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補償も料金も安心な自動車保険の見直しかた

トップページ > 自動車保険の基礎知識 > 【初めての方必見】自動車保険を新規で入るうえで知っておくべき選び方
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【初めての方必見】自動車保険を新規で入るうえで知っておくべき選び方

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「初めて保険に入るけどできる事ならある安くすませたい」

「通販型自動車保険は安いと聞いたことあるけど新規で入っても大丈夫なのか?」

「保険のことは良くわかってないから代理店で入るのが良いと思うけど、高そう。それに一度話を聞いたら入らなきゃいけない雰囲気に習うだから簡単に聞けない」

あなたは今自動車保険に初めて入るにあたってこんな不安を感じてませんか?

車の購入をきっかけに初めて保険に入るのであればなおさら保険にお金をかけたくないですよね。安く保険に入りたいけど通販型自動車保険のことも分からないので不安になる気持ちはわかります。

自動車保険のことは知らないからプロである代理店に任せようかなという気持ちもあるかもしれません。

しかし、代理店型はインターネットで加入できる通販型と異なり保険料は高いです。新規契約であれば数万円の差になってしまいます。

車を維持するために高い保険料を支払った結果、生活が苦しくなり普段の食費をおさえたり、遊びに行くのを控える人もいます。あげくの果てに車を買った本来の目的であるドライブをひかえる人も出てきます。

そうなると車を買った意味がなくなってしまいます。それではあまりにも寂しいですよね。

しかし、通販型や代理店型の特徴や補償内容、自動車保険制度の特徴を理解することで、安く、さらに自分でも納得できる形で自動車保険を選ぶことができるようになります。

今回は新規の自動車保険に入るための選び方を徹底解説して行きます。

もくじ

  • 1 自動車保険を新規で選ぶうえで大事な保険の全体像を解説
    • 1.1 知っておくべき自動車保険のポイント
  • 2 年齢条件・使用目的などについて
    • 2.1 運転者条件とは
    • 2.2 使用目的とは
    • 2.3 走行距離とは
  • 3 新規の契約で重要な補償内容の理解
  • 4 特約、自動サービスについて
    • 4.1 自動で付いてくる補償サ―ビス比較表
    • 4.2 各保険会社の特約(オプション)を比較してみる
  • 5 等級制度について
  • 6 保険会社について
    • 6.1 通販型のメリット
    • 6.2 通販型のデメリット
    • 6.3 代理店型のメリット
    • 6.4 代理店型のデメリット
  • 7 通販型と代理店型のどちらにした方が良いのか?
  • 8 まとめ

自動車保険を新規で選ぶうえで大事な保険の全体像を解説

代理店にしても通販型にしても、あなたが自動車保険を選ぶうえでしっかり理解しなければならないポイントがあります。ポイントを理解することで変な補償をすすめられても断ることが出来ます。

とくに通販型自動車保険に入りたいと思っているのであればより理解を深めてください。通販型の場合、このポイントを理解しないとやみくもに補償内容を決めてしまい、その結果事故が起きたときに補償が効かないということになるかもしれません。

例えば免責という言葉が出てきたときに良く解らず5万円と選択したとします。免責とは自己負担と同じ意味なので、事故の時にあなたが5万円は自腹を切る事になるのです。このように言葉を理解しないで何となく補償内容を決めてしまうと予想外の自己負担にあうことが出てしまうのです。

知っておくべき自動車保険のポイント

全体像の解説をしていきます。自動車保険を理解するうえで以下のポイントを理解してください。

・年齢条件&運転者条件

・使用目的&走行距離

・補償内容

・特約(オプション)内容

・自動付帯サービス(ロードサービス等)

・等級制度

自動車保険はこの6つのポイントがあります。すべてを細かく理解しようとすると混乱しますので、「自動車保険は6つのポイントがあってこれが全体像なんだな」とイメージできれば大丈夫です。

