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SBI損保の自動車保険は安心?評判や事故対応について詳しく解説

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SBI損保の自動車保険は安心か 不安はないのか

あなたは自動車保険の見直しを検討していて、色々調べた結果「SBI損保は安くて魅力的だな」と思ってませんか?

しかし同時に「安いだけあってサービスは大丈夫なのか? 」

「いざとなったらお金を出さないのでは? 」

「潰れるような会社じゃないよね?」など、魅力の反面不安も感じてしまいます。

私は普段から保険を販売、事故対応をしている保険のプロです。今回はそんな私が直接当社の契約者の事故相手やSBI損保から当社の保険に切り替わった契約者から聞いた経験を基に、SBI損保の評価をしていきます。

もくじ

  • 1 SBI損保ってどんな会社?
    • 1.1 SBI損保のあらまし
    • 1.2 SBI損保の収入はどれぐらいか?
    • 1.3 SBI損保の損害率はどのぐらいか?
    • 1.4 結論自動車保険会社として信用できるか?
  • 2 SBIのメリットは保険料の安さ
    • 2.1 他社と比べた保険料の安さ
    • 2.2 わからない事はチャットですぐ答えてくれる
  • 3 肝心な補償内容はどうか?
    • 3.1 主な補償内容について
    • 3.2 ロードサービスの内容について
    • 3.3 事故対応について
    • 3.4 いざの時はしっかりお金を支払ってくれますか?
  • 4 SBI損保のデメリット
    • 4.1 複数回の保険使用で更新できない
  • 5 実際に聞いたSBI損保の口コミ、評判
  • 6 まとめ「SBI損保がオススメか?」

SBI損保ってどんな会社?

まずはSBI損保がどのような会社なのか理解する事が大切です。なぜなら会社の事が解らなければ、いざの時にあなたが損をしてしまうからです。

極端な例で言えば、保険料が一番安いから加入したものの、その保険会社には1000万円しか無いとします。

もし2000万円の事故が発生したら、保険会社は支払えません。事故の相手からクレームが来てもどうする事も出来ません。

そうならないように、保険料だけではなく、保険会社の事も理解する事が大事になります。

SBI損保のあらまし

まずはSBI損保がどのような会社なのか見ていきましょう。SBI損保は「SBIホールディングス」の関連会社になります。

SBIホールディングスのもとをたどると、孫正義氏率いるソフトバンクグループの証券会社部門でした。「ソフトバンクインベストメント」の頭文字を取って「SBI」となりました。現在はソフトバンクとの資本関係はありません。

SBI損保の収入はどれぐらいか?

つぎにSBI損保の収入についてです。SBI損保が自動車保険の契約者からどのぐらいの保険料をもらっているか調べていきましょう。

SBI損保の株主向けに公表しているIR情報を見ますと、自動車保険の収入(正味収入保険料)は232億円となっています。「232億円」と言ってもどのぐらいの規模なのか解りづらいと思います。そこで、主要な自動車保険会社の収入一覧を載せます。

各保険会社の正味収入保険料(その会社の業績や売上規模を示す指標となるもの)

会社名 正味収入保険料
SBI損保 232億円
ソニー損保 897億円
アクサダイレクト 485億円
三井ダイレクト損保 370億円
セゾン自動車火災 283億円
イーデザイン損保 279億円
チューリッヒ保険会社 129億円
そんぽ24 133億円
セコム損保 77億円
損保ジャパン日本興亜 10,777億円
東京海上日動火災 10,644億円
あいおいニッセイ同和損保 6,840億円
三井住友海上火災 6,592億円

「代理店型自動車保険」である、損保ジャパン日本興亜や東京海上日動などは保険料も保険契約者も大幅に違います。(「メガ損保会社」とも呼ばれます。)参考程度に見てください。

ソニー損保以下の緑色の会社がSBI損保と同じ「通販型自動車保険会社」になります。通販型自動車保険においてはSBI損保は中間からやや小さい規模になります。通販型の中でもセゾンや三井ダイレクト、イーデザイン損保などは上記のメガ損害保険会社の関連会社になります。テレビCMなども大きくやっています。

それに比べてSBI損保は大手ではない、「独立型」の損害保険会社です。テレビCMで認知をする形ではなく、インターネット広告や口コミなどでこコマで売り上げをあげています。それを考えると健闘していると見て良いでしょう。

SBI損保の損害率はどのぐらいか?

