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トップページ > 各保険会社・保険業界の研究 > セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」は本当に安いのか?事故対応は?
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セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」は本当に安いのか?事故対応は?

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セゾン 大人(おとな)の自動車保険 評判 口コミ

あなたはテレビのCMで「おとなの自動車保険」という言葉を目にして興味をもちませんか?

あなた自身も事故を起こしたことが無く、運転経験も積んでいます。「経験も積んで事故の可能性が低い年齢になっているのであれば、保険料は安くならないのか?」と疑問になります。

しかし、「通販型は周りでも事故やロードサービスの対応で良い評判を聞かない。今の保険会社に不満が大きくあるわけではないので切り替えるのは面倒。」そんな気持ちも出てきます。

今回はおとなの自動車保険がどんな保険内容でどんな保険会社なのか。年代でどのぐらい保険料が他社と比較して本当に安いのか。事故対応やロードサービスはどんなことをしてくれるのか。一緒に見ていきましょう。

もくじ

  • 1 大人の自動車保険(セゾン自動車火災保険)はどんな会社なのか?
  • 2 おとなの自動車保険保険の特徴
    • 2.1 車両事故無過失特約
    • 2.2 車両新価特約
    • 2.3 無保険者傷害補償無制限
  • 3 おとなの自動車保険は他社と比べて保険料は安いのか?
    • 3.1 40代を条件にした保険料の比較
    • 3.2 20代、30代を条件にした保険料の比較
  • 4 事故対応について
    • 4.1 事故対応の比較
  • 5 おとなの自動車保険のロードサービスはどうなのか?
  • 6 評判、口コミ
  • 7 まとめ
    • 7.1 おとなの自動車保険をおすすめする人
    • 7.2 おとなの自動車保険をおすすめしない人

大人の自動車保険(セゾン自動車火災保険)はどんな会社なのか?

それではまず大人の自動車保険を販売しているセゾン自動車火災保険とはどのような会社なのか一緒に見ていきましょう。

セゾン自動車火災保険は1982年に設立した会社です。もともとはオールステート自動車・火災保険という会社名でした。アメリカの外資系の会社でした。その後私鉄グループである西武(西武流通グループ)が資本を入れる形で社名を「セゾン自動車火災保険」になりました。

「セゾン」と聞いてクレジットカードのイメージが出てくるかもしれません。セゾン自動車火災保険はセゾンカードでおなじみのクレディセゾンの関連会社でした。

しかし、現在の主要株主は損保ジャパン日本興亜です。99%以上の株式を損保ジャパンが持っています。
つまり、セゾン自動車火災保険は代理店型自動車保険を販売している損保ジャパン日本興亜の子会社になります。

セゾン自動車火災保険は損保ジャパン日本興亜グループであることは様々な良い点があります。例えば事故対応や商品内容などが大手損害保険会社である損保ジャパン日本興亜の自動車保険に近いサービス内容を受けることができます。詳しいサービス内容についてはこの後書きます。

このように「おとなの自動車保険」を販売しているセゾン自動車火災保険は損保ジャパン日本興亜のグループ会社であり、毎月の保険料は通販型のお手頃さでサービスは代理店型に近いサービスを受けることができる会社と覚えてください。

おとなの自動車保険保険の特徴

先ほど、おとなの自動車保険は損保ジャパン日本興亜の自動車保険に近いサービスを受けることができると書きました。

おとなの自動車保険は他の通販型自動車保険にはない良い補償内容があります。

・車両事故無過失特約

・車両新価特約

・無保険者傷害補償無制限

順番に説明していきます。

車両事故無過失特約

この補償はあなたに過失が無い事故でも自分の保険を使うような状況になった場合に補償されるものです。

例えば、あなたが追突事故の被害にあったとします。通常であればぶつけてきた相手があなたの車の損害を補償します。しかし相手が無保険で修理代を払えないと言われてしまいました。

そんな時にこの無過失事故補償特約に入っていれば自分の車両保険を使って修理する事が出来ます。無過失事故補償が無くても車両保険に入っていれば修理することはできます。

しかし、この特約に入ってない場合は自分の保険の等級が3等級下がってしまいます。等級についてよくわからない時はこのページを見てください。

全く過失のない事故で等級が下がり、保険料が3年間高くなるのはとても損をした気持ちになります。そんな時にこの無過失事故補償に入っていれば等級が下がることなく車両保険を使うことができます。