年齢条件・使用目的などについて

それでは具体的に6つのポイントをそれぞれ解説していきます。まず年齢条件です。

年齢条件とは保険会社が設定した年齢に合わせて保険料を変える条件です。自動車事故の統計を取ると若い人ほど事故の件数、損害額が多いという結果があります。

年齢条件は保険会社によって異なりますが、18歳から運転できる全年齢、21歳以上、26歳以上、30歳以上、35歳以上などがあります。35歳が一番安い計算になります。年齢条件はあなたの年齢に合わせて設定する必要があります。

年齢条件にあてはまらない状態で運転すると保険がききません。例えばあなたが25歳なのに26歳以上に年齢条件をしてしまうと事故が起きた時は保険がききません。詳しい内容をまとめたものがありますのでご覧になってください。

→年齢条件を詳しく知る

運転者条件とは

運転者条件とは自動車保険の使える人(運転者)を決める条件です。あなただけが契約した車に運転するのであれば、本人限定とすればいいのです。運転者限定は保険会社により条件が異なりますが、「本人限定」、「本人・配偶者限定」「家族限定」「運転者限定なし」という分け方になります。

運転できる人を多くすると当然事故の起きる可能性があるので保険料は高くなります。つまり、本人限定が一番保険料が安く、運転者限定なしが一番高い保険料になります。運転者限定についてさらに詳しく知りたいようでしたらこちらのページを参考にしてください。

→運転者限定を詳しく知る

使用目的とは

使用目的とはあなたがどのように車を利用するかによって保険料が変わる仕組みです。車を運転する回数が多い人ほど事故にあう可能性が高いです。休みの日に利用する方は日常、レジャー使用を選択します。

通勤や通学で使用する方は通勤・通学使用。仕事で使用する方は業務使用となります。日常・レジャー使用が一番保険料が安く、業務使用が一番高くなります。詳しい使用目的の説明は別のページに書いてあるので参考にしたください。

使用目的を詳しく知る

走行距離とは

走行距離によって保険料を変える会社もあります。通販型は走行距離を採用している会社が多いです。先ほどの使用目的と同じ理論です。

走行距離が長い人ほど事故にあう可能性が高いため、走行距離の長い人は保険料が高くなります。詳しい説明を別ページでまとめてますので詳しい事を知りたい時は見てください。

→走行距離について詳しく知る

以上が6つのポイントの2つである、年齢条件と使用目的(走行距離)の説明になります。これから新規で保険に入る場合、1つずつ細かい説明をしてしまうとよりわかりづらくなるのでおおまかな説明をしました。

「保険を入る時に年齢条件と使用目的があってそれによって保険料が変わるんだな」とイメージしてもらえれば大丈夫です。

新規の契約で重要な補償内容の理解

先ほどまでは新規で保険に入るときにイメージしにくい年齢条件や使用目的などの話をしました。「年齢条件や使用目的によって保険料が変わるんだあ」と知ってもらうための内容でした。そしていよいよ自動車保険のメインの部分である補償内容を説明します。

何度も言うのでくどいと思うかもしれませんが、通販型に入ろうと思った時に補償内容を理解していないと正確な見積もりを作ることが出来ません。また、適当に補償内容の金額を入力してその内容で契約をしてしまうと取り返しのつかないことになります。

よくあるのは保険で補償されると思っていたら補償されないケースです。その中でも車両保険というあなたの車を補償するサービスに入ったつもりが入って無くて保険がおりないという話はよくあります。

そうならないためにも補償内容の基本を理解して保険選びをしてください。

自動車保険の補償内容は大きく分けて4つの補償になります。

・対人賠償

・対物賠償

・人身傷害(搭乗者傷害)

・車両保険

順番に説明をしていきます。

・対人賠償とは

対人賠償とは事故で相手にケガを負わせてしまった場合の治療費や賠償金などを補償します。良く「人を車ではねることなんてしないですよ」と言う方がいます。これは大きな勘違いで対人賠償は歩行者だけでなく、追突事故で相手の車に乗っていた人でケガを負わせても対人賠償を使います。