SBI損保の「収入」に対して、契約者が事故を起こして支払う「保険金」を差し引いた「損害率」がどのぐらいなのか見ていきましょう。「損害率(正味損害率)」とは保険料収入から事故による保険金、それにかかわる諸経費を差し引いた数値です。

先ほども記載しましたが、収入に対して支出である保険金を多く支払っていると会社として不安があるからです。支出を見るうえで損害率が重要なポイントになります。それでは各保険会社の正味損害率と比較しながら見ていきましょう。

各保険会社の正味損害率

会社名 正味損害率
SBI損保 82.9%
ソニー損保 55.9%
アクサダイレクト 62.1%
三井ダイレクト損保 75.6%
セゾン自動車火災 67.6%
イーデザイン損保 61.8%
チューリッヒ保険会社 120.8%
そんぽ24 62.4%
セコム損保 48.1%
損保ジャパン日本興亜 60.1%
東京海上日動火災 60.7%
あいおいニッセイ同和損保 58.2%
三井住友海上火災 61.6%

図の通り、SBI損保の正味損害率は82.9%です。代理店型も通販型も基準となるのは60%前後です。それと比べるとSBI損保の損害率は高いです。損害率の高い要因は恐らく他の会社に比べて保険料が安い事などがあげられます。

契約者にとって損害率が高い事はデメリットになります。なぜなら、SBI損保は損害率の改善をするうえで保険料の値上げや損害の支払いの縮小などを行う可能性が出てくるからです。

このままの損害率が続くと、SBI損保の契約者は次の年の更新で値上げになる可能性もあります。事故を起こしたときに契約者の要望よりもSBI損保の支出を抑える方を優先される可能性もあります。また、一度保険を使用した人は次年度の更新を拒絶することも想定されます。

いずれにしても損害率が高い事は加入する人にとって見ればデメリットになります。

結論自動車保険会社として信用できるか?

SBI損保の正味保険料は通販型の他社と比べるても健闘していると言えます。数年間のIR情報を見ても毎年着実に増えています。損害率の改善が見られれば更に信用できる会社になりますが、今のところ加入することに大きな問題は無いと考えられます。

SBIのメリットは保険料の安さ

次にSBI損保のメリットについて解説していきます。SBI損保の最大の魅力は保険料の安さです。色んな車や条件で一括見積もりをしていますが、SBI損保は必ず上位3番に入る安さです。

なぜSBI損保は保険料が安いのか?それは他の通販型保険会社と異なり独自の戦略を行っているからです。先ほどSBI損保は他社と異なり、テレビCMであまり見たことが無いと言いました。

SBI損保の広告戦略はネットで認知をしてもらうことにあると考えられます。その大きな要因の一つに自社(グループ会社)で保険料比較サイトを運営していることです。

自動車保険の一括見積もりサイトである、「保険の窓口インズウェブ」はSBIホールディングスの運営しているサイトです。他の保険会社と比較してSBI損保が安いと感じてもらうことで加入してもらう流れが出来ていると考えられます。

他社と比べた保険料の安さ

実際に他社と比べてどのぐらい安いのか、見ていきましょう。下記の条件で一括見積もりサイトから保険料を出しました。

見積条件一覧

年齢条件:35歳以上(各社により異なる)

運転者条件:本人・配偶者限定

等級:15等級  免許の色:ゴールド

車両:スズキ スイフト  型式:ZC72S

【補償内容】

対人賠償:無制限  対物賠償:無制限

人身傷害:5000万円  搭乗者傷害:1000万円

車両保険:一般条件(フルカバータイプ)

車両保険免責:1回目5万円 2回目10万円(免責0円特約希望)

一括見積もりサイトにて算出した各社の保険料一覧

使用見積もりサイト「保険スクエアBang」

このように、SBI損保の保険料が一番安くなりました。車種や条件などにより各社の保険料は異なるので、常にSBI損保が一番安いというわけではありません。しかし、多くの条件でSBI損保は常に保険料の安い保険会社としてランクインをしています。

わからない事はチャットですぐ答えてくれる

SBI損保のメリットの一つにチャット機能があります。質問や相談をチャットですぐに回答がもらえます。ネット型保険をためらう人の理由で、内容をよく理解せず入らなければならないから不安という意見が多いです。

細かい補償内容について質問をしたくても、コールセンターに電話しても待たされるだけです。メールの回答も返答に時間がかかります。疑問や不安に思ったことをすぐに質問したくても、コールセンターやメールでは返答が遅く、面倒になってしまいます。その結果、通販型の保険に入ることを辞めてしまう人は多いです。

その点、チャットはコールセンターやメールのデメリットを解決してくれます。見積もりの画面からチャット希望のボタンを押すと担当者チャットで繋がります。質問を投げればすぐに返答が返って来ます。

このように自分が疑問に思ったことをチャットで質問をすればすぐに返答してもらえます。質問や相談をすぐに返してくれるのは本当に便利です。

肝心な補償内容はどうか?