この補償を受ける事が出来るのは通販型では

・セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)

・イーデザイン損保

・セコム損保

この3つの会社に限られています。セゾンは損保ジャパン、イーデザインは東京海上のグループ会社です。車両保険も入る予定であればこの無過失補償特約はおすすめします。

車両新価特約

この補償は簡単に言うと新車を購入後数年間で事故が起きた場合に新車購入価格の半分以上の損害に達すると新車相当額を支払うサービスです。

例えば200万円の新車を購入してこの特約に入ったとします。加入から数か月後に事故にあい110万円の修理代と認定されました。

通常の自動車保険ではこの110万円で修理をします。廃車にして新しい車に買い替えるとしても110万円を契約者に支払います。

しかし、車両新価特約に入っていれば110万円ではなく新車価格の200万円を契約者に支払います。この補償は長く車を乗るために新車を買った人を救済するものです。

新車を購入された方が購入してすぐ事故で大きな損害にあった場合、その後何年も乗ることに不安が残ります。その不安を解消するために新車を再度買ってもらえるお金を支払う特約になります。

新価特約に入るだけで110万円の補償が200万円まで上がるのは大きいです。私も自動車保険を販売するときは新車の方には必ず新価特約をおすすめします。

この新価特約が付けられる通販型の会社は

・セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)

・イーデザイン損保

・ソニー損保

この3つの会社のみになります。それ以外の会社では車両新価特約がありません。新車購入されて車両保険にも入るのであれば検討してください。

ただし一点気を付けることがあります。それは無過失事故保障特約と車両新価特約の両方を使う事は出来ません。

たとえば、200万円の新車を買って1ヶ月の車が追突被害事故にあったとします。相手の保険会社からは120万円の損害と条件を出されました。120万円もの修理をしてまで乗り続けたくないので新価特約を使って200万円もらいたいとなりました。

この時、無過失事故補償特約に入っていれば等級が下がらないと思うかもしれません。しかし、新価特約を使う場合には無過失事故保障特約は使うことが出来ません。3等級下がってしまいます。

3等級下げて新価特約を使うか、無過失事故保障特約を使って120万円の修理をするかのどちらかを選択することになります。

このように車両新価特約と車両無過失事故保障特約は二つ同時に使えないので注意してください。

車両新価特約と無過失事故補償特約は代理店型自動車保険においては多くの人が入っているものです。代理店型の保険会社で補償がないということはありません。

しかし、通販型においては補償自体がない会社もあります。どちらも興味があると思いますがその分保険料が高くなるかもしれません。

一括見積もりなどで他社と保険料を比較して上記の補償がある会社と無い会社の保険料に大きな差が無ければ加入を検討してみてください。

無保険者傷害補償無制限

この補償は任意保険に加入していない車にぶつけられケガを負ってしまった場合に役立つサービスです。
通常ケガを負わされたら相手から治療費や賠償金をもらいます。しかし相手が無保険で支払うお金が無いとしたらどうでしょう。

あなたはケガを負わされたあげく、今後の治療費を自己負担しなければならないかもしれません。
大事な契約者がこのような状況になった時に助けるのがこの補償です。この補償自体はどの保険会社にもあります。

しかし、通販型自動車保険の場合、多くの会社が2億円などの上限があります。ほとんどの場合、2億円もあれば十分に足ります。しかし小さいお子さんがケガを負って重度の後遺障害になると数億円の補償が必要になります。

おとなの自動車保険のターゲットは40代から50代の家族のいる世代です。そのため家族、特に小さいお子さんが車の事故で万が一の事態になってもしっかり補償が出来るようになっています。

おとなの自動車保険は他社と比べて保険料は安いのか?