また、あなたが全面に悪い事故だけではなく、お互いに過失が出るような事故でも、相手の方が過失が重い事故でも相手にケガを負わせたら対人賠償を使用することになります。

対人賠償は最低金額5000万円から設定できます。しかし、私は無制限にしなければ入る意味がないと思っています。

なぜ無制限にする必要があるかという説明についてはより詳しいページがありますのでそちらを参考にしてください。

→対人賠償を詳しく知る

・対物賠償とは

対物賠償とはぶつけてしまったものに対する修理代などを支払う補償です。多くの場合、相手の車の修理、損害を賠償します。相手の車以外にも電柱やガードレールの損害などもあります。店舗にぶつけた場合は修理代やその間営業出来ない時は休業費用を補償します。

対物賠償の補償額は無制限にしている方も多いですがまだまだ500万円や1000万円に設定している方もいます。

私は無制限をお勧めします。どんな事故が起きるかは誰もわからないですし、相手の賠償がどのぐらいになるかわからないなかで保険料を安くしたいために補償額を安くするのは危険だからです。

それ以外も無制限を勧める理由はありますが、長くなるので無制限に納得できない場合は詳しい内容を書いた記事があるので参考にしてください。

→対物賠償について詳しく知る

・人身傷害(搭乗者傷害)とは

人身傷害はあなた自身やあなたの車に一緒になっていた人がけがを負った場合に支払われる補償です。一番わかりやすい例は電柱などにぶつかるような自損事故でケガをした場合です。自損事故以外でも車と車の事故で相手が無保険の場合も人身傷害が補償してくれます。

似たような補償で搭乗者傷害補償もあります。同じくあなた自身や同乗している人のケガを補償します。人身傷害との違いは支払い方法です。搭乗者傷害はケガの症状によって定額のお金を支払われたり通院回数や入院日数によって支払われたりします。

人身傷害が治療費をあなたに代わって支払うのに対して搭乗者傷害は治療が終了した後支払います。その間はケガをした人が病院に治療費を支払わなければなりません。全ての治療が終わらないと支払えないのはデメリットが大きいです。

そのため人身傷害の方が今は主流の補償になってます。搭乗者傷害だけに入る人は少ないです。
人身傷害の補償額は3000万円から入ることが出来ます。私は5000万円以上をおすすめしてます。理由については詳しく解説したページがあるので参考にしてください。

→人身傷害について詳しく知る

・車両保険とは

車両保険は事故であなたの車に損傷が出た場合、修理費用を補償します。自然劣化による故障などは補償されません。

車両保険は二つの補償プランがあります。電柱などに自らぶつかった、自損事故を含めるプランと含めないプランです。

自損事故を含めないプランをエコノミープランや車対車Aプランなどと呼びます。車両保険を入れるのと入れないのではあなたの保険料が大きく変わります。車両保険について詳しく知りたい場合には下のページを参考にしてください。

→車両保険について詳しく知る

以上が自動車保険の補償内容になります。補償内容を設定する時にある程度の知識が必要になります。

しかし、あまり細かく知らなくても大丈夫です。「補償内容について良く解らない」「自分がどのぐらい補償を設定して良いか迷う」と言う場合にはおすすめの補償内容をまとめたページがありますので、
そちらを参考にして見積もりを依頼してみてください。

→自動車保険の仕組みついて詳しく知る

特約、自動サービスについて

特約とは基本の自動車保険の補償とは別に追加で付けることが出来る補償です。自動車で言うとオプションのようなものです。基本の補償があれば自動車保険として最低限の安心は得られます。特約を付けることは保険料が上がることになるので付けたくない方もいるかもしれません。

しかし、日々事故対応を行う私としては必ず入った方が安心と思える特約もあります。詳しい特約の内容は後ほど説明します。

自動サービスとは自動車保険に入ると自動(無料)で付いてくるサービスです。特約も自動サービスも全部の保険会社が用意しているサービスもあれば、数社しか取り扱っていないサービスもあります。どのような補償があるのかを知ることで保険会社を選ぶ判断材料にもなります。