保険料が安くても補償がしっかりしてなければ保険に入る意味がありません。補償において安かろう悪かろうでは取り返しのつかないことになります。

SBI損保の補償はどのようなものなのか? 他社と比べて補償に欠点は無いのか調べてみました。

主な補償内容について

まず先ほどあげた一括見積もりで、他社との補償内容の比較も出来るので、それを見ながら説明していきます。

自動車保険の基本的な補償である、対人賠償、対物賠償、人身傷害、車両保険は全て加入できます。
各補償の詳しい説明はそれぞれ別の記事に書いてありますので参考にしてください。

他社と比べて補償が足りないのは「搭乗者傷害」と車両保険の「免ゼロ特約」です。

「搭乗者傷害」とは、自分の車でケガを負った場合に治療日とは別に支払われるお見舞金のような補償です。

例えば、あなたが運転していて事故にあい、ケガを負ったとします。治療日については人身傷害で補償されます。治療にあたり5回以上通院をした場合に、搭乗者傷害に加入している場合は10万円を支給されます。

もらい事故で相手の保険会社が全額補償する場合でもあなたが搭乗者傷害加入していた場合は10万円支給されます。

これを付ける場合、保険料として約2,000円プラスになります。お見舞金が欲しい場合は検討してください。

他社と比べて唯一欠点と言えるのは、「免ゼロ特約」が付けられない点です。免ゼロ特約とは、車両保険の免責金額(自己負担額)をなしにする事ができるものです。

これはあなたの車が事故で修理をする場合に、修理金額の一部が自己負担になるという事です。例えば事故により、修理代が15万円かかったとします。免責金額5万円に設定している場合には、15万円から5万円を差し引いた10万円が保険から支払われます。5万円は自己負担になります。

このように設定する免責金額(自己負担額)によって修理代から差し引かれます。全額修理代が保険で支払われないのでご注意ください。

しかし、それ以外の対人賠償、対物賠償、人身傷害などの主な補償は通販のみならず、代理店型の保険会社と大きな差はありません。

保険料が安くても補償はしっかりしていますのでご安心ください。

ロードサービスの内容について

次にロードサービスについてです。ロードサービスとは車が事故や故障で動かなくなった時にレッカー移動や応急処置をしてもらえるサービスのことです。各保険会社のロードサービスを一覧にまとめたものがあります。

各社のロードサービス内容一覧

保険会社 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
全社共通対応サービス 〇バッテリー上がり  〇スペアタイヤ交換作業 〇キーとじ込み

〇エンジンオイル冷却水補充作業 〇落輪引き上げ

レッカー走行距離 50km 50km 35km 50km 搬送費用15万円を限度(最大300km) 60km 100km 100km
ガス欠燃料補給 〇 △

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

△

※契約2年目からサービス可能

△

※1年目はガソリン代実費。2年目からは10リットルまで無料

〇 〇 〇 〇
雪道のスタック引き出し 〇 × 〇 △

※スタッドレスまたはチェーンタイア未装着の場合対象外

× 〇 〇 ×
宿泊費用 一人一泊15,000円 限度無(一泊まで) 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し 一人一泊1万円 無し 最寄りのビジネスホテルまで負担 無し(オプションで追加)
交通費用 一人20,000円ただし、レンタカーの場合は30,000円 限度無 限度無 無し(二年目からレンタカー12時間無料) 一人20,000円 無し(提携工場搬送時無料代車) 限度無 無し(オプションで追加)
車両搬送限度額(修理後搬送サービス含む) 10万円 限度無 限度無 不明 15万円 不明 限度無 無し(初回レッカー後は自己負担)
その他サービス ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・チャイルドシートレンタル割引

・ペットホテル費用負担 ・つながるボタン

・つながるアプリ

・提携修理工場による無料引き取り、無料納車サービス

・メディカルサポート

・ペットホテル費用負

・旅行、宿泊キャンセル料負担(5万円限度)

※見えない部分は横にスライドしてください。

この一覧表を見ますと、SBI損保は他社と比べて魅力的な特徴はないですが、サービス内容はそん色ないです。ロードサービスは無料で使えるので他社と比べて保険料が安い分、お得と言えます。

事故対応について

事故対応について、交渉などは保険会社の担当者によって変わります。均一なサービスではありません。ここでは契約者が平等に受けることのできる事故後のサービス内容について書きます。