おとなの自動車保険は40代から50代の人をターゲットにした保険です。また、走行距離が年間1万キロ以下の人をターゲットに保険が作られています。実際に他社と比較してどのぐらい保険料が安いのか見ていきましょう。

40代を条件にした保険料の比較

それでは40代の人がどのぐらいの保険料になるのか見ていきましょう。基本的な条件は以下になります。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:45歳

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件:26歳以上もしくは30歳、35歳以上(各保険会社の一番高い年齢条件)

運転者限定:家族限定(家族限定がない会社は「限定なし」で計算)

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

この条件で数台の車種と走行距離別で保険料を比較してみます。比較する保険会社はセゾン(おとなの自動車保険)と同じ通販型のSBI損保、ソニー損保、代理店型として東京海上日動の4社で比較します。

まずはヴィッツで保険料を調べて見ました。

45歳 トヨタヴィッツ 保険料 セゾン SBI損保 ソニー 東京海上 

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 44,510円 45,560円 58,030円 71,490円

ヴィッツではおとなの自動車保険がSBI、ソニー、東京海上よりも安い保険料になりました。おとなの自動車保険はメインターゲットを40代、50代と言っているだけあって他の保険会社よりも安い結果になりました。

続いてヴィッツよりも少し大きい車で比較して見ましょう。プリウスで各社の保険料を調べて見ました。

45歳 プリウス 保険料 セゾン SBI損保 ソニー損保 東京海上

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 52,860円 55,650円 73,020円 84,900円

プリウスでセゾン、SBI損保、ソニー損保、東京海上の各保険会社で保険料を比較して見ました。結果はヴィッツと一緒でおとなの自動車保険が一番安い保険料でした。他社よりも安く無過失事故補償のような他社にはない良い補償もついているのであればおとなの自動車保険を最有力候補にしたいと思いますよね。

それではもう少し車体が大きく、車両価格が高い車ではどうなのか調べて見ました。ヴェルファイアで各社の保険料がどうなのか見ていきましょう。

ヴェルファイア 自動車保険 比較 セゾン SBI損保 ソニー損保 東京海上

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 58,420円 56,040円 78,600円 90,620円

ヴェルファイアではおとなの自動車保険よりもSBI損保の方が安いという結果になりました。SBI損保の方がヴェルファイアクラスの車種に力を入れているのかもしれません。

45歳を対象にヴィッツ、プリウス、ヴェルファイアで保険料の比較をしてみました。基本はおとなの自動車保険が安い結果になりましたが、ヴェルファイアはSBI損保に負ける結果になりました。

このように様々な条件の違いで一番安い保険会社というのが変わってきます。あなたの車で希望する条件で一番安い保険会社がどこなのか。一括見積もりサイトで一度調べて見ると面白いですよ。

20代、30代を条件にした保険料の比較

さきほどは40代の保険料を比較しました。しかし、20代や30代が他社とどのぐらい異なるかも見てみたいと思いませんか?

おとなの自動車保険が40代、50代を一番安くしていると言っていますが、もしかしたら20代や30代でも安いかもしれません。

下記の条件で各社の比較をしていきましょう。

【保険料を出すための基礎条件】

年齢:20代(24歳)・30代(32歳)

年間走行距離:5000~10000Km

使用目的:日常・レジャー使用

車種:各車種をそれぞれ後述します。

年齢条件:20代は21歳以上・30代は26歳以上もしくは30歳以上

運転者限定:家族限定(家族限定がない会社は「限定なし」で計算)

等級:18等級

【補償内容】

対人賠償・対物賠償:無制限(対物超過あり)

人身傷害5000万円(搭乗中のみ)

車両保険:一般条件(自損事故の修理代まで補償するプラン)

免責:年1回目0円・2回目以降10万円

※免責とは保険を使うとき、自己負担する金額になります。

ロードサービス付き(ロードサービスでレッカー牽引使用後、レンタカー代まで補償)

その他特約:弁護士費用あり

先ほどの40代で提示した条件と基本的には一緒です。年齢条件だけ変更しました。年齢条件が20代前半は21歳以上、32歳は26歳、もしくは30歳以上にしています。それぞれの年代に応じて年齢条件を変更した形になります。

この条件でヴィッツ、プリウス、ヴェルファイアで各社の保険料を比較して見ましょう。

◉24歳のヴィッツの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 66,260円 67,730円 92,000円 106,780円

◉32歳のヴィッツの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 46,240円 46,950円 58,430円 81,130円

ヴィッツについては20代、30代ともにおとなの自動車保険がSBI損保よりも安い結果になりました。20代、30代はおとなの自動車保険のメインターゲットである40代、50代ではありません。しかし車種や条件によってはSBI損保よりも安い保険料になるという結果になりました。

続いてプリウスの保険料を見てみましょう。


◉24歳のプリウスの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 91,110円 83,990円 116,080円 128,610円