自動で付いてくる補償サ―ビス比較表

それでは具体的に各保険会社の自動で付いてくるサービスを比較してみましょう。一つ一つの補償内容は聞きなれないものばかりです。

これを全て説明するとかえって混乱をするので、各サービスの項目にリンクを貼りました。気になる補償内容があればリンクをクリックして説明文をご覧になってください。

損保ジャパン日本興亜 東京海上日動 三井住友海上 あいおいニッセイ同和 SBI損保 ソニー損保 アクサダイレクト 三井ダイレクト損保 セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
対物差額修理費用補償特約 〇 〇 〇 〇 ×(オプション) 〇 ×(オプション) ×(オプション) ×(オプション) ×(オプション) ×(オプション) 〇
他車運転特約 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
自動更新サービス特約 〇 〇 ×(オプション) ×(オプション) ×(オプション) 〇 〇 × × × 〇 ×
無過失事故の特則 〇 〇 〇 〇 × × × × 〇 〇 × 〇
車両全損時修理諸費用 〇 〇 〇 〇 ×(オプション) 〇 〇 〇 〇 〇 〇 ×(オプション)
ロードサービス 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

※見えない部分は横にスライドしてください。

一括見積もりサイトなどで見積もりを取っても解りづらいのが各社の自動で付いているサービス(自動付帯サービス)などです。

自動付帯サービスは軽く見られがちですが、人によっては優先の高いサービスもあります。たとえば、自動更新サービスです。これは、契約者が保険更新の連絡をしなくても自動で更新をするサービスになります。

代理店型の保険会社の場合には代理店から更新の確認について連絡がひんぱんに来ますが、通販型についてはメールとはがきぐらいしか来ません。メールを定期的にチェックをしない方やポストに大量に不要なはがきやDMが来る方は見落とす可能性があります。

そうすると更新に気が付かない方も出てきます。その場合、うっかり更新の連絡をしない為に保険が切れたり、せっかく積み重ねた割引の等級を失ってしまう可能性があります。

このような恐れがある場合には自動更新サービスのある保険会社を優先的に検討した方が良いかもしれません。

もう一つは、無過失事故の特則です。これは追突事故などで相手に100%過失のある事故でトラブルになった時に役に立ちます。たとえば、追突してきた相手が保険に入っていない場合です。通常であれば相手の保険会社からすぐに修理代を支払ってもらいますが、無保険なので相手が全額自腹で払う形になります。

しかし、なかには自腹では払えないと言ってくる場合もあります。そんな時に自分が入っている車両保険から自分の修理代を払う方法があります。

その時に「無過失事故の特則」があれば通常、車両保険を使うと保険料が高くなってしまうのを回避することが出来ます。後述する等級制度で車両保険を使うと3等級下がるのが、この特則があると等級が下がらずに済みます。

あなたが車両保険に入る予定であれば、これが自動で付いているのと付いていないのでは大きな違いになります。

また、対物差額費用特約も相手とのトラブルを回避するために必要な補償です。しかし、自動で付いている会社とオプションで別料金の会社がありますので、保険料を比較するときには注意が必要です。

