用について確認したところ、明確な回答をもらうことはできませんでした。しかし、以前通販型保険会社に質問をした際に下記のような回答をもらったことがありました。
上記の内容で「告知義務違反、通知義務違反では保険金を支払わない」と記載されています。使用目的は「告知義務」で、使用目的の変更は「通知義務」になります。これに違反すると「補償されない。契約解除される場合がある」と回答がきました。
通販型の使用目的外の事故は初回から補償されない場合や徹底した調査をされるかもしれません。日常レジャー使用で通勤に使用する回数が、一ヶ月に12から14回程度の人は念のため通勤使用にする方が良いかもしれません。
使用目的を迷った時にどちらにするかを選ぶ方法
今までの内容から見て使用目的外の車の利用について、告知義務違反という厳しい面もありますが、「反対に使用回数が月平均14回以下なら日常レジャー使用で大丈夫」など非常にあいまいな部分が見られます。
「月平均14回以下の使用なら良いと記載されているのに、なぜ二度使用目的外の利用で補償されないの?」と感じる人もいるでしょう。
しかし、保険会社の立場とすると正確な告知をして通勤使用の保険料を支払う人と、保険料を安くするために虚偽で日常レジャー使用と告知する人の不公平を出してはいけません。
そうは言っても自分がどちらの使用目的を利用すべきか迷う原因にもなります。
無駄のない使用目的の決定方法
そこで使用目的の選択に迷った時にどちらにした方が良いか、一つの指標としてフローチャートを用意しました。
私の経験上、代理店型と通販型には保険支払いについて明確な優劣があります。代理店型は保険料が高いですが、非常に融通が効きます。そのためフローチャートでも「平均月15日以上の通勤通学使用しない人」で代理店型を選択する人は日常・レジャー使用にしました。
通販型は保険料が安い分、保険金支払いは非常に厳格です。そのため月平均10日程度でも、日常レジャー使用の人と同じぐらいの走行距離(10,000キロ以下)を申告する人は「通勤・通学使用」をお勧めします。
「日常・レジャー使用」にしてしまうと使用目的外の事故で補償されない可能性があるからです。通販型の「通勤・通学使用」にしても、代理店型の「日常・レジャー使用」よりも保険料は安いかもしれません。
一括見積などで「日常・レジャー」と「通勤・通学使用」で通販型と代理店型の両方から見積もりを取って比較してみてください。見積もりの結果、通販型の通勤使用が代理店型の日常レジャー使用より安い結果が出るかもしれません。保険料で保険会社を選定する場合には利用してください。
使用目的を契約途中で変える
通勤使用の頻度が日常レジャー使用の範囲に入るため、どちらにすべきか迷った場合には契約途中で使用目的を変えることも保険料を抑える一つの方法です。契約途中で使用目的を変更した場合、月単位で保険料が変動します。
例えば契約当初は週に1回程度の通勤使用と想定した人が、使用目的を日常レジャー使用にしたとします。しかし、月を重ねるたびに通勤使用の頻度が多くなりました。週に3回程度利用することになった時点で使用目的を変更するのです。
そうすればその月から残りの契約日までの保険料が通勤使用の保険料になります。この場合、契約当初から通勤使用にした人と比べると年間保険料を抑えることが出来ます。
このように契約の開始時点で通勤使用の頻度が少ない場合、日常レジャー使用で契約をします。そして契約途中から通勤使用の頻度が多くなった場合、使用目的を変更します。こうすることで契約開始から通勤使用で契約するよりも保険料が年間で3,000円近く安くなります。
この方法を利用すると補償されるか否かの心配する必要もなくなり、保険料も抑えられます。
契約するときに使用頻度が月15回前後のあいまいな場合には、このように契約途中の使用目的の変更も検討してください。
まとめ
車を買ったばかりでこれから通勤・通学でどのぐらい利用するのか解らない人は、使用目的を決めるのは難しいです。先ほどのフローチャートを見ながら使用目的を決めるのも解決の一つです。とりあえず使用目的を日常レジャーにしておいて、契約途中で通勤通学使用に変更するのも一つの方法です。
しかし、どちらの方法でも不安が残る場合には使用目的を「通勤・通学」使用にする事をおすすめします。日常レジャー使用で契約しておきながら通勤で使う場合、「保険が効かなかったらどうしよう」と心配しながら運転するのは良くありません。
保険料を安く抑えることも大事ですが、補償内容や使用目的などの契約条件で嘘をついてまで保険料を安くしても意味がありません。結果嘘がばれてしまった時、保険会社は一切お金を支払ってくれないからです。
もしそれでも保険料を安くしたいと思うのであれば、使用目的などの条件をしっかりと申告する中でどの保険会社が一番安いかを選べばいいのです。
一括見積もりサイトで使用目的を「通勤・通学使用」に選択をして一番安い保険会社を検討する。これを行えば運転するときに「保険が効かなかったらどうしよう」と心配することもなくなります。
使用目的を正しく理解してそれに対応した条件で保険に加入することが一番大事です。