各保険会社ごとにどのような事故後のサービスを受けられるのか一覧にまとめました。

通販型保険会社の事故対応一覧

保険会社 SBI

損保

ソニー

損保

アクサダイレクト 三井ダイレクト セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
専任担当者 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 △
事故現場急行サービス(警備会社) × 〇 × × 〇 〇 × 〇
被害事故相談 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
担当者等による訪問 契約者が入院・死亡の時 契約者が入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 状況に応じて実施 契約者・事故相手共に入院・死亡の時 事故相手が入院・死亡の時 必要に応じて訪問
弁護士提携数 非公表 200ヶ所 全国58事務所 全国約160事務所 非公表 280人 全国100ヶ所以上 不明
提携修理工場者数 1000ヶ所 420ヶ所(但し保証サービスが充実) 1050ヶ所(保証サービスが充実) 2,100ヶ所(保証サービスが充実) 630ヶ所(保証サービスが充実) 1100ヶ所(保証サービスが充実) 1400ヶ所以上 680ヶ所
事故後の進捗確認 電話・マイページにて確認 電話・面談・マイページ 電話・マイページにて確認 安心メッセージボード(WEB) 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・メール・マイページにて確認 電話・必要に応じて面談
その他サービス ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・スマホアプリサービス「トラブルナビ」

・土日事故での即時対応(相手方への連絡・初期対応フィードバック)

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合) ・休日事故のお客様急行サービス(相手・契約者問わず入院事故について)

・「安心メッセージボード」を使うことで、専任スタッフに質問や相談が可能。

・つながるボタン つながるアプリ連動によりALSOK現場急行、事故現場情報、事故センターなど全てが対応できる ・即日初期対応

・臨床心理士カウンセリング

ガラス交換・修理業者紹介サービス(飛び石などのガラスのみの破損の場合)

※見えない部分は横にスライドしてください。

SBI損保の事故後のサービス内容は「良くも悪くも普通」と言ったところです。専任担当者制は事故にあってからSBI損保のだれ宛に連絡をすれば良いかという不安を解消できます。事故後の進捗を確認したい場合にはスマホやパソコンからマイページに入れば履歴を見ることが出来ます。

事故後に自分の車の修理金額や相手がどのようなことを言っているのか気になります。その都度連絡をしたくても仕事の帰りが遅いとSBI損保と連絡が取れないかもしれません。そのような場合にもマイページから履歴を見れるのはありがたいサービスです。

しかし、ソニー損保やイーデザイン損保などで実施している警備会社の事故現場駆けつけサービスは入っていません。事故が起きてどのように対応して良いか戸惑う人には警備会社の駆けつけは安心します。

今まで事故をほとんど起こしたことが無い、遠方にドライブに行くのが好きな場合は、警備会社のサービスを検討した方が良いかもしれません。事故時の対処方法などをある程度知っている場合には、SBI損保のような事故サービスでも十分です。

いざの時はしっかりお金を支払ってくれますか?

保険料が安くても、実際に事故が起きた時にお金を支払ってもらえなければ意味がありません。SBI損保は実際に事故が起きた時に支払ってもらえるか、不安に思うかもしれません。

しかし、結論から言うと事故が起きた時は契約の補償の範囲内のお金は支払ってもらえます。なぜなら、SBI損保が金融庁から損害保険業の免許を取っている会社だからです。

金融庁という国の機関から認可を取る事業というのは、国のルールに基づいて対応しないと免許取り消しなどの処分が出されます。実際に2001年頃から数年間に起きた保険金不払いによる行政処分というものがありました。

I .金融庁は、全ての損害保険会社(48社)に対し、保険業法第128条等に基づき平成18年7月14日付で第三分野商品に係る過去5年間(13年7月~18年6月)の保険金の不払事案について報告徴求を実施した。これを受け、18年10月末に損保各社から報告書が提出された。
当局において各社の報告書を検証したところ、そのうち21社において不適切な保険金の不払いが認められた。うち10社には共通して第三分野商品の保険金支払管理態勢に重大な問題が認められ、保険金の不適切な不払いも多数に上った(10社計で3,585件、10.7億円)。
https://www.fsa.go.jp/news/18/hoken/20070314-2.html
金融庁HPより一部抜粋

上記のように不払いにより行政処分に課せられた損害保険会社が多く出ました。このように、保険料が安いから他社で支払えるものを支払わないという理屈は金融庁が許さないのです。