このように自分にとってどの補償が必要なのかを理解し、その補償が付けられる保険会社を候補にすることも出来るのです。

各保険会社の特約(オプション)を比較してみる

続いて基本補償以外の追加で付けることが出来る特約(オプション)の内容を比較していきます。

損保ジャパン日本興亜 東京海上日動 三井住友海上 あいおいニッセイ同和 SBI損保 ソニー損保 アクサダイレクト 三井ダイレクト損保 セゾン自動車火災 イーデザイン損保 チューリッヒ保険会社 セコム損保
入通院一時費用 〇(有料) 〇(10万円は自動)但し倍額は有料 〇(10万円は自動)但し倍額は有料 〇(有料) 〇(搭乗者傷害) 〇(搭乗者傷害) 〇(搭乗者傷害) 〇(搭乗者傷害) 〇(搭乗者傷害) 〇(搭乗者傷害) 〇(搭乗者傷害) 〇(搭乗者傷害)
車両新価特約 〇 〇 〇 〇 × 〇 × × 〇 〇 × ×
地震・噴火・津波車両全損時一時金特約 〇 〇 〇 〇 × × 〇 × × × 〇 ×
代車費用特約(30日型) 〇 〇(15日型は無料) 〇(無料自動付帯) 〇 〇 〇 △盗難時のみ 〇 〇 〇 〇 〇
ドライブレコーダー特約 〇 〇 〇 〇 × × × × × × × ×
ファミリーバイク特約 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
弁護士費用特約(日常生活&自動車事故型) 〇 × 〇 〇 × 〇 〇 × × × × ×
弁護士費用特約(自動車事故限定型) 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × 〇 〇 〇 〇 〇
個人賠償責任特約 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
車両積載動産特約 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
全損時諸費用倍額払特約 〇 〇 〇 〇 × × × × × × × ×

※見えない部分は横にスライドしてください。

自動付帯サービスでもそうですが、代理店型では付けられるサービスが通販型では付けられないサービスがあります。必要の無い方にはどちらでも良いのかもしれませんが、あなたがこれから車をどう乗るかによっては必要になる特約もあるかもしれません。

私がおすすめする特約は「車両新価特約」です。もしあなたが新車、もしくは新車から3年落ちぐらいの車を購入されるのであれば付けることをおすすめします。

この補償は新車を購入後数年間で事故が起きた場合に新車購入価格の半分以上の損害に達すると新車相当額を支払うサービスです。たとえば、200万円で購入した車が事故でこわれて110万円の修理代がかかることになりました。

通常は110万円を修理会社に保険会社から支払ってもらいます。しかし、車両新価特約があれば、200万円の新車相当額をあなたに支払われます。あなたはそのお金でまた同じ車の新車を購入することが出来るのです。

せっかく新しい車を買ったのに、買ってすぐに大きな修理をするのは嫌だという方もいます。そんな時にこの特約は非常に役に立ちます。

通販型で車両新価特約が付けられるのはセゾン、イーデザイン、ソニーの3社だけです。このように欲しい特約を付けられる会社かどうかで保険会社を判断する方法もあります。

それぞれの特約を見てどの特約が必要かをかんがえ、その特約を付けられる保険会社を優先的に見てみるのもおすすめです。

等級制度について

自動車保険は契約者それぞれの加入状況に応じて等級と言う割引制度を採用しています。なぜ契約者それぞれ異なるかと言うと保険に入っている年数や保険を使用する頻度が人それぞれ異なるからです。

たとえば、自動車保険に10年入っていて一度も保険を使っていない方がいます。もう一方で今年初めて自動車保険に入る方がいます。初めて入った方はまだ運転に慣れていなくて事故を起こしてしまいました。

その結果、自分の車の修理代と相手の車の修理代、相手にケガも負わせたのでケガの治療費と賠償金を自動車保険から支払ってもらいました。保険会社は合計で300万円保険金として掛かりました。

10年間一度も保険を使わない方と一年目ですでに300万円の保険を使った方が同じ保険料金だったら不公平ですよね。

事故が無いのは良い事ですが、10年間保険会社に料金を払い続けて何の見返りもない方と、1年目で大きな恩恵を受けた方が同じ保険料は納得がいきません。

このような不公平をなくすために等級制度と言うのがあります。等級制度はまったくの新規契約の場合、6(S)等級からスタートします。そして毎年保険を使わなければ1等級ずつ上がります。等級が上がれば上がるほど保険料の割引が上がっていきます。