◉32歳のプリウスの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 55,780円 57,300円 73,090円 96,650円

プリウスの保険料はヴィッツと異なる結果になりました。20代、30代ともにおとなの自動車保険よりもSBI損保の方が安い保険料になりました。特に20代はSBI損保とおとなの自動車保険の保険料の差は約7,000円も開きがあります。

最後にヴェルファイアの保険料を見てみましょう。

ヴェルファイア 自動車保険 比較
◉24歳のヴェルファイアの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 92,220円 90,370円 115,150円 137,680円

◉32歳のヴェルファイアの保険料

保険会社 おとなの自動車保険(セゾン) SBI損保 ソニー損保 東京海上日動
年間保険料 60,490円 61,320円 78,600円 103,010円

ヴェルファイアは20代と30代で順位が異なりました。20代はSBI損保が、30代はおとなの自動車保険がそれぞれ安い保険料になりました。

以上のように各年代別に保険料を比較してみました。おとなの自動車保険は保険料が安いと評判のSBI損保と比べてもそんなに差が無い保険料でした。

検証する前のおとなの自動車保険の印象は大手損害保険会社の子会社なのでサービスは良くても保険料はそれなりに高いという印象を持ってました。

しかし、実際には通販型の自動車保険として安い保険料で契約できます。あなたの希望する条件によって異なるかもしれませんが、他社と比べて安いもしくは同じぐらいの保険料であれば前向きに検討出来るのではないでしょうか。

いずれにしても希望条件や車種によって他社とどのぐらい保険料が異なるのか解りませんので、一括見積もりなどで金額を比較してみることをおすすめします。

事故対応について

おとなの自動車保険は他の保険会社と比較しても保険料が安いという事が理解できました。しかし、安いだけでは自動車保険に入る意味はありません。事故対応やロードサービス、その他補償の充実も無ければ意味がありません。

そこで、おとなの自動車保険の事故対応について説明していきます。

おとなの自動車保険の魅力の一つとして挙げられるのは損保ジャパン日本興亜グループの事故対応力です。実際に事故が起きた時、全国の損保ジャパン日本興亜の事故センターを大いに利用できるのは魅力の一つです。

大手損害保険会社の傘下ではない通販型保険会社の場合、自社で全国の契約者に対して事故対応をしなければなりません。全国の拠点を作るのは多くの社員と事務所を確保しなければなりません。

しかし、保険料が魅力の通販型において事故センターをたくさん作るのは困難です。そのため全ての都道府県に設置するのではなく数県を管轄するセンターを作るので精一杯です。

その結果どうしてもきめ細やかな対応は難しくなります。例えば事故の相手があなたや保険会社に不満を持っていてクレームを入れたとします。

直接事故相手に訪問をすることが困難な地域の場合、直接保険会社の事故担当者が訪問することが出来ないのです。出来たとしてもその地域の依頼された提携会社のスタッフが訪問する程度です。この対応をされた場合、納得する人もいるかもしれませんが、誠意が足りないと怒る人も出てきます。

全国の都道府県すべてに事故センターが無い保険会社はこのようなデメリットがあります。

それに対しておとなの自動車保険は同じグループ会社である損保ジャパン日本興亜の事故センターを大いに利用できます。車の損害調査は全国に約250ヶ所ある損保ジャパン日本興亜の事故センターで対応します。事故の対応についての相手とのノウハウも損保ジャパンと共有します。

代理店型の保険料とは大きく異なるのでおとなの自動車保険に入れば損保ジャパンの契約者と同じサービスをすべて受けられる訳ではありません。しかし、グループ会社として様々なところでサポート体制がある点においては他の通販型自動車保険よりも安心感があります。

事故対応の比較

「事故のサービスセンターを損保ジャパングループを活用されることはわかりました。しかし、損保ジャパン自体が事故の対応で良い評判を聞きません。その点はどうなんですか?」