そのため、契約を結んだ補償については厳正なルールのもと保険金が支払われる仕組みが出来ています。保険料が安くても補償はされるので安心してください。

SBI損保のデメリット

SBI損保に入るうえでのデメリットはほとんどがセルフサービスの保険ということです。これはSBI損保だけの話ではなく、通販型自動車保険全体に言えるデメリットになります。

たとえば自動車保険の契約を補償内容から見直してSBI損保に入りたいと考えたとします。その場合、直接補償内容を担当者から聴いたうえで契約をしたくても出来ません。SBI損保の社員(または代理店)があなたの所へ訪問をすることはありません。SBI損保への来店による契約も出来ません。

コールセンターで補償内容などの質問や相談は出来ます。しかし、一から補償内容を確認して自分の条件に合うプランを作ることはできません。その点は代理店型の方が有利です。

複数回の保険使用で更新できない

SBI損保は一年間に事故を2回以上起こし、保険対応をした場合、次年度の更新をしてもらえない可能性があります。

これは実際に私が体験した事案になります。現在は当社で契約をしているお客様ですが、それまではSBI損保で数年間契約をしていた人の話です。その契約者のお子様も車を運転するようになったところ、一年間で2回事故を起こしてしまい、保険を使用しました。

その結果、契約満了2ヶ月前に更新をしない申し出がSBI損保から送られてきたのです。今までほとんど事故をしない方なので等級は20等級。つまり一番割引の利く等級まで行っている人です。

2回事故が起きても14等級なので代理店型の保険会社などでは契約を拒否することは考えられないような人です。それでもSBI損保は色々な状況を考慮し、更新を拒絶しました。

保険料が安いというメリットがある以上、SBI損保も無駄なコストはかけられません。何度も事故を起こす人に対して更新するよりも、新しい契約者を入れる方が会社に取って得と判断する場合もあります。

しかし、それはSBI損保側の理由です。契約者にとってみれば急に更新できないと見放されても次にどの会社で契約すれば良いのか混乱してしまいます。

また、一度事故で保険を使用した場合、三年間は通販型の保険会社へ乗り換えるのは厳しくなります。詳しくはこの記事をご参照ください。

このように複数回の事故が起きた時には更新できない点をしっかり理解してください。

実際に聞いたSBI損保の口コミ、評判

ここでは私が実際に経験した事例を紹介します。実際に聞いたSBIの評判の悪い評価、普通の評価、良い評価を書きます。

×悪い評価

先ほど紹介しましたが、2回の事故で更新を拒否されたことです。以前の記事で書きましたが、安さが魅力でSBI損保に入ったのに、更新を拒否されてしまうと結果3年間などの合計で他社と比べても高い出費になってしまう可能性があります。

次に事故現場での体験です。当社の事故した相手がSBI損保に加入してました。帰宅時間の事故だったこともありますが、当社のロードサービスはすぐつながったのに、SBI損保のコールセンターが全然つながらず相手の人が事故現場で混乱してました。

「こんな事なら入らなければよかった」とその場で言っていました。

△普通の評価

当社で1台、SBI損保で1台自動車保険に加入している人の話です。SBI損保に加入している車で事故を起こしたことがありましたが、対応はいたって普通という事でした。連絡が少ないなと感じることはありましたが、最終的には無事解決をしました。

◎良いところ

仕事で知り合った人の話です。全部の自動車をSBI損保で契約をされています。保険料が他社と比べて安いのが契約をしている理由と言ってました。事故の対応や契約していて困ったことは無いか聞いてみました。「今まで事故を起こしてないから事故対応は解らないが、ロードサービスは数回頼んだ。特に問題なく対応してくれたよ」と回答が来ました。

まとめ「SBI損保がオススメか?」

今回はSBI損保について細かく説明してきました。

それではズバリ「SBI損保はおすすめですか?」と聞かれると、私は「おすすめします!」と回答します。

やはり自動車保険において保険料の安さは重要なポイントの一つです。

しかし、全ての人にお勧めできるわけではありません。例えば免許取りたてで全くの新規(6S等級)からSBI損保に入るという選択肢は考え直してください。なぜなら1度でも事故で保険を使ってしまうと翌年の更新が出来ない可能性が高いからです。

SBI損保をおすすめするのは以下のポイントを満たす場合です。

・自動車保険の補償内容をしっかり理解できている

・事故の時に自分で現場の対応をできる

・事故の相手との交渉を自力でできる

・今まで事故を起こしたことが無い。もしくは6~7年に1度くらい起こしただけ。

以上の場合にはおすすめできます。

自分自身で補償内容を見直し、自力で事故対応することを苦にならなければ、SBIの保険料はとても魅力的です。是非参考にしてください。

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