最大は20等級の63%まで割引率が上がります。反対に事故で保険を使うと翌年の等級は3等級下がります。また、3等級下がったうえに割引率も事故有り料率と言う通常よりも割高な保険料金になります。

等級について詳しいページがありますので、より詳しく知りたい場合にはこちらをご参照ください。

→等級制度について詳しく知る

等級は同居の家族観で引き継ぐことも出来ます。割引率によって保険料は大きく変わります。家族全体の保険料を安くする方法などもあるので、詳しく知るとお得な面があります。

割引率によって保険料が大きく変わるという事を覚えてください。

保険会社について

あなたが初めて自動車保険に加入するときに通販型と代理店型のどちらを選べば良いのか迷うかもしれません。なぜ迷うのかというと、通販型、代理店型共にメリット・デメリットがあるからです。

通販型が値段も安く、サービスも良いという事であれば迷うことなんてないですよね。どちらを選ぶかで重要なのは自分にとってどちらがメリットが多いのかを見極めることです。

これから通販型と代理店型のメリットとデメリットを解説しますので、あなたにとって通販型、代理店型のどちらがメリットが多いのか比較してください。

通販型のメリット

通販型というのは保険会社が直接希望者と自動車保険を契約する形を取ります。契約方法は保険会社の社員が直接訪問する形ではなくインターネットや電話で契約の申し込みをします。通販型のメリットは何と言っても保険料の安さです。代理店型と比べると保険料は数万円の差にもなることがあります。

下の表はヴィッツの2015年モデルで保険料を試算したものです。細かい条件などは省略しますが、通販型3社(セコム・SBI・イーデザイン)と代理店型1社(東京海上日動)の保険料になります。

トヨタ ヴィッツ 自動車保険 比較

会社名 セコム損保 SBI損保 イーデザイン損保 東京海上日動
年間保険料 56,030円 53,690円 53,160円 90,220円

イーデザイン損保と東京海上の保険料の差は約37,000円の開きがあります。先ほどの自動付帯やオプションの比較図で解ったと思いますが、通販型の保険が代理店型の補償内容をカバーしているわけではありません。そのため、通販型では補償されないものが代理店型では補償されるものもあります。

しかし、基本的な補償内容である、対人賠償、対物賠償、人身障害、車両保険に差はありません。どうしてもこの補償が必要と言うものが無ければ通販型の方が保険料が安くすみます。

通販型のデメリット

通販型のデメリットは契約者へのフォローやサービスが薄いという点です。契約者との接点はあるものの、親身になって対応やサービスを提供しているかと言うと「薄い」内容になっています。

例えば、契約内容の変更をする時には契約者が保険会社のホームページから手続きをする必要があります。その他にも補償内容を詳しく知りたい、自分にとってどのような補償内容が適正なのか相談したいと思ってもコールセンターに連絡、もしくはチャットでやり取りする形になります。

専任の担当者が付くわけではないので一般的な説明をコールセンターやチャットで返答するのみです。

また、事故の対応についても専任担当者はいますが、親身に対応してくれるとは言えません。こちらの要望を相手や相手の保険会社に真剣に交渉してくれるかと言うとそこまでは期待できません。なかには親身にしてくれる担当者もいるかもしれませんが、期待しない方が気持ちとしては楽です。

代理店型のメリット

代理店型と言うのは大手の損害保険会社、東京海上や三井住友などの保険商品を保険代理店が販売をする契約になります。通販型と異なり保険会社の社員と契約をするのではなく販売を委託された代理店が契約を行います。

代理店型のメリットは保険に精通したプロから直接サービスを受けることができる点です。あなたが自動車保険に入りたいと相談したら、家族全体の自動車保険の内容から調べ、最適なプランを最適な価格になるように提案をしてくれます。

また、契約内容の変更や補償内容の質問についても代理店と直接連絡を取り対応をしてくれます。代理店担当者は契約者へのサービスを第一に考えているので少しでも困ったことや相談があれば親身に対応します。