私は普段代理店型自動車保険を販売しています。雑談中にこのような質問をされることがあります。確かに損保ジャパン日本興亜の事故対応の評判は悪いということは聞きます。

~みん評より一部抜粋~

しかし、これはどの保険会社にも言えることです。反対に損保ジャパンに良くされたので別の会社から損保ジャパンに切り替えたという話も聞きます。

各保険会社の事故対応の評価は事故の当事者が満足行く結果を出してくれれば高くなります。反対に納得できる結果にならなければ評価が低くなります。

しかし、自動車事故というのは自分の思い通りにいかないことが多いと思ってください。

例えばあなたが直進道路を法定速度を守ってまっすぐ走っていたとします。そこにいきなり脇道から一時停止もせず車が割り込んできました。避けることができずにぶつかったとします。当然あなたは相手が全面的に悪いと感じるでしょう。

しかし、このような事故の場合、原則あなたにも過失がじゃっかん発生します。安全に運転していても前方の脇道から車が飛び出してくるかもしれないというのを予測して走ってないと見なされるのです。

こういう事故をお互い走行中の事故といいますが、お互いに走行中で過失が100対0になるのは追突事故や信号無視などごく一部です。このようなルールを事故に巻き込まれて初めて知る人が多いです。

ほとんどの人は一時停止を無視してぶつけた人が全部悪いとイメージします。ところが少し過失が自分に発生するので不満が出ます。その不満が保険会社の評判を悪くする原因にもなります。

簡単にいうと口コミや評判だけでは主観の意見が多く、どの保険会社が事故対応がいいのかわからなくなります。

そこで当サイトは各保険会社がどのような事故のサービスを行うかという事故対応のサービス項目で比較することにします。事故が起きた後にどのようなサービスを受けられるかを比較するのが一番客観的に評価できます。

各保険会社の事故対応をまとめたのが以下の図になります。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 セゾン自動車火災 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) 〇 × 〇 × × 〇 × 〇
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 状況に応じて実施 契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数 非公表 非公表 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数 630ヶ所(保証サービスが充実) 1000ヶ所 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※画面を横にスクロールすると全体が見れます。

おとなの自動車保険の事故サービスで一番メリットがあるのはALSOKによる事故現場急行サービスです。24時間365日事故にあった時は呼び出すことが出来ます。

事故が起きた時はどのように相手と対応して良いか解らないものです。警察に連絡する必要があるのか? 相手の住所や連絡先などを聞いた方が良いのか? 事故でぶつけた場所を写真撮っておいた方が良いのか?などなどその場で対応をやらないと保険がおりないのではないか?という不安が出てきます。

代理店型の自動車保険に入っていればそのような時に代理店担当者に連絡すれば色々とアドバイスしてくれます。しかし代理店の営業時間外や担当者と連絡が取れない時もあります。

この警備会社現場急行サービスはそんな不安を持った人にはとてもいいサービスです。

事故現場に来てから事故後の対応をアドバイスしてくれます。また事故現場の写真や相手の情報などを聞いてくれます。過失割合などのアドバイスや交渉は出来ませんが、事故時の必要最低限の情報はALSOKが聞いてくれるので非常に安心です。

このサービスが付いている会社はまだ少ないです。そういった意味でも事故現場での対応に不安がある場合にはおとなの自動車保険をおすすめします。

おとなの自動車保険のロードサービスはどうなのか?

保険会社を決めるうえでロードサービスの充実は大事なポイントです。事故の時の対応も同じぐらいに大事ですが、事故を起こす確率よりもロードサービスを利用する確率の方が高いからです。ロードサービスは事故で動かなくなった時にレッカーで引っ張るだけでなく様々な車のトラブルで役に立ちます。

例えばパンクで動かなくてもレッカーは利用できます。ガス欠により車が止まってもロードサービスで補給をしてくれる会社もあります。

ロードサービスは保険会社各社様々なサービスを提供しています。同じ保険料ならロードサービスが充実している方がお得と言えます。

それでは実際におとなの自動車保険が他社と比べてロードサービスの内容はどうなのか見ていきましょう。

通販型保険会社のロードサービス内容一覧

保険会社 セゾン自動車火災 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 搬送費用15万円を限度(最大300km) 50km 50km 35km 50km 60km 100km 搬送費用20万円を限度(最大250km)
ガス欠燃料補給 〇 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し × 〇 × 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

〇 〇 ×
宿泊費用 一人一泊1万円 一人一泊15,000円 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 一人20,000円 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 15万円 10万円 限度無 限度無 不明 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・つながるボタン

・つながるアプリ

・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

〇ペットホテル費用負担 ・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

〇ペットホテル費用負担     〇旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※横にスクロールすると全体を見ることができます。