また、事故が起きた時の相手との交渉や契約者の不安な点などを丁寧に対応をします。相手の交渉については契約者に不利益にならないように真剣に交渉を行います。代理店は契約者にとってコンシェルジュやコンサルタントのような立場です。専門知識と経験に基づき対応を行ってくれます。

代理店型のデメリット

代理店型のデメリットは保険料の高さです。先ほどの表のとおり代理店型と比べると保険料は数万円の差になります。

メリットで書いたように代理店は顧客に寄り添ったサービスを提供します。通販型との差額をコンサルタント代やサービス料と捉えて高いか安いかを判断するのも良い方法です。

また、もう一つのデメリットとして代理店、代理店社員によりサービスにばらつきがあります。
素晴らしい知識、経験を持ち、顧客のために労力を惜しまない担当者もいれば、自動車保険を片手間で扱うようなところもあります。

代理店ならどこでも良いというわけではないのでその点は契約者自身が探して見つける必要も出てきます。おすすめは周りで自動車保険に入っている人に良い代理店を紹介してもらうことです。

自分の入っている保険が良いと思う方は喜んで紹介してくれます。いまいちと感じている方は逆にお勧めしないとはっきり言ってくれます。こうやって選ぶと良いです。

もし周りに保険に入っている方がいないようでしたら、地域の保険会社に代理店を紹介してもらうという方法もあります。

スマホなどであなたの地域にある保険会社の支社の連絡先は調べられるので、そこに直接連絡をして保険を検討している旨を伝え、良い代理店を紹介してほしいと要望を言ってください。保険会社は変な代理店を選ぶと後で問題になると嫌なので本当に地域の良い代理店を紹介してくれます。

通販型と代理店型のどちらにした方が良いのか?

通販型と代理店型のどちらを選べばいいかという質問を多く頂きます。しかし、それぞれメリットとデメリットがある以上、どちらの方が良いというのは回答できません。人それぞれ異なるというのが結論です。

その中で、あなたがどちらを選べばいいかの判断として、通販型と代理店型の良い点を並べてみて、どちらが自分にとって無いと困るかで見定めるのが良いです。

例えば、通販型の最大の魅力である保険料の安さと、代理店の魅力であるきめ細かい対応。このどちらを失うのが怖いか、後悔するかを選んでみます。次に補償内容です。代理店型の方であなたにとってこれを失うのは怖い、入りたいという補償内容は無いか見てください。

特に無いようでしたら通販型でも良いという事になります。

このようにメリットについてはどちらのメリットを失ったら自分が困るかを選ぶ。デメリットについては、どちらのデメリットの方が我慢できるか。気にならないか。これを意識して見定めることをおすすめします。

まとめ

今回は初めて自動車保険について詳しく調べているあなたに保険の選び方について解説しました。今回書いた内容をまとめますと以下のことを理解すれば自動車保険選びには困りません。

・年齢条件、運転する目的などを考える

・自動車保険の補償内容を覚える

・各保険会社の自動で付くサービスやオプション内容を理解する

・通販型と代理店型のメリット・デメリットを比較する。

・通販型と代理店型を選ぶ基準は無いとあなたが困る方を選ぶ

以上になります。

通販型も代理店型もとりあえず見積もりを一度取ったうえでじっくり検討したいと考えるようでしたら、一括見積もりサイトで各保険会社の見積もりを取り揃えて検討することをおすすめします。

保険料を見比べたうえでどの保険会社が魅力的なのかを判断する方が、保険会社を決めてから見積もり取るよりも楽になります。

自動車保険は最初解りづらい点もあります。しかし、最初のうちにしっかり調べておくと補償内容が良く解るようになり、自分にとってどの補償が大事なのかを判断することが出来るようになります。

その結果、無駄な補償にお金を懸けることもなくなり、補償内容が不足して自腹を切るようなこともなくなります。

自動車保険の内容と仕組みをまずは理解をして、自分にとって一番良い補償内容、保険会社を見比べるようにしてください。

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