おとなの自動車保険のロードサービスにはメリットとデメリットがそれぞれあります。

デメリットは雪道のスタック引き出しが出来ない点です。これは道路が積雪によりタイヤが空回りして抜け出せなくなった場合に行うサービスです。ロードサービスの牽引車などで引っ張ることで抜け出すことが出来ます。

多くの通販型自動車保険会社はこの引き出しは可能になっていますが、おとなの自動車保険はまだできません。雪道のスタックは積雪して渋滞になった時でも起こる可能性があります。しかし、スタックからの引き出しはJAF(日本自動車連盟)に加入していれば引っ張ってもらえます。

おとなの自動車保険に入る場合にはJAFの加入も併せて行えばこのデメリットは解消できます。

そしておとなの自動車保険のロードサービスのメリットはレッカーの搬送距離が長いという事です。通販型のロードサービスは長くても100キロです。それに比べておとなの自動車保険は最大350キロです。

おとなの自動車保険は他の通販型の自動車保険と異なりレッカー移動については異なるサービス方式です。それは搬送距離に上限を決めるのではなく、搬送費用で上限を決めていることです。

搬送費用で上限を決めるメリットは先ほど書いた走行距離が長くなるメリットもありますが、それ以外にも搬送に伴う諸費用も補償されるという点です。

たとえば事故でロードサービスを呼びたい場合にコールセンターの連絡先が解らなかったり、スマホの充電が切れていて自分で連絡が取れない状況だったとします。

そのような状況の時に現場の警察がレッカー会社を要請してくれます。ところが、多くの保険会社の場合、このレッカー会社は警察が呼んだところなので補償はしてくれません。レッカー費用を自己負担で対応しなくてはなりません。

あくまでも自分の保険会社のロードサービスで呼んだ時だけ無料で対応してくれるのです。しかし、おとなの自動車保険は諸費用を補償してくれるため警察が呼んだレッカー会社の費用でも15万円までなら補償してくれます。

これ以外にも自宅から離れたところでロードサービスを呼んだ時に一時預かりでレッカー会社の車庫に待機させる場合にも搬送費用15万円を限度に補償してくれます。

このようにレッカー距離の制限ではなく搬送費用には色々なメリットがあります。他社では自己負担が掛かる可能性のあるものでも15万円以内なら補償してくれるのです。

遠出される場合や事故現場でロードサービスの手配で不安な場合にはおとなの自動車保険のロードサービスはおすすめです。

評判、口コミ

実際のおとなの自動車保険の利用者からの評判はどうなのか気になると思います。いくつかの口コミをみん評さんより抜粋します。

〇いい意見

・セゾンに事故連絡をしてから、すぐ相手へ連絡を入れてもらい、細かく状況報告を受けて安心しました。また、事故による等級ダウンの費用と事故修理費用の比較などの的確なアドバイスをしてもらいました。次年度も引き続きお願いしたいと思います。

・私は万が一事故を起こした時のことを一番に考えて保険を選びました。セゾン自動車では基本保証にALSOKが事故現場をサポートしてくれるサービスが無料でついていて、女性の私にはとても心強く感じました。

・不安な気持ちでの事故の第一報を事故受付デスクの担当者に優しい口調で受けてもらい、まず一旦安心出来た。速やかに事故担当者を決めて、すぐに電話をもらい、優しい口調で親身に対応してくれて、全面的に任せることができる安心感に本当に救われた。

×わるい意見

・保険料が安いだけの会社です。バイクと事故を起こしました。先方が路側帯のすり抜けだったにも関わらず、8対2でこちらの過失ですね、と最初からから決められ、何の連絡も無し。しびれを切らして連絡すると、特約を使って第三者機関に調査依頼しませんか、と。先方が自賠責保険だったこともあり、ではお願いします、と言ったのち連絡無し。

・ 接触事故を起こし、連絡しましたが担当の女の人は本当にコールセンター並みであまり車のことも分からない様子でした。車両保険に入っているにも関わらず、やはり保険料を出したくないようで修理の見積もりで疑わしいところがあると言われました。3か所のキズのうち、2か所は疑わしと言われ、呆れました。あまりの酷い対応に二度とおとなの自動車保険には契約したくないです。

いかがでしょうか。先ほど事故対応の所で書きましたが、口コミや評判はとても主観的な意見が多いです。

例えば保険会社が1週間に1度事故の進捗(しんちょく)について連絡をしたとします。1週間に1度の連絡を「定期的に連絡をしてくれて安心する」という人もいれば、「何で毎日連絡してくれないの?」と不満を持つ人もいます。

また事故の対応についても担当者と契約者の性格の違いによる不満も出てきます。例えば意見や回答をはっきりと言う担当者だったとします。その担当者を「単刀直入に意見を言ってくれるから解りやすい」と評価する人もいれば、「こっちの立場になってくれず冷たい。もっと別の言い方もあるのでは」と評価する人もいます。

私は普段より様々な保険会社の担当者とやり取りをしています。そんな私だから言えることはどの保険会社でも高評価の担当者と低評価の担当者のどちらもいるという事です。

自分に取っての良い保険会社か悪い保険会社かの判断基準は補償内容やロードサービス、事故時の対応サービスで判断しましょう。サービス内容の項目は主観的ではなく客観的に判断することが大切です。

まとめ

今回はセゾン自動車火災が販売する「おとなの自動車保険」について解説しました。40代、50代をターゲットに保険料を安くしていますが、それ以外の20代、30代でも安い保険料で加入することが出来ます。

最後におとなの自動車保険をおすすめする人、おすすめしない人をまとめてみました。

おとなの自動車保険をおすすめする人

・40代、50代でプリウスやヴィッツと同等クラスの車種に乗っている

・保険料の安さだけではなく事故対応やロードサービスも重視している

・大手損害保険会社のグループ力に期待している

・遠出をする機会が多い

・事故時に現場に急行するサービスが欲しい

おとなの自動車保険をおすすめしない人

・20代前半で保険料が一番安い会社を毎年選びたい

・JAFに未加入で冬にスキーやスノーボードを多くやる

・年齢が30代、40代、50代でも一番安い保険会社を毎年選びたい

以上がおすすめする人、おすすめしない人になります。

今回SBI損保やソニー損保で保険料を出しましたが、車種や条件によってはおとなの自動車保険よりも安い通販型自動車保険があるかもしれません。

とにかく毎年一番安い保険会社を選びたいというのであれば一括見積もりサイトで毎年見直しを行ってください。

私としては保険料が他社と比べても安いか同じぐらいであればおとなの自動車保険はおすすめです。ALSOKの現場急行サービスは損保ジャパンの自動車保険でも追加料金が発生するサービスです。それを無料で利用できます。

また、ロードサービスの搬送費用15万円も損保ジャパンの自動車保険と同じサービス内容です。細かいサービスは損保ジャパンに劣るかもしれませんが、補償内容は損保ジャパングループの良さを前面に出しています。損保ジャパングループがセゾン自動車火災にかなり力を入れているのが商品内容からも伝わります。

他社と保険料を比較してみて値段や補償内容で満足できるようでしたら是非ご加入を検討してください。

自動車保険に迷ったら一括サイトを利用

 

あなたは今「どの保険会社に入って良いか迷っている」「一番安い保険会社を知りたい」と思ってませんか?

そんな時には一括見積サイトを利用してください。

私がおすすめするのは「保険スクエアbang!」です。

その理由は、最大19社の保険会社の見積もりが一回の手続きで取り寄せることが出来るからです。車検証や保険証券を用意すれば3分以内で手続きできます。

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「一括見積もりに興味はあるけど後から電話や訪問で勧誘されるのがイヤ」と、ためらっていた人も安心して利用できます。

一括見積もりサイトを利用すると「今の保険料とこんなに変わるんだ」と実感できます。気になった保険会社にはメールやチャットで直接質問も出来ます。

じっくり比較検討してから保険会社を選べるから安心です。

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運営者について

運営者:河原あたる
保険代理店に勤める現役の

保険営業マン。

 

代理店に勤める前は

ペーパードライバー。

 

保険業界に入るまで自動車保険の知識は

全くなかった。

 

現在では年間700件以上の自動車保険の新規・変更手続き、

 

年間300件以上の自動車事故の対応を行う。

 

自動車事故の場合には直接現場に行き、

契約者と相手との交渉なども行う。

 

自動車保険の知識ゼロから様々な経験を重ねることで理解した知識を、

 